おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
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火の国・熊本に雪ふりつむ
上

      目が覚めたら家の前の光景が一変していた。
     タイヤの跡は新聞配達の軽トラがつけたものだろう。

      朝7時半から出荷協議会員が総出で道の駅を掃除する予定だったが、
     中止になった。
     駐車場に投げ捨てられたゴミは雪の下で年を越す。
     見た目だけが綺麗になったって気休めにもならない。

 下

     これほどの積雪を初めて見るオグリは茫然としている。足が冷たくないのかな?
    ミーコとデンコは炬燵から出てこない。猫は本当に寒がりだ。

     降り積もった綿のような雪を見て三好達治の詩を思い出した。

           太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
           次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。


      皆様、良い年をお迎え下さい。

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2010.12.31 Fri 13:57:51 | 暮らし| 0 track backs, 4 comments
平和で穏やかな年に
飾りあ

      晴れ→雪→強風→雷→晴れと、天気が目まぐるしく変わった。
     何かに腹を立てた風神雷神さんが天のおもちゃ箱をひっくり返したに違いない。

      この辺りでは一番高い標高1052mの八方ヶ岳(やほがだけ)が薄化粧をしていた。
     年末年始は記録的な寒波が到来し、大荒れになるそうだ。
     予報が当たったら、正月には八方ヶ岳の厚化粧が見られるだろう。

     飾りい

      閑中忙ありで、あれやこれやに正月飾りをつけて回った。
     藁とナンテン、裏白だけの質素な飾りだが、気は心だ。

      まず最初に納屋の柱に。「この1年何かとお世話になりました」。

     飾りう

      もちろん田の神さんにも。

     飾りえ

      1年の実りに感謝して畑の隅に竹を刺して。
     その他、耕運機、ハンマーナイフなどの農機や軽トラにも飾りをつけた。

      どうか来年は平穏無事でありますように。
     大荒れは年末年始の天候だけにして下さい。

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2010.12.30 Thu 18:10:38 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
鍋三昧
裏白

      暗雲が垂れこめ、冷たい風が木々を揺すっている。
     かつて住んだ秋田や松江の冬もこんなだったと思いだした。

      山で裏白を摘んだ。
     この上に重ね餅を置き、葉ミカンを乗せれば供え餅の出来上がりだ。
     我が家の正月飾りは分相応に質素であればいい。

      午後から食料の調達に行った。
     道の駅やスーパーは大賑わいだ。景気回復の兆しかな?

      カニは高くて手が出ないし、カズノコは好きではないから買わない。
     おせち料理には目もくれず、鍋の材料を揃えた。
     我が菜園の白菜を取って来て鍋三昧だ。

      これで正月の三が日は食べ物を求めて街に彷徨い出なくても済むだろう。

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2010.12.29 Wed 16:59:13 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
仕事納め
葉

す このところ時間が許す限り山の上の畑でナンテンを収穫して、道の駅に出荷している。昨年までは知り合いのばあちゃんの家に届けるだけだったから、どれくらい売れたのか知らなかった。今年は今日28日の18時までに94束売れた。最終的には100束を超えるかも知れない。

 こう書くと、いかにも熱心に働いたように聞こえるが、そうでもない。
露を宿したナンテンの葉は赤い実より綺麗だなと見惚れる。ナンテンの枝に小鳥の巣を見つければ、しゃがんで巣の主は誰か推理する。

 そんな風にのんびりしていても、時は容赦なく過ぎて、いよいよ1年の終わりが見えてきた。もういいだろう。明日は仕事納めだ。

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2010.12.28 Tue 15:51:58 | 暮らし| 0 track backs, 1 comments
終わり良ければすべて良し
ゆき

      きのうから今朝にかけて山里は雪だった。降る端から溶ける感じで、
     道路は凍結していない。これなら県南に出掛けても大丈夫だろうと
     甘く考えたのが、いけなかった。

      午前7時に道の駅に南天を出したあと、腰痛の治療のため八代市東陽町へ
     向かったが、国道3号はノロノロ運転の繰り返し。ようやくたどり着いた高速道路の
     植木インターは雪のため閉鎖されていた。Uターン禁止で、引き返すことも出来ない。
     「ついてないな。どうしたものか」と思案していたら、5分ほどで閉鎖が解除された。
     これはついてる!

