おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
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雪の日はジャズを聴く
竹に雪

      今日も雪だ。積雪は昨日より多い。
     こんな日はジャズラジオを聴きながら海外ミステリでも読もう。

      少し音を絞ってギタージャズを聴く。普通のラジオのように雑音が入らないし、
     騒々しいタレントも登場しない。時折、木から雪が落ちる気配がするだけの
     静かな時間。結構結構。

      ふと気がついた。明日から2月ではないか。
     この1カ月、何をしていたのだろう。
     ジャズを聴いてぼんやり過ごしていいのかな。

      答えは「もちろん、いいに決まっている」。
     のんびりするために山里に移住したのだから。
     
      現役時代の働き蜂症候群というか貧乏性が時々顔を出す。
     勤め人根性は生涯、治らないのかも知れないねえ。
     (昨日のトーンとは大分違うが、天下の総理大臣もブレるのだから
     御勘弁願いたい)

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2011.01.31 Mon 17:02:23 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
悪い癖
凍結

      今朝の気温は-5℃。山を下る県道が白黒まだらになっていた。
     夜のうちに降った雪が凍ったようだ。こんな道路でのスピードの出し過ぎ、
     急ブレーキ、急発進は禁物。皆さん慎重に運転していた。
     いつも、そうだといいのに。

      午後になっても気温が上がらない。しかも冷たい風が吹いているので、
     実際の気温より寒く感じる。

      こんな日は畑仕事はヤメだ。早々と見切りをつけて炬燵にもぐり込んだ。
     理由を見つけては仕事を休む怠け癖が、また出てしまった。

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2011.01.30 Sun 16:35:46 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
どうした?くなこく城
城ア

      国道を挟んで道の駅メロンドーム(菊池市七城町)と向かい合う岡の上に
     威風堂々の城がある。
     菊池砦温泉 狗奴国城(くなこくじょう)という温泉施設だ。

      構えの大きさに腰が引けて行ったことはなかったが、話のタネに訪ねてみることにした。
     狗奴国とは3世紀ごろ熊本にあったとされる国で、邪馬台国と争っていたそうな。

城イ

      大きな“城門”をくぐった途端、妙な気がした。
     広い駐車場に車が1台もとまっていないのだ。
     人のいる気配もなく、静まり返っている。

   城ウ

      駐車場のはずれにある長屋風の建物(売店?)のすだれは破れ、中に
     何やらごてごてと押し込んである。
     ここにも猫一匹いない。

   城エ

      温泉のある建物には鍵がかかっていた。
     「本日休館」とか「しばらく休みます」といった張り紙は見当たらない。

   城オ

      こちらは宿泊棟の入り口。カーテンが中途半端に引かれている。
     敷地内の枯れ草は伸びたまま放置され、あちこちに落ち葉の吹き溜りが出来ている。
     客を迎える雰囲気ではないな。

   城カ

      天守閣に領地を眺める御殿様がいたら、これは怪談だ。

      くなこく城が活動を停止したのは昨日や今日ではないだろう。
     だが、複数の温泉案内サイトには、くなこく城が紹介されている。
     サイトを見る限り、お城は今も健在なのだ。

      「くなこく城 経営破たん」といったニュースを私が読み落としていたとしたら、
     周知のことを騒ぎ立てて御免なさいと謝るしかない。

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2011.01.29 Sat 17:48:57 | その他| 0 track backs, 4 comments
早春の色 早春の味
くれそん

      湧き水が流れる水路にクレソンがびっしり生えている。
     淡い緑の葉は、まさに早春の色だ。

      山里で暮らしていると、野菜であれ山菜であれ、美味しければ食べる
     習慣が身につく。クレソンもその一つ。写真のクレソンは杉の葉や小枝を
     乗せているが、汚ないものは何もない。

      さっと水洗いして、サラダ、お浸し、油炒め、漬物にして食べる。
     口の中に広がるのは早春の香り、早春の味だ。

      その上、クレソンには視力の衰えや神経痛を抑える効果もあるそうな。
     ステーキの添え物と軽く見て食べ残すのは、もったいない話だ。

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2011.01.28 Fri 16:12:51 | 食べる| 0 track backs, 0 comments
忘れたころに花が咲く
花芽

