おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
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初めての生姜
   しょうが

      生姜の葉が少し黄色くなった。そろそろ取りごろではないかと見当をつけて、
     試しに1本抜いて見た。山の湧き水でざっと泥を落としたのが上の写真だ。

      素人が初めて植えて、猪が掘り起こした根を埋め戻すぐらいしか世話を
     してないのに、なかなかの出来ではないかな。全国有数の生姜の産地・東陽町
     (八代市)で買った種生姜が良かったのだろう。

      生姜の食べ方は色々ある。レモンを噛んだ智恵子にならって、生姜をガリリと
     かじれば自堕落な暮らしが少しはピリッとするかも知れない。

          じだらくに命惜しまん新生姜(森澄雄)

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2010.11.30 Tue 15:57:29 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
御自由にどうぞ
しおれ

      霜の降る日が多くなった。今朝も、あたり一面、雪が降ったように白く、
     オグリのリードを持つ指が手袋をはめているのに痛かった。

      谷間の段々畑ではヘチマの葉が霜にやられて溶けていた。こうなると、
     ヘチマの成長は望めない。タワシに加工できるヘチマを選別したあと、残りの
     未熟なヘチマはどうしよう?食べてもいいが量が多過ぎる。

      畑を囲んでいた海苔網を外して、猪に開放してやろうか。
     「今年は本当にお世話になりました」と、枯れ葉のチップを置いて行くかも知れないね。

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2010.11.29 Mon 15:36:32 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
生きてるだけでもエライ!
守宮 家の障子の桟にヤモリがいた。小指ほどの大きさしかない子どものヤモリだ。

 夏、門灯の近くや窓ガラスに数匹のヤモリがいて、光に誘われて飛んで来る蛾をパクッと食べていた。その中の1匹のお腹が大きかったが、いま手のひらに乗っているヤモリは、そのとき宿っていた子どもだろうか。

 野生の生き物、特に昆虫や爬虫類は幼いときから自分のエサは自分で探さなくてはならない。漫然と生きて食べそこなったら死ぬしかなく、1日1日が真剣勝負。生きているだけでもエライ!

 猫に見つからない場所に逃がしてやった。

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2010.11.28 Sun 15:43:12 | その他| 0 track backs, 2 comments
赤い実を食べたのは誰だ?
せんりょう

実がない 林の中の千両が、だいぶ赤くなった。来月の10日ごろから道の駅に出してみよう。正月のモチ代ぐらいにはなるかも知れない。いくら貨幣価値が下がったといっても千両だもの。

 そんな捕らぬ狸の皮算用をしていたら、左の写真のように赤い実が忽然と消える木が目につくようになった。小鳥の仕業だな。千両や万両の実を小鳥が食べるのは毎年のことだが、こんなに早いペースで実が無くなるのは珍しい。

 そういえば、ガマズミの実も、気がついたときには食べ尽くされていた。お蔭で、2010年産ガマズミ酒は作れない。

 山の木の実の大半は小鳥たちがタネを運んで増やしたのだから、小鳥が食べても文句は言えない。だけど、大丈夫かな。冬の食料を早々と食べてしまって、後はどうするつもりだろう?

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2010.11.27 Sat 19:01:14 | | 0 track backs, 0 comments
正式和名はなんですか
あぶ替え

      谷間の段々畑の脇を流れる水路にメダカの稚魚がいたと書いた8月24日の
     ブログは間違いだったようだ。

      あれから3カ月経ち、黒い糸のように小さかった“メダカ”は3~4センチほどに
     成長したが、メダカではない別の魚に見える。通りかかった爺ちゃんに訊いたら
     「アブラメだろう」という。ハヤを釣った子どもは喜ぶが、誰にでも簡単に獲れる
     アブラメは人気がないそうだ。

      アブラメの名前に心当たりがないので、パソコンで検索してみた。「正式和名アイナメ
     の地方名。刺身や塩焼き、煮つけにして食べる」とあった。なんだ、アイナメのことか。
     アイナメなら子どものころ、海で釣ったり、藻の中にいるのをモリで突いた覚えがある。

      爺ちゃんが教えてくれたアブラメと海水魚アイナメは全く別の魚だ。
     第一、3~4センチの魚をどうやって刺身にする?