      松橋インターを降りたら、またしても渋滞(ラジオは3キロの渋滞と言っていた)。
     お蔭で病院に着いたのは、いつもより1時間半も遅かった。

      帰りに東陽町の「東陽交流センターせせらぎ」の物産館に寄った。ここのレストランは
     野菜食べ放題がウリの野菜レストランだったはずだが、いつのまにかバイキング料理に
     様変わりしていた。大人1000円、子ども500円。この値段で、おいしい料理をこれだけ
     揃えてくれたら文句は言えない。

      渋滞の疲れも注射の痛さも忘れた。終わり良ければすべて良し。

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2010.12.27 Mon 17:18:41 | その他| 0 track backs, 2 comments
正月の足音が聞こえる
正月飾り

      正月飾りの販売が道の駅で今日から始まった。
     大形テントの売り場に近隣のお百姓さんが手作りの飾りを次々運び込んでいく。
     (手前の松の枝は1本1000円!もする。強気だなあ)

      売り場の華やかな色彩に、もうすぐ正月なんだ、と改めて思い知らされるが、
     正月を楽しみに待つ気持ちは薄い。それはそれで寂しいことだ。

      隠居の身だから年始に行くことも、客をもてなす予定もない。
     ぐずぐずと寝正月を決め込み、退屈したら近くの温泉で手足を伸ばそう。

      おっと、その前に年賀状を書かなくては。
     今年も元日配達の投函期日に間に合わなかった。
     先輩・友人諸兄お許しを。

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2010.12.26 Sun 16:43:05 | 暮らし| 0 track backs, 1 comments
クリスマスに門松を作る
上

下 有志が集まって公民館に飾る門松を作った。今冬一番の冷え込みとかで寒いのなんの。焚き火にあたりながらの作業となった。

 クリスマスに門松を作るのはヘンですか?結婚式や葬式で、神社やお寺、教会を使い分ける融通無碍な国民ですから、別におかしくはないですよね。そう言えば今日の新聞にこんな投稿川柳が載っていた。

         和尚さん孫にはサンタの役もする

 男たちが作業している間にご婦人たちがダゴ汁、白和え、お握りを作り、持ち寄ったラッキョウ、白菜の漬物、大豆を甘く煮た“ざぜん豆”で労をねぎらってくれた。

 焼酎の湯割りを飲みつつ外に目をやれば細かい雪が斜めに降っていた。
今年もあと1週間足らずか。年が明ければ、またあれよあれよという間に歳月は走り去って行くのだろうな。

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2010.12.25 Sat 15:59:29 | 行事| 0 track backs, 1 comments
いい顔
木あ

      野菜畑の隅に大きな桑の木が生えている。
     勝手な想像だが、この木は養蚕が廃れるとともに次々伐られた桑の木の
     生き残りではないか。

   木い

      近くに寄ってみると、枝や幹が複雑に入り組んでいるのが分かる。
     美しくはないかも知れないが、醜くはない。
     何十年も風雪に耐えたもののみが持つ迫力と味があり、見ていて飽きない。

      古い友人に老人だけを撮るアマチュアカメラマンがいる。
     「額に汗して懸命に生きてきた老人にはハッとするほどいい顔をした人が多い」と
     老人を撮る理由を友人が語ってから20年以上経つ。
     今でも、いい顔の老人は大勢いるのだろうか。

      ひげを剃るとき鏡を見る。鏡の中からこちらを見ている男は少しもいい顔ではない。
     どんな生き方をしてしまったのかと悔いても既に遅し。
     ただ、うつむくばかりだ。

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2010.12.24 Fri 16:59:56 | その他| 0 track backs, 0 comments
空にぽっかり白い月
つき

      山里は今朝も濃い霧に閉ざされた。
     ライトをつけた車が県道を下って行く。
     白い空に白い月が浮かんでいた。

      今のこの瞬間、どんな人が同じ月を見上げているのだろうかと思った。
     沖に船を走らす漁師さん、夜勤帰りの看護婦さん、新聞配達のお年寄り、
     浅い眠りから覚めた入院中の患者さん、早朝ジョギングの皆さん、早出の
     勤め人さん……。猪や狸も月を見ているかも知れない。