      今年初めて谷間の段々畑脇の山に登って嬉しいことがあった。
     シャクナゲに大きな花芽がついていたのだ。

      花の咲く木に花芽がつくのは不思議でも何でもないが、喜ぶには理由がある。
     このシャクナゲを福岡家黒木町の石楠花園で買ったのは3~4年前。
     杉林のあまり日の当たらない場所に植えたが、1度も花が咲かない。
     昨年、ふと思いついて、花の咲く木や果樹を植え続けている山に移植したら
     花芽がついたというわけだ。4月の半ばには美しい花が咲くだろう。

      こんなことがあるから植樹はやめられない。
     いま県農業公園で植木市が開かれている。今年は何を植えようか。

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2011.01.27 Thu 16:50:59 | | 0 track backs, 2 comments
今さらですが
ランドリー 水道管が凍結した。洗面所、台所、トイレの水は復旧したが、洗濯機の水はチョロチョロとしか出ず、それもすぐに止まってしまう。凍結が原因ではないのかも知れない。

 洗濯物を山ほど抱えてコインランドリーに行った。コインランドリーに行くのは2度目の経験だ。わざわざ市の中心部に行かなくても我が山里でも1軒営業している。ありがたい。

 10年以上前に買った洗濯機の容量は7キロ。当時としては大きめだった。店の洗濯機の容量は35キロもあり、私が持ち込んだ大量の洗濯物を1度で洗い終えた。料金は1000円。

 今さら驚くのも時代遅れで気が引けるけれど、便利な世の中になったものですね。

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2011.01.26 Wed 16:48:19 | 暮らし| 0 track backs, 1 comments
狸囃子が聞こえた夜
水仙

      オグリと朝の散歩の途中、小さな栗林に水仙が一輪咲いているのに気づいた。
     厳しい寒気。見上げれば空は雪雲に覆われている。
     凛と咲く水仙は、こんな季節に良く似合う。

      気品のある水仙に、意表をついて狐を取り合わせたのは蕪村だ。
     水仙を見ると、いつも蕪村の夢のような句が頭をよぎる。

               水仙に狐あそぶや宵月夜

      我が山里で狐を見たことはないけれど、狸や猪は沢山いる。
     月夜に水仙と戯れるのが子狸やウリ坊であってもおかしくはない。

      きのうの晩、栗林の方角で賑やかなお囃子(はやし)が聞こえた。
     あれは狸囃子であったか。

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2011.01.25 Tue 16:00:47 | | 0 track backs, 2 comments
怠けた報い
原木あ

      谷間の段々畑最上段に隣接するクヌギ林からチェーンソーの音がした。
     切り倒したままになっていたクヌギを運び出すようだ。
     作業している人に声を掛けたら「うちはそれほど原木はいらないから、
     軽トラ2台分だけ分けて貰った」と言っていた。

   原木い

      1メートル40センチほどに切ったクヌギを積んで軽トラが下って行く。
     今ごろから2月にかけてが原木に椎茸の原木に種駒を打ちこむ季節だ。

      私も椎茸の原木栽培をしていたが、寿命が尽きた原木の補給を怠ったため、
     すべての原木が数年で、ぼろぼろに朽ちてしまった。

      農業は一生懸命やっても必ず良い結果が出るとは限らないが、
     怠けて手を抜くと大抵ろくなことにはならない。
     分かってはいるのだが……。

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2011.01.24 Mon 16:06:03 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
河童が現れたら
ふち

      谷間の段々畑に行く途中、川べりのキャンプ場に寄った。
     夏は色とりどりのテントが並び、大勢の家族連れでにぎわうキャンプ場だが、
     真冬の今、人影はなく静まり返っている。

      都会の子ども河童たちが泳ぐ淵(写真)の水の色をどう表現したらいいのか。
     深みのある青は、川底の小石まで見える夏の透明な水とはまるで違う。

      淵の近くに腰を下ろしていた私に本物の河童が現れて「寒かですねえ」と
     声を掛けて来そうな気がする。
     そうしたら私は「今日も氷点下5度まで下がりましたよ」と答えよう。