      魚には、さまざまな地方名がある。アブラメの標準和名もいずれ分かるだろうが、
     分かったからといって、もちろん食べるつもりはない。

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2010.11.26 Fri 16:07:24 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
実はならんでもよか
びわ花

びわ木 ミニ果樹園の枇杷が花盛りだ。白い小さな花は、とてもいい香りを放つけれど、地味で目立たない。だから、開花に気づくのは花ではなく、香りによってだ。

 我が家の枇杷には実がならないとこれまでにも書いた。枇杷は寒さに弱いので、根の周りに枯れ草を敷いてはどうか、花を間引く手もある、といったアドバイスもいただいた。

 「どちらも正しい。ただし、その枇杷の木が接ぎ木であれば――の話です。種から育てた枇杷は実がなりません。なったとしても、食べられるほど大きくなりません」。果樹農家の方にそう教えられて、力が抜けた。枇杷のことを何も知らずに実を探して毎年、木を見上げていたのか。

 写真下の枇杷は樹齢15年ぐらい。私がベランダの鉢に種を埋めて育て、こちらに移住してから果樹園に下した。いまさら接ぎ木でもあるまい。

 この先、枇杷の木は30年、50年と生きるだろう。実はならんでもよか。原野に戻っているかも知れないミニ果樹園を香気で満たしてくれるだけでいい。

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2010.11.25 Thu 16:01:39 | | 0 track backs, 4 comments
「せんだんとどろ」の滝
滝あ

      毎月1回、腰痛の治療に八代市東陽町まで通っている。
     治療が終わった後、近くを見て回るようになってから片道2時間の遠距離通院、
     1時間半の待ち時間、3本の痛い注射もさほど苦にならなくなった。

      さて、今回は平家落人伝説の秘境・五家荘(ごかのしょう、八代市泉町)へ行った。
     お目当ては「せんだんとどろ」の滝だ。

      東陽町南の交差点を過ぎてほどなく、道路左側の山際に奇怪な石造物が見えた。
     東陽町は優れた石工を輩出した石橋の里として知られている。
     あれは石橋だろうか。水路をまたいでいた樋門の遺跡だろうか。
     
      立ち寄りたい気持ちを抑えて一路、五家荘へ。

   滝い

      道は険しい山をひたすら登って行く。わずかな駐車スペースのある場所から下を見ると、
     小さな集落があった。家々を囲んでいるのは棚田だ。集落から私が立っている所までの
     急峻な斜面にも棚田があって、最上段の棚田は畳1~2枚分の広さしかない。

      こんな小さな棚田のために人々は、どれだけの歳月と労力を費やしたのだろう。

滝う

      前方に吊り橋が見えた。道路脇に細い道があり、ここから吊り橋まで行けるという
     標示板が立っていた。高所恐怖症の私には渡る勇気はない。

滝え

      ようやく「せんだんとどろ」の滝に着いた。漢字で書けば「栴檀轟」。
     滝壺に下りる道にあった石の案内板によれば、五家荘では昔から滝のことを
     「とどろ」と呼んでいた――そうだ。
     「せんだん」は昔、滝の周辺に栴檀の大木があったから、この名前が
     ついた――と、これも案内板の受け売り。

      滝の近くは大きな水音しか聞こえない。
     道路やダムが出来て、秘境のイメージが変わっても、滝のある風景は、昔と
     さほど変わっていないのではないか。

      家に帰って、あたりを見渡した。
     五家荘に比べたら、我が山里の山は何と低く、谷は何と浅いのだろう。

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2010.11.24 Wed 11:39:29 | 遊び| 0 track backs, 2 comments
大丈夫、キミはまだまだ生きられる
とんぼ

      間引きしようとしていたカブの葉で赤とんぼが羽を休めていた。
     晴れてはいたが、風が冷たい。寒くないかね?