      皆さんお早うございます。今日も良い日でありますように。

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2010.12.23 Thu 15:53:00 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
犬の願い
   いぬ

      犬は体を動かすのが好きだ。
     オグリに「散歩に行くか」と声を掛けると、尻尾を振って跳びはねる。
     畑に行く支度をして軽トラに道具を積もうものなら、自分も連れて行けと
     私の足にしがみつく。

      だが、愛想を振りまくのもそこまで。散歩や畑遊びから帰ると、私は用済みで
     名前を呼んでも背中とデカ尻をこちらに向けて振り向きもしない(写真)。

      子どものころからこれまで3匹の犬を飼った。名前も顔も、それぞれの犬との
     思い出も鮮明に胸の中にある。彼らにどれだけ励まされ慰められたことか。
     4匹目のオグリも同じだ。
   
      犬の十戒という作者不詳の文章がある。十戒と聞けばモーゼの十戒を連想する。
     「汝、殺すなかれ」「汝、盗むなかれ」……というあの十戒だ。犬の十戒は、人間を
     戒めているのではなく、人に願い事を語っているように思える。オグリも同じことを
     願っているのだろう。

      犬の命は10年~15年だそうな。オグリは私が飼う最後の犬になるかも知れないし、
     私の方が先になる可能性もある。いいとも。喜んでお前の願いを叶えてやろう。
     行ける所まで仲良く行こう。

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2010.12.22 Wed 16:52:13 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
雀の木
すずめ

      縁側の窓越しに見える木に今日も雀が群れていた。
     木の名前を知らないので、私は勝手に雀の木と呼んでいる。

      雀の木には朝早くから数十もの“雀の実”がなり、ばらばらと飛び立っては
     また戻って来る。雀お気に入りのたまり場なのだろう。

      雨の中で羽毛をふくらませて寒さに耐えているのは「ふくら雀」だ。
     鬼貫の句にこんなのがある。

            葉は散りてふくら雀が木の枝に

      上の写真のような光景を見て詠んだ句と思われる。
     鬼貫が雀の木と言っていたかどうかは知らない。

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2010.12.21 Tue 16:32:37 | その他| 0 track backs, 2 comments
白いアイラインの別嬪さん
めじろ

      庭先の竹に刺したミカンを小鳥が食べにくる。
     白いアイラインがチャームポイントのメジロたちだ。
     たいてい数羽が連れ立ってやって来る。
     ミカンをついばんでは周囲を見回し、せわしなく場所を変えてまたついばむ。
     もっと落ち着いて食べたらどうだと言いたい。

      メジロに限ったことではないが、顔かたちは皆同じに見える。
     メジロ同士は、どうなのだろう。
     「あれは、うちの亭主」とか「今来た娘は初顔だね」などと、どうやって
     識別できるのか。
     ミカンを提供したよしみで教えてくれないかな。

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2010.12.20 Mon 16:01:10 | その他| 0 track backs, 0 comments
趣味は温泉
建物

      冬は温泉に限る。冷たい雨に降る日はなおさらだ。

      地元には日帰り入浴が出来る天然掛け流し温泉が沢山ある。しかも料金は
     銭湯並みか、それより安い。利用しない手はないでしょう。

      12月になってから山鹿・平山温泉を中心に、これまで行ったことのない所に
     絞って温泉巡りを始めた。初めて訪問したのは平山温泉の①湯の蔵②温泉旅
     館 奥山鹿③天然の湯温泉センター フローラ④山懐の宿 一木一草⑤華の番台。
     そのほか山鹿の⑥どんぐり村⑦水辺プラザ天然温泉湯花里(鹿本町)⑧べんがら村
     (福岡・八女)。
     明日も雨の予想なので、どこかに行こうと思う。

      上の写真は一木一草の正面。入り口の木戸が低く、行きも帰りも頭をぶつけた。
     昔は民家の戸は低かったらしい。

    脱衣場

      脱衣場はこじんまりしている。洗い場も狭い。客が多かったら、混雑しそうだが、
     私が上がるまで、他の客には出会わなかった。ここは少人数がゆっくりくつろぐ所。
     大勢で押し掛ける無粋な客はいないのだろう。