      冷たい水の中で河童も夏の賑わいを懐かしんでいるに違いない。

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2011.01.23 Sun 15:44:51 | その他| 0 track backs, 0 comments
辛酸が良い味を作る
キャベツ

      今朝の気温は-5℃。
     谷間の段々畑は、もっと冷え込んでいるように思えた。

      畑に入ると、霜柱がザクザクと音を立てて崩れた。
     野菜はみな白い粉を振ったように霜にまみれている。
     ソラマメはしおれて見えるが、日差しを浴びたら元気を取り戻すだろう。

      写真はキャベツ。
     何回も寒に当たるから、春キャベツは甘いと誰かが言っていた。

      辛酸が良い味を培うのは、野菜だけの話ではない、と思う。

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2011.01.22 Sat 15:00:50 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
九州に2匹しかいない犬に出会う
冠雪

      きのう書きそびれたことを少し補足しておきたい。

      古閑の滝の駐車場から雪をかぶった阿蘇の山々が見える。
      阿蘇は春夏秋冬いつでも素晴らしい。

    珍犬

      駐車場から100mほど歩いたところで、犬を散歩させていた中年男性と
     こんな言葉を交わした。
     「何という種類の犬ですか。テリアのようにも見えますが」
     「オーストラリアン ラブラドゥードルです」
     「初めて聞きました。珍しい犬種なんでしょうね」
     「はい。九州には2匹しかいません」

      九州に2匹しかいない犬と阿蘇で巡り合う確率はどれぐらいだろう?
     思いがけない出会いにあやかって宝くじでも買おうかな。

      帰宅してからインターネットで調べたら、オーストラリアン某クンは
     抜け毛や体臭のない犬だそうな。

黒牛

      滝を目指して山道を登る。
     切り株だらけの山の斜面に黒い影のようなものが見えた。
     黒い牛たちだ。ほんの一瞬、等身大の彫刻か絵と錯覚するほど身動きしない。

      これから先、美しく凍った思い出すたびに厳しい寒気の中に静かに
     佇んでいた黒い牛の記憶がよみがえるだろう。

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2011.01.21 Fri 16:37:25 | 遊び| 0 track backs, 0 comments
音のしない氷のシンフォニー
 滝ア

      大寒にふさわしい寒い話題をお届けしよう。
     凍る滝で知られる古閑の滝(阿蘇氏一の宮坂梨)のこと。
     かねてから行きたいと思っていたが、今日になってようやく念願を果たした。

      これが女滝(?)の全景。
     思ったより高く、全体を見るには空を眺めるように首を曲げなくてはならない。

滝イ

      展望台近くに3~4人のアマチュアカメラマンのおじさんたちがいて、
     彼らが交わす会話が断片的に耳に届く。
     「朝から4時間粘っているが、氷の青をつかまえ切れない」
     「今日は氷の形がとてもいい。特に滝の落ち口近くのソリが素晴らしい」。

      「ソリ」とは上の写真の波頭に似た部分ではないだろうか。
     少しでも気温が上がれば落ちてしまいそうな危うさを感じる。
 
滝エ

      これは女滝の左に位置する男滝で、展望台に上がらないと
     見ることが出来ない。
     女滝の高さはないが、この複雑精緻な姿はどうだ。
     いやいや言葉はいらない、感想は胸の中で響くに任せよう。
     
      今夜は夢の中で氷の世界を彷徨うかも知れない。

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2011.01.20 Thu 17:37:31 | 遊び| 0 track backs, 4 comments
私流の御弔い
倒あ

倒い 自由に出入りさせて貰っている山の杉が1本倒れていた。まだ若い杉だ。根が浮いているところを見ると強い圧力が木にかかったに違いない。

 台風が来れば、もっと太く逞しい木が何本も倒れる。若い杉はなぜ今倒れたのだろう。年末年始に降った雪の重みに耐えられなかったのか。16日の強風がこたえたのか。

 倒れた杉は軽トラに乗る大きさに切って家に持ち帰り、風呂の薪にする。出来た灰は畑に撒く――これが杉に対する私流の御弔いだ。

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2011.01.19 Wed 16:45:25 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
冷房完備の我が家
残雪