      以前にも冬のとんぼをブログに書いたことを思い出して、検索してみた。
     2007年12月25日の「クリスマスの赤トンボ」。
     こんなに長く生きた赤とんぼがいたわけだ。

      カブの葉にとまった赤とんぼはムギワラやシオカラトンボより一回りも
     二回りも小さい。華奢に見えるけれど、羽は破れもせず、しっかりしている。

      大丈夫。キミはまだまだ生きられる。
     しぶとく生きて、クリスマスにまた会おうじゃないか。

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2010.11.23 Tue 14:57:24 | その他| 0 track backs, 2 comments
日曜はダメよ
パン

      きのうは行楽シーズン日曜日の人出を甘く見ていた。
     高速道のサービスエリアでは駐車スペースを探して右往左往。
     トイレ、特に女子トイレには長い列が出来ていた。
 
      一般道に下りてからも何ごとかと思うほど交通量が多く、福岡県赤村に行く途中の
     道の駅「小石原」(福岡県東峰村)と「歓遊舎ひこさん」(同県添田町)は駐車場が
     満車で、順番待ちの車が外にあふれていた。平日ならこんなことはないだろうに、
     平日に遊びに出るのは何となく気が咎めて、日曜祝祭日に出掛けては後悔している。
     昔、「日曜はダメよ」というギリシャ映画があった。今度こそ肝に銘じておこう。

      さて、前置きが長くなった。赤村で明治の駅舎を見学しているうち、小腹が空いた。
     地理不案内の土地で食堂を探すのは面倒。近くの赤村特産物センターへ行ったが、
     これが大正解だった。

      清潔で明るいパン工房(写真上)で焼くパンの美味しかったこと!
     焼きたての熱々のパンが次々売り場に並ぶので、ついつい食べ切れないほど
     買ってしまった。

      パンを焼いていた野の花会の皆さん、美味しいパンをありがとう。

   売り場

      農産物販売コーナーは広いとは言えないが、新鮮な野菜が豊富に並んでいた。
     その中に初めて見るものが一つ。何十粒も袋に入った柚子の種で、一袋100円。
     レジの女性に用途を聞いたら、焼酎に漬けて液を顔に塗ったら美容にいいという。

      「試してみようかな」と私。レジの女性は「きっと効果がありますよ」と
     笑いながら保証してくれた。
     直売所の大型化が進む中で、赤村の農産物センターは規模は小さくても
     確かな存在感を示している。

      今日一日は雨のため畑仕事は休み。
     明日から日常の暮らしに戻る……つもり。

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2010.11.22 Mon 17:04:43 | 遊び| 0 track backs, 0 comments
明治を訪ねて
駅あ

      毎年行っている地元の祭りを今年はパスして、日本最古級の駅舎を見に行った。
     福岡県赤村にある平成筑豊鉄道の油須原(ゆすばる)駅。
     1895年(明治28年)の開業だという。今から115年前、伊藤博文が総理大臣を
     務めていたころだから、なるほど古い。

      明治の香りを期待して駅舎を眺めたが、そんなに古いという印象はない。
     駅舎は開業以来、何回も改修されたのではないだろうか。

   駅い

      これは横から見た駅舎。周囲は閑散としている。
     駅員が20人もいた最盛期の賑わいを想像するのは難しい。

駅う

      中に入ってみた。誰もいない。

     駅え

      待合室を通り抜けてホーム側に出た。年配の男性が一人いて、「どこから来たのか、
     どこへ行くのか」と私に哲学者のような質問をした。
     「駅舎を見に来た」と答えると、「電車に乗るもんがおらんようになったから、こんなに
     寂れて……」と言った。

     駅お

      駅舎の中に喫茶コーナーが出来たと何かで読んだので、ここで
     コーヒーを飲むのを楽しみにしていたが、廃業していた。
     手書きのメニューが悲しい。

駅か

駅き

      ホームに立ってぼんやりしていたら電車が近づく気配がした。
     「赤駅」の方向から赤い電車、「源じいの森駅」から黄色い電車。
     先ほどの年配の男性1人が乗り、どちらの電車からも降りる人はいなかった。

     駅く

      駅舎を出ると、白い猫が何ごとか、しきりに話しながら寄って来た。
     軒下に毛布の入った箱とエサの容器があった。
     近所の人が可愛がっている猫だろう。

      猫語は分からないが、「どこから来てどこへ行くのか」と尋ねているものと
     勝手に解釈して「家に帰るのだよ」と答えておいた。

      分かってくれたかな。

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2010.11.21 Sun 17:57:36 | 遊び| 0 track backs, 8 comments
パソコン疲れ
   きのうからパソコンのご嫌が悪い。
  ①カメラから画像が取り込めない②なんとか画像を取り込んだら、今度は縮小出来ない――
  といったことを数時間がかりでクリアしたのも束の間、画面が固まってしまった。

