おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
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案外いい奴かも
魔神 だいぶ昔、見ようによっては人に見えないこともない顔つきの鯉が話題になったことがある。
人面魚のことだ。

 それなら、左の蜘蛛の胴体は何に見えるだろうか。
頭に赤い布を巻き、釣りあがった目がらんらんと光っている。
大きな牙が2本、鼻の脇まで届いていて、これに比べれば不動明王の牙など大したことはない。

 まさに悪相。
私はひそかにこの蜘蛛を魔人面蜘蛛と呼ぶことにした。

 悪相といえば、極悪非道のワルを演じる悪役俳優には好人物が多いという。
テレビCMで青汁を飲み、「まずい、もう一杯!」と叫ぶ悪役氏(名前は失念)も根は悪い人ではなさそうだ。

 嫌われ者の蜘蛛も案外いい奴かも知れないね。

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2009.09.30 Wed 16:00:01 | その他| 0 track backs, 0 comments
女性の記憶力
       ミニ果樹園のグミの木の根元に白い彼岸花が咲いていた。
       去年は、ここに白い彼岸花は咲いていなかった。
       自分で植えた覚えもない。
白花彼岸 なぜ、今年になって咲いたのだろう。
あれこれ考えているうち、ひょっとしたら去年もこの場所に咲いていたかも知れないという気になった。
それだけ記憶に自信がないのだ。

 まだ40代、現役の勤め人だったころの話。
街の雑踏の中に友人を見つけ、「おい、○○!」と声を掛けようとして、その○○が出てこない。
以来、記憶力は年年歳歳、衰微する一方だ。
思い出したくないことはどんどん忘れ、楽しかったことだけ覚えていればいいや、と思うのだが、そう都合よく行かないのがつらい。

 今読んでいる雫井脩介の『火の粉』(幻冬舎文庫)にうこんなくだりがあった。
義姉が義妹をなじっているシーンである。

 やめてよ、自分を正当化するような建前の話は。気分悪いわよ。あなたっていつもそうじゃない……。

 女性に「あなたはいつもそうなのよ」と責められたことのあるご同輩は多いのではないか。
女性は過去のことをよく覚えている。
男が言い訳の出来ない失敗をしたら、一生言われ続けると覚悟しなければならぬ。

 記憶力がいいのも考えものだと思うが、大きなお世話だろうね。 

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2009.09.29 Tue 16:05:07 | 暮らし| 0 track backs, 4 comments
本名は頓とわからず
         ミント?
            路傍の草むらに小さな薄紫の花が咲いていた。
            葉はミントの香りがした。
            薄荷だろうか。

            家に帰って図鑑を開いてみた。
            薄荷ではないらしい。
            何の花だろう。

                 本名は頓(とん)とわからず草の花

            夏目漱石が熊本で暮らしているころの作である。
            道端にしゃがんで首をひねっている文豪の姿を想像すると
            なにやら笑いがこみあげてくる。

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2009.09.28 Mon 14:34:54 | | 0 track backs, 0 comments
枝豆には気の毒だが
えだまめ 今年は枝豆の成長が遅い。
待ち切れなくなって一株抜いてみた(写真)。
丸く膨らんだ袋が、やや少ないような気がする。

 軽く塩茹でした。
鮮やかな緑が食欲をそそる。
豆粒を二つ三つ噛み砕くと、甘味が塩味をはね返して口の中に広がった。 

 私は果物でも野菜でも甘ければいいとは思わない。
「甘過ぎる」トウモロコシは苦手な方だ。
この枝豆のような自然の甘味なら、もちろん文句はない。

 2週間以上も雨が降らないから、枝豆は水を求めて懸命に根を伸ばしているのだろう。
パサパサに乾いた土を見れば、枝豆が水っぽくなりようがないことが分かる。

 少雨のお陰で味の濃い枝豆が食べられるわけだが、枝豆には気の毒な話だ。

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2009.09.27 Sun 15:40:26 | 食べる| 0 track backs, 0 comments
強い人
        阿蘇郡西原村の萌の里で100万本のコスモスを堪能した後、
        「風の丘 阿蘇 大野勝彦美術館」(阿蘇郡南阿蘇村)を訪ねた。
        阿蘇のどこかに両腕を事故でなくした人の美術館があると
        新聞かテレビで見た記憶がうっすらとある。
        私の予備知識はその程度だった。
美術館 大野勝彦さんについての知識は、今もその時と大して変わりはない。
詳しいことを知りたい方はこちらを読んでいただいた方が早いだろう。