      寒い日が続いている。
     とくに16日は最低気温は-5℃だったが、強い風が吹いて一層寒く感じた。
     道路も凍結して、フルタイム4WDの車で慎重に走ったつもりなのにタイヤが
     すっと横に滑ったりした。

      17日の最低気温は-6℃、今朝は-4℃まで下がった。
     その程度の冷え込みは大したことはないと言われれば、その通りだ。
     しかし、朝起きた時の室内温度がどの日も2~3℃しかないというのは
     どうだろう。北国の住宅より遥かに寒くはないだろうか。

      我が老朽木造住宅は二重窓や断熱材といった寒さへの備えがない。その上、
     隙間だらけだから二つの石油ストーブを消して寝たら、室温は下がる一方。
     屋外と大して変わらない寒気の中で目が覚めることになる。

      あまり日の当たらない谷間の段々畑は雪がなかなか消えない(写真)。
     地面に顔を近づけてみると、野菜や野の草が寒さに負けず青い葉を伸ばしている。
     春は必ずやって来ると知っているのだね、彼らは。
     
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2011.01.18 Tue 14:40:27 | 暮らし| 0 track backs, 4 comments
しばし冬眠
      今日から3日間、ブログを休みます。
     パソコンの故障でも、体調不良でもありません。
     雪が降るし、寒いし……布団にもぐって惰眠をむさぼろうと思った次第。

      それでは18日にまたお会いしましょう。

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2011.01.15 Sat 16:18:29 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
小鳥も色々
    みかん

      朝の薄暗いうちから小鳥がやって来る。
     常連さんはヒヨドリとメジロろだ。お目当ては竹に刺したミカン。

      写真のように綺麗に食べてくれると、“蜜柑食堂”の親爺は喜んで新しい
     ミカンを用意する。食べ物を粗末にしない小鳥たちはエライ!

 きせきれい

      こちらはキセキレイだろうか。
     ミカンには見向きもせず草むらで何かを食べている。
     鳥類図鑑によると、昆虫やクモを食べているそうだ。

      同じ仲間のハクセキレイは道路やスーパーの駐車場を忙しく走り回って、
     時折、何かをついばむ。コンクリートの上に昆虫や草の実があるとは思えないのだが。

      舗装材からにじむ塩分でも補給しているのだろうか。
     小鳥の好みもさまざまだ。

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2011.01.14 Fri 15:37:42 | その他| 0 track backs, 0 comments
人間は進歩しない
そうじ 今日は道の駅の休館日。
積雪で大晦日に出来なかった敷地内の掃除を今日した。

 氷点下3℃。風が強い。
高齢者が多い出荷協議会のメンバーが黙々とゴミを拾い、枯れ草を刈る。ゴミのことなんか、もう書きたくはないけれど、ゴミは相変わらず多い。ポイ捨てはいけないと子どもでも知っているはずなのに、老若男女が無造作に捨てる。これは、もう病気だ。

 50年経とうが、100年過ぎようが、人はゴミを捨てる。科学技術は際限なく進歩するが、人間は進歩しないという一つの例ではないだろうか。

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2011.01.13 Thu 16:14:14 | 暮らし| 0 track backs, 6 comments
くじけないで
トヨ 品切れだった本が、ようやく届いた。
92歳から詩を書き始めた柴田トヨさん(99)の詩集『くじけないで』(飛鳥新社)。全国に共感を呼んで今月、100万部を超えた。

 全国の自殺者が昨年、13年連続で3万人を上回った。さまざまな悩みで、くじけそうになる人は自殺者の何倍もいるだろう。私は滅多にベストセラーを読まないが、トヨさんの作品の何が人々の心を打ったのか知りたくなり、注文したのだった。