   以前、サポートセンターから教えて貰ったフリーズ対策を色々試したが、効果なし。
  またサポートセンターに電話して、あれこれ指示に従い、結局、マウスが故障している
  可能性が大きいということになった。

   街まで30分、車を走らせて家電量販店で調べて貰ったら、やはりマウスが壊れていた。
  新しいマウスを買って帰宅したが、パソコンには当分、触りたくない気分。

   今日は容量の小さなアタマを休ませ、明日からブログを再開しよう。
  どうか、これまでと変わらぬ応援をお願いします。

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2010.11.20 Sat 16:42:11 | その他| 0 track backs, 6 comments
クヌギとの別れ
はやし

      谷間の段々畑の最上段に接するクヌギ林については10月4日の
     「山林田畑が荒れて行く」に書いた。白髪の老母と50代後半に見える
     息子が林をきちんと管理していたが、今年は下草を刈った様子がない。
     何があったのだろう――という内容だった。

      そのクヌギ林が、いつの間にか草を刈られてすっきりしていた(写真)。
     数日後、息子さんと道の駅で交わした短い立ち話で、息子さんがクヌギを全部、
     シイタケ栽培の原木として売ったことを知った。母親と一緒に植えたクヌギだが、
     もう世話できないのだという。

      「そのうち全部、伐られるでしょう」と言った息子さんが淋しそうに
     見えたのは気のせいだろうか。

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2010.11.18 Thu 16:19:23 | 畑仕事| 0 track backs, 4 comments
災いは前触れもなくやって来る
アリ

      オグリが食べこぼしたドッグフードが風もないのに動いている。
     不審に思って顔を寄せてみると、アリが3匹、ドッグフードを運ぼうとしていた。

      アリの頭、胸、腰は黒い鋼のように光り、いかにも強靭そうだ。
     働く機能だけ追求したら、こんな無駄のない体になるのだろう。
     しかし、3匹だけではドッグフードが重くて運べない。
     どうやって仲間を呼ぶのだろうと観察しているときオグリが走ってきてアリごと
     ドッグフードを食べてしまった。制止する間もない一瞬の出来事だった。

      懸命に働いていたアリが何の落ち度もないのに突然落命する。
     世の中、本当に理不尽だ。

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2010.11.17 Wed 16:02:28 | その他| 0 track backs, 2 comments
花の命は短くて?
さくらさく

      またしても車の窓が凍り、枯れ草に霜が降りていた。
     散歩のオグリが白い息を吐く寒い朝だ。

      その寒さの中で桜が咲いている。
     冬に咲く桜の代表格はフユザクラとヒカンザクラ(カンヒザクラ)だそうな。
     フユザクラは木も花も小さく、ヒカンザクラの花は濃い紅色だから、写真の桜は
     そのどちらでもないと思う。

      名前の分からない桜が咲き始めたのは10月の中頃。
     以来、延々と咲き続け、今も6分咲きといったところだ。

      花のいのちはみじかくて苦しきことのみ多かりきと好んで色紙に書いた林芙美子さん、
     花の命は存外に長いようですよ。

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2010.11.16 Tue 15:45:49 | | 0 track backs, 0 comments
32回噛む
間引き菜 ダイコンとカブの葉を間引いたついでに、その辺に生えているノビルを摘んだ。さて、どうやって食べようか。

 料理研究家の程一彦さんが先日、ラジオで話していたことを思い出した。私が大阪で仕事をしていたころ、程さんが梅田で経営していた台湾料理の店で何回か食事をしたことがあるが、面識はない。程さんは、こんなことを言っていた。旬の青い野菜を加熱して食べなさい。人間の歯は32本あるから、しっかり32回噛むこと……。

 新聞を読みながら上の空で聞いていたから内容は正確ではない。人間の歯の数と食べ物を噛む回数にどんな関係があるかも聞き漏らした。加熱して食べるなら間引き菜は、お浸しか味噌汁の具。ノビルは卵と一緒に炒めてみるか。

 食べるときは訳も分からず32回噛む。程さん、これでいいのですよね。

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2010.11.15 Mon 16:15:14 | 食べる| 0 track backs, 0 comments
山里の小さな秋
紅葉あ