風呂

      半露天の風呂も広くはないけれど、独り占めだから不自由はない。
     このほか、洞窟風呂がある。薄暗い中で、ぼこぼこという湯の音を聞く。
     また楽しからずや。

      私が訪れた温泉は、それぞれ個性があって、どこがいいかは好みの問題。
     ただ、泉質はどこも心地よかった。

      近辺には、まだまだ“未踏の”温泉がある。温泉巡りは終わりそうもない。
     趣味は?と訊かれたら温泉と農業と答えよう。

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2010.12.19 Sun 17:01:39 | 遊び| 0 track backs, 0 comments
日当800円
深山

      今朝の気温は1℃。
     気温との関係は分からないが、霧が深かった。

      山の上のナンテン畑に今日も行った。
     周囲のありふれた低山が霧のお蔭で深山幽谷に見える。
     自分も山岳民族か仙人になったような気がしないでもない。

      昨日出荷したナンテン20束のうち売れたのは4束800円。
     これが昨日の労働への日当(時給ではないよ)だ。     
     ママゴト農業の収入は仙人同様、浮世離れしている。
     道楽と思えば、収入があるだけマシだろうね。

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2010.12.18 Sat 15:38:22 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
ナンテンを出荷
   南天あ

      山の上のナンテン畑を再訪した。12月8日の日記「手を抜いた報い」に
     書いたように、ナンテンの赤い実は枯れた黄カラスウリに埋もれている。収穫す
     るにはまず、ナンテンにからみついているツルを取り除かなくてはならない。

      ツルを手で引き寄せて鎌で切る。赤いカラスウリより遥かに大きな黄カラスウリ
     の実はまとめて空き地に捨てる。姿を現したナンテンを太枝ハサミで収穫する……
     こんなことを2時間ほど繰り返して、これだけ(写真上)取れた。

南天い

      これを2~3本ずつ20束にまとめて道の駅に出荷した。1束200円、高くは
     ないでしょ?
     
      まだ並べ終わらないうちにご婦人が1束買って下さった。幸先良し。
     (写真のナンテンは黒ずんで見えるが、実際は赤くつやつやしている。逆光で
      撮ったせいかも知れない)

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2010.12.17 Fri 16:40:10 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
4年前、みんな若かった
額 きのうの晩は集落の忘年会だった。公民館の一室で、ご婦人たちが作ってくれた料理を食べ、ひたすら飲む。カラオケはないが、音痴の私には、その方がありがたい。

 「60を過ぎると、時間の経つのが本当に早い」と誰かが言い出し、何人かが「ほんなこて」と同意する。すると、長老が「80になったら、もっと早かよ」と重々しく言い、そんなものかと一同うなずく。宴の運びは、まあそんな調子だ。

 部屋の壁に額入りの写真が架かっている。4年前の10月、集落のグラウンドゴルフ大会で私が撮った記念写真だ。57人の老若男女が写っているが、カメラを見詰めて笑っていた6人が既にこの世にいない。そして、大人たちの何と若かったことか。

 わずか4年の歳月が容赦なく人々の若さを奪っている。4年後のことは考えまい。運が良けりゃあ忘年会で、まだ元気に焼酎を飲み、光陰矢のごとしを実感しているだろう。

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2010.12.16 Thu 17:05:09 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
何か打つ手はないものか
豊前あ

      我が家から山鹿市中心部まで車で30分ほど。通院や買い物でしょっちゅう行く
     割には街を知らない。白壁の古い街並みが残る豊前街道周辺も何年か前、
     山鹿灯籠踊りの夜、群衆に揉まれながら歩いたきりだ。いつでも行ける、
     そのうち行こうと思っていても実際には行かない。よくある話だ。

      今回は病院の定期診療が早く終わったので、その辺を散歩する気になった。
     閑散としたメーン道路から八千代座に通じる道に折れたら見事に人の姿が消えた。
     たまたま八千代座の公演がない日だったからだろうか。

