おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
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舞いを舞う気分じゃないが
忍冬 勝手気ままな田舎暮らしをしていても、時には憂鬱な気分になる。
原因がはっきりしている場合もあれば、なんとなく落ち込むこともあって、“症状”はさまざまだ。

 今日は「なんとなく」の日で、うつむき加減に山道を歩いていた。
そこへ、どこからか甘い香りが漂ってくる。
目を上げると、忍冬(ニンドウ、別名スイカズラ)が固まって咲いていた。

 清楚な花を見て気持ちが癒されたと言うつもりはないが、
「今年は忍冬をよく見掛ける。何か理由があって異常繁殖したのだろうか」と気持ちが外へ向いたのも事実だ。

 生身の人間だから、1年中「舞いでも舞おうか」という躁の気分でいられるはずがない。
晴れもあれば、曇りも雨もある。
どれとも上手に折り合っていくしかないな、と思ったのだった。

 これも花の効用だろうか。

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2009.05.31 Sun 15:49:18 | | 0 track backs, 6 comments
殿様に出会う
         蛙A
           玉ネギの根元の土が動いた。
           続いてぐぐっ、ぐぐっという威嚇するような鳴き声。
           土の下に何か生き物がいるようだ。

           土を少し取り除いたのが↑の写真。
           3本の白い線の下の方のふくらみは目玉か。
           見事に周囲の土の色と同化しているが、どうやらトノサマガエルらしい。
         蛙B
           指先でつついても動かない。
           このままの状態で畑を耕したら殿様の命にかかわる。
           畏れ多いが手で掴み出し、畑脇の水路に逃がして差し上げた。
           殿様は大人のこぶしほどほどもあって、ずっしり重かった。
           
           家来たちが水辺や畑を跳ね回っているのに昼間から寝ていらっしゃる。
           さすがの貫禄か、単に怠け者なのか。
           そのあたりは聞き漏らした。

           殿様、蛇に気をつけて下さいよ!

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2009.05.30 Sat 14:55:06 | その他| 0 track backs, 0 comments
老いてなお
母子草 道端や空き地の草むらに卵の黄身のような黄色い花が咲いている。
母子草だと最近になって知った。

 それなら父子草もあるのだろうか。
調べたらあった。
地味な母子草よりさらに地味だ。

 今ごろ各地の山野で赤褐色の花を咲かせているそうだが、見たことがない。
いや、見たことはあっても印象に残っていないのかも知れない。

 今年の父の日は6月21日だそうな。
世の父さん方、知っていましたか?
母の日に比べて父の日も、父そのものも影が薄いと思うのはひがみだろうか。

          老いて尚なつかしき名の母子草(高浜虚子)

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2009.05.29 Fri 15:52:59 | | 0 track backs, 0 comments
アオサギの勘違い
苗代とサギ 山里では田植えの準備が着々と進んでいる。
集落のAさんも田を耕し、あぜの草を刈り、田んぼの隅に水を張って育苗箱を並べた。
あとは田植え機が来てくれる順番を待つばかりだ。

 その育苗箱にアオサギがぼんやり立っていた。
アオサギは普通、水辺や川の中の岩の上で魚を狙っている。
谷間の段々畑ではあまり見掛けない。
どうしたことだろう。

 私の推測だが、アオサギは青々した苗を見て田植えが済んだと勘違いしたのではないか。
田植えが終わった田んぼは、なみなみと水をたたえ、蛙や昆虫が湧くように姿を現す。
アオサギは、それらを食べに来たのではないか。

 当てが外れたアオサギは数分後、大きな翼を広げて飛び去った。
そのとき、チェッという舌打ちを聞いたような気がするが、アオサギの普通の鳴き声だったのかも知れない。

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2009.05.28 Thu 16:34:35 | その他| 0 track backs, 2 comments
1週間待てるかな?
ベリー ミニ果樹園のブルーベリーが無数の実をつけている。
今年も豊作間違いなしだ。

 ブルーべりーほど手間の掛からない果樹があるだろうか。
品種の違う苗を複数植えただけで肥料なんかやったことがない。
人工授粉や剪定、摘果は、やり方すら知らない。
病気や害虫に悩まされたこともない。
つまり、ほったらかしにしても実がなるのだ。

 問題は実を食べに来るヒヨドリ。
木をネットで覆えばいいのだが、面倒がってそれをしないから、毎年かなりの被害がある。

 今年は栽培農家にこんなことを教わった。
「実が紫色になって、そろそろ収穫時期かなと思っても、1週間待ちなさい。その1週間の熟成で甘さが全然違ってきますよ」

 ヒヨドリが実を食べているのを見ながら1週間待てるかどうか。
それが問題だ。

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2009.05.27 Wed 14:55:55 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
なぜイタチなんだ?
イタチハギ 林道脇に見慣れぬ木が生えていた。
暗紫色の花穂は地味だが、大人の風格がある。
あとで人に訊いたらイタチハギ(鼬萩)だと教えられた。

