おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
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滝と馬と牛
   きのうは山の草を刈って昼食後に昼寝したら夕方まで目が覚めなかった。
   気付け薬のつもりでビールを飲み、続いて焼酎の水割りを飲む。
   ブログを書く気力が、だんだん失せて「明日でいいか」となった。
   友人と小旅行に行ったぐらいで遊び癖がついたらいけないな、と反省。
滝 遠来の友人と山鹿市の平山温泉で1泊した翌朝。
フロントに「平山温泉が黒川温泉を抜いて日本一に」という新聞記事が貼ってあった。
日本一になったのは好感度か泉質なのか、中身を読まなかったから分からない。
「地域情報」に参加しているのに頼りない話だ。
いずれにしても、行きつけの温泉が日本一になるのは気分がいい。

 旅館を出てカーナビの目的地を阿蘇郡小国町黒渕の阪本善三美術館にセット。
本当の目的地・鍋ケ滝は美術館から遠くない場所にあるはずだ。

 鍋ケ滝行きは友人のリクエストだが、私も ririさんのブログ で知り、行きたいと思っていた。
さして迷わずに滝への降り口に到着。15,6台はとまれる駐車場は満車で、路上にまで溢れていた。
瀑布の裏側に入れる滝は知る人ぞ知る人気スポットのようだ。

 滝まで300メートルほど険しい道を降りなくてはならない。
スニーカーを履き、自信のない人は降り口に置いてある杖を借りた方がいい。
そんな苦労も滝の裏から水のカーテン越しに外を眺めたら報われる。
なんという涼やかな光景だろう。まだの人は是非どうぞと勧めたい。

馬 次の目的地は大観峰。
ここも素晴らしいが、よく知られた場所なので省略。

 草千里に向かう途中、道路から遠くない池に馬と牛が群れていた。
何をするわけでもなく、彫刻のようにじっと佇んでいる。
馬も牛も大きな優しい目をしている。何を思っているのだろう。

 草千里で小休止したあと、南阿蘇の白川水源や日本一長い駅名の「南阿蘇水の生まれる里白水高原」駅、駅舎内で蕎麦屋さんが営業している中松駅へ。
蕎麦屋さんは らぼっち&とっちん さんのブログ を読んで、土日と祝日しか営業していないことも承知の上で行った。
蕎麦は食べられなかったけれど、無人駅の中の蕎麦屋さんは初耳。面白いなあ。

 また長くなってしまった。続きは明日ということで。

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2009.08.31 Mon 16:16:49 | 遊び| 0 track backs, 4 comments
海鼠の如き子
熊本城 旧友が関西から遠路はるばる遊びに来てくれた。
15年ぶりの再会である。
熊本駅まで迎えに行き、目が合った瞬間、すぐに友だと分かった。
年輪を重ねても昔の面影は色濃く残っているものだ。

 駅を出て熊本城と夏目漱石の内坪井旧居を見学した。
熊本観光の初心者コースだ。
しかし、私はどちらも行ったことがない。
カーナビだけが頼りの心細い案内役だ。
 
 熊本城本丸御殿で中年男女の団体客がガイドの説明を聞いていた。
説明を別の女性がさらに韓国語に通訳している。
日本人団体客だと思い込んでいたが、韓国の方々だった。
観光地、高速道路サービスエリアなどで、こうした経験をよくする。
日本旅行がブームになっているのだろうか。

名前 漱石の旧居は静かな住宅街の一角にあった。
玄関に夏目金之助の表札。
漱石が使った本物の表札には見えないが、家自体には雰囲気がある。

 第五高等学校で英語を教えた漱石は熊本在住4年3カ月の間に6回も転居した。
内坪井旧居は、その5番目で、最も長い1年8カ月をここで過ごしたという。

 私も引越しは10数回経験している。
いずれも人事異動に伴うもので、自分の都合で転居したのは熊本移住のときだけだ。
短い期間に面倒な引っ越しを6回もした漱石の気が知れない。

 私たちが部屋の中を見て歩いているとき、若い女性2人と、若い男性1人が相前後して見学に訪れた。
若い人たちも漱石に関心があるのか……と、これは少々意外だった。

庭 この家で漱石の長女・筆子が生まれている。
漱石は、その喜びを 安々と海鼠(なまこ)の如き子を生めり と詠んだと旧居で貰ったパンフレットに書いてあった。
海鼠のような子とは一体、どんな子だろう?