  豊前い

      明治42年(1910年)12月に完成した八千代座は、ことし建設100周年。江戸の
     芝居小屋の面影を残す建物は国の重要文化財に指定されている。
     「そのうち行こう」と思いながら、例によって中に入ったことがない。

豊前う

      上の写真は金剛乗寺の石門。案内板にはこう書いてあった。

       ここ金剛乗寺の参道にあるめがね橋築造技術を活かした石門は県下でも
       数少なく、製作は文化元年(1804年)で、湯町橋などを造った地元の
       石工甚吉によるものです。


      石門の先は異次元の世界のように見える。門をくぐったら戻って来れるだろうか。
     恐る恐るくぐってみたら……この先は是非ご自分でお試しを。

  豊前え

      細い路地や裏通りは廃屋や老朽化して住む人のいない空き家がの軒を連ねて
     いる。近くの商店街もシャッターを降ろした店が多い。昔の栄華は今いずこ。

      時代の変化という怪物が街を蝕んでいく。何か打つ手はないものか。
     山里に帰った爺さんは溜息をつくばかり。

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2010.12.15 Wed 17:01:50 | その他| 0 track backs, 0 comments
一寸先は闇か光か
 根っこ

      ある会合で知り合った隣町のA氏と雑談をしたとき、「花菖蒲は好きですか。
     もし良かったら花菖蒲の根を貰って下さい」と言われた。
     花菖蒲を抜いて、薔薇を植えるのだそうだ。

      遠慮なく頂くことにして、A氏の車の後をついて御宅まで行った。
     納屋に案内されて、花菖蒲の根の多さに驚いた。米袋や肥料袋、花の
     土の袋に4袋分もあったのだ。貰えるのは、15~6株ぐらいかな、と
     漠然と思っていたのに。

      さて、大量の花菖蒲をどこに植えようか。湿地でなくてもいいというので、
     まず谷間の段々畑が頭に浮かぶ。ミニ果樹園の一角を菖蒲園にする手もある。
     それでも花菖蒲の根っこが余ったら……。

      家を出るとき、花菖蒲の植え場所に頭を悩ませることになるとは夢にも
     思わなかった。人生、一寸先に何があるか分かったものではない。

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2010.12.14 Tue 16:18:49 | | 0 track backs, 0 comments
年賀状は来年2月に書けばいい?
永 年賀状は毎年、パソコンで書いている。年に1回しか書かないから翌年の12月にはパソコンの手順をすっかり忘れている。宛先の削除・変更はどうやって?裏面に写真を挿入する方法は?等々、いちいちマニュアルを見なくてはならない。年賀状の準備をしなくてはと思っただけで憂鬱になる。

 永六輔さんは「年賀状なんか松が取れてから、ゆっくり書けばいい」という考えだ(「言っていいこと悪いこと 日本人の心の『結界』」知恵の森文庫)。

 年賀状を書くのは旧暦元旦でいいんです。そもそも年賀状は、元旦の朝に書けばいいんですから。
旧暦元旦は毎年違います。
98年は1月28日でした。
松も取れてゆっくりし、それから書き始めればいいの。
「旧暦元旦」と書いて1月28日に投函すれば、旧暦元旦の日付で届きますから。
年賀状なんて古風なことは、ゆっくりでいいんです。


 来年の旧暦元日は2月3日だ。その日に投函すればいいとなると、まだ50日近く余裕がある。

 だが待てよ。
いずれにしても書かなくてはならないなら、2月まで問題を先送りしただけではないのか。
2月になって「明けましておめでとう」と賀状が届けば、沢太郎もいよいよ頭のネジがゆるんだなと思われるのが関の山だろう。

 そんなことをぼんやり考えながら、まだ年賀はがきも買っていない。

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2010.12.13 Mon 16:08:01 | | 0 track backs, 4 comments
来年も豊年だ満作だ
    火

      
      毎年12月11日は集落の座祭りと天神祭り。
     昔はそれぞれ別の日に行っていたが、祭りの準備に加え、祭りが終わった後、
     参加者を自宅で酒食でもてなさなければならない世話人が大変なので、
     同じ日に統合したという。「昔の年寄りには伝統を変えたらいかんと反対する
     人が多かったな」と今の年寄りが言っていた。

