おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
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老猫が半眼で聴く……
   老い猫

              老猫が半眼で聴く除夜の鐘(沢太郎)

          山里の大みそかはとても静かだ。
         雪が降ったりやんだりする凍えた集落を北風が吹き抜けていく。
         道を歩く人の姿なく、ハウスのビニールがバタバタ鳴るばかりだ。

          今年は良いことも悪いこともあった。
         どちらも、いずれは色あせて記憶の底に沈んでいく。
         これは毎年のこと、楽しいことだけ覚えていればいいのだが。
      
          来年も畑を耕し、本を読み、昼寝して、酒を飲む。
         皆さんの励ましを支えにブログも書き続けてみよう。
         (ブログはボケ防止に少しは役立つかな?)
         変わり映えのしない暮らしだけれど、
         今は変わり映えのしない平穏無事をありがたいと思う。

          皆様にとって来年も健康で穏やかな1年になりますように。

         ※写真の猫は生後数か月の時に捨てられていた。
         警戒心が強く、なかなか慣れなかったが
         今は我が家の一員としてリラックスしている。
         ネズミも捕れない心やさしい猫だ。

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関連記事
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2009.12.31 Thu 14:02:41 | 暮らし| 0 track backs, 10 comments
田の神さんの微笑
  神さん

       今日で畑仕事はお終い。
      世間並みに言えば仕事納めだが
      1日2~3時間ほどしか働かないぐうたら農業では
      毎日が仕事納めのようなものだ。

       畑の隅に鎮座している田の神さんに注連飾りを捧げ
      「お陰さまで何とかこの1年やって来れました。
      来年も災厄からお守り下さい」と願った。
      田の神さんは何も言わなかったけれど、微笑しておられた。
      願いはきっと叶えられるだろう。

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2009.12.30 Wed 13:48:00 | 行事| 0 track backs, 4 comments
青空市の青い空
  杏

       山鹿市菊鹿町の「あんずの丘青空市」へ出掛けた。
      特に買いたいものがあったわけではなく
      家にいたのでは分からない歳末の活気に触れてみたかったから。
      もっとにぎやかな所はいくらでもあるだろうが
      混雑とは言えない青空市の適度なにぎわいが私には好ましい。

       大テントの中の出店に正月飾り、野菜、ミカン、花などが無造作に並ぶ。
      農家のおばさんやおじさんが軽トラでいま運んで来たという雰囲気だ。

       広場のベンチでコーヒーを飲んだ。
      隣りのテーブルでは数人の若い男女がお汁粉を食べていた。
      飛び交う言葉は韓国語だ。
      そういう時代なんだな。
    
       青い空に浮かぶ雲が思いがけない速さで流れていく。
      今年も今日を含めて3日しかないのか。
      時が止まってくれないなら、来年は自分がゆっくり歩くことにしよう。

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2009.12.29 Tue 15:59:49 | 暮らし| 0 track backs, 6 comments
名もなく貧しいけれど
  裏白

      正月の飾りに使う裏白を裏山から取ってきた。
     山里のどこにでも生えている裏白だが、
     都会では10円や20円では買えなかったと思う。
     縁起ものだから誰も文句を言わず、飛ぶように売れていたっけ。

      午前10時のオープンと同時に温泉に行った。
     車で30分以内に立ち寄りの湯が幾つもあるのはありがたい。
     平均すると、週に1回は通っているだろう。

      広い浴槽に手足を伸ばして目をつぶる。
     このまま眠ってしまいたくなるほど気持ちがいい。
     皆さんがまだ忙しく働いている年の瀬の朝っぱらから
     こんな贅沢なことをしていいのだろうか。

      名もなく貧しいけれど、幸せとは、こういうことかも知れない。

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2009.12.28 Mon 14:41:52 | 暮らし| 0 track backs, 6 comments
私が好きなひばりの歌
   年賀状をやっと投函してきた。
  さも大仕事をしたような気分になっているが、書いたのは80枚足らず。
  最も沢山出していた現役ピーク時の三分の一にもならない。
  しかも当時は宛て名も裏面もほとんど自筆で書き、
  道具は「謹賀新年」のスタンプぐらいのものだった。

