おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
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急ぐとも心静かに……
ほん 雨が降り続いている。
外出するのも面倒なので、本を読んだり居眠りしたり。我が家の怠け猫と大して変わらない。

 開高健の「食卓は笑う」(新潮文庫)を読んだ。
10数年前に買って、読まないままホコリをかぶっていた本だ。
そろそろ読まないと、開高先生に申し訳ない。

 先生は自ら採集した小話を引いて、俗事の機微を縦横に語っている。
たとえば――。

 あなたの物はあなたが考えているほど大きくはありませんので、どうぞ、もう一歩前へ出て下さい。

 これがアメリカの紳士用公衆便所の落書の古典的傑作の一つであると聞かされていた(中略)。いつごろできた作品かはわからないけれど、今でも使われているようである。ナイアガラの滝の公衆便所で一回、ニューヨークのグランド・セントラル・ステーションのトイレで一回、一字一句違わずに書かれているのを見て、ニヤリとしたことがある。


 「あなたの物は……」がアメリカの古典的傑作の一つなら、日本の“便所文学”の傑作は急ぐとも心静かに手を添えて外にこぼすな朝顔の露ではないかと私は思っている。
これにはいくつかバリエーションがある。紳士諸公に人気のある証拠だろう。

 近年、「いつも綺麗にご利用いただきありがとうございます」といった貼り紙をちょくちょく見掛ける。丁重な言葉遣いに偽善を感じて、私の好みではない。
太字で「一歩前へ!」というのも号令を掛けられているようで面白くない。

 ごちゃごちゃ言わずにトイレはきれいに使いなさい!と一喝されれば、それまでだけれど。

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20071103161540.gif  
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2010.06.18 Fri 14:38:25 | | 0 track backs, 0 comments
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