 大野さんは平成元年、働き盛りの45歳のときに農作業中の機械事故で両手を失った。
「野球をすれば投手で4番、バレーボールの監督を務め、町の役職をいくつも持って」肩で風を切って歩いていた“強い男”が突然両手を奪われる。
自暴自棄になっても仕方のない状況だが、大野さんはすぐに詩を書き始め、家族や周囲の者への感謝の気持ちを深めていく。

 その過程が館内に展示されている夥しい詩画と絵手紙だ。
帰り際に買い求めた絵手紙詩画集にこんなのがあった。

       リハビリを終えて病室に帰ると
       枕元に一輪のバラが飾ってありました
       小さな字で今後手が必要な時には
       私の両手を遠慮なくお使い下さいと書いてありました
       その日は私が人のやさしさに初めて泣いた記念日となりました


 大野さんは両手を失うことによって、“強い人”から優しく強い人になったな、と思ったものだ。 

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2009.09.26 Sat 16:49:48 | その他| 0 track backs, 6 comments
100万本のコスモス
あきざくら 今日の最高気温は32℃だと気象予報が言っていた。
栗ひろいも毎日だと少し飽きてくる。
どこか涼しい所で気分転換したいな。

 というわけで、たまたま新聞で読んだ俵山交流館・萌の里(阿蘇郡西原村)のコスモスを見に行った。
2ヘクタールの土地に100万本のコスモスが咲くという。
敷地の半分はまだ咲いていなかったから、咲いていたのは50万本か。
それでも壮観であることに変わりはない。

 大型連休中に非常に多くの人が訪れ、駐車場に入れない車が列を作ったそうだ。
訪問客はコスモスの花より多かった……わけはないよね。

 コスモス園を一周して木陰に腰を下ろした。
汗ばんだ皮膚に涼風が気持良い。
何も考えない。ただぼんやりとコスモスの花や遠くの人影を眺めた。

 いい気分転換が出来たと思う。

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2009.09.25 Fri 16:46:50 | | 0 track backs, 2 comments
それは内緒
         石段
           地域の神社は山の中腹に建っているので、
           急勾配の長い石段を登らなくてはならない。
           今日は願い事する立場だから
           勾配のゆるい女坂ではなく、無理して石段を上がった。
           (写真は石段の上から見おろしたところ)

         楼門
          石段を上がってすぐの場所に楼門があり、
          その先に集落の一同が今日、“お篭り”する社殿が見える。

          “お篭り”とは、簡単に言えば神官さんにお祓いと祝詞をあげてもらい、
          五穀豊穣や家内安全を願う行事だ。
          私は、これ以外に個人的な願いを抱えていた。

         社殿
           ここが“お篭り”をする社殿。
           30人ほどが座ると、ほぼ一杯になった。

           祝詞が終わったら湯飲みに冷や酒や焼酎をついで酒盛り。
           飲みたい者は車を置いてきているし、
           車で来た私は2時間の間、1滴も飲まなかった。
           周りが段々出来上がっていく輪の中で、
           数少ないしらふの1人でいるのは詰まらないものだ。

           ところで何を祈ったのか、って?
           それは内緒。

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2009.09.24 Thu 16:23:25 | 行事| 0 track backs, 4 comments
空に真赤な
赤々 朝顔を這わせた棚に何か赤いものが見えた。
カラスウリだ。
彼岸花やカラスウリを見るたびに「血のように赤い」という言葉が頭をよぎる。

 過日、血液検査のために病院で採血した。
試験管に溜まっていく血は赤くなく、むしろ黒ずんで見えた。
年をとって生きることに疲れてくると、血液も色あせるのだろうか。

 昭和44年に復刻された『柳河版 白秋小唄集』にこんな歌がある。

            空に真赤な雲の色、瓶に真赤な酒の色
            なんでこの身が悲しかろ、瓶に真赤な酒の色


 感傷的だが、感性は枯れていない。
57歳で死んだ北原白秋の血は、最後までカラスウリのように赤かったことだろう。
 
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2009.09.23 Wed 14:55:59 | その他| 0 track backs, 0 comments
縁がなかったのだね
オクラの花 オクラの葉が虫に食われてぼろぼろになった。
花が3つ4つ咲いているが、実をつけるかどうか疑わしい。
そろそろ、オクラの季節は終りだろう。