 左の写真は漱石旧居の庭。
沢山の木が植わっていて、筆子が産湯に使った井戸の近くに赤いサルスベリが咲いていた。

 漱石も立ったであろう廊下から庭を眺めた。
何か気の効いた考えが浮かぶかと期待したが、何も浮かばない。
セミの声が耳の中で反響しただけだった。

 見学を終えて、熊本県を北上。
我が家と借りている菜園、山林を見て貰った。
「こんな所でよく暮らすなあ」と友の顔に書いてあったような気がする。
思い違いかな。


 その夜は山鹿市の平山温泉「善屋」で1泊。
(日記が長くなったし、少し疲れたので、この続きは明日にしようか)

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2009.08.29 Sat 17:16:17 | 遊び| 0 track backs, 2 comments
お知らせです
     今日、遠方から友人が熊本まで遊びに来てくれます。
    勤め人だったころの同期生で、同じ職場で働いたり、
    異動で遠く離れ離れになったりしながら、40年ものつきあいです。

     熊本市内、我が山里、阿蘇などをぶらぶら徘徊し、夜は宿で焼酎でも飲みながら
    積もる話をすることになるでしょう。

     このため、ブログを2~3日休みます。
    主は留守ですが、お暇な折に覗いて下されば嬉しいです。


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2009.08.26 Wed 06:14:13 | 暮らし| 0 track backs, 5 comments
京のかたきを熊本で討つ
水ナス 水ナスは大阪府南部の泉州でしか取れないと聞いたことがあるが、我が菜園でも順調に育っている(写真)。
一般的なナスより丸みを帯びていて皮が柔らかい。
生で丸かじりすると、名前の通りたっぷり含んだ水が、のどの渇きを癒してくれるという。

 遥か昔、京都の錦市場で水ナスの糠漬けに初めて出会った。
紫色の皮と白い実の、何と旨そうな取り合わせだったことか。
だが、値段は「冗談だろ?」と言いたくなるほど高かった。

 熊本に移住してから水ナスを自分で育てようと思ったが、苗も種も見つからない。
それが今年、たまたま立ち寄った阿蘇の道の駅「波野」で苗5本を買えたのだった。

 これで、水ナスの糠漬けを好きなだけ食べられる。
……それにしても、だ。
京のかたきを熊本で討つのに30有余年もかかるとは。

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2009.08.25 Tue 15:42:07 | 食べる| 0 track backs, 6 comments
看板を読むのはイノシシ
電気柵注意 ワセの栗が落ち始めた。
稲も出穂期を迎えている。
山里ではイノシシの侵入に備えて、田畑山林を電気柵で囲う農家が多い。
いよいよ人間とイノシシの攻防の幕開けだ。

 林道わきの栗林に「電気柵使用中 感電注意」という看板があった。
それがどうした?と言われるかもし知れないが、ここは周辺数キロ以内に民家など一軒もない山奥。
通行人どころか、軽トラ一台とも私は出会ったことがない。
里の電気柵でも、こんな看板は滅多に見掛けないのに、山奥で一体誰が読むのだろう。

 多分、こういうことだ。
イノシシの一家が栗を食べにやってくる。
父さんイノシシが看板を読んで、「電気が流れているそうな。針金に触ってはいけないよ」と言って柵を跳び越す。
子供たちは柵の隙間をくぐって栗林に姿を消す。
みんな、危険を知らせてくれたお百姓さんに感謝しながら。

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2009.08.24 Mon 16:20:16 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
クイズでもしようか
         ダイズの花
            今日も35度を超えた。
            暑苦しい文章はやめて、クイズでもしようか。

            上の黄色い花は何の花でしょう~か。
            都会生まれの都会育ちには少し難しいかな?