      朝早くから縄をなって作った注連縄を菅原神社(天神さん)の拝殿や境内に
     張り巡らして神官さんにお祓いをしてもらう。これが天神祭り。

山の神

      拝殿裏の裏にある山の神さんの注連縄も新しいのに替えた。写真奥の衝立のように
     見えるのはムクの巨木で、樹齢400年、幹回りは8・5メートルあるそうだ。

      山の神さんが宿っていても不思議ではない。

水神


      こちらは水神さん。水道が引ける前は集落の水汲み場だった。
     夏は水が冷たくて、飲めば生き返るような気がしたそうな。

   荒神

      一行が最後に向かったのは荒神さん(写真中央の木)。ここでお神酒を少し飲み、
     煮干しと清めの塩を口に含む。

      山の神さん、水神さん、荒神さんに豊作を感謝し、来年の無事を祈るのが座祭り。
     このあと、公民館で開かれる宴を「座」と呼ぶ。

      写真左端の社には加藤清正が祀られている。熊本では今でも清正公
     (セイショコさん)の人気が高い。
     熊本に来てセイショコさんの悪口は言わない方がいいですよ。

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2010.12.12 Sun 16:30:57 | 行事| 0 track backs, 0 comments
干し生姜
白

      朝、布団を出たときの感覚がいつもと違った。
     部屋の空気が固いような、痛いような……。
     軒下の温度計を見たらマイナス2度だった。いよいよ氷点下の季節に突入だ。
     谷間の段々畑は霜が降りて白々としていた。野の草はシュガーパウダーを浴びたように
     なっていてもピンシャンしている。強いね、彼らは。

      熊本の夏は猛烈に暑く、冬の寒さは厳しい。
     春と秋は短く、影が薄いと感じるのは私だけだろうか。

   泥

      先日試し掘りをして状態を確かめた生姜をコンテナ1杯分収穫した。
     紅ショウガや酢漬けにしても食べ切れない。集落のばあちゃんに教えて貰った干し
     生姜を作ることにした。泥を綺麗に落とした生姜をスライスして天日で乾燥させれば
     1年はもつという。使うときは生姜を水で戻し、その水も捨てずに魚などを煮ればいい
     そうだ。

      これも母から娘へ代々伝えられた生活のチエなのだろう。

                     ※

      明日は神社や田の神、水の神、山の神さんに1年の無事を感謝する天神祭り。
      朝早くから注連縄などを作り、昼からは酒盛りとなります。多分。早々と
      酔ってしまうでしょうから、ブログは休みます。

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2010.12.10 Fri 16:51:18 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
ミカンの実のなる笹
笹にミカン

      今年も小鳥たちのために“ミカンの実のなる笹”(写真)を用意した。
     生け垣に結んだ竹の小枝にミカンを刺しただけの簡単な仕掛けだが、
     ヒヨドリやメジロがやって来て食べてくれる。

      軽トラで通りかかった集落の爺ちゃんが「何かのまじないか」と訊くので
     「福を呼んでいるんですよ」と答えておいた。
     幸せの青い鳥がミカンを食べに来ないとも限らないでしょ?

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2010.12.09 Thu 15:24:43 | 遊び| 0 track backs, 4 comments
手を抜いた報い
積み荷 知り合いのばあちゃんは山の上にナンテン畑を持っている。足腰が弱って山に登れなくなったばあちゃんに代わって、何年か前からナンテンを収穫するようになった。

 軽トラにナンテンを積んで(写真は2007年12月23日に撮影)、ばあちゃんの家に届けると、ばあちゃんが形を整え、手押し車で道の駅に運んでいた。

 ところが、今年になって「もう道の駅には持って行けない。好きなだけ取って売ってもよか。私は1円もいらない」というようになった。
こんな話はちっとも嬉しくないが、ナンテン畑の様子を見に行った。今年の夏、暑さにへこたれて1度も草を刈らなかったから、どんな状態になっているか心配だったのだ。