 数年前、自分の菜園で育てるまでオクラを食べたことがなかった。
特に理由があるわけではなく、ただ単に食べる機会がなかったのだと思う。
今では細かく刻んだオクラに鰹節と醤油をかけてよく食べる。
ご縁が出来たのだ。

 生まれて一度も食べたことがない食材は山ほどある。
高価で珍しい食材なら手が出せなくても無理はない。
だが、綿菓子やハヤシライスといった大衆的な食べ物を口にしたことがないのは、我ながら不思議に思う。

 どちらも安価な品だ。
食べようと思ったらいつでも食べられるが、なぜか食指が動かない。
綿菓子とハヤシライスを1度も食べないまま生を終える運命にあるようだ。

 縁がなかったのだね。

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2009.09.22 Tue 15:51:39 | 食べる| 0 track backs, 2 comments
パートナー失格だね
栗林の犬 オグリはペットではなく、パートナーだから畑や山仕事に連れて行く。
栗ひろいも例外ではない。

 栗林に着くと、一応犬らしく鼻をくんくんさせて栗を探し始める。
「よーし、その調子だ。見つけたら吠えて知らせるのだぞ」と励ましてやる。
調子がいいのはここまでだ。

 主人の命令を無視して、栗を見つけても知らせない。
栗を噛み砕いて鬼皮だけを吐き出し、実を器用に食べる。
なんだ、イノシシと変わりないじゃないか。

 写真は、おなかが一杯になってくつろいでいるところだ。
あとは蛙やバッタを追い掛けて遊ぶだけ。

 これでもパートナーと言えるだろうか。

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2009.09.21 Mon 15:41:28 | 畑仕事| 0 track backs, 6 comments
ありがたい手袋
手袋 イガだらけの栗から中身を取り出すのは厄介だ。
実を足で押さえて固定し、火バサミで中身を穿り出す。
もういいだろうと手を伸ばすとイガが難なく軍手を貫いたりする。痛いのなんの。

 数年前から栗むきようのゴム手袋を使うようになって作業が楽になった。
実をイガごと両手でつかんで、ぐいっとひねれば中身がポロリと出てくる。
ごく稀にちくりとすることがあるが、ほとんど気にならない。

 栗の収穫が大変だと聞いた誰かが創意工夫して手袋を商品化したのだろう。
お陰で収穫の時間と手間が大幅に改善された。
どこのどなたか知らないけれど、ありがとうと申し上げたい。

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2009.09.20 Sun 15:37:54 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
いつでん どこでん
火の花 ボディに「いつでん どこでん」と書いた営業車がスーパーマーケットの駐車場に止まっていた。
「いつでん どこでん」は九州の言葉で「いつでも どこでも」という意味だ。

 今の季節、山里では、いつでもどこでも彼岸花を見ることが出来る。
筆のようなつぼみもピョコピョコ頭を出しているから、彼岸のころ、山里は“火焔”に覆われるだろう。

 今日も山里は30℃を超えた。
気温が何度であれ、彼岸花を見ると秋だなあと思う。
 
              人を泣かせ己れも泣いて万珠沙華 鈴木真砂女

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2009.09.19 Sat 16:09:57 | | 0 track backs, 2 comments
ナイロンカッターの威力
         道
           部屋が散らかっていても気にならないが、
           汚い方が好きというわけでもない。
           草ぼうぼうの農道の草を刈って綺麗にしたら気持ちがよかった。
           この道の数少ない利用者の老夫婦が
           「歩きやすくなった」「道が広く感じる」と喜んでくれた。
           これも満更ではない。

         ナイロン
           この農道のように石ころだらけの道は
           草刈り機の鋼鉄の刃(チップソー)では具合が悪い。
           よほど用心してもチンチンと刃が石に当たり、うまく草が刈れないのだ。

           そんな時は刃をナイロンカッターに替える。
           硬質のナイロンコード(赤い部分)を
           高速で回転させて草を切る仕掛けだ。
           石を苦にしないで刈れるが、小石を弾き飛ばすので
           目を守る眼鏡が欠かせない。
           全身が草の破片まみれになるといった欠点もある。

           それでも、悪路の草刈りはこれに限る。
           昔の人は砂利道の草をどうやって刈っていたのだろう。

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2009.09.18 Fri 15:51:10 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
動かぬ証拠
         田荒らし
           マサ子ばあちゃんの田んぼにイノシシが侵入した。
           田んぼは電気柵で囲まれていたが、
           電流を流していない昼間か夕方に柵を倒して入ったらしい。

