おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
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ボロボロ橋
  ぼろ橋

      孟宗竹で作った橋が老朽化したことは1/24の日記に書いたが、
     杉を組んだ橋もボロボロになっている。
     どちらの橋も同じころに架けた。
     竹も杉も耐久力に大きな差はないということか。

      早く新しい橋を作らないと、農道と畑を往復しているうち水路に落ちかねない。
     材料の竹はすでに用意してあるけれど、杉はこれからだ。
     間伐を兼ねて少しずつ杉の林を綺麗にしていこう。

      畑仕事がそんなに忙しくない時期だから橋架けは、のんびりやればいい。
     楽しく楽にやらなければ“楽農”ではないとも思う。
 
      でも、1月は今日であっけなく終わり。
     2月は逃げると言って、あれよあれよという間に過ぎてしまうだろう。
     3月は山菜採り、野菜作りで忙しくなる。

      地元の「がまだしもん」(働き者)のように頑張って働こうか?
     いやいや、やはりのんびり行こう。
     これまで何十年もアクセク働いてきたのだもの。

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2010.01.31 Sun 13:43:37 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
まな板の上の鯉
    きのうは二つの病院の検査で疲れ、ブログを休んでしまった。
   いえいえ、深刻な病気ではありませんよ。
   10日ほど前から残尿感と頻尿があるため、
   前立腺肥大ではないかと疑って、地元の泌尿器クリニックへ。
   諸検査の結果、前立腺肥大の兆候はなく、
   替わりに28mmX20mmの腎臓結石が見つかった。
   「これほど大きな石があるのに腎臓が腫れていないのは不思議だな」と医師。
   腎臓が腫れないから痛みなどの症状が出なかったのだろうという。

    衝撃波を加えて結石を砕く装置が地元にないので、
   熊本市の熊本泌尿器科病院を紹介してもらい、その足で病院に向かった。
   熊本城周辺は細い道が入り組んでいて、田舎から出て来た者にはとても走りづらい。
   最初に検査疲れと書いたが、たぶん運転疲れだ。

    ようやくたどり着いた病院の待合室で、婆ちゃんが「わたしは81歳で、
   そろそろ運転免許免許を返上したいが、出来ないのだ」と話し掛けて来た。
   なぜなら爺さんの運転手役を務めなければならず、
   今日も阿蘇から1時間半かけて爺さんを病院に連れて来たという。
   よくぞまあ、こんなややこしい道をご無事で!元気な婆ちゃんに脱帽だ。

    話を腎臓の石に戻すと、「体外衝撃波手術」は
   来月3日に実施、その日は病院で1泊する。
   石が大きいため1回では砕き切れず、1週間ほど間隔を置いて
   数回治療することになるだろう。
   それでも効果がなかったら背中に穴をあけて取り出すか、内視鏡手術に切り替える。
   その場合、10日~2週間の入院が必要――とのことだった。
        
    歳を取ると体のあちこちに不具合が起きて来る。
   避けて通れないなら、まな板の上の鯉の心境で病いをうっちゃるしかないか。

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2010.01.30 Sat 14:48:06 | 暮らし| 0 track backs, 8 comments
高所恐怖症
  地面

       山の中腹から谷間の畑を見下ろすと、こんな風に見える。
      ここは6枚ある段々畑の一番下の段。
      豆、ニンニク、ラッキョウ、白菜、キャベツなどを植えている。
      薄青くたなびいているのは焚き火の煙だ。

       「山の中腹」と書いたが、山ではなく丘と言うべきかも知れない。
      それでも勾配は急で、高所恐怖症の私は足がすくむ。

       数年前、ここで草を刈っているとき、突然めまいがした。
      体も揺れた。
      貧血を起こしたのかと思い、近くの木にしがみついた。

       山から下りてラジオのニュースで知ったのだが、
      そのとき震度4の地震が起きていたのだった。
      不安定な格好で斜面の草を刈っていたら、
      下まで転げ落ちた可能性もあった。

       それ以来、私の高所恐怖症は益々悪化した。

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2010.01.28 Thu 15:44:52 | 畑仕事| 0 track backs, 2 comments
アカシアはいつ咲く?
  アカシア