            ヒントを差し上げよう。
            マメ科の一年草で実は赤い。
            秋の彼岸のおはぎや春の彼岸のぼたん餅には欠かせない食材。
            もう分かりましたね。

            分からない人は文末を見てください。

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                     正解は「アズキの花」です。         
2009.08.23 Sun 15:35:47 | | 0 track backs, 4 comments
なんだ、簡単じゃあねえか
青いミカン ミニ果樹園のミカンが、だいぶ大きくなった。
だが、実はまだ硬く、酸っぱそうだ。

 摘果はこの時期でいいのかな?
摘果した実を皆さんは、どう処理しているのだろう。
知識がないのに勉強しないから分からぬことだらけだ。

 その時、いい考えが閃いた(というほどでもないか)。
「青くて酸っぱい実はスダチのように使えないか」と。

 焼き魚に青いミカンの汁を垂らして食べてみた。
香りよし、味もよし。
工夫すれば、他にも利用方法がありそうだ。

 「なんだ、簡単じゃあねえか」
その昔、パソコンを操作しながら高倉健がそう呟くコマーシャルがありましたな。

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2009.08.22 Sat 15:20:34 | 食べる| 0 track backs, 2 comments
ジョッキ1杯は多過ぎた
         スープ
           写真は8月12日の日記に書いたモロヘイヤの冷スープ。
           緑の色が濃くて、いかにも栄養がありそうでしょ?
           しかも、青臭くなく、のど越しがよろしい。

           それで、蕎麦猪口→コップ→タンブラーと、だんだん飲む量が増え、
           ついにビールのジョッキを試すまでになった。
           だが、さすがにジョッキは大き過ぎた。
           スープを飲み干すのが少々つらい。

           ジョッキ1杯のスープを持て余すのに
           ビールならなぜ大ジョッキを何杯も飲めるのだろう。
           水ならコップ1杯で十分なのに
           焼酎やウィスキーの水割りならなぜ何杯も飲めるのだろう。

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2009.08.21 Fri 14:56:17 | 食べる| 0 track backs, 6 comments
秋風は涼しくなりぬ
山萩の花 我が山里は今日も35度を超えた。
この日記を書いている午後3時過ぎの室内気温は、なんと33度。
そばで扇風機が首を振っているが、何の効果もない。
残暑の極みだね。

 それでも、もう秋だなと思うことが多い。
まず、夜明けが遅くなった。
5時半を過ぎても薄暗く、空気がひんやりしている。
栗や柿の実が大きくなったことは言わずもがなだ。

 草むらに萩の花が咲いていた。
萩は草冠に秋と書く秋の花だ。
万葉集の花の歌の中で最も多いのは萩だそうな。
その中の有名な一首。

        秋風は涼しくなりぬ馬並(な)めていざ野に行かな萩の花見に

 萩の名所が賑わう季節が、もうすぐそこに来ている。

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2009.08.20 Thu 15:42:12 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
喪服を着たトンボ
        けだるそうに水辺を飛ぶハグロトンボを見ると
        喪服を着た婦人を連想する。
        誰を悼んでいるのか、トンボの大きな目が
        濡れたように光っている。
喪服 喪服を着た婦人といえば、ジャクリーン・ケネディの印象が強烈だ。
夫のアメリカ合衆国大統領、ジョン・フィッツジェラルド・ケネディがテキサスのダラスで暗殺されたとき黒い喪服を着た彼女は幼い子供の手を引いて葬儀に参列していた。

 ケネディが暗殺されたのは1963年11月22日。
ジャクリーンは34歳だった。
この年、私が初任地の秋田で社会人生活をスタートさせたから、そんなことを覚えているのか、その後、何回となくテレビ放映されたから記憶に残っているのか。
恐らく両方が忘れられない理由だろう。