 「倅(せがれ)にⅠ」という作品がある。

何か つれえことがあったら 母ちゃんを思い出せ 誰かに あたっちゃあ だめだ あとで 自分が嫌になる ほら見てみなせ 窓辺に 陽がさしてきたよ 鳥が 啼いてるよ 元気出せ 元気出せ 鳥が啼いているよ 聞こえるか 健一 


 この詩を読んでどう感じるか人それぞれだろう。他の作品についても同様だ。私自身も「作品の何が人々の心を打ったのか」という疑問に答えを見いだせていない。

 私の母は94歳で一人暮らしをしている。勤め人時代からの友人は、がんが肝臓に転移した。明日にでも、それぞれに『くじけないで』を送ろうと思う。

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2011.01.12 Wed 16:44:33 | | 0 track backs, 2 comments
半分だけ春を待つ
けむ

      山から煙が上がっている風景を良く見掛ける。
     どんどやでも山火事でもない。春になってタケノコが生えやすく、見つけやすく
     するために竹林で古くなった竹などを燃やしている煙だ。

      竹林の地面が掃き清めたように綺麗でなければ、いかにタケノコ名人でも
     地面のかすかなふくらみでタケノコを見つけることは出来ない。私はタケノコが
     はっきり地上に頭を出すまで気づかないから、早掘り競争への参加はとうに
     あきらめて、旬を過ぎたころボチボチ掘りはじめる。

      それでもタケノコを掘る春が待ち遠しい、というのは半分だけ本当だ。
     持病の腰痛をなだめながら、急な斜面で“とうが”を振るうのは結構きつい。
     腰痛がなければ100%待ち遠しいと言えるのだが……。

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2011.01.11 Tue 16:05:49 | 畑仕事| 0 track backs, 2 comments
若さの特権
薄氷

      小雪が舞い、田んぼの水が凍った。寒の内だから寒くて当たり前だが、
     犬のよう喜んで庭を駆け回る気分にはならない。

      例によって山鹿の温泉へ。年々、意気地が無くなるのは歳のせいで仕方がない
     けれど、いつまでも正月気分が抜けないのは困ったものだ。

      成人式帰りと思われる晴れ着姿の若者を何人も見掛けた。
     黒いスーツ姿の男子に比べると、華やかな振り袖を着て髪を高く結い上げ、厚い化粧
     をした女子は随分大人に見える。
     そんなにコテコテ化粧しなくても十分に綺麗な年ごろなのにもったいないなあと思う
     のは大きなお世話だ。

      これから何十年も生きていくのは楽しいことばかりではない。
     つらく悲しいことも山ほどある。そして例外なく人は老いる。
     一生に一度の記念の日だ、誰にも遠慮せず若さを謳歌すればいい。
     いつかその日を振り返って、懐かしさで胸が温まればそれでいい。

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2011.01.10 Mon 17:25:38 | 暮らし| 0 track backs, 4 comments
どんどや
どんど上

      パーンパーンと竹が弾ける音を合図に集落の老若男女が神社近くの
     広場に集まって来る。1年の無病息災を祈る火祭り「どんどや」だ。
     地方によってはどんど焼き、左義長などというらしい。

      竹が焼けて破裂することを山里では「はしる」という。
     漢字に直せば「走る」か「奔る」だろうと思うが、はっきりしない。

   どんど中

      竹の節を抜いた中に日本酒を入れて燗をすると酒が甘くなる。
     熱燗を竹のコップで汲み交わしているうちに寒さが気にならなくなった。

      集落の行事が寒中水泳でなくて本当に良かった。

どんど下

      やぐらの中に入れた杉丸太がオキになったら餅を焼く。
     この餅を食べると、どんなご利益があるか婆ちゃんに教えて貰ったが、
     家に帰ったら忘れていた。ご利益は望めそうもないな。

      日が暮れてオキだけが赤い。三々五々みんな帰って行く。
     祭りの終わりは、いつも寂しい。

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2011.01.09 Sun 17:57:25 | 行事| 0 track backs, 0 comments
モノ知らずの楽しみ
まだ咲く