       果樹と花の咲く木を植えた山に登った。
      竹の支柱を目印に1本1本見て回る。

       明らかに枯れている苗が数本。
      枯れているのか休眠中なのか分からない木も何本か。
      植えた時は鉛筆ほどの太さしかなかったのに手首ぐらいに育っている木もあった。
      今年は梨か蜜柑が食べられるかも知れない。

       冬枯れの木々の中で1本だけ緑の葉を茂らせている木があった。
      アカシアの1種だと聞いて買ったが、名前は忘れた。
      高さ8メートルから15メートルに伸び、黄色い花を咲かせるという。

       花が咲いたら遠くからでも見えるだろう。
      早く咲かないかなあ。

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2010.01.27 Wed 15:32:32 | | 0 track backs, 0 comments
じじいギャグ
  日差し
 
      冬の間、日当たりが悪い谷間の段々畑にも少しずつ日足が伸びて来た。
     上の写真は午前10時ごろの撮影だが、日蔭は霜で白くなっていても
     山際は日が当ってポカポカと暖かい。

      これから先、気温が氷点下をさまよおうが、
     雪や霜で地面が白く染まろうが、春は着実に近づいている。
     野菜や野の草は、それを知っているようで元気がいい。

      そして、ある日、ばね(spring)が外れたかのように一斉に花開く。
     Spring has come 春が来た とはよく言ったものだ。
     (じじいギャグのお粗末でした)

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2010.01.26 Tue 14:46:48 | 暮らし| 0 track backs, 4 comments
真冬の花見
  寒桜

       道の駅に出荷した農産物は少し鮮度が落ちたら店の裏に引っ込められる。
      数日の間に生産者が取りに来なければゴミ扱いだ。
      ゴミ回収車に乗せられて、どこかで焼却される。
      痛ましいね。

       今朝、ゴミ置き場に売れ残ったサクラが5束捨てられていた。
      一束200円、満開の花はソメイヨシノより小ぶりだ。
      品種は分からない。
      ひょっとしたら温室栽培のサクラかも知れない。

       道の駅の係が「持って帰ってくれたら助かる」と言うので全部タダでもらった。
      とりあえず玄関前の大壺に挿して真冬の花見。
      いずれ挿し木にして、根がついたら「果樹と花の山」に植えよう。
 
       立派に育った桜の下の花見は……ちょっと気が早いか。       

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2010.01.25 Mon 14:53:43 | | 0 track backs, 2 comments
1石3鳥
  ボロ竹

       谷間の段々畑と農道の間の水路に架かる橋が老朽化している。
      5つの橋のうち3つが特に要注意だ。
      孟宗竹を組んで5年ぐらい経つから、ボロになるのも無理はない。

       すべて架け替えることにして、とりあえず一つ解体した。
      青々として、ずっしり重かった竹が黒ずみ、軽くなっている。
      虫の食い跡も沢山あって、鉈で割っても途中で崩れてしまう。
      これでは風呂の焚き付けにもならない。
      よくぞ踏み抜かなかったものだ。
       
       ボロ竹は焚き火で燃やすことにした。 
      寒い朝、体を暖められるし、あたりが片付く。
      灰は畑にすき込めば、土壌改良の役に立つのではないかな。
      昔、枯れ木に灰を撒いて花を咲かせた爺さんもいたことだし。

       これで1石3鳥――自然界に無駄なものはないと、いつも思う。

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2010.01.24 Sun 14:38:20 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
渋み苦みも味のうち
  蕗

      ご近所さんから今年も蕗の薹をいただいた。
     実は去年の暮から「栗林の沢山出ているから採りにおいで」と誘われていた。
     口には出さなかったが、12月の蕗の薹は気分的に早過ぎる。
     下の万葉の歌にもあるように、蕗の薹は
     冬と春の境目がよく似合うと思っているうちに、ご近所さんが届けてくれたのだった。
     (早速、オグリが香りを嗅ぎに。おぬし、なかなかのツウだな)