      紅葉を見に行った翌日、谷間の段々畑に立って山を見上げた。
     赤と黄の絶妙な取り合わせはハゼだろうか。
     あるいはウルシかも知れない。

紅葉い

      目を転じると、ここにも紅葉の小さな塊があった。
     山里のどこにでもある風景が心にしみる。
     有名な紅葉の名所の大絵巻には及ばないが、山里の慎ましやかな紅葉も
     捨てたものではない。

紅葉う

      近く廃校になる小学校の校庭ではイチョウが空に向かって枝葉を広げている。
     地域の住民のほとんどが、この小学校の卒業生だ。
     親子4代、この小学校に通ったという人もいる。

      卒業生たちは皆、それぞれの思いを胸に秘めてイチョウを見上げる
     ことがあるのではないだろうか。

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2010.11.14 Sun 16:41:59 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
眼福の小さな旅
   道脇

      きのう書くはずだった紅葉の話です。
   
      遠距離ドライブするときは高速道を利用するが、大分県日田市まで行き、
     福岡県浮羽をかすめて帰る今回は、なるべく一般道を走ることにした。
     ゆっくり、のんびり行こうという思惑だ。

      峠を越えて隣町の菊鹿に入り、矢谷渓谷付近から山道を登った。
     道はくねくね曲がり、車がすれ違えない狭い区間が多い。
     対向車が来ないかと冷や冷やしたが、ウィークデーのせいか1台の車とも
     出会わなかった。

      山々を見ながらゆっくり走る。常緑樹の間から紅(黄)葉が目に飛び込んでくる。
     冷たい空気と静穏が気持ち良い。
     
     カメルーン

      山道を下りてしばらく行くと、道の駅 鯛生金山(大分県日田市中津江村)に出た。
     中津江村と言えば2002年W杯サッカー日韓大会でカメルーンのキャンプ地になり、
     何日も到着の遅れた選手団を村民が温かく迎えたことで、全国的に話題になった。
     当時の村長だった坂本休さんは、今年のW杯サッカーでカメルーンを応援するため、
     南アまで行ったのではなかったか。

      山深い里の住民とカメルーンの友情は今も続いているようだ。

もみじ

      道の駅 鯛生金山すぐ近くの渓谷に炎のようなモミジが群生していた。
     道の駅には何回か来ているが、ここにモミジがあるとは知らなかった。
     下調べをしなくても、運が良ければナイス サプライズに出会えるということだね。

       大分と熊本の境界を出たり入ったりしながらドライブは続く。
     ダム建設反対の「蜂の巣城闘争」として、かすかに記憶に残る下筌(しもうけ)ダムの
     近くを通った。ダム湖の周辺に人影はなく、静まりかえっている。あれから何年経った
     のだろう。往時茫々だ。

      道の駅 水辺の郷おおやま(日田市大山町)で昼食。バイキング料理は
     品数多く、美味なり。
  
   老人

      ここから一般道を通って山里まで帰るのは、さすがにつらい。
     福岡県浮羽町まで出て高速道に乗ることにした。途中、道の駅浮羽の駐車場に
     30体ほどの案山子が並んでいた。中でも老人の案山子がリアルで面白かった。
     足元に可愛い子犬を置く芸の細かさに注目!

      帰宅後、あたふたと集落の飲み会へ。酔うにつれ、まぶたの裏で紅葉が鮮やかに
     点滅していましたよ。
     
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2010.11.13 Sat 16:44:58 | 遊び| 0 track backs, 4 comments
頭の中に舞う黄砂
こうさ

      午後からの黄砂はひどかった。
     耳納山(福岡)も背振山(福岡・佐賀県境)もよく見えない。
     上の写真は福岡県浮羽の風景。山の稜線はどこだ?