   今は下手な字で添え書きするだけで、後はパソコンに頼っている。
  気持ちがこもっていないと言われるだろうが、
  酔っ払ったミミズのような字よりも読みやすいと思う。

   ともかくも賀状書きは終わった。
  息抜きに美空ひばりの「港町十三番地」を椎名林檎の歌で聞いた。
  何回も聞いたので、彼女の歌声がまだ頭の中で残響している。

   ちなみに私が好きなひばりの歌ベスト3は
  「みだれ髪」「悲しい酒」「川の流れのように」だ。
  特に「みだれ髪」は……おっと横道にそれてしまった。

   年末は忙しくて遊んでなんかいられないのだ。
  庭に出て薪でも割ってこよう。

           年の瀬を忙しといひつ遊ぶなり(星野立子)
 
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2009.12.27 Sun 14:15:21 | 暮らし| 0 track backs, 4 comments
赤の威力
  斜面の万両

       杉山の斜面で万両が赤い実をぶら下げていた。
      はて、去年までこの場所に万両はなかったが……。
      鳥が運んだ種が成長したのだろうか。

       万両は立派な正月の飾りになるが、私は写真を撮るだけにした。
      山里に住んでいるのだから、野の花や実は
      自然の中で、あるがままを見ればいい。
      
       写真はA4の印画紙にプリントし、額に入れて玄関に飾った。
      むさ苦しい玄関がパッと明るくなった。
      赤い実の威力だ。

       こうして迎春準備が着々と進んでいく。
      というのは真っ赤なウソで、年賀状もまだ書いていない。
      明日は畑仕事を休んで賀状を書くぞ。

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2009.12.26 Sat 15:43:44 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
春は遠かった
  梅つぼみ


      ミニ果樹園の梅が数え切れないほど多くのつぼみをつけていた。
     まだマッチの頭ほどの大きさしかないが、うっすらと赤く色づいている。
     これからが本番の寒さに耐え、2月には凛とした花を咲かせるだろう。

      冬来りなば春遠からじ。
     つらいことがあったら「春遠からじ」と呪文のようにつぶやいているのだが、
     現実世界では春が遠いこともある。

      今月亡くなった友人の絶筆(『俳句あるふぁ』1月号に掲載予定)を読みながら
     彼は来春の梅や桜を見られないのだなと改めて思ったのだった。
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2009.12.25 Fri 15:51:21 | | 0 track backs, 0 comments
なんでんうまかばい
  けむり

      朝8時半から公民館に飾る門松を作った。
     参加したのは70代、80代の男女約20人。
     ただ一人60代の“若きゃーもん”の私は
     公民館の周りの草を刈ったり、竹屑を集めて燃やしたり。
     要するに下働きだ。

      3時間ほどで立派な門松が出来あがり、
     ばあちゃんたちの手料理を囲んでの慰労会となった。
     爺ちゃんたちは焼酎を飲みつつ、具沢山のダゴ汁(ダンゴ汁)や
     山盛りのご飯をお代わりする。
     もちろん手料理にも手を伸ばし、「なんでんうまかばい」。
     ばあちゃんたちも焼酎を飲まないだけで健啖ぶりは負けていない。

      皆さん元気だから沢山食べるのか。
     食欲旺盛だから元気なのか。
     オラには、よう分からん。

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2009.12.24 Thu 13:55:05 | 行事| 0 track backs, 0 comments
ルビーの輝き
  いちご


       落ち葉の積もった山肌を彩っている赤い実は冬イチゴだ。
      実が熟してから2カ月以上も色あせていない。
      きのうの紫キャベツ同様、寒さにはめっぽう強いようだ。

       同じ場所に生えていたヤブコウジをほとんど持ち去った
      盗掘屋さん(12月2日のブログ)は冬イチゴに目もくれなかった。
      売れないものには価値がないという考えなのだろう。