            明日よりは春菜採まむと標(し)めし野に
                       昨日と今日も雪は降りつつ
 山部赤人

      蕗の薹は蕗味噌か天ぷらがおいしい。
     口の中に独特の香りと苦みが広がる。
     これぞ、早春の味だ。

      なんでも糖度を競うご時世だが、渋み苦みも味のうちだよ。

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2010.01.23 Sat 14:42:30 | 食べる| 0 track backs, 0 comments
農業の遺跡
  林

      谷間の段々畑の奥に小さなクヌギ林がある。
     昔は棚田だったが、米を作る人手も理由もなくなり、
     シイタケ栽培の原木にするためにクヌギを植えたのだろう。
     近くにイチョウを植えた棚田もある。

      この棚田は米の増産が至上命令だった戦前に作られたという。
     ユンボやショベルカーなどのない時代に山を削り、
     石垣を組み、道路を作った艱難辛苦は想像を超える。

      時は移り、今は米余りの時代。
     クヌギ林には年に2回、婆ちゃんと50代の息子が来て下草を刈っている。

      2人が来られなくなったら、クヌギ林は草に埋もれ
     農業が盛んだったころの遺跡になってしまうのだろうか。

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2010.01.22 Fri 14:16:53 | 畑仕事| 0 track backs, 2 comments
小鳥が来ない
  餌台

     毎年、12月になったら竹の小枝にミカンを刺して前庭に置いている。
    すると、ヒヨドリやメジロがやってきてミカンをついばんでいく。
    ミカン食堂は大繁盛だ。

     だが、今年の冬はちょっとおかしい。
    ヒヨドリもメジロも来ないのだ。
    ミカンは食べた跡もなく、しなびている。

     自然界にエサが豊富にあって我が家のミカンが必要ないのなら、それでいい。
    ほかに良くない理由がありはしないかと心配になる。

     ついでに言うと、冬鳥のジョウビタキが谷間の段々畑に姿を見せない。
    ジョウビタキは人懐こいところがあって、数メートル離れた枝から
    毎朝のように私の畑仕事を見ていた。
    今年はその姿がない。
    いないと分かっていても、ついつい目で追ってしまう。

     渡りの途中で事故にでも遭ったのだろうか。
    ジョウビタキのいない冬の畑は寂しい。

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2010.01.21 Thu 15:23:45 | 暮らし| 0 track backs, 3 comments
早くも嫌な奴が
    今日は暦の上では大寒。
   実際は3月下旬~4月下旬の陽気だったそうな。
   それほど暖かいとは思わなかったけれど、なるほど畑の土は凍っていなかった。

    するとどうだ、あの極小吸血昆虫のセセリ(ブヨ、ブト?)が早くも現れたのだ。
   (セセリについては1/11と12日の日記に書いているので詳しいことは省略)
   手で叩いても叩いても群れをなして顔のまわりを飛び回り、
   隙を見ては目の中に飛び込んでくる。
   病院で眼虫(がんちゅう)を取ってもらったばかりのオグリにも群がっている。
   なんという煩わしい連中なんだ、こいつらは。

    ポカポカ陽気は一時的な現象かも知れないが、やがて春になり夏も来る。
   セセリは毎日現れて執念深くつきまとうだろう。
   蛇やムカデやスズメバチにも注意しなくてはならない。

    自然とはそういうもの、と割り切るほど
   修行が出来ていないのがつらいところだ。

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2010.01.20 Wed 14:47:03 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
閻魔大王に訊かれたら
  支え

       山の斜面に立っているのは墓標ではない。
      2年ほど前から植えた木の苗の支柱である。

       山の持ち主が植えた栗の大半が枯れたことが植樹のきっかけだった。
      まず植えたの果樹で、渋柿・甘柿・キンカン・スイートスプリング・柚子・
      猿梨・林檎・梅・桜桃・イチジク・グレープフルーツなどを数本ずつ。
      花や実の綺麗な椿、辛夷、木蓮、山桜、ツルウメモドキ、連翹も植えた。
      後世の人が見たら「一体だれがこんな出鱈目な
      植樹をしたのだろう」と首をかしげるに違いない。