           稲は穂が出てから間がないため、まだ食べられるほど実っていない。
           イノシシは稲の実り具合を下調べに来たのだろう。
           田んぼの何ヵ所かを歩き回り、稲を少々踏み倒して引き上げて行った。
           今ごろイノシシ一家の親分に
           「まだ、盗るには早ようござんす」と報告しているに違いない。

         田足跡
           先ほどからイノシシの犯行と決め付けているが、
           何か根拠があるのかと不審に思う方もおられよう。
           ↑の写真を御覧いただきたい。
           二つに割れた爪痕がイノシシであることの動かぬ証拠。

           タヌキや犬では、こんな足跡はつきません。

 

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2009.09.17 Thu 15:42:06 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
バス停の黄花コスモス
白い花 山の斜面で草を刈っていると、さまざまな花に出会う。
大抵、何の花か分からない。
写真の白い花も名前を知らない。

 綺麗だなとは思うが、結局は切ってしまう。
背丈以上に伸びた草むらで、花だけ刈り残すのは事実上不可能だからだ。

 我が家から徒歩5分の所にバス停がある。
交通の便が良さそうに聞こえるかも知れないが、バスは1日2~3便しかない。
そのバス停に今、2本の黄花コスモスが咲いている。
この夏、県道脇の除草を請け負った建設会社の作業員が、わざわざ刈り残したものだ。
私はたまたま通り掛り、その一部始終を見て、この人は花が好きなんだなあと感心したことを覚えている。

 炎天下で何キロも草を刈るのは、とてもきつい。
それでも、面倒がらずにコスモスを切り残した50代後半の作業員。
なかなか出来ることではない。

 何のかんのと自分に言い訳をして切ってしまう私は、うなだれるしかないな。

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2009.09.16 Wed 14:58:05 | | 0 track backs, 2 comments
お前の父ちゃん土手カボチャ
南京 カボチャを2個収穫した。
同じ品種のはずだが、随分形が違う。
左のカボチャが重さ2.2キロ、右が1.4キロ。
まずまずの出来ではないかな。

 子供のころ、仲の悪いグループと出会うと、「お前の父ちゃん土手カボチャ、お前の母ちゃん赤でべそ。わーい、わーい」と悪態をつき合ったものだ。
土手で育ったカボチャは栄養分が足りず、不味くて食べられたものではない、つまり「役立たず」という意味であることを大人になってから知った。

 子供は意味も分からず酷いことを言うが、相手を傷つけた自覚はなく、悪態をつかれた自分も傷つかなかったように思う。
「土手カボチャっ!」と罵りあった小学校の同級生と別れて半世紀以上経つ。
みんな元気だろうか。

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2009.09.15 Tue 15:21:25 | その他| 0 track backs, 2 comments
金色のススキ
金色すすき ススキの穂は赤みがかったものもあるけれど、ススキと聞くとすぐに白や銀色の穂を思い浮かべる。
それは私だけではないようで、インターネットで「ススキ 銀色」と検索したら、「ススキの穂が銀色に輝く」とか「波打つ銀色の穂」といった表現がたちどころに現れる。
「ススキ 金色」で検索しても目ぼしい反応はない。

 写真の穂は、どう見ても金色だ。
そうか。ススキはごく若いうちは金色で、時間の経過とともに白や銀色になっていくのか。

 ススキに例えれば、私は既に枯れススキだろう。
若いころ、金色に輝いたことがあっただろうかと他人事のように考えてみる。
ぼんやりした視界に金色の光は見えない。
輝いたことなんかなかったんだ。

 これからは、小麦や米のように晩年に輝けたらいいのだけれど。

          枯芒(かれすすき)まったく枯れし芒かな 高柳重信

 そんなに念を押さなくてもいいのに。

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2009.09.14 Mon 15:17:11 | | 0 track backs, 0 comments
私の役目は藁打ち
               地元の神社の注連縄作りに参加した。
               秋の例大祭を迎える行事で、各集落が回り持ちで担当している。
               今年は6年ぶりに我が集落の順番が回ってきたというわけだ。

しめなわ 田舎だから誰でも縄ぐらいななえるだろうと思う人がいたら間違いだ。
50代、60代の“若きゃあモン”には縄がなえない者が多い。
それで、80代の長老から怒鳴られ、教えられて、おぼつかない手つきで編んでいく。