 5年後に彼女はギリシャの海運王、アリストテレス・オナシスと再婚、夫の死とともに莫大な遺産を相続する。
ファーストレディの名誉と海運王の巨富を手に入れた彼女が
幸福であったかどうかは興味がない。

 ……喪服を着た頼りないトンボが、なぜか彼女を思い出させるのである。

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2009.08.19 Wed 16:21:28 | その他| 0 track backs, 4 comments
ブルーベリージャム
         ブルー㊤
           ミニ果樹園のブルベリーを収穫した。
           3本の木から1キロ少々、思い掛けない豊作だ。

           何の世話もせずにほったらかしていたのに、よくぞ実ってくれた。
           木の生命力とお天とさんの恵みに感謝。
           実を食べるとき手加減してくれたヒヨドリたちにも感謝。

         ブルー㊦
           ブルーベリーと少量の砂糖だけで、ことこと長時間煮たら
           ジャムらしき物が出来た。
           サントリーの広告風に言えば
           「何も足さない 何も引かない」ジャムだ。
           自分で言うのも何だが、甘味と酸味のバランスが絶妙である。

           ブルーベリーの木には赤い実が沢山残っている。
           引き続きヒヨドリが手加減してくれたら
           あと1回か2回、ジャムが作れるだろう。
           楽しみなことだ。

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2009.08.18 Tue 15:33:01 | 食べる| 0 track backs, 5 comments
荒らされる畑
         モロコシ残骸
           トウモロコシがバラバラにされて散乱していた。
           収穫するには早い未熟な実である。
           近くの土が大きく掘り返されていた。
           昨晩、イノシシがやって来て食い散らしたのだろう。

           このトウモロコシは糖度を競う今風のトウモロコシではない。
           噛んでいるうちにじっくり旨味が広がる昔ながらのトウモロコシだ。
           大事に育てているのだから、食べるなら残さずに食べんかい。

カボチャ残骸 隣の畑では、やはり未熟なカボチャが食べられていた。
硬い皮をこれだけ噛み砕く力は、カラスにはあるまい。
これもイノシシの仕業だろうか。

 きのうの日記で、鳥や動物には農作物の食べごろを知る超能力があると書いた。
この中には、もちろんイノシシも含まれている。
彼らはまさに食べごろのサツマイモやサトイモを察知して食べるからだ。

 それなのに未熟なトウモロコシやカボチャを食べる。
よほど腹が減っているに違いない。

 イノシシは犬の匂いを嫌うと聞いたことがある。
オグリを連れて、被害に会いそうな畑の周りを歩いた。
イノシシ除けの効果があるといいのだが。

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2009.08.17 Mon 15:42:26 | 畑仕事| 0 track backs, 4 comments
あなどれない
キュウリ受難 きのうの日記で「種が沢山詰まったキュウリが好みだ 」と書いた。
どうやらカラスも同じ好みらしい。

 これは地キュウリではないが、中身だけ食べ、皮を残して捨てられていた。
種があった部分に何かでえぐったような痕がある。
十中八九、カラスの仕業だろう。

 カラスは野菜の食べごろをよく知っていると思えてならない。
種も、柔らかな果肉もない未熟なキュウリには手を出さないからだ。

 野菜のどこを見てカラスは食べごろと判断するのか知らない。
経験から学んだのか、親に教えられたのかも分からない。
ひょっとしたら鳥や動物が数多く持っている超能力の一つではないだろうか。

 カラス、あなどるべからず、だ。 

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2009.08.16 Sun 16:08:48 | その他| 0 track backs, 2 comments
地キュウリ
太キュウリ 去年、近所のAさんから貰った“地キュウリ”の種が実った。
ざるの中の下の段は普通のキュウリ。
上の太くて白っぽいのが地キュウリだ。
石川県金沢の近江町市場で見た「加賀太キュウリ」を思い出した。
あちらの方が、もっと大きかったかも知れない。

