おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
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田舎に暮らしても
4人 朝から雨だ。仕方がない。本でも読もう。

 宮本輝の「私たちが好きだったこと」(新潮文庫)。何年も前に買った本だ。
表紙の紹介文によると、この本は「工業デザイナーを目指す私、昆虫に魅入られた写真家のロバ、不安神経症を乗り越え、医者を志す愛子、美容師として活躍する曜子。偶然一つのマンションで暮らすことになった四人は、共に愛を語り、二組の愛が生まれる……無償の青春をを描く長編小説」だ。

 バーで、たまたま近くに座った男女四人が同じマンションの一室に暮らし、愛が生まれる、だって?馬鹿馬鹿しい。作者が宮本輝でなかったら、私はこの本には目もくれなかっただろう。

 読み始めると宮本の巧みな語り口に乗せられて、現実にありうる話かどうかどうでもよくなり、最後まで一気に読んでしまった。年々、根気が無くなる私だが、宮本作品に退屈して途中で投げ出したことはない。

 本の前半に、こんな文章があった。
「私たちの生きている世界は、刺激に満ち、騒音だらけで、不快な色や形が氾濫し、人々は他人に優しくなく、心を機械的に操ろうとし、弱い者を捨てようとする……」

 ここでいう「私たちの生きている世界」は東京だ。私も都会で暮らしているときは、他人に優しくない人々の一人だったと思う。騒音や刺激、不快な色や形のない山里に暮らしている今、人に優しくなっただろうか。情けないことに全く自信がない。

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2011.01.04 Tue 13:56:39 | | 0 track backs, 4 comments
コメント
この記事へのコメント
本を読む楽しみ
そよかぜさん こちらこそよろしくお願いします。

 息子さんに喜んでいただけて、何よりです。
自分が遅いので言うわけではありませんが、
本は速く読めばいいというわけではありませんよね。
じっくり時間をかけて「永遠の0」を読み終えて下さい。

 宮本輝は沢山の本を書いています。
心がふるえるような作品にきっと巡り合えるると思います。
2011.01.06 Thu 15:42:26 | URL | 沢太郎 #fZUo1r6Y[ 編集]
今年もよろしく
私が、もうずーっと前から読んでいる「永遠の0」途中で年を越してしまいました。
お正月に帰省した息子に進めたら、あっという間に読み終えて、
「よかった。胸にぐっとくるものがあったよ」と言って返して来ました。
早さに驚く反面、いい本を息子に紹介出来た自分にちょっと鼻高々。ありがとう、沢太郎サン!(^^)!
まず、手元のコレを読み終えて、次は「宮本輝」に挑戦します。楽しみが増えました。
2011.01.05 Wed 17:35:47 | URL | そよかぜ #-[ 編集]
心に残る本があったら
司元さん おめでとうございます。

 若いころに比べて読書量はガタ落ち。
しかも、ほとんど内容を忘れ、中には
読んだことすら覚えていない本まである始末。

 たまに心揺さぶられ、記憶に長く残る本があると嬉しいですねえ。
何かお薦めの本があったら教えて下さいね。
2011.01.05 Wed 16:50:37 | URL | 沢太郎 #fZUo1r6Y[ 編集]
 あけましておめでとうございます

 宮本輝は私も大好きな作家です。最近はめっきり読書量が減り読んでいませんが、蛍川のラストシーンなどは今でも浮かんできます。

 この本、題名も素敵ですね。ほんと機会があれば読んでみます。
2011.01.04 Tue 20:48:29 | URL | 司元 #-[ 編集]
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