 私は、それも出来ないので藁打ちを担当した。
5kの鉄亜鈴で藁が柔らかくなるまで根元を叩く単調な作業だ。
昔は「藁打ちは、お産よりきつか」と言われたそうだ。
確かに大量の藁を叩き終えたとき右腕は棒のようになっていた。

 午前8時から昼まで掛かって鳥居や社殿の大注連縄、境内を囲む細い注連縄を一新することが出来た。
次回は6年後である。
その時は長老に叱られていた若きゃあモンがリーダーになっているかも知れない。
注連縄作りは無事に伝承されるだろうか。

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2009.09.13 Sun 15:13:22 | 行事| 0 track backs, 4 comments
野菜が歌う歓喜の唄
水溜り 午後からまとまった雨が降るというので、朝早く家を出て山の草を刈った。
草の中に埋もれていた大きな栗の木をチェーンソーで解体して下まで運びおろすこともした。
自分で言うのもナンだけど、獅子奮迅の働きだね。

 午前11時ごろ、空が暗くなった。
引き上げ時だ。
途中、軽トラのフロントガラスにポツポツと雨粒が当たり、家に着くころには本降りになった。
白っぽく乾燥していた庭にみるみる水溜まりが出来る。
雨らしい雨が降ったのは一体、何日ぶりだろう。

 畑では、枯死を免れた野菜たちが歓喜の唄を歌っているに違いない。
水神さん、田の神さんありがとう。

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2009.09.12 Sat 15:49:25 | 畑仕事| 0 track backs, 2 comments
気象予報士は嘘をつかない、よね?
毛虫 大量発生した芋虫の駆除に追われている。
農薬を使わず、いちいちピンセットで取っているのだが、糸のように細い幼虫は見つけにくく、気がつけば大きくなって畑にのさばっている。

 連中はピーマン、ナス、トマト、インゲン、アズキなど、ほとんどの野菜に群がっている。
葉を食べるだけではなく、穴を穿って実も食べる。
日照り続きで青息吐息の野菜は踏んだり蹴ったりだ。

 芋虫、毛虫の駆除はオラに任せろ。でも、雨はどうもならんなあ。
と思っていたら、明日の午後、“強雨”が数時間降ると気象予報士が言っていた。

 気象予報士は嘘をつかない、よね?
よ~し、これで問題解決。明日の午後が待ち遠しいな。

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2009.09.11 Fri 15:03:11 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
農民の夢の跡
イノシシ穴 同じ集落に住むKさんの畑が盛大に掘り返されていた。
Kさんの父親が隠居仕事で野菜を作っていたが、数年前に亡くなってからは耕作をあきらめていたので実害はない。
イノシシがミミズを探したのだろうとKさんは憮然としていた。

 この畑は亡くなった爺ちゃんの爺ちゃんが作ったという小さな棚田だった。
機械のない時代に牛か馬の力を借りて山を削り、川から石を運んで垣を組んだのだろう。
田んぼが完成したとき、爺ちゃんの爺ちゃんはどぶろくを飲んで手拍子を打ったのではではあるまいか。

 時は移り、米が作れない時代になった。
そして野菜を作る人手もなくなり、夏草の茂った畑をイノシシが掘り返す。

 芭蕉は  夏草や兵どもが夢の跡  と詠んだが
上の写真は一生働き続けた農民の夢の跡だ。

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2009.09.10 Thu 16:04:19 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
朝顔 最後の華やぎ
目隠し いっちょん雨が降らないし、気温は連日35度を窺う。
「暦の上ではどうの、こうの」と言われても実感的には、まだ真夏だ。

 とはいうものの、ここ数日、肌寒くて夜半に目が覚め、毛布を引き寄せたりしている。
日中の暑さは相変わらずだが、空気が乾燥していてしのぎやすい。
木陰の風はひんやりと涼しく、畑仕事の汗がすっと消えるような気がする。

 そろそろ厳しい残暑ともお別れか。
庭先の朝顔とオオケタデの競演も、今が最後の華やぎかも知れない。

 今年は朝顔が沢山咲いた。
道行く人の視線から我が家を隠す衝立のつもりで植えたが、十分に役目を果たしてくれた。

 ――朝顔が枯れたら、寝起きの間抜け面で庭をうろつくわけにはいかないだろうな。

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2009.09.09 Wed 15:53:34 | | 0 track backs, 4 comments
水神さん お願いです
         水
          隣の集落の水汲み場がたいそう立派になった。
          以前の水汲み場のつもりで来たら思わず目を見張るだろう。