       “その日”が来て、閻魔大王に「お前はどんな生き方をしてきたのか」と訊かれたら
      こう答えてやろう。
      「立派なことは何一つしてません。ただ、果樹と花の山を残したので
      小鳥たちは喜んでいるでしょう」

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2010.01.19 Tue 14:47:50 | 畑仕事| 0 track backs, 2 comments
凍る花
  凍る花

       霜柱を踏み砕きながらオグリと散歩した。
      猫は炬燵から出ようとしないが、犬は霜を苦にしないようだ。

       田んぼの畦にタンポポが凍っていた。
      季節外れに咲くタンポポを時折見かけるけれど、
      本来は3月の中頃から咲く花ではなかったか。

       霜まみれになりながら、花も葉もへこたれた様子はない。
      日が昇れば何事もなかったように立ち上がるだろう。
      恐れ入った生命力だ。

       山里では白い花が咲く在来種のシロバナタンポポが優勢だったという。
      過去形で書いたのは黄色い花の西洋タンポポに駆逐され
      立場が逆転してしまったからである。

       凍った花を見ていると、この生命力には勝てないなと思う。

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2010.01.18 Mon 13:45:30 | | 0 track backs, 0 comments
婆ちゃん 200年後を語る
  観音堂

       今朝の気温は氷点下6度。
      軒に「まあがんこ」(土地の言葉でツララのこと)が下がり、
      霜が降りた田畑は白の世界だ。

       15年前の今日、兵庫県伊丹市の共同住宅4階で
      阪神・淡路大震災を体験した。
      激しい揺れで立ち上がることもできず、
      食器やガラスが割れる音を茫然と聞いた。

       少し揺れが収まったころ、外を見ると
      道路を隔てた木造の民家が全壊し、
      亀裂の走る道路で「ガス管が破れとう。火を使うたらあかんでえ」と
      数人の男が叫んでいた。
      このあたりで見たことがないユリカモメが
      群れを作って飛んでいたことも忘れられない。

       その日の朝が寒かったかどうか全く記憶がない。

       回想はこれくらいにして。今日はお観音さん。
      本来は女性が観音堂(写真)に集まって
      持ち寄った料理を食べながらおしゃべりをする息抜きの行事だが、
      いつのころからか爺ちゃんも招かれるようになった。

       今日の席である婆ちゃんが言った。
      「お観音さんは、これから百年も二百年も続けにゃんといかんたい」

       80歳を超えた婆ちゃんが200年先を語る。
      私は、こういう人が好きだナ。

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2010.01.17 Sun 15:56:24 | 行事| 0 track backs, 2 comments
子供が見てますよ
     ゴミ

         今日と明日、小学校校区内のすべての集落で
        資源ごみを回収する。
        住民がビンや缶、古新聞、布、鉄くずなどを
        近くの公民館に持ち込み、保護者と児童が回収して
        学校に届ける段取りだ。

         回収は午後4時からだが、午前中には
        もうこんなに積み上げてあった。
        皆さん、よく飲みますねえ。

         資源ごみ回収は教育の一環として行なわれているのだろう。
        地域ぐるみで、ごみ問題に関心を持つのは大変いいことだ。
        ごみの分別に慣れ、ポイ捨ても少なくなるはず……。

         と思うのは早計で、道端には相変わらず
        煙草の吸い殻やジュースの缶が散乱している。
        今ごみを捨てたそこのお父さん、子供たちが見てますよ。

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2010.01.16 Sat 14:59:46 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
人を哀しませたら
本 昔に買ってからずっと、本棚に眠ったままになっている本をボチボチ読んでいる。
今日読み終えたのは宮本輝の「人間の幸福」(幻冬舎文庫)。
哲学書か宗教書みたいな題名だが、私がそんな難しい本を読むはずがない。
簡単に言えば、ミステリー仕立ての人間模様である。

 春の午後、主婦が金属バットで頭を殴られて殺された。
主婦は隣接するマンションの住人らとしょっちゅう揉め事を起こす嫌われ者だ。
一体、誰が主婦を殺したのか?
犯人探しが進むうちに、どこにでもいそうな平凡な人、家庭の意外な秘め事や苦しみが次々あらわになっていく。
裏表紙に「心の迷宮を解く傑作長編」と書いてあった。
そうかも知れない。