 Aさんの子供のころ、キュウリと言えばウリのように太いキュウリのことだったという。
だが今は作る人がほとんどいないそうだ。
「キュウリとは、こういうもの」というイメージから外れてしまったせいだろうか。

 私の古い記憶の中のキュウリは「し」の字型に曲がっていて、トゲが鋭かった。
トゲを何かで擦り落として、手で二つに折り、味噌か塩をつけて食べたものだ。
根元近くは苦かったなあ。

 私は種が沢山詰まったキュウリが好みだ。
今風のキュウリは物足りない。
その点、地キュウリは種をたっぷり内包している。
来年は、今年の倍ほど種を蒔いてみよう。

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2009.08.15 Sat 16:00:45 | 食べる| 0 track backs, 2 comments
大丈夫 正月は来る
万両の花 谷間の段々畑に隣接する杉林には湧き水の小さな流れがある。
木々を縫って涼しい風も吹き降りてくる。
カンカン照りの畑より気温は2~3度低いのではないか。
薮蚊と蛇がいなければ天国だね。

 林を少し登った所の水辺に万両の花が咲いていた。
12月には赤い実がなり、正月を彩る。

 暴れ梅雨、台風、地震といった天変地異が列島を震撼させている。
殺伐とした世相も相変わらずだ。

 大丈夫 それでも正月は来る、と万両の花は言った。
生きてさえいれば、どんな年でも正月は来る、と。

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2009.08.14 Fri 14:00:39 | | 0 track backs, 0 comments
青い空 黒い蜘蛛
蜘蛛 8月10日のブログのタイトルは青い空 白い雲。
今日は青い空 黒い蜘蛛。
ほんの思いつきの言葉遊びだ。

 卵からかえった蜘蛛の子たちが空を見上げたら、写真のような光景が目に入ったかも知れない。
父ちゃんは凄い、あんな高い所に家を作っている。
風通しがよくて涼しそうだ。
餌も沢山獲れるに違いない。
――かくして、父ちゃんのような家に住むことが蜘蛛の子たちの夢になる。
 
 大人になって夢が叶えられたとき、蜘蛛の子たちは知るだろう。
餌が何日も獲れないことがあることを。
雨や風でしょっちゅう巣が破れることを。
鳥や蜂に襲われることを。

 夢が実現したときから新たな苦しみが始まるのは人間も同じだよ。 
空中の蜘蛛に向かって、私は口の中でそう語りかける。

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2009.08.13 Thu 15:01:44 | その他| 0 track backs, 0 comments
きりっと冷たいモロヘイヤスープ
     料理好きの友人は2日がかりでカレーのルーを作ると言っていた。
     スパイスがどうの、火加減がどうの、とウンチクを語り出したらきりがない。
     さぞかし旨いだろうよ、と思うが、ずぼらな私には無理だ。
モロヘイヤの花 料理は簡単が一番だと思っている。
凝って作っても、味オンチの私には味の違いなどほとんど分からないからだ。

 今の季節ならモロヘイヤ料理が簡単でいい。
畑で葉っぱを適当にちぎって帰り、さっと茹でる。
それに鰹節を散らし、醤油を垂らして食べるだけ。
あっさりして、とても美味しい。
 
 もう一手間かけるなら、さっと茹でたモロヘイヤの葉をミキサーで掻き混ぜる。
好みの塩味を効かせた出し汁か、コンソメスープによく馴染ませる。
胡椒を振りかけて、きりっと冷やせばモロヘイヤ冷スープの出来上がりだ。

 濃い緑色で、どろっとしているが、ちっとも青臭くない。
のど越しのいい、夏向きの美味しいスープである。
その上、動脈硬化やがん予防の薬効があるとか。
言うことなしだ。

 モロヘイヤの花(写真)は小さく可憐で、ほとんど目につかない。
葉は野菜の王様と呼ばれているのだから、花だってもっと威張ってもいいのに、
ひっそりと咲いている。
そこがまたいい。