      季節外れに咲く桜のことは、これまでにも何回か書いたが、
     山鹿の温泉の敷地内では今も桜が咲いている(写真)。
     この桜は残暑厳しい9月に咲き始めた。
     それから途切れることなく咲き続け、年末年始の雪をしのぎ、毎日のように更新される
     「この冬一番」の冷え込みにも負けていない。
     大したもんだと感心する一方、意地を張らずに散って、楽になったらいいのにと
     思わないでもない。

      植物に詳しい人は「この桜は○○という品種で、年を越して咲くことも珍しく
     ありません」と解説してくれるかも知れない。
     モノ知らずの私は温泉に行くたびに「まだ咲いているかな」
     「いつまで咲くのだろう」と首をかしげて桜を見上げる。

      そんな楽しみ方があってもいいと思うが、どうだろう。

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2011.01.08 Sat 16:30:13 | | 0 track backs, 2 comments
畑仕事が捗らない理由
火

      昨日に続いて猪除けの海苔網を外した。
     猪が新たに畑や農道を掘り返した跡はない。
     冬枯れの畑を嫌ってエサのある場所に移動したのだろうか。
     畑を荒らされたら腹が立つのに、姿を見せないと無事かどうか気になる。
     自分でも理解出来ない心理だ。

      仕事に取り掛かる前にとりあえず焚き火をする。その「とりあえず」が曲者で、
     なかなか焚き火から離れられない。
     人類が火を使うようになって以来、冬の焚き火とはそういうものだっただろう、
     自分だけテキパキと仕事に掛かることもあるまい、と勝手な理屈をこねて焚き火に
     手をかざす。

      かくして畑仕事は捗らず、明日へ持ち越されるのである。

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2011.01.07 Fri 16:57:56 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
春を待たずにすみれは
   橋の雪

      今年になって初めて谷間の段々畑に行った。雪やみぞれが降る寒い朝だ。

      やることが沢山あるのに何から手をつけていいのか分からない。
     とりあえず、竹の支柱を抜き、猪除けの海苔網を片づけ始めた。
     手袋の中で手がかじかみ、足から冷気が上がって来る。

      2時間ほどしたら雨になったので、これ幸いに引き上げた。
     我ながら意気地がないと思うけれど、無理は禁物。
     今年も亀の歩みでボチボチやろう。

寒すみれ

      霜に凍り、雪に埋もれても咲いているすみれ。
     強いなあ、きみは。私とはえらい違いだ。

      室生犀星は、芥川龍之介にこんな句を書き送った。

              うすぐもり都のすみれ咲きにけり

      犀星さん、田舎のすみれは、とっくに咲いていますよ。

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2011.01.06 Thu 15:09:24 | | 0 track backs, 0 comments
テルテル坊主を吊るそうか
     水あ

      道の駅は今日が初売り。出荷する野菜がないので、ヘチマたわしを15本ほど
     持って行った。冴えない初荷だね。

      道の駅に行く途中の水汲み場で、雨の中、何人かが水を汲んでいた。
     駐車場には車が5台。県外ナンバーもある。なかなかの盛況だ。

      私は水汲み場まで車で10分足らずの地の利を生かして、1月2日の早朝に
     “若水”を汲んだ。先客は福岡の八女から来たという軽トラの2人=写真。
     その時は晴れ間も見えていたし、見ず知らずの人と正月の挨拶を交わして
     いい気分になったものだ。

      ところがどうだ。昨日に続いて今日も雨。
     明日以降もはっきりしない天候が続くという。
     ハウスを持たない私の畑仕事は、お天気次第。
     そろそろ、テルテル坊主でも吊るそうか。

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2011.01.05 Wed 16:28:46 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
田舎に暮らしても
4人 朝から雨だ。仕方がない。本でも読もう。

 宮本輝の「私たちが好きだったこと」(新潮文庫)。何年も前に買った本だ。
表紙の紹介文によると、この本は「工業デザイナーを目指す私、昆虫に魅入られた写真家のロバ、不安神経症を乗り越え、医者を志す愛子、美容師として活躍する曜子。偶然一つのマンションで暮らすことになった四人は、共に愛を語り、二組の愛が生まれる……無償の青春をを描く長編小説」だ。