       お陰で冬イチゴは山の斜面に生え広がり、私の口と目を楽しませてくれている。
      小鳥だってエサの乏しい季節の甘い実は嬉しいだろう。
      天才バカボンなら「売れなくても、これでいいのだ!」と言うに違いない。

 
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2009.12.23 Wed 14:58:04 | 暮らし| 0 track backs, 4 comments
秋の霜 冬の霜
  葉の霜

       今日は寒かった。
      冬の間、午前中は日の当たらない谷間の段々畑では
      火を焚き、熱いコーヒーを飲まずにはいられない。

       紫キャベツの葉の霜はガラスの破片のようだ。
      葉の水玉は、しずくの形のまま凍っていた。
      それでもキャベツはしおれたりしない。

       刑罰や取り調べの厳しいことを「秋霜烈日」といい、
      検事のバッジは白い霜と深紅の太陽を表わしているように見える。
      素朴な疑問だが、なぜ「冬霜」ではなく、「秋霜」なのだろう。
      冬の霜は厳しすぎて無実の人を自白に追い込みかねないから
      一歩手前の秋の霜の厳しさにとどめておけという戒めだろうか。

       かじかんだ手をこすり合わせながら、そんなことを考えた朝だった。

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2009.12.22 Tue 15:03:28 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
野生の超能力
  散乱

       「タケノコの集荷を始めます」と農協が有線放送で知らせていた。
      もうタケノコかい!?
      ブログ内を検索したら私が今年、タケノコを初収穫したのは4月1日だった。
      例年は3月中旬ごろからぼつぼつ取れ始めたように思う。

       物は試し、で孟宗竹の山に登ってみた。
      この時期、タケノコは、まだ地表に頭を出していない。
      タケノコ名人は土を踏む地下足袋の足の裏の感覚や
      地面のわずかなふくらみで地中のタケノコを察知するそうだ。

       私にはそんな芸当は出来ないから1本のタケノコも見つからなかった。
      あきらめて帰りかけた時、土が掘り返され、
      タケノコの皮だけが散乱している場所が数カ所あることに気づいた。

       人間は掘ったその場で皮をむいたりしない。
      穴の掘り方も違う。
      イノシシが中身だけ食べたに違いない。

       イノシシは、どうやって土の中のタケノコを知るのだろう。
      嗅覚か、それとも視覚か。
      私には、そのどちらでもない野生の超能力に思えてならない。

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2009.12.21 Mon 14:54:10 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
鹿がいた
  鹿男

       今日も雪。
      早朝の道の駅に鹿がいた。
      寒いのでダウンジャケットを着て山を下りてきたらしい。

       というのは、もちろん冗談。
      こちらを向いたら童顔の青年だった。

       かぶっているのは変わり型の防寒帽だろうか。
      それとも仮装パーティー用の小道具かな?
      オラも欲しいな。

                          ※

   話はコロッと変わります。
  
   ブログを始める前に読んだ入門書に「住所や名前が特定できる個人情報を書いたら
  中傷や嫌がらせのメールを送ってくる人がいるので注意」と書いてあった。
  なるほど、世の中にはそんなヒマ人もいるのかと思い、
  自分のことだけではなく、第三者についても出来るだけぼかして書いてきた。

   その流れの中で、病死した友人のことを昨日の記事などで「旧友M」と書いた。
  しかし、友人は渥美清や夏目雅子の俳句について本を出しているし
  鬼子母神さんが教えて下さったように朝日新聞は彼の追悼記事を掲載している。
  今さら匿名にする理由は何もない。

   朝日新聞の記事はインターネットでも読めるので、
  興味のある方はここをクリックしてください。


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2009.12.20 Sun 14:22:50 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
阿波踊り
  笹に雪