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2009.08.12 Wed 15:45:04 | 食べる| 0 track backs, 2 comments
シジミ君 何してるんだい?
腕の蝶 木陰で休憩していた(よく休むねえ)時のこと。
蝶が飛んで来て左腕のひじ辺りに止まった。
すぐ飛び立つだろうと思ったが、なかなか動かない。

 それなら写真でも撮ってやろうか。
数メートル歩いてカメラを取り、右手だけで構える。
右手が固定せず、ピントが合わない。
左腕も揺れる。
それでも蝶は飛ばない。

 数日前、飼い猫デンコの背中の毛が逆立っているように見えた。
近くで見ると、私の腕の蝶と同じ種類の蝶(シジミ蝶の一種か)が背中にしがみついているのだった。
この時も蝶は、猫が走っても飛び立とうとしなかった。

 シジミ君は私の腕や猫の背中で何をしていたのだろう。
私のシャツは汗で濡れていたから吸水行動の可能性はある。
だが、猫の背中はパサパサだ。
水を飲んでいるとは思えない。

 飛び疲れたから、羽を休ませていただけですよ。
このごろ疲れやすいんだよなあ……とシジミが呟いたような気がするが、
それは自分の声だったかも知れない。

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2009.08.11 Tue 14:56:07 | その他| 0 track backs, 2 comments
青い空 白い雲
夏空 山の斜面の草刈りを30分も続けることが出来ない。
暑さのせいもあるが、足腰が弱っているのだろう。

 木陰に寝て一休みしたら、こんな空が広がっていた。
紺碧の空は夏のようにも、秋のようにも見える。

 じっとり湿った空気がよどみ、木の葉1枚揺らすほどの風もない。
精霊トンボ(ウスバキトンボ)が飛び交い、たまに鬼ヤンマも通る。
なぜかセミや蛙が沈黙している静かな谷間の段々畑だ。

 気がつけば、きのうまで鳴いていたウグイスの声も聞こえない。
鳴き疲れて涼しい山奥へ引き上げたのだろうか。
もう8月だもの、ゆっくり休むがいい。

 そんな取りとめのないことを思っているうちにウトウトと眠る。
山の草刈りが終わるのは何時のことやら。

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2009.08.10 Mon 14:47:32 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
ちゃらんぽらんでいい
       竹の支えが完成する前にヘチマの花が咲き始めた。
       ヒョウタンもどんどんツルを伸ばしている。
       まあ何とか支柱は間に合うだろう。
竹の棚 山や畑や道の草を刈る。
畑を耕して堆肥をすき込む。
野菜の害虫を駆除する。
山から倒木や竹を切り出す……。
野良仕事は終りなき”モグラ叩き”だ。
すべてを完璧に出来るわけがない。

 素人の畑仕事は、いい加減、適当、ちゃらんぽらんでいいと思っている。
立派にやり遂げようと思い詰め、体を酷使して楽しいだろうか。
楽しくない畑仕事が長続きするだろうか。

 無理をしない。焦らない。1歩後退2歩前進で御の字だ。
晴れた日に3~4時間しか働かない私の身勝手な楽農の勧めである。

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2009.08.09 Sun 14:56:18 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
季節探知センサー
色づく ここ数日の暑さといったら……。
 暦の上では秋? それがどうしたと、お天とさんが意地になっているみたいだ。

 我が山里は今日も36度を越えた。
直射日光の下で畑仕事をしているともっと暑く感じる。

 木陰に逃げ込んで水を飲んだり、汗を拭いたりしていて、写真の光景に気づいた。
おや、ハゼ(櫨)の葉が赤や黄色に色づいている。
秋の紅葉には早過ぎないかな。

 ひょっとしたらハゼは、猛暑に潜むわずかな秋の気配を敏感に察知して、反応しているのだろうか。
人間も元は季節探知センサーを体内に備えていたが、冷暖房に馴染むにつれて能力が退化したのかも知れない。