      さて、今日は熊本・大分・福岡県境をドライブして紅葉狩りしたことを
     書くつもりだったが、6時からの飲み会の約束を忘れていた。
     ブログを書いていたら間にあわない。それで、紅葉の話は明日に回そうと思う。

      近年、頭の中にも霞がかかり、黄砂も舞っているようだ。
     いつまで自分の名前を覚えていられるだろう。

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2010.11.12 Fri 17:20:53 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
干し柿作り断念の記
柿

      1週間ほど前、そろそろ干し柿を作ろうと思い立ち、地元の道の駅に走った。
     ところが、店頭に渋柿がない。店員さんに理由を聞くと「出荷がいつもの年の
     十分の一もないんですよ。こんなことは初めてです」という。

      近隣の道の駅や農協の直売所を回ったが、状況は同じだった。たまにあっても、
     5キロ1,500円もする。去年は10キロ1,200円だったのに……。
     実りの多い「表年」、不作の「裏年」では説明できない大不作のようだ。

      柿の異変にはうすうす気づいていた。写真㊤の柿の木は毎年、枝がたわむほど
     実をつけているのに今年は実も葉っぱもない丸裸だ。
     そんな木がやたらに目につく。

柿畑

      この柿畑は毎年、3~4人で収穫している。今年は5分もあれば1人で
     収穫できそうな量しか生っていない。柿の世界に何が起きたのだろう。夏の猛暑が
     柿の体力を奪ったのか?不作は山里周辺だけで、全国的には問題ないのか?
     分からないことばかりだ。

      いずれにしても、今年は干し柿作りをあきらめようと思う。

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2010.11.11 Thu 16:29:31 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
再び黄色いミニトマト
   黄色

      この前、黄色いミニトマトをブログに書いたのは先月の11日だった。
     朝夕の風に時折、おやっ!?と驚くほどの冷気が混じり始めたころで、
     トマトの収穫もそろそろ終わりだなと思ったものだ。

      ところが、トマトはその後も毎日生り続けた。
     露地栽培なのに初霜や初氷にもめげず、今日も生っている。

青

      青い実も沢山生っているから、よほどの寒波が来ない限り
     順次、黄色く熟していくだろう。

   はな

      青い実どころか、花も元気に咲いている。まだまだ実をつけるつもりのようだ。
     夏の記録的な猛暑に耐え、昨今の寒さにも負けていない。
     病害虫やカラスの被害もなかった。その上、収量が多い。

      肝心の味だって、糖度が高く、癖がないのでトマト嫌いの人でも抵抗なく
     食べられるだろう。
     来年は黄色いトマトを沢山植えて、道の駅にどっと出荷してみようか。

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2010.11.10 Wed 15:47:53 | 食べる| 0 track backs, 2 comments
白骨の御文章
    きのうA子さんの通夜から帰ったのは9時に近く、明かりの少ない山里は
   濃い闇に沈んでいた。さして親しくない人の通夜でも気が滅入る夜だ。

    ふと思いついて、私が山里に移住してから亡くなった人たちを紙に書き出してみた。
   10年足らずの間にA子さんを入れて17人が亡くなっている。参列した通夜・告別式の
   導師は浄土真宗本願寺派の同じ僧侶が務めている。御経は、なかなか理解できないが、
   蓮如上人の『白骨の御文章』は、いつしか心に響くようになった。

 それ、人間の浮生なる相をつらつら観ずるに、おほよそはかなきものはこの世の始中終、幻のごとくなる一期なり。     
されば、いまだ万歳の人身を受けたりといふことを聞かず。一生過ぎやすし。今に至りて誰か百年の形体を保つべきや。我や先、人や先、今日とも知らず、明日とも知らず。遅れ先だつ人は本の雫・末の露よりも繁しといへり。
されば、朝には紅顔ありて夕には白骨となれる身なり。すでに無常の風来りぬれば、すなはち二つのまなこたちまちに閉ぢ、一つの息ながく絶えぬれば、紅顔むなしく変じて桃李のよそほひを失ひぬるときは、六親眷属集まりて嘆き悲しめども、さらにその甲斐あるべからず。さてしもあるべきことならねばとて、野外に送りて夜半の煙となしはてぬれば、ただ白骨のみぞ残れり。あはれといふもなかなかおろかなり。
されば、人間のはかなきことは老少不定のさかひなれば、誰の人も早く後生の一大事を心にかけて、阿弥陀仏を深く頼みまゐらせて、念仏申すべきものなり。あなかしこ、あなかしこ。


    人の命は、はかない――年を取るにつれて「そうだよな」という思いが募る。
   長生きすれば幸福で、若死にしたら不幸だとは必ずしも言えないことも分かって来る。
   1日1日を大事にして、念仏を唱えて生きよと蓮如上人は言いたいのだろうか。
   念仏を唱える心境にない者はどうしたらいい?