     この3日間で今日の雪が一番多かった。
    氷点下3度の冷気を胸いっぱい吸うと肺が綺麗になるような気がする。

     15日のブログ「友よ」に書いたMの葬儀ミサに参列した友人が
     Mの病床の句をメールで知らせてくれた。

            がんばれと言われてもなあ鰯雲

            しみじみとしみじみと聞く深夜便

     言わずもがなのことだけど、深夜便はNHKラジオの深夜番組。
    私も入院した時はイヤホンでよく聞いた。

     徳島出身のMは阿波踊りが上手だった。
    今ごろフーテンの寅さんとにぎやかに踊っていることだろう。

       えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、よいよいよいよい!
       踊る阿呆に見る阿呆
       同じ阿呆なら踊らな損々……


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2009.12.19 Sat 14:43:01 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
今は昔
  南天 露

      今日も小雪がちらついた。
     昼間の気温も5℃までしか上がらない。
     いよいよ冬本番か。

      10日ほど前から道の駅や小学校に門松が立った。
     我が集落では24日に有志が門松を作り、公民館に飾る。
     「もうすぐ正月だぜ」と念を押されているような気分だ。
     こちらはまだ年賀状も買っていないのに……。

      子どものころは確かに正月が待ち遠しかった。
     わずかなお年玉を握って駄菓子屋に走り、
     飴玉やメンコを買った時の高揚感をかすかに覚えている。

      だが、それは大昔の話。
     今は山里にも駄菓子屋はない。
     凧は揚がらず、羽つきの音も聞こえない。

      大切なものを過去に置き去りにして
     私たちはどこに行こうとしているのだろう。

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2009.12.18 Fri 15:50:33 | 暮らし| 0 track backs, 6 comments
陽光の中をちらちらと
  小雪

     この冬初めての雪が舞った。
    「犬は喜び庭駆け回る」ような降り方ではない。
     よくよく見れば屋根や畑がうっすらと白くなっている程度だ。
    (写真は我が家の納屋の屋根。裏山のウルシの葉はまだ赤い)

     午前6時半時、軒下の温度計は氷点下2度を指していた。
    オグリに「寒いな。散歩はどうする?」と訊いたら
    「行くに決まってるじゃないですか」と言う。
    犬は本当に散歩が好きだ。

     白い息を吐くオグリの後を小走りでついていく。
    手や爪先が凍えて痛い。
    
     猛暑や酷寒をしんどいと思うこともあるが
    夏は暑く、冬は寒い方がいい。
    1年中、春の陽気だったら頭の中も陽炎ゆらゆらのポカポカ陽気。
    私のボケ症候群は一気に進んでしまうだろう。

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2009.12.17 Thu 15:42:40 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
枯れ野かな
   きのうは集落の忘年会だった。
  区長(自治会長)が「今年は自然災害がなくて良かったけれど、
  これから集落を背負っていく“わきゃーもん”が2人も亡くなったのは
  痛恨の極みだ」と挨拶した。

   2人とも60歳だが、上に大勢の70代80代が頑張っているから
  60代はまだ“わきゃーもん”(若い者)なのである。
  それにしても60歳の死は早過ぎやしないか。

   私が若いころは「日本人の4人に1人ががんになる」と言っていたように思う。
  それがいつの間にか「3人に1人」になり、今は「2人に1人」だ。
  そして、年間の自殺者も10年連続で3万人を超えるのは間違いないという。

   どうしてこんなことになったのだろう。
  宴会は深夜近くまで続いたが、家に帰っても寝つきが悪い。
  浅い眠りの中で、こんな句が頭に浮かんだ。

            野良犬が尾を垂れて行く枯れ野かな(沢太郎)

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2009.12.16 Wed 15:48:18 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
友よ
   旧友二人の訃報が届いた。

   一人は学生時代からの友人T。
  先週配達された喪中欠礼を知らせる葉書の差出人は、見覚えのない女性名だった。
  本文に「二月に夫○○が永眠いたしました」とある。
  Tの奥さんだった。

   互いに転勤族だったので、卒業以来会ったのは、ほんの数回。
  年賀状のやり取りで何十年も無事を知らせ合ってきた。
  今年の年賀状に「マイペースでやってますか」と添え書きしてから
  わずか数ヵ月後に鬼籍に入ってしまったのか。  