 古人がせっかく立秋だよと教えてくれているのに、ただ暑い暑いと騒ぐのは、その証拠に違いない。 

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2009.08.08 Sat 15:53:07 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
立秋の紫陽花
     六日のあやめ 十日の菊。
     タイミングがずれて役に立たないことを昔の人は、こう言った。
     端午の節句(五月五日)、重陽の節句(九月九日)が終わったあとの
     あやめや菊をどうするつもりだい?というわけだ。
立秋の紫陽花 それなら立秋の紫陽花はどうだろう。
暦の上では秋になった今日、お日様はじりじり照りつけ、気温は35度を越えた。
梅雨時の雨がよく似合う紫陽花を今、汗をぬぐいつつ顧みる人は、多くはあるまい。

 ミニ果樹園の紫陽花は花期をとっくに過ぎたのにまだ咲いている。
いや、花の残骸がまだ残っていると言うべきだろうか。

 いつまでも散らない紫陽花にかつて老醜を感じたことがあった。
老いてなお、地位や権力、カネに執着する人たちの浅ましさを連想してのことだった。

 だが今は、花期を過ぎた紫陽花の渋い美しさに心が動く。
年を取らないと見えてこない美しさがあることに気づいたように思う。

 小林秀夫は、それを“年齢の作用”と呼んで、こう書いている。
美しいものには、何かしら分かり切った大変当たり前のものがあるようで、それを知覚し自覚するには、どうも年齢の作用に俟(ま)つ他はないのではあるまいか。

 集落の爺ちゃんや婆ちゃんは幼いころから何十年も黙々と働いてきた。
深いしわを刻んだ日焼けした顔は、仏様のように優しい。
これもまた年齢の作用だろうか。

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2009.08.07 Fri 15:41:17 | 暮らし| 0 track backs, 3 comments
また旅に出ようか
         虫メイ
           6月15日の日記 猫、マタタビを喜ばず でマタタビの花のことを書いた。
           その後どうなったか、ご報告しよう。

           当然のことながら花は散り、2種類の実がなっていた。
           一つは虫エイ、あるいは虫こぶと呼ばれるごつごつした塊(写真上)。
           つぼみのころ、花の子房にマタタビアブラムシが産卵すると
           こんな形になるそうだ。

           虫エイには血行促進、利尿、強心などの薬効があるという。
         どんぐり型
           上の写真のドングリ型が正常な実だ。
           食用にはなっても薬効はないと図鑑等に書いてあった。

           私の見た限り、虫こぶとドングリ型の量は同じくらい。
           どちらも採取して、一緒に焼酎漬けにすることにした。
         酒
           35度のホワイトリカーにマタタビの実と氷砂糖を入れた。
           冷暗所に貯蔵して3ヶ月待つ。

           マタタビの語源「旅の途中で力尽きた旅人がこの実を食べたら
           再び元気になり、また旅が出来るようになった」
           ――というのは俗説に過ぎないそうだ。

           だが、私はこの俗説を信じたい。
           人生の旅に心身ともに疲れたとき、
           マタタビ酒で、また旅に出る元気が得られたら
           どんなにいいだろうと思うのだ。

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2009.08.06 Thu 15:42:58 | その他| 0 track backs, 3 comments
趣味は昼寝
     九州北部が4日に梅雨明けしていたことを今朝になって知った。
     きのうの夜、テレビでニュースや天気予報を見ていたのに気づかなかった。
     何をぼんやりしていたのだろう。
木陰 梅雨が明けて何が変わったか。
どんより曇った空、ねっとりからみつく空気……きのうと同じじゃないか。
ただ、怖いぐらい暑かった。
木陰のオグリもハアハアと苦しそうだ。