 登場人物の一人、「ご無用さん」というあだ名の老人が、こんなことを言っていた。

 「とにかく、人を哀しませたりしちゃいけませんな。不思議なくらい、自分の身に返ってくる。まったく気味が悪いくらいに、みごとに自分に返ってきますよ」

 ページを閉じて思う。
自分はこれまで、どれくらい多くの人を哀しませ、傷つけて来ただろう。
償いをしたくても、もうこの世にいない人もいる。

 哀しみが自分の身に返ってきて当然だな。

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2010.01.15 Fri 14:21:50 | | 0 track backs, 4 comments
日付や曜日が分からない
試験場 朝、前夜からの雪が降り続いていた。
積雪は昨日よりずっと多い。

 こんなに足元の悪い日は県運転免許センター(写真)の混雑も少ないのではないか。
ふとひらめいて免許更新に出掛けた。

 曲がりくねった道は雪をかぶり、所々凍結している。
4輪駆動の車でも急ハンドル、急ブレーキは禁物だ。
慎重に運転して山を降りた。

 するとどうだ。
平地の道路は普段と変わらないではないか。
道路わきの田畑が、わずかに白いだけだ。

 読みが外れて、免許センターは大勢の人で込み合っていた。
8割がた埋まった駐車場で車の屋根やボンネットに雪を載せているのは私ぐらいのもの。
県北の山里と県央の気候はだいぶ違うようだ。

 講習でもらった本に75歳以上の人は講習予備検査を受けなければならず、
①今の年月日曜日②絵を見て、後でどんな絵があったか――などを訊くという。
次回更新の5年後、私はまだ75歳になっていないが、年月日曜日は今でも自信がない。

 日付や曜日とは関係ない暮らしをしているもんで……と言い訳しても
勘弁してくれないだろうね。

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2010.01.14 Thu 14:49:32 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
温泉を1人占め
 雪景色

      目が覚めたら廊下の障子が白々と明るんでいた。
     雪明りだ。
     粉雪が斜めに降っている。
     北国の人なら鼻の先で笑うかも知れない程度の積雪もあった。

      オグリを連れて谷間の段々畑(写真上)に行った。
     放してやったら雪を蹴たてて全速で走り回った。
     きのう、病院の狭いケージで
     8時間近く過ごした鬱憤を晴らしているみたいだ。

      畑仕事はせず、山鹿市内の温泉へ。
     雪のせいか、客は誰もいない。
     三つの広い浴槽、ミストサウナ、歩行浴槽を1人占めだ。
     富豪宰相の鳩山ユキちゃんも、権勢並ぶ者のない
     小沢のイッちゃんも、自宅にこんな広い天然温泉は持っていまい。
 
      巨冨を持とうがうが、権勢を誇ろうが、行き着く先はみな同じ。
     たったの六文で三途の川は渡してもらえる。
     それなら自分の流儀で好きに生きればいい。
     「おもしろき事もなき世をおもしろく」(高杉晋作)生きればいい。

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2010.01.13 Wed 13:56:18 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
山里で動物を飼うということ
       オグリを車に乗せて動物病院に行った。
      一番乗りを目指したが、先客が3人もいた。

       順番が来て、先生に診てもらうと、
      やはり眼の中に1センチに満たない白い線虫が何匹かいた。
      「名前は眼虫(がんちゅう)。セセリが媒介すると言われてます」。
      放置すれば炎症や目の混濁を起こすほか
      動物が目をこすって角膜を傷つけることもあるという。

       治療は点眼麻酔か全身麻酔をしてピンセットで除去する。
      麻酔が覚める午後6時前に引き取りに来てほしいと言われた。
      悲鳴を上げながら奥の部屋に連れて行かれたオグリが哀れだ。

       帰宅後、インターネットで眼虫を調べたら
      ハエの仲間のメマトイ媒介説もあった。
      メマトイも目に飛び込んでくる極小昆虫だそうな。
      セセリは土地の方言で、ブヨ(ブト)のことだと思っていたのだけれど
      メマトイとの関係はどうなんだろう。
    