   頭に残るTは髭の剃りあとが青々した色白の若い顔のままだ。
  せつないな。

   もう一人は同期入社のM。
  大阪本社の同じ持ち場で仕事をして以来、40年のつきあいになる。
  今年の年賀状に「好きなことをやりたい放題やって野垂れ死にしたい」と記していた。
  年賀状に「野垂れ死に」の文言は似合わない。
  何か死を予感するものがあったのだろうか。

   寅さんこと渥美清の周辺を丹念に取材し、寅さんの俳句218句を発掘した労作
  「風天 渥美清のうた」(大空出版)が彼の遺作になった。

   その中にこんな句がある。

           お遍路が一列に行く虹の中

   お遍路の列にみんなを笑わせている寅さんがいる。
   ニコニコしているMの姿も見える。

   楽しそうな光景なのに涙が出て仕方がない。

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2009.12.15 Tue 16:46:29 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
爺ちゃんは山へ柴刈りに
  杉の葉

       杉は常緑樹だが、葉が散らないわけではない。
      少し風が強い日に杉林に行くと、落ちた葉が層を成している。
      コンテナ1杯分を集めるぐらい何の苦労もない。

       杉の葉はふろの焚きつけに使う。
      一つかみの杉の葉の上に細く割った竹や柴を乗せて火をつければ
      たちまち燃え上がる。
      後は少しずつ太い薪をくべ、炎のおしゃべりに耳を傾けていればいい。

       ところで今、小枝のことを「柴」(しば)と書いた。
     「お爺さんは山へ柴刈りに、お婆さんは川で洗濯」と語る
     桃太郎の昔話もあった。

      今はどうなんだろう。
     「柴」や「柴刈り」がちゃんと通じるだろうか。

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2009.12.14 Mon 15:38:23 | 暮らし| 0 track backs, 8 comments
捨てるものは何もない
 笹と犬

      実も莢も食べられるスナップエンドウが芽を出し、日々成長している。
     カラスや根切り虫?の攻撃から生き延びた勇士たちだ。
     霜害から守ってやるべく笹の小枝で囲ってやった。

      スナップは丈が低いので、孟宗竹の枝を半分に切って土に挿すと
     ちょうど良い高さになる。
     笹の葉は豆を霜から守るだけではなく、役目を終えたら
     地に落ちて微生物に分解され、豆の栄養分に。
     竹は豆の収穫後に燃やして、灰を土にすき込む。
     捨てるものは何もない。

      立派な霜除けが出来たねとオグリが褒めてくれた。
     さあ、雪でも霜でもかかってらっしゃい。

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2009.12.13 Sun 15:03:03 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
珍しい写真でしょ?
 サギ上

サギ下 谷間の段々畑からの帰り、住宅街を軽トラで走った。
前方の道端に黒い影が立っていた。
幼児のようにも鳥のようにも見える。

 徐行して近づくと、それはアオサギだった。
数メートルの距離まで接近しても逃げない。
怪我でもしているのだろうか。

 車を降りた時、彼はこちらを振り向き、大きな羽を広げて、ゆっくり飛び去った。
怪我をしている様子はなかった。

 山里では渓流沿いや田んぼでアオサギをよく見掛ける。
彼らは非常に用心深く、人の気配に気づくとすぐに逃げる。
だから私はアオサギを近くで見たことがない。

 閑静な住宅街とはいえ、人も車も通る。
アオサギは何か考えごとをして、ぼさっと立っていたのだろうか。

 アオサギなんか見飽きているという人でも住宅街の路傍で見た人はざらにはいないはず。
どうです、珍しい写真でしょ?と今回は自慢しておこう。

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2009.12.12 Sat 15:47:58 | 暮らし| 0 track backs, 4 comments
祈りと感謝
 天神さん