 早目に畑仕事を切り上げて帰宅。
何はさておき、汗で重くなった作業着を脱ぎ捨て、太陽熱温水器のシャワーを浴びる。
ああ、さっぱりした。

 オグリは納屋の冷たい土に腹ばいになって目を閉じている。
猫2匹は風通しのいい部屋の隅と廊下で昼寝だ。
私も負けずに昼寝する。

 裏山でウグイスが鳴いている。
「8月だというのに頑張るなあ」と呟いているうちに眠りに落ちる。
とても気持ちがいい。

 私の趣味は昼寝だ。

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2009.08.05 Wed 16:04:36 | 暮らし| 0 track backs, 4 comments
ロボットみたいな虫
         ロボット
              木の葉に奇妙な虫がいた。
              両手を広げて“通せんぼ”をしている。
              黒い目玉のロボットみたいだ。
              白い顔に白のパンツ、胴衣は黒か。
              短い足を踏ん張っているところが可愛い。
           
              もっとアップで撮ろうと近寄ったら素早く逃げてしまった。
              危害を加える気持ちなんかなかったのに。

              今度会ったら名前だけでも聞いておこう。

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2009.08.04 Tue 13:54:51 | その他| 0 track backs, 0 comments
ありふれた花だったが
きつね 林道を走っていたら前方の草むらに赤いものが見えた。
まさか、彼岸花ではあるまいな、と思いながら近づくと、同じヒガンバナ科のキツネノカミソリ(狐の剃刀)だった。

 このあたりの林道で、この花を見ることは滅多にない。
草刈り機の修理に行った森林組合で「キツネノカミソリを見た」と話したら、20年ほど前までは、どこにでも咲いていたと言われた。

 ありふれた花が、どうして少なくなったのだろう。
地方によってはスズメやトノサマガエルが激減したという話も聞く。

 九州北部は8月になっても梅雨が明けない。
何でもかんでも地球温暖化に結びつけるのはおかしいと思うが、地球に何か異変が起きているのだろうか。

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2009.08.03 Mon 15:59:45 | | 0 track backs, 2 comments
危険がてんこ盛りの田舎道路
       山里では時間がゆっくり流れ、人々ものんびりしている……
       と言うのは真っ赤な嘘だ。
       少なくとも、車の運転に関する限りは。
道 写真の県道は山里最大の幹線道路だが、交通量が少ないせいか乱暴な運転をするドライバーが非常に多い。
たとえば、こんな具合だ。

 カーブが多くて見通しが悪いのに、平気でセンターラインを越えて来る。
対向車が来たら自分の車線に戻ればよかバイと思っているようだ。
今朝も車線をまたいで走って来た紅葉マークの軽トラと危うく衝突しそうになった。

 車間距離を十分に取らずに突っ走る車も多い。
40キロの制限時速を厳密に守れとは言わない。
だが、70キロ以上のスピードを出して強引に追い越して行くのは論外だ。
こいつらには、自殺願望でもあるんじゃないかと勘ぐりたくなる。
都会人以上にイライラ、セカセカして一体どういうつもりだろう。


 わき道から飛び出してくる車、合図をせずに突然、右左折する車も珍しくない。
いつか事故に巻き込まれるのではないか。
私は真剣に心配している。

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2009.08.02 Sun 16:09:42 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
カタツムリの悪夢
でんでんむし 「最近、カタツムリを見なくなった」と、かつてブログに書いたような気がする。
ひょっとしたら私の目は節穴だったのかも知れない。

 犬を連れて散歩中、道端の草むらを何気なく見たら、小さなカタツムリがうじゃうじゃいた。
あちらの草むら、こちらの草むら、ポンポン草にも葛の葉にもといった具合で、少々気味が悪い。

 大きさは2センチ足らず。
殻は薄いクリーム色をしている。
なんというカタツムリの種類か分からないが、まだ子供だろう。

 成長が早いので昔、牛や馬の餌にしたというポンポン草や葛を食べているうちはいい。
大人になったカタツムリが大挙して畑に押しかけ、野菜を食べ始めたら……これは悪夢だね。

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2009.08.01 Sat 16:11:53 | その他| 0 track backs, 0 comments
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