南天畑

      恐れていた通り、畑はひどい状態だった。黄カラスウリの枯れたツルに覆われ、
     ナンテンの赤い実が見えない。ひょっとしたら、実が落ちてしまっているかも知れない。

 黄からす

      ナンテンにからまる黄カラスウリをこのまま放置したら、来年は益々、
     ひどい状態になるだろう。年内に取り切れるかどうか分からないけれど、
     黄カラスウリを一掃しなくてはならない。

      ナンテンを収穫できなくても、それは夏に手を抜いた報いというものだろう。

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2010.12.08 Wed 16:06:28 | 畑仕事| 0 track backs, 4 comments
こうして4時間つぶした
べんがら

      10日ほど前から走行中に車がウィーンというおかしな音を立てるようになった。
     どこで何が鳴っているのか見当もつかない。事故や故障に繋がったら困るので、
     久留米市のディーラー営業所へ車を持ち込んだ。検査結果は「左後輪ハブ
     ベアリングの損傷。ベアリングの交換に4時間ほどかかります」と工場長さん。

      4時間も営業所でぼんやりしていても仕方がない。代車を借りて八女市の
     べんがら村に行った。ここには「天然100%」の温泉、農産物直売所、
     レストランがある。なんとか4時間過ごせるのではないか。

      最初に行ったのは温泉。私の好みの温泉は浴室・浴槽が広く、湯が惜しげもなく
     掛け流しになっていること。合格ですね、ここは。

      のんびり、ゆっくり時間をつぶして上がったら、しばらく汗が止まらなかった。

   レストラン

      次は空きっ腹を抱えて、バイキングレストラン「紅殻」へ。ここの料理はおいしいし、
     品数もデザートや飲み物を加えて40種類以上あるように思う。しかも、行くたびに
     新しいメニューが加わっている。少しずつ食べても全品味わうのは不可能だから、
     目新しい料理を中心に食べているが、それでも食べ切れない。

      食欲旺盛な若いころに来たかったね。

   直売所

      レストランの向かい、温泉のある建物の1階に農産物直売所やパン屋さんがある。
     さすがに満腹で、焼きたてのおいしそうなパンにも手が出ない。
     地元八女産の野菜や果物、お茶を見ているとき携帯電話が鳴った。修理が終わった
     という連絡だった。

      営業所で支払ったのは部品代、技術料、消費税込みで42,903円。
     温泉に入り、おいしいものを食べ、、車のおかしな音も消えたが、4万円も払って
     得したような損したような妙な1日だった。

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2010.12.07 Tue 17:08:27 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
芭蕉農園
       芭蕉ア

       我が農園で最も成長著しいのは芭蕉だ。
      去年の3月末、近所の婆ちゃんから貰った芭蕉は、こんなに小さかった。

      芭蕉イ

       4月の末には行司の軍配のような葉を出した。
      この段階では、その後の急速な成長を予想できなかった。

      芭蕉ウ

       同じ年の11月には子どもが2本生まれて、“3人家族”になった。

芭蕉エ

       それから約1年。今や15人家族だ。最初の1本の背丈は5mを超すのではないか。
      連日の寒さで葉は黒ずんでいるが、まだまだ元気だ。
      
       来年は30人家族になるだろう。花が咲き実がなるかも知れない。
      そうなったら谷間の段々畑を芭蕉農園と呼ぶことにしよう。

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2010.12.06 Mon 17:51:55 | その他| 0 track backs, 2 comments
12月は嫌いだ
    ハチの巣

      山里に閑居している身にも12月は何かと気ぜわしい。病院通いや買い物など月々の
     用事に集落の門松作り、天神祭り、忘年会、年賀状書きなど年末の行事が加わる。
     勤め人だったころに比べれば大したことないのに、追いたてられるような気分に
     なるのは同じだ。

      忘年会はもちろんのこと、門松作りや天神祭りも終われば飲み会だ。大勢で長時間
     ウダウダと飲むのが年ごとにつらくなる。体力・気力の衰えだろうね。

      先月の後半から「喪中につき年末年始の御挨拶を御遠慮申し上げます」という
     葉書が届き始めた。しばし感慨にふけった後、年賀状の宛て名リストから名前を
     消すのだが、毎年こんなことをする12月が楽しいはずがない。