     ひどく老朽化した集落の天満宮が10月に改築され、
    今日はその落成式を兼ねた天神祭りが行われた。

     注連縄を新しいものに替え、神官さんに清めのお祓いをしてもらう。
    そして、菅原道真公に今年の無事を感謝し、
    来年がより一層良い年になるよう願う行事だ。

 清正さん

     道真公へのお願いがすんだら、一同ぞろぞろと
    セイショコさん(加藤清正)を祀る小さな祠に向かう。

     山里の小さな集落なのに天満宮とセイショコさんの祠があるのは、
    それだけ二人への敬愛の情が強いのだろう。

山の神さん

     願い事行脚はそれだけでは済まない。
    山の神(写真上)、水神さん、荒神さんを巡り、新しい注連縄と御幣を飾る。

     農民たちは一体何百年、祈りと感謝を繰り返してきたのだろう。
    どんなに努力をしても作物の出来は天候次第。
    最後は、人智を超えた神々にすがるしかないという
    人々の気持ちを迷信だの非科学的だのと笑ってはいけない。

     いかなる問題も科学技術で解決できると思うのは傲慢ではないかな?

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2009.12.11 Fri 15:22:47 | 行事| 0 track backs, 0 comments
さらばテレビ
てれび パソコンが壊れたのは10月の末だった。
ちょうど同じころにテレビもダウンした。
スイッチを入れたら赤い線が画面を走り、それっきりウンともスンとも言わなくなった。

 10年以上使っている超厚型ブラウン管テレビである。
修理に出したとしても「高いお金を出して修理するより、地デジ対応のテレビを買った方がお得ですよ」と言われるに違いない。

 新しいテレビを買う前に「本当にテレビは必要か。惰性で見ているだけではないのか」と自問してみた。
見て良かった、面白かったと思う番組は確かにある。
だが、それはごく少数で、大半はど~でもいい番組だ。

 アナログテレビという選択肢を残さないやり口をおかしいと思っていたので、この機会にテレビをやめることにした。
それでも、2~3日は目が覚めると無意識にテレビのスイッチに手を伸ばしていた。
立派な“テレビ中毒”だったのですね。

 故障してから40日以上経った今、テレビがなくても痛くもかゆくもない。
それで、街の中心部にある電気製品の無料回収所に持ち込んだ。
長いつき合いのテレビを捨てるのは抵抗があったが、きっと何かの形でリサイクルされるだろう。

 さらばテレビ。

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2009.12.10 Thu 14:22:46 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
皇帝の最期
再起 11月22日のブログ「皇帝は深々と頭を下げて」に書いた皇帝ダリアが地面にバッタリ倒れてしまった。
1週間ほど前の出来事だ。

 花が咲いているし、つぼみも沢山つけている。
軍歌の「戦友」ではないけれど
「これを見捨てて置かりょうか しっかりせよと抱き起こし」てやった(写真)。
その時の皇帝陛下の重かったこと!これでも草かい?

 巨体だから仕方がないか、“身長”はどれくらいあるのだろう――と思った時、地面に倒れている間に測ればよかったことに初めて気づいた。
近年、あの時こうすればよかったと、後になって気づくことが多い。
これも老化現象だろうな。

 皇帝を再び寝かすわけにもいかず、地上190センチの所にタオルを巻きつけた(お分かりだろうか)。
タオルの位置から推測すると、草丈は5メートルを越えると思われる。

 直立した皇帝は堂々として威風あたりを払う。
さすが皇帝、見上げたもんだと声を掛けたくなる。

 ところが今朝、畑に行ったら花も葉も霜にやられて萎れていた。
精も根も尽き果てた様子で見る影もない。

 皇帝は最後の1週間、背筋を伸ばして立ち続けた。
どんなに北風や霜に痛めつけられても倒れなかった。
立派じゃないか。


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2009.12.09 Wed 15:41:52 | | 0 track backs, 6 comments
バリケンでした
 バリケン

