おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
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口笛吹いて踊る熊
イノ㊤

      イノシシに石垣を壊されたことは、きのうの日記に書いた。
     一夜明けた谷間の段々畑で見たものは――。

      畑の端に残っていた石をイノシシは、ことごとく水路に落としていた。
     水路は半ば土砂岩石に埋まり、水がかろうじて流れている。

      これはイノシシが生きるためにした、やむを得ぬ行為ではない。
     何も植えていない土を掘り、石を転がして、ただ遊んでいるのだ。

イノ㊥

      重い石を一つ一つ水路から引き上げて積み、隙間に小さな石をねじ込む。
     素人の応急措置だから、今夜にでもイノシシが一蹴りすれば、
     ひとたまりなく崩れるだろう。

      親より先に死んだ子供が懸命に積み上げた石を鬼が崩すという
     「賽の河原の石積み」が頭をよぎった。
     私が積んだ石をイノシシが壊す際限のない石積みが始まるのだろうか。

イノ㊦

      帰り道、見上げた空に写真のような夏雲があった。
     口笛を吹きながら踊る熊に見えませんか?
     熊の背景の青い空は秋の色。
     夏雲の切れ目には秋のウロコ雲が広がっている。

      ああ、今のこの瞬間、夏と秋がすれ違ったなと思ったものだ。

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2011.08.26 Fri 16:20:21 | 畑仕事| 0 track backs, 4 comments
コメント
この記事へのコメント
ためらい
野良通信さん こんにちは。

 賢治さんなら「農業に生活をかける覚悟もないのに
イノシシを撃つのは、やめませんか」と言うような気がします。
私もちっぽけな畑を守るため、鉄砲撃ちさんに
イノシシ退治を頼むことをためらう気持ちが強いです。
2011.08.27 Sat 15:26:21 | URL | 沢太郎 #fZUo1r6Y[ 編集]
同情?
らぼっちさん こんにちは。

 きのう積んだ石は無事でした。

 ほかの場所を新たに掘り返しているので、
イノシシが昨夜も現れたのは間違いありません。
痛む腰をさすりながら石を積む爺さんを憐れみ、
石垣を壊すのをやめたのでしょうか。
2011.08.27 Sat 15:03:40 | URL | 沢太郎 #fZUo1r6Y[ 編集]
口笛?はどうだか。言われて見れば熊に見えます。
お話を読んで「なめとこ山の熊」を思い浮かべました「沢太郎、おまえに迷惑をかけるつもりは無かった」
あれはほんとによくできたお話だけど、こちらは現実。ん~。
2011.08.27 Sat 10:52:15 | URL | 野良通信 #-[ 編集]
なるほど、そう見えますよ
ロングヘアーのメス熊でしょうか^^

ほんとイノシシはやりすぎですね
ここは人間の怖さを教えてあげないと
でも本職にお願いしましょう

際限のない石積みにならないことを
願っております(>_<)
2011.08.26 Fri 23:13:58 | URL | らぼっち #-[ 編集]
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