 バーで、たまたま近くに座った男女四人が同じマンションの一室に暮らし、愛が生まれる、だって?馬鹿馬鹿しい。作者が宮本輝でなかったら、私はこの本には目もくれなかっただろう。

 読み始めると宮本の巧みな語り口に乗せられて、現実にありうる話かどうかどうでもよくなり、最後まで一気に読んでしまった。年々、根気が無くなる私だが、宮本作品に退屈して途中で投げ出したことはない。

 本の前半に、こんな文章があった。
「私たちの生きている世界は、刺激に満ち、騒音だらけで、不快な色や形が氾濫し、人々は他人に優しくなく、心を機械的に操ろうとし、弱い者を捨てようとする……」

 ここでいう「私たちの生きている世界」は東京だ。私も都会で暮らしているときは、他人に優しくない人々の一人だったと思う。騒音や刺激、不快な色や形のない山里に暮らしている今、人に優しくなっただろうか。情けないことに全く自信がない。

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2011.01.04 Tue 13:56:39 | | 0 track backs, 4 comments
我が家に熊がやって来た
アート上

      水辺プラザかもと(山鹿市鹿本町)の天然温泉「湯花里」に一番乗りした。
     まだ正月の3日。朝っぱらから温泉につかる贅沢をしても罰は当たるまい。

      風呂から上がったらイベント広場でチェーンソーアートの実演販売をしていた。
     写真は鹿本森林組合作業班の田中章さんがウサギを彫っているところ。
     太い杉の中からウサギがみるみる姿を現わす。まさに職人芸だ。

   アート中

      上の写真は、いずれも田中さんの作品。
     チェーンソーだけで細かい部分まで表現できるのは才能というしかない。

      虎の右隣りにいる熊の子が可愛かったので衝動買いした。
     熊の子と対面したオグリがどんな顔をするか楽しみだ。

     アート下

      木彫りの熊を見た途端、オグリはしきりに匂いを嗅いでいたが、
     いきなり耳に噛みついた。おいおい……。
     熊を見たことはないけれど、何となく怪しく感じたのだろうか。

      そんな遊びも今日限り。天気が良ければ明日から畑仕事再開だ。
     ――と力んでみたが、もう少し遊びたいというのが本音かな。

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2011.01.03 Mon 14:59:34 | 遊び| 0 track backs, 2 comments
願いを叶えて下さい
    参道

      障子の雪明りで目が覚めたが、そのまま二度寝。これが気持ちいいんだ。
     次に目が覚めたのは午前9時に近かった。

      そのころには雪が止んで、空は雲ひとつない青空。正月は、こうでなくては。
     相良(あいら)観音で有名な相良寺(山鹿市菊鹿町)へ初詣に行った。
     肥後西国観音霊場三十三番札所の由緒ある寺だが、参拝客はさほど多くはない。
     引退してから人混みが嫌いになった私にはちょうど良い賑わいだ。

      本堂の鐘を鳴らして合掌。何かを願おうとしたが、思いつかない。
     「富も名誉も恋も」今さら欲しくはないし……。
     とっさに思いつく限りの人たちの幸せと健康を願った。

      たった百円の賽銭で厚かましいかも知れませんが、どうか願いを叶えて下さい。

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2011.01.02 Sun 15:50:18 | 行事| 0 track backs, 2 comments
年が明けて
               明けましておめでとうございます

            温度

      今日も雪。
      正月は晴天という印象がある。熊本で雪の元旦は珍しいのではないかな?
      軒下の温度計によると、気温は-2℃。昨日の最高が3℃、最低は-4℃だった。
      山里では、これまで何回か-7℃まで下がったことがあるから、中くらいの寒さだ。

      年が明けたばかりなのに、もう去年の印象が薄い。
      何やかやあったような気がするが……。
      今年は心に残る年であってほしい。

      皆さんの励ましのお蔭でブログを書き続けることが出来た。
      山里に吹く風を今年もお届けしたいと思う。
      どうかよろしくおつきあい下さい。

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2011.01.01 Sat 09:43:27 | 暮らし| 0 track backs, 6 comments
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