ビリケン きのうのブログで、酔っ払いのように赤い顔をした鳥の名前を尋ねたら、
通りすがりさんと先輩のSさんから
「バリケンではないか」と教えられた。
手元の野鳥図鑑には載っていなかったものの
インターネットで検索すると、いくつかのサイトが見つかった。
Sさんが添付してくれた「Baidu 百度」にはバリケンの動画が沢山あった。

 私が合志川で見た鳥はバリケンに間違いない。
通りすがりさん、Sさん、ありがとうございました。

 ウィキペディアなどによると、バリケンは
中南米産のノバリケンを家禽化して日本に持ち込んだもので
その一部が逃げて野生化し、各地の河川湖沼で散見されるようになったという。

 それにしても、バリケンとは奇妙な名前だ。
大阪の通天閣に安置されているビリケン(写真下)は知っていたが
バリケンは初めて聞いた。

 バリケン→鳥の名前かな?――と最初から推測出来る人が一体、何人いるだろう。

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2009.12.08 Tue 14:53:57 | その他| 0 track backs, 2 comments
この鳥の名は?
     淵

        きのうの続きです。
 
        フェスティバル会場を抜け出して川べりを散歩した。
       枯れすすきが風に揺れている淵まで歩く。
       人は誰もいない。遠くで数人が釣り糸を垂れているだけだ。

        淵から対岸を眺めた時、きのう“見たことがない”と書いたものに気づいた。

 鳥2羽


       それは、つがいと思われる2羽の水鳥だった。
      顔は酔ったように赤く、胴体の半ばまで白と黒のまだら模様。
      マガモやカルガモより2回りも3回りも大きい。

       カモかガンの仲間だろうと見当をつけて
      帰宅してからインターネットや鳥類図鑑で調べたが分からない。
      分からないと、群れからはぐれた渡り鳥ではないかと気になる。

       ひょっとしたら、この鳥を知らないのは私ぐらいで
      多くの人が○○を本当に知らないの?と笑うだろうか。
      聞くは一時の恥、どなたか鳥の名を教えて下さいな。

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2009.12.07 Mon 15:51:29 | その他| 0 track backs, 2 comments
河川敷のイベント
       牛乳

            植木温泉近くの合志川河川公園で開かれた
           2009 鹿本地方農畜産フェスティバルに行った。
           一堂に会している植木町と山鹿市の
           道の駅、直売所、朝市がお目当てだ。

            会場に着いたとき、牛乳の早飲み競争をやっていた。
           この後、スイカの早食い大会もあるという。
           気温の上がらぬ吹きさらしの河川敷で冷たい牛乳の早飲みかよ。

            グズな私は早飲み、早食いが苦手だ。
           牛乳やスイカをいかにおいしそうに飲食するかを競う
           1分間演技コンテストだったらよかったのに。

      物産市

       冷たい風の吹く曇天に関わらず、会場はにぎわっていた。
      生産者直結の農畜産物への関心が高いのだろう。
      それぞれの出店の出品点数がもっと多かったら、さらに喜ばれたに違いない。

       会場には1人1000円のバーベキューコーナーがあって、
      おいしそうな匂いと煙がたなびいていた。
      よほど食べようかと思ったが、いかにせん寒い。
      (もちろん、寒いのは主催者の責任ではない)
      ただ、河川敷のイベントは夏か初秋がふさわしいのではないかと思ったのだった。

       この後、合志川の岸辺を歩いて、見たことがないものを見た。
      長くなるので、このことは明日書くことにしよう。

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2009.12.06 Sun 16:16:30 | 遊び| 0 track backs, 0 comments
「しょーもない」もの
         黒い実

            野生化した茶の木が山肌に沢山生えている。
           花はとっくに散って実をつけているが、黒い実は地味で目立たない。
           鳥の気を惹いて実を遠くまで運んでもらうつもりはないようだ。

  弾けた実

     殻はやがて弾け、こんな形になって地面に散らばる。
    中の種を遠くに飛ばしたかどうかは分からない。

     弾けた殻を拾ってきて、机の上に置いてみる。なかなか面白い。
    こんな風にしてドングリ、ヒノキの実、松ぼっくり、カラスウリなどが
    部屋に並ぶようになった。