    さて、これからA子さんの葬儀に行かなくてはならない。
   明日から心機一転、谷間の段々畑で土を耕そう。  

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2010.11.09 Tue 15:53:18 | 暮らし| 0 track backs, 8 comments
オグリ、お友だちが亡くなったよ
    年行司(集落の世話役)さんから昨日、「A子さんが亡くなった」と知らされた。
   年齢は聞き漏らしたが、まだ60歳にはなっていなかったのではないか。

    1週間ほど前の早朝、迷犬オグリを連れて散歩していたとき、A子さんと出会った。
   「お早うございます」「寒かですねえ」と挨拶を交わした後、A子さんは、こんなことを言った。
   「最初のころ、オグリちゃんは私を見ると、よく吠えたばってんが、沢太郎さんが
   『おばちゃんはお友だち!』って言ってくれてから全然吠えなくなったんよ。
   オグリちゃんはお利巧さんだねえ」。

    「そんなことがありましたか」と笑って別れた翌日、A子さんはクモ膜下出血で倒れ、
   ついに意識が戻らなかった。ふだん、どこも悪そうに見えなかったが、だいぶ前から
   頭痛を訴えることがあったそうだ。

    1週間前、笑いながら立ち話をした人が、もうこの世にはいない。
   今晩7時から通夜、明日午後1時から葬儀と、時間だけがバタバタ過ぎていく。

    オグリ、お前を褒めてくれたお友だちが亡くなったよ。はかないねえ。

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2010.11.08 Mon 15:24:37 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
真昼に夢を見るような
よへほ

はむ 故障した石油ストーブを持ち込んだホームセンター近くの熊本県立鹿本農業高校で学園祭をやっていた。高校は知っていたが、学園祭は思いもよらなかった。

 「駐車場→」のプラカードに誘われて校内に入ると、広いグラウンドが8割がた車で埋まっていた。なかなかの盛況だ。

 農産物の展示即売コーナーなどを覗いていたら、山鹿灯籠踊りのヨヘホ節が聞こえ、30人ほどの美しい娘さん(恐らく鹿本農高の女生徒)が踊りながら突然、校舎の蔭から現れた。
 
 灯籠踊りは8月15・16日の山鹿灯籠まつりで、1000人もの娘さんが和紙だけで作った灯籠を頭に乗せて踊る。立冬の真昼に灯籠踊りを見られるなんて、黒澤明の映画「夢」のような不思議な気がした。

 石油ストーブが故障しなければ学園祭も灯籠踊りも知らずに間違いなく一日が終わった。
何だか気分がよくなって、農高生手作りのロースハムやジャム、自分でも作っているダイコンや春菊まで買った。

 これは農業を志す若い皆さんへ、爺ちゃんが送るささやかなエールだ。

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2010.11.07 Sun 16:17:12 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
畑仕事が捗らないわけ
ゆげ

      冷え込んだ朝、畑に陽が当り始めると、ゆらゆら湯気が立ちのぼる。
     理科に強い人なら、この現象をたちどころに説明出来るだろうが、私は
     何も思わず、陽だまりに座ってぼんやり湯気を眺めているだけ。

      風のない日の陽だまりはポカポカと温かく、だんだん眠くなる。
     近くでオグリは前足にあごを乗せ、目をつぶっている。

      ああ気持ちがいい。
     
      ――こんなことをしているから、畑仕事が捗らないんだな。

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2010.11.06 Sat 16:44:06 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
山の居酒屋の赤提灯
赤ちょうちん

      藪にぶらさがっているカラスウリを見ると、居酒屋の赤提灯に思いが飛ぶ。

      4捨5入すれば50年前、初任地の秋田で先輩に連れて行ってもらった居酒屋は
     大きな赤提灯と縄のれんの、絵にかいたような居酒屋だった。以来、毎晩のように
     その店に通った。吹雪の夜、肩の雪を払い落しながらガラス戸をあけると、
     店の母さんがコップに酒をなみなみと注ぎ、受け皿に少し溢れさせてくれた。
     この酒をモッキリ(盛り切り)といっていたように記憶している。