       いずれにしても、山里で眼虫を防ぐ方法は完全室内飼いしかない。
      幼いころから人里離れた山野を走り回り、
      谷川の水を飲んで育ったオグリは完全室内飼いに耐えられるだろうか。
      ストレスで別の病気になってしまうのではないか。
      困ったな。

            (これから先はオグリを連れて帰った後に続けます)

       午後5時半過ぎ、オグリを連れて帰宅。
      点眼麻酔だけで済んだので水もエサもOK。
      オグリは、のどを鳴らして水を飲んだ。

       両眼から除去した線虫は14匹。
      もっと早く病院に連れて行かなくては反省した。
      以上ご報告です。        

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2010.01.12 Tue 13:15:04 | その他| 0 track backs, 10 comments
眼中の虫
犬の眼 オグリの眼の下が涙で黒ずんでいる。
アイラインが崩れたご婦人の化粧みたいだ。

 思い当たる原因が一つある。
山里でセセリと呼ぶ昆虫が媒介した虫の幼虫が眼の中で活動しているに違いない。
動物病院で、そう説明を受け、過去2回除去してもらった。

 セセリはマッチ棒の頭ほどの大きさで、冬でも少し暖かいと、どこからか湧いてくる。
夏などは大挙してまとわりつき、皮膚をかじり、目や口に飛び込んでくる。
ネット付きの帽子をかぶらないと、畑仕事どころではない。
名前の由来は「せせる」①つつき、ほじくる②虫などが刺す、噛む――から来ているのではないだろうか。

 オグリの眼の異変は昨年末に気づいていたが、年末年始で行きそびれていた。
眼の中に虫がいるなんて、さぞ鬱陶しいだろう。
御免なオグリ、あした動物病院に連れて行くけんね。

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2010.01.11 Mon 20:15:00 | その他| 0 track backs, 2 comments
2年後の元気
炎上

       集落では、神官さんが祝詞をあげる静かな行事が多い中で
      最も勇壮なのが「どんどや」だ。
      今日は、そのどんどや。

       夕方3時過ぎ、パーンパーンという大きな音が山々にこだました。
      高々と組んだ孟宗竹のやぐらが燃え始め、竹が破裂する音だ。
      急いで駆けつけた天神さんの前の広場には
      集落の人たちが続々と集まっていた。
      「どんどやの火に当たると病気にならない」というので、
      日ごろあまり見掛けない婆ちゃんたちも来ている。

       皆さん正月飾りを火に投げたり、長い竹に挟んだ餅を焼いたりしている。
      私も餅を少しかじった後、炎を見つめながら、のんびり酒を飲んだ。

       大変なのは年行司と呼ばれる3人の世話人だ。
      (3人のうち女性を含む2人が後期高齢者)。
      数日前から孟宗竹や、竹と一緒に燃やす太い木を集めなくてはならない。
      やぐらを組むのは消防団も手伝うが、
      竹筒で燗をした“かっぽ酒”をついで回るのも年行司の役目だ。

       2年後にはまた年行司の役が巡ってくる。
      そのころの私に重い孟宗竹を担いで坂を降りる元気が残っているだろうか。
 
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2010.01.10 Sun 20:10:19 | 行事| 0 track backs, 2 comments
ああ5月が待ち遠しい
  凍る

       谷間の段々畑でソラマメが連日の霜と低温に耐えている。
      葉はだらりと垂れているが、枯れたわけではない。
      日差しがそそぐ日をじっと待っているのだ。

       この畑は両側の山に遮られて日当たりが悪い。
      だが、2月になれば日の当たる面積が徐々に広がる。
      すると、ソラマメは背筋をピンシャンさせて、ぐんぐん伸びて行く。
      もう少しの辛抱だ。

       実がなるのは5月。
      さっと塩ゆでした翡翠色の実を肴に明るい外でビールを飲もう。
      もう一つの肴はきらめく新緑だ。

       ああ、5月が待ち遠しい。      

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2010.01.09 Sat 13:38:46 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
ダイコンよ今日も元気か
  ミニ大根