     子どものころもそうだったなと思う。
    セミの抜け殻、匂いガラス、貝の化石、瓶の王冠、ビー玉、メンコ等々を
    ボール紙の箱に入れ、押入れの奥に隠していた。
    大人が見たら「しょーもない」と言うに違いないが、それが私の宝物だった。

     爺ちゃんは今も山道を歩いては「しょーもない」ものを拾ってくる。
    三つ子の魂は幾つになっても変わらないようだ。

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2009.12.05 Sat 15:51:35 | その他| 0 track backs, 2 comments
命のリレー
 発芽

    自分で作った野菜の種を出来るだけ取り置いて、また使うようにしている。
   収穫→種まき→収穫の永久運動だ。

    写真は絹サヤが発芽しているところ。
   今年5月に収穫した絹サヤがなぜか不出来で、代わりに去年5月の種を使った。
   1年半もの間、冷蔵庫で保管した種は、カチカチに乾燥して小さく縮んでいた。
   それをひたひたの水に3~5日浸すと、豆はふっくらと膨らみ芽を出した。
   大した生命力ではないか。

    地球上に生きとし生けるものは全て、自分の命を次世代に伝えようとしている。
   人間が好まない生き物であっても命のリレーは健気で尊い行為に思える。
   生き物バンザイ、だ。

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2009.12.04 Fri 16:04:08 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
畑仕事がはかどらない理由
 空の枯葉

      空に浮かぶ無数の黒い点はレンズのごみではない。
     風に吹き飛ばされた枯葉だ。
     (写真の上手な人ならもっと鮮明に捉えられるだろうが)

      朝から曇天で、風は微風。
     時折、やや強い風が吹く時は肌で感じる前に音で分かる。
     木々の枝がこすれあい、さわさわと“私語”を始めるからだ。
     私はそのたびに空を見上げ、12月1日のブログにも書いた
     枯葉のシャワーを浴びて呆然とする。

      風が吹くたびに空を見てるから畑仕事がはかどらないのだよと言われたら
     黙ってうなだれるしかないな。

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2009.12.03 Thu 14:02:00 | 畑仕事| 0 track backs, 3 comments
えげつないなあ
 ヤブ

      谷間の段々畑の入口で軽トラを降りたら、見知らぬ男が2人、農道を下ってきた。
     この農道は農作物加工所の建物が視界を遮っていて一般道からは見えない。
     しかも行き止まりだから、土地に関係ない人が
     早朝から入り込むはずがないのである。

      男たちは赤い実のついたヤブコウジを両手にいっぱい持っていた。
     農道わきの山の斜面から採取したに違いない。

      私「この先の山は全部私有地だから、持ち主に断らずに
     採って売るのはまずいんじゃないですか」
     男の1人「……正月の飾りに鉢植えにしようと思って」とぼそぼそ。

      「それにしては量が多いですね」とは言わなかった。
     私が借りている農道奥の山が荒らされているかどうか、
     まだ確認できていなかったから。
     ヤブコウジを売りさばいている証拠もなかったから。
     「さてどうしたものか」と思案していると、男たちは久留米ナンバーの
     白いワゴン車に乗ってそそくさと立ち去って行った。

      山の斜面を見ながら農道を登った。
     きのうまであんなに沢山あったヤブコウジがない!
     私が借りている山にもない!
     彼らが見落としていたのは上の写真の1本だけだった。

      家に帰ってインターネットで調べると、
     ヤブコウジの鉢植えに数百円から数千円の値がついていた。
     山野草の好きな人から「3~4株貰えないか」と言われたら
     「どうぞどうぞ」と差し上げるが、高値につられて根こそぎ持って行くとは浅ましい。

      県境を越えて来たお2人さん。2度と来なさんな。
     顔も車もちゃんと覚えてるけんね。

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2009.12.02 Wed 15:15:38 | その他| 0 track backs, 6 comments
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