 「大正初期に渡来し、山林の砂防、護岸用に植えられたが、今では各地で野生化している。北米・メキシコ原産」と植物図鑑にあった。
遥かメキシコから我が山里までどんな旅をしてきたのだろう。
「話せば長くなりますが……」と語りかけてくるはずもなく、5月の風に枝を揺らすばかり。

 それにしても、この木のどこが「イタチ」なのか。
世の中には面白い発想をする人がいるものだ。
イタチハギと名づけた人の顔を見てみたいと思う。

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2009.05.26 Tue 15:15:31 | | 0 track backs, 2 comments
冷たい汗
         草刈り前
           画面右側が栗林で、左側がミニ果樹園。
           中央の草むらの下に湧き水が流れる小さな水路がある。

           この水路には小魚が泳ぎ、岸辺に沢蟹や蛙が住み着いている。
           ということは蛙を餌にするマムシもいるわけで……。
           毎日のように草刈りをしているのに、ここはついつい後回しにしていた。
         草刈り後
           だが、いつまでも水路を草茫々にしておくわけには行かない。
           田植え前に下流の農家が取水用のホースを点検に来る。
           それまでに綺麗にしておかないと。

           草刈り機の音でマムシは逃げると信じて草むらに一歩踏み出した。
           勇気ある一歩だね。

           胸の高さほどもある草をなぎ倒して、ひたすら前へ。
           刈り終えたあとの汗には、冷たい汗も少しは混じっていたと思うよ。

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2009.05.25 Mon 16:16:02 | 畑仕事| 0 track backs, 1 comments
もう46年も経ったのか
ミカンの実 ミニ果樹園のミカンが小さな実をつけていた。
マッチ棒の頭ほどしかないのに腕白そうに見える。
元気に育てよ!と思わず声を掛けた。

 そのとき、ふいに思い出したのが、梓みちよの歌った「こんにちは赤ちゃん」だ。
私はミカンのママでも、パパでもないが、「はじめまして わたしがママよ」というフレーズが頭をよぎったのだった。

 「こんにちは赤ちゃん」がレコード大賞を受賞したのは1963年(昭和38年)。
その年に生まれた赤ちゃんは今年46歳になる。
赤ちゃんに「こんにちは」と呼び掛けた初々しいママは70歳近くになっているはずだ。
オリンピックを翌年に控え、三波春夫の東京五輪音頭を歌いつつ、「知らぬ同士が小皿叩いて」(『チャンチキおけさ』)飲んでいたパパの中には鬼籍に入った人も多かろう。

 歳月は飛ぶように過ぎていく。 
昭和は遠くなりにけり。

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2009.05.24 Sun 16:16:30 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
ホトトギスと一緒に「夏は来ぬ」
卯の花 今朝5時過ぎ、ホトトギスの初鳴きを聞いた。
これから数ヵ月、「特許許可局 特許許可局」と甲高く鳴く声が山里に響き渡る。
 
 ホトトギスは、何が悲しいのか夜明けから日暮れまで鳴き通す。
「鳴いて血を吐くホトトギス」というが、本当に血を吐いているかも知れない。

 ホトトギスが鳴くころ山里では田植えが始まる。
「卯の花の匂う垣根に時鳥(ホトトギス)早も来鳴きて~」と歌われた卯の花(ウツギ・写真上)は既に山々で満開だ。

 ホトトギスと卯の花……。
時折吹く風は汗ばんだ首筋に心地よい。
木々の緑も濃くなった。
「夏は来ぬ」。
その通りだなあと思う。

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2009.05.23 Sat 15:52:47 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
目ん玉蝶
目ん玉 軽トラの窓を開け放ったままにしておくと、さまざまな“お客さん”がやって来る。
セセリ(極小吸血昆虫)、カメムシ、やぶ蚊、ムカデは招かざる客。
蝶やトンボは、迷い客だ。

 今日はダッシュボードに蝶がいた。
羽の目玉がじっとこちらを見ている。
後で調べて分かったことだが、名前はヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目)というらしい。
ややこしくてすぐ忘れそうな気がするので、目ん玉蝶と呼ぶことにする。

 目玉は羽の裏側に5つ、何かに驚いたように丸く見開いている。
愛嬌があって、蛇の目に例えるのは気の毒だ。

 それにしても、何のために目玉の紋様をつけているのだろう。
外敵が来たら目玉で脅し、相手が戸惑っている隙に逃げるのだろうか。

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2009.05.22 Fri 16:24:43 | その他| 0 track backs, 0 comments
片や雨 こなた晴れ
青蛙 朝8時ごろ谷間の段々畑で玉ネギを収穫していたら大粒の雨が降ってきた。
軽トラの運転席で雨宿りしたが、やむ気配がない。