      だから12月は嫌いだと愚痴っても仕方がない。12月のいいところも探してみようか。

      草むらに蜂の巣があった。幸いなことに空き巣だ。これが夏で、草刈り中に蜂の巣に
     気づかず、うっかり蜂を刺激したら襲われることを覚悟しなければならない。12月は
     人を刺す虫がめっきり少なくなる。マムシも冬眠しているようだ。草の伸びも夏より
     格段に鈍い。

      つまり12月は世事の煩わしさに目をつぶれば、畑仕事がやりやすい月なのだ。
     ありがたいではないか。

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2010.12.05 Sun 15:51:40 | 暮らし| 0 track backs, 4 comments
消えたクヌギ林
ばっさい

      谷間の段々畑わきの農道をのぼる。のぼるにつれて気づいた。
     いつもと様子が違うぞ。

      何が違うのかすぐに分かった。私が借りている段々畑最上段隣りのクヌギ林が
     消えていたのだった。光を遮るものがなくなって、あたりが明るい。

      林に近づいた。霜で白くなった枯れ葉の上に切り倒されたクヌギが横たわっていた。
     下草を刈るなど、林の管理が困難になった老母子がクヌギを売ったことは11月18日の
     ブログに書いた。買った人がクヌギを倒し、さらに椎茸栽培の原木大に切って近々、
     運び出すのだろう。

      米が作れなくなった田んぼにクヌギを植えて、椎茸の原木栽培に使う人は
     珍しくない。問題は、その後だ。何かを植えて土地を再利用するかどうか。老母子に
     それだけの余裕があるかどうか。

      人の手が入らなくなった田畑は、草が茂り、木や竹が生えて原野に戻る。
     山里には、かつての田畑が沢山、草や木の茂みに埋もれている。
     お隣りのクヌギ林がそうならない保証は何もない。

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2010.12.04 Sat 16:45:01 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
高菜よ胸を張れ
たかな

      隣人からいただいた高菜の苗50本を植えた。ひょろひょろと頼りなげに見えるが、
     午後から降り始めた雨を浴びて、シャキッとするだろう。

      高菜と聞いて、漬物しか思い浮かばない。塩漬け、ぬか漬けにしても美味しいし、
     それを油炒めにしても独特の味と食感を楽しめる。

      私は漬物が好きで、よほど甘くない限り何でも食べる。好みの素材ベスト3を
     あげれば、順不同で白菜、蕪、葉を含む大根だった。「だった」と過去形で書いたのは
     熊本に移住して高菜をよく食べるようになって以来、これをベスト3から外すわけには
     行かないなと思い至ったからだ。

      熊本では高菜の漬物がラーメン、チャーハン、パン、おにぎりの具によく使われる。
     その一方、たくあんラーメンや白菜のぬか漬けパンなんて聞いたことがない。
     高菜の多芸多才は群を抜いている。高菜よ、胸を張ってもいいぞ。

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2010.12.02 Thu 16:57:57 | 食べる| 0 track backs, 4 comments
泥縄式農業
ビニール

      泥棒を捕えてから縄をなう。私も同じようなことをしている。霜が降りてから
     霜対策を始めた。つまり泥縄式農業。

      まず、唐辛子の上にビニールを広げた。雑なやり方だが、唐辛子の赤い実が
     霜にやられて黒ずんだり、地面に落ちたりせずに済んでいる。ビニールの効果は
     侮れない。

   たけ

      エンドウ豆の畝にも、とりあえず一列、竹の支柱を立てた。葉がついた竹を
     使ったのは、葉っぱがいくらかでも霜を和らげてくれること期待してのことだ。

      どれほどの効果があることやら。

     芽

      今のところ、エンドウ豆は元気だ。つい最近、種をまいたと思ったのに
     もうこんなに大きくなっている。

      露を乗せた豆の葉は純粋無垢の緑色だ。幼い豆たちを見て、唐突に「希望」という
     言葉が浮かんだ。自分にも希望に満ちた緑の時代があった。
     さて、それがいつのことだったか、なにぶん遠い昔のことで、思い出せないけれど。

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2010.12.01 Wed 16:33:00 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
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