       我が家の裏の通路にダイコンが生えている。
      コンクリートと土のわずかな隙間にこぼれ種が落ちたようだ。
      窮屈な場所なので、ダイコンは親指2本分の太さしかない。

       “根性無し”の私は根性という言葉が嫌いだ。
      だから、このダイコンを「ど根性ダイコン」とは呼ばない。
      その生命力に、ただただ脱帽するばかりである。

       さて、このダイコンをどうしよう。
      無理に引き抜いて折れたら最悪だ。
      静かに見守って「今日も元気か」と声を掛けることにした。

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2010.01.08 Fri 15:46:12 | 暮らし| 0 track backs, 6 comments
正月に間に合わなくても
  菊

       道の駅で会った菊農家のS子さんが私の顔を見るなり
      「御免ねえ。勘違いしたのよお」と言って、
      セロファンをべりべリはがして、売り物の菊の束を渡してくれた。
      何の事だか分からない。

       よくよく聞いてみると、こういうことだった。
      正月用の菊を私に届けるとき、畑近くの空き地に軽トラが止まっていた。
      私が畑仕事をする際、この空き地に車を止めるのを知っていたので、
      分かるだろうと思って荷台に菊を置いた。
      ところが、その軽トラは別人のもので、
      今年になって別人さんから礼を言われて勘違いに気づいたという。

       それで「正月に間に合わなくて御免ねえ」となったわけだ。
      S子さんは毎年、お盆や正月用の菊を届けてくれる。
      恐縮して「こんな立派な花ではなく、屑でいいのに」と私。
      「うちは屑なんか作りません」
      「それなら売れ残りでも……」
      「売れ残るような花は出しません」


       こんな会話を笑顔で交わすのも毎度のことだ。   
       
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2010.01.07 Thu 14:10:01 | | 0 track backs, 7 comments
小さな春
  蕾

       今朝も氷点下。
      冬だから寒くて当然なのに、誰かに出会えば
      「寒かですねえ」と挨拶を交わしてしまう。

       荒涼とした冬景色の中で小さな春を見つけた。
      日だまりの中で木蓮がツボミをつけているのだった。
      まだ小指の先ほどの大きさしかないが、銀色の毛皮を着て温かそうだ。

       隣家の庭では蝋梅が咲いている。
      もうすぐ菜の花が咲き、蕗の薹が頭を出すだろう。

       春は思いのほか近くで、じっと出番を伺っているに違いない。
      「号砲が鳴ったら、いつでも飛びだしますよ」と。

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2010.01.06 Wed 14:06:54 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
お手柔らかに
  冬の畑

       昨日から谷間の段々畑で畑仕事を始めている。
      朝の気温が氷点下5度まで下がった昨日は
      畑を歩くと霜柱がザクザクと音を立てた。
      一段目の畑の隅に植えた芭蕉も寒さにやられて見る影もない。

       野菜だけではなく野草も一回り大きくなっていた。
      今年もまた草取りに追いまくられるのか。

       意外なことにイノシシが畑を掘り返した跡がなかった。
      年末年始はイノシシもどこかへ家族両行に出かけたのかも知れない。

       イノシシ、タヌキ、野ウサギ、カラス、害虫諸君!
      今年はお手柔らかに頼みますよ。

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2010.01.05 Tue 13:44:24 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
日本一のノッポ
 ダム

      上の写真は昨日の日記で少し触れた竜門ダム。
     山道のカーブを曲がった途端、目の前に突然現れた時は
     その高さに度肝を抜かれた。

      国土交通省の竜門ダム管理支所のホームページによると
     高さは約100メートルで、熊本城天守閣より20メートルも高い。
     重力式コンクリートとロックフィルダムの複合形式(??)では
     日本一高いダムだそうな。

      「ダムはムダか」という議論が盛んだ。
     治水と利水を兼ねた竜門ダムが無駄かどうか
     不勉強な私には語る資格がない。

      天変地異が起きてダムが決壊したら大変なことになるなと
     馬鹿な心配をしたのだった。

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2010.01.04 Mon 14:37:44 | その他| 0 track backs, 0 comments
神社巡り
  菊池

