おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- -- --:--:-- | スポンサー広告|
感傷旅行
海あ

      雨が降っている。
     寝床の中で雨音を聞きながら、しばらく海を見てないな、と
     唐突に思った。
     最後に海を見たのは、集落の有志と1泊旅行で訪れた
     島原半島ではなかっただろうか。
     あれは確か2年前だ。

      最近は山里の外にほとんど出ていない。
     たまに遠出したと思えば、熊本市の整形外科。
     井戸の中の蛙どころか、竹筒の中に身を潜めていた雨蛙みたいに窮屈な
     暮らしぶりだ。

      これではいけない、広い海を見に行こう。
     どこか近場に海はないかと探して、玉名市岱明町の磯の里(有明海)にナビを
     セットした。

      海に着いても雨は降り続いていた。
     ほとんど波がなく、浜辺には誰もいない。
     なんと静かな海だろう。

海い

      横浜郊外の海辺で育ったけれど、そのころのことを思い出すことは
     これまで、ほとんど無かった。
     海が埋め立てられ、マンションや事業所が林立して、昔の面影はどこにもないと
     風の便りに聞いてから、無意識に思い出を封印してしまったのだろう。

      浜辺に立って海の匂いに包まれていたとき、突然“タイムカプセル”の
     ふたが開いた。
     友だちのこと、貝や小魚を一緒に獲った亡き弟のこと、一緒に浜辺を走った
     飼い犬のこと、美空ひばりの歌を大きな音で流していた海の家のことなどが
     堰を切ったように思い出された。
     足元のなんでもない貝殻すら涙が出るほど懐かしい。

      どれくらい海辺にいただろう。
     1時間ぐらいか。
     小さな感傷旅行を終えて、また山里の暮らしに戻る。
     夏になったら、今度は別の海に行ってみよう。

      ↓よろしかったら応援のクリックをお願いします。
20071103161540.gif    
関連記事
スポンサーサイト
2012.05.25 Fri 17:45:07 | 遊び| 4 comments
コメント
この記事へのコメント
実は本当に近い
リィママ さん こんにちは。

 島原半島が見えるかな?と砂浜に立って
目を凝らしましたが、雨に煙っていて
見えませんでした。
海を隔てているので遠く感じても、
実は近いのですね。

 いつか一族郎党を引き連れて
お邪魔する日が来ると思います。
2012.05.26 Sat 18:32:51 | URL | 沢太郎 #fZUo1r6Y[ 編集]
放心と追憶
はしちゃんの詩 さん こんにちは。

 海に向き合った時の気持ちは
年齢やその時の境遇によって
だいぶ違うように思います。

 いまは放心と追憶でしょうか。
2012.05.26 Sat 18:21:21 | URL | 沢太郎 #fZUo1r6Y[ 編集]
すぐ近くまで!
岱明町までいらしたのでしたら、長洲からフェリーで島原半島はすぐです。
我が家から海まで歩いても10数分程。
今度は奥さま・おぐりちゃんと一緒にぜひいらしてください。
2012.05.26 Sat 09:09:35 | URL | リィママ #-[ 編集]
行ってみたいな、よその国
私も無性にに海を見たくなります。海を見ると「♪海は広いな、行ってみたいなよその国♪」と歌ってしまいます。くっきり描かれた空の飛行機雲を見上げては「どこか遠くへ旅したいなあ」と。
2012.05.25 Fri 19:06:12 | URL | はしちゃんの詩 #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
"shw-greenwood" template design by Shallwill
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。