      その後、大阪、松江、岡山、広島……と転勤する先々で居酒屋に通った。
     思い出は飲んだ夜の数だけある(もちろん、忘れたことも多いけれど)。

      熊本北部の山里に移り住んだ今、夜の街に繰り出す元気はない。
     カラスウリの赤提灯を吊るした山の居酒屋では、今ごろ猪や狸がウダウダと
     酒を飲んでいるだろうな、と家で焼酎をすすりつつ想像するばかり。
               
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2010.11.05 Fri 16:13:24 | その他| 0 track backs, 2 comments
そんなに急ぎなさんな
凍る朝

      今朝はとても寒かった。車の窓ガラスが凍り、霜が降りていた。
     去年はいつフロントガラスが凍ったか自分のブログ内を検索したら、
     11月18日だった。去年より2週間も早い“初氷”だ。

      「今年は秋が短いでしょう」と気象予報士のお姉さんが言っていたが、
     晩秋を省略して、いきなり冬になるということか。

      書店には既に先月、来年のカレンダーと手帳が並んでいた。郵便局やコンビニでは
     「年賀はがき発売中」の幟が風に揺れている。

      あわただしいなあ。そんなに急がなくてもいいのに。

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2010.11.04 Thu 16:03:25 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
草に埋もれて咲いた花
よこ

      夏ほどの勢いはないけれど、野の草は秋でも冬でも生えて来る。
     神経質になって畑の草を抜いていたら、それだけで1日が終わってしまう。
     たいてい大目に見ているのだが、あまりにも見苦しい畑の草を見かねてむしった。

      すると、草の下からラッキョウの花が現れた。薄紫色の小さな花だ。
     地味な花だから見落としてしまう人もいるだろう。

うえ

      2枚目の写真は上から見下ろして撮った。
     小さな花が放射状に広がっている形が面白い。

      ラッキョウは8月に種球を植えて、翌年の6月に収穫する。
     他の野菜に比べて畑で過ごす時間が長い分、草に囲まれることも多い。
     こんな可愛い花を草に埋もれさせたのは気の毒だった。
     これからは、もう少しこまめに草を取ろう。
  
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2010.11.03 Wed 15:51:10 | | 0 track backs, 2 comments
キャベツを育てるための殺生
     穴

虫 今朝の気温は8℃。風がやや強く、空はどんより曇っていて、まるで冬景色。ジャンパーを着て畑に行った。

 畑には、数は少ないけれどモンシロチョウが飛んでいた。キャベツに卵を産みつけているのだ。思った通り、モンシロチョウの子どもたち(青虫)が葉っぱを穴だらけにしていた。

 農薬を全く使わないから、我が家のキャベツは青虫にとっても旨いのだろう。休むことなく食べ続け、丸々と太っている。これを放置すれば、キャベツは筋だけになってしまう。気の毒だが、毎日のように補殺しなければならない。

 キャベツを育てるために別の命を絶つ。そして、最後に人間はキャベツの命をいただく。食べ物を粗末にしたら罰が当たるな。

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2010.11.02 Tue 15:21:14 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
捕われた猪の子は
   わな

      農道わきの山に箱罠が仕掛けられたことは10月23日の日記「罠の誘惑」に書いた。
     けさ、畑に行く途中、罠を見上げたら中に子どもの猪が2頭入っていた。暴れたりせず、
     肩を寄せ合って静かにうずくまっている。気が進まなかったが、3枚だけ写真を撮った。
    (肉眼ではハッキリ猪が見えるのに、写真ではどこに猪がいるのか分からない。バックの土に
     溶け込んでいるためだが、レンズより人間の目の方が、遥かに優れているようだ)。

      3時間ほど畑仕事をして再び罠のそばを通ると、罠が撤去されていた。
     猪の子を逃がすなら扉を開ければ済むことで、罠を撤去する必要はない。
     猪の子を罠ごとどこかに運び、しばらく育てた上で肉として処分するつもりだろうか。

      人間なら子どもが畑を荒らしたぐらいで死刑になることはない。だが、猪は別だ。
     理不尽だけど仕方がない。そのことを猪の子どもは本能的に知っているからこそ、
     捕われてもジタバタせず、静かにあきらめていたのではないだろうか。

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2010.11.01 Mon 16:10:36 | その他| 0 track backs, 4 comments
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