       畑仕事は今日まで休むことにして神社巡りをした。
      最初に行ったのは菊池市の菊池神社。
      例年、多くの願い事をするが、今年は「健康」一本に絞った。
      どうかこの1年、無事に過ごせますように。

       神社周辺は大変なにぎわいで、ガードマンが車を誘導整理していた。
      参拝した後、運試しの福みくじを500円で買ったら
      五等(最下位)の虎のぬいぐるみが当たった。
      御利益があったのかな。

  石段

       次に行ったのは八大龍王神社(菊池市)。
      道に迷った怪我の功名で竜門ダムのすぐ手前で偶然見つけた。
      急こう配の細い石段を谷底に向かって降りて行くと
      神龍を祀る祠(ほこら)があるらしい。

       小さな入口はうっかり見落とすところだった。

  鳥居

       神社には人影もなく、川の音がごうごうと響くばかり。
      知る人ぞ知る、つまりあまり知られてない神社らしい。

       神社の由来を刻んだ碑にこんなことが刻んであった。
      一五七五年(天正三年)にあらゆる神の王・神龍がこの地に天下った。
      願えば世の一切の苦難・病難・悩みを払い
      すべての人に幸せをもたらすであろう。

       ありがたい話ではないか。
      もちろん願いましたとも。

  大宮

       最後に訪れたのは地元・山鹿市の大宮神社。
      灯篭踊りで頭に載せる紙製の灯篭が奉納されている。

       おみくじを引いたら末吉だった。
      気長に吉を待てということか。
      三つも神社を回ったのだから、そのくらい期待しても
      罰は当たらないだろう。

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2010.01.03 Sun 16:29:48 | 行事| 0 track backs, 9 comments
甘い春
     スプリング

          同じ集落のMさんが果物(写真)と焼酎を下げて訪ねて来た。
         新年の挨拶は昨日の年賀の会で済ませたはずだがと思っていると、
         「暮れに門松を作った時の写真を貰ったお礼に来た」という。
         お礼を言われるような写真ではないのにと恐縮。

          こんな時、玄関先の立ち話で済ますわけにはいかない。
         上がってもらって朝から酒盛りとなった。
         何と言ったって正月だもの。

          酒は熊本の米焼酎。
         果物は八朔と温州ミカンの交配種のスイートスプリングで、
         自分の山から今朝ちぎってきたという。
         皮は固いが実は甘いそうだ。
    
          取りとめのないことをしゃべっているうち
         昼のサイレンが鳴った。2人とも酔って上機嫌だ。
         Mさんは「もう昼か。婆さんが待っとるけん」と腰を上げ
         千鳥足で帰って行った。
         
          こんな正月も悪くないな。

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2010.01.02 Sat 14:41:38 | 暮らし| 0 track backs, 8 comments
定年は90歳!?
            下の写真は我が家の門飾りです。
            信楽の壺に南天、松の小枝、裏白を挿しただけのものですが
            まあ、気は心ということで。
     門飾り

               明けましておめでとうございます

           皆様はどんな元旦をお迎えでしょうか。

           私はオグリといつものように早朝散歩。
          山里は雪がちらつく氷点下の寒い朝でした。

           午前11時から集落の年賀の会。
          この席で「一人暮らしの高齢者(ほとんど女性)は
          年行司の役を免除してはどうか」という意見が出ました。
          年行司は、どんどやなどの諸行事の準備と
          葬儀・通夜の連絡をする役で1年交替で務めます。
          どんどやで燃やす孟宗竹の切り出しひとつとっても
          なかなかの重労働で、「高齢者免除」はもっともなことに思えます。

           これに対し「90歳以上ならともかく、皆で助ければ出来るのではないか」
          「体の衰えは個人差があるので、90歳以上と決めるのはおかしい」といった
          声が上がり、結論は出ずじまい。
          高齢化が進み、お役免除が続出したら
          他の人の負担が増える事情もあるのでしょう。

           それにしても年行司の定年が90歳とは。
          高齢過疎の地ならではの厳しい話です。

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2010.01.01 Fri 14:56:37 | 暮らし| 0 track backs, 4 comments
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