          私はここが出来たときから湧き水を使わせてもらっている。
          煮炊き、飲料水は、すべてここの水だ。
          自宅の水も地下水だが、こちらの方が美味しいと思う。

         水の神
          今回の改造で巨岩が囲む台座に水神さんが祀られた。
          赤い鳥居もある。
          威風堂々のたたずまいだ。
          
          水を汲んだ後、お賽銭を入れて水神さんに手を合わせる。
          私の願いは、ただ一つ。
          どうか雨を降らせてください、だ。

          今のところ願いは届かず、週間天気予報に雨の気配はない。
          このまま日照りが続けば枯れる作物も出てくる。

          水神さん、これからは真面目に働きますから雨を降らせてください。          

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2009.09.08 Tue 14:40:10 | 暮らし| 0 track backs, 4 comments
これでいいのだ!
初栗 田んぼの畦や道端に彼岸花が目立つようになった。
そろそろ栗が落ちる季節なのに、栗の下草をまだ刈り終えていない。
草の中に落ちた栗は見つからず、イノシシや野ネズミの取り分になる。

 自宅近くの栗林に様子を見に行った。
栗は既に落ち始めていて、わずかな時間に約4キロ拾えた(写真)。

 林の中には中身を食べられた後の鬼皮が散乱している。
下草をきちんと刈って、落ちた栗を見失わないようにすれば、もっと多くの栗が取れるだろう。
電気柵を巡らしてイノシシの進入を防げば収穫は倍増するかも知れない。

 そうすべきだろうか?
天才バカボンのパパなら「これでいいのだ!」と言うに違いない。
ぐうたら農夫が自業自得で野生動物に栗を食べられるのは仕方のないこと。

 そう、これでいいのだ!

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2009.09.07 Mon 16:16:45 | 畑仕事| 0 track backs, 2 comments
住民は信用できない?
2人 今日は各戸から1人ずつ出て集落内の河川と道路の草を刈った。
午前7時半に集合して午前中一杯かかる。

 暑さとの戦いは覚悟の上だが、今回は役所に提出する写真撮影が煩わしかった。
任意の3地点で草刈り前、草刈り中、草刈り後の写真(計9枚)を撮り、報告書に添付せよと言うのだ。

 総延長10キロ以上の道路に20数人が散らばって草を刈る。
「草刈り前」の写真を撮った場所で誰かが来るのを待って「草刈り中」を撮る。
これがどんなに面倒か、役人は分からないのだろうか。

 わずかでも補助金を出す以上、証拠写真が欲しいのだろうが、草を刈ったあとの写真だけでなぜいけない?
百歩譲っても草刈り前と後の写真で十分ではないか。

 役所の形式主義と机上のくだらない思いつきが草刈りの足を引っ張る。
もっと民を信ぜよと言いたい。

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2009.09.06 Sun 15:16:47 | 行事| 0 track backs, 4 comments
白ナスは旨いか
白ナス きのう降った“3分間の集中豪雨”は我が家から10キロ離れた谷間の段々畑も潤していた。
途中、雨が降った形跡が全くない畑もあった。
雨をまだらに降らせながら足早に通り過ぎていったのだろう。

 畑は期待以上に濡れていた。
つやを失っていた水ナスも生気を取り戻している。
トマトやキュウリ、ピーマンも元気だ。
気まぐれな通り雨に感謝。

 白ナスも一回り大きくなったような気がする。
これは「油で炒めたら旨かよ」といって頂いた苗を今年初めて植えたものだ。

 ナスは紫紺、という思い込みがある。肥後の赤ナスだって、赤みがかった紫色だ。
正直なところ白いナスには少し抵抗がある。
なんだか得体が知れない。影が薄い印象もある。
だが、食べてみらんば分からんたい。

 白ナスも旨かっ!と目からウロコが落ちるかも知れないよ。

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2009.09.05 Sat 14:57:39 | 食べる| 0 track backs, 0 comments
3分間の集中豪雨
地割れ 雨が降らない。
8月28日にパラパラッと降ったが、あんなのは雨のうちに入らない。

 乾燥した畑に亀裂が走り(写真)、風が吹くと白い砂ぼこりが舞う。
ただでさえ水を欲しがる水ナスが、しなびてきた。
明日はドーフン(動力噴霧器)で水を掛けてやろう。

 そんなことを考えながら昼寝をして、どれくらい経っただろう。
激しい雨音で目が覚めた。道路や庭にみるみる水溜りが出来ていく。

 恵みの雨だなと喜んでいたら、3分後にはピタッとやみ、何事もなかったように太陽が照りつけた。局地的な通り雨だったのだ。
水ナスが植わっている谷間の段々畑にも降っただろうか。

 この先の週間天気予報(9/5~9/11)にも傘マークは出てこない。
長雨、集中豪雨のあとは旱魃。泣く子とお天気には勝てない……か。

            又の名をふるさとといふ旱(ひでり)村   高橋悦男

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2009.09.04 Fri 15:18:16 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
屋上のユリ
屋上のユリ オグリと朝の散歩の途中、高台から保育所を見下ろしたら屋上に白い花が咲いていた。
多分、高砂ユリだ。

 山里ではありふれた花を、わざわざ屋上に上って植えたとは考えにくい。
第一、花が咲いても保育所の庭からは見えないのだ。

 高砂ユリは種が飛んで増えるのか、球根が分結して増殖するのか知らない。
土のない屋上や石垣のわずかな隙間に咲いているのを見ると、一体どこから来たのかと不思議に思う。

 たおやかで清楚に見える高砂ユリだが、生命力の強さ、したたかさは尋常ではない。
人間にもそんな女性がいるような気がするな。

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2009.09.03 Thu 15:00:04 | | 0 track backs, 2 comments
ショータイムは終わった
ヘチマ2本 旧友との小旅行で、たった3日留守にしている間に野菜は目を見張るほど大きくなっていた。
写真ぐらいの大きさのヘチマが何本もぶら下がっている。
今年もヘチマたわしを100個ぐらい道の駅に出せそうだ。

 大きくなり過ぎて黄色く崩れた地キュウリはタネを取るしかあるまい。
ミニトマトやインゲンをザル一杯収穫した。
オクラ、ピーマン、ナスなども「いつでもどうぞ」という状態。
留守中もよく頑張ってくれたな、と声を掛けてやる。

 野菜が大きくなれば野草だって負けていない。
苦労して刈った山の急斜面は再び羊歯で覆われていた。
栗が落ちるまでに刈らなくてはならない草も山のように残っている。

 お楽しみのショータイムは終わった。
さあ、これからはオヒャクショータイムの始まりだ。

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2009.09.02 Wed 15:08:42 | 畑仕事| 0 track backs, 2 comments
元気な友に脱帽
       遠来の友と南阿蘇をぶらぶらした2日目の宿は
       地獄温泉・清風荘(阿蘇郡南阿蘇村河陽)。
       江戸時代は肥後細川藩士しか入浴が許されず
       一般に開放されたのは明治以降だという。
       古い木造建築で、1週間10日と滞在する
       湯治客のための自炊部もある。
地獄温泉 昔の人は、こんな山奥の宿にどうやって来たのだろう。
歩いて来れる元気な人なら湯治の必要はないだろうに。

 明るいうちに温泉で手足を伸ばすのは気持ちがいい。
元湯、すずめの湯(混浴)、内湯を巡った。
湯の底からあぶくが浮いてはピチプチと小さな音を立てる。
これを鳥の鳴き声にみなして「すずめの湯」と呼ぶようになったのではないかな、とぼんやり考えたりした。

 食事はイノシシ鍋、キジ鍋、懐石など6コースの中から野鳥いろり焼きを選んだ。
古民家風の食事処で、曲水を流れて来る桶から食材の入ったザルを取り、炭火で焼いて食べる趣向だ。
ヤマメ、イノシシ、地鶏、ウズラ、田楽豆腐など、どれもおいしかった。
翌朝のバイキング料理も、さまざまな好みに応えられるように工夫されていた。
品数ばかり多い旅館の定番料理に食傷していたので、清風荘の料理はとてもよかった。

 食べては飲み、飲んでは食べる。部屋に帰ってまた飲む。
たまには、こんな日があってもいいよね。

 翌朝、山に登りたいという友を英彦山の麓まで送った。
私は持病の足の痛みで山には登れない。
15年ぶりの再会は彦山の麓で終わった。

 大酒飲んで寝不足だろうに、山に登るなんて……。
元気な友に脱帽だ。

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2009.09.02 Wed 11:42:39 | 遊び| 0 track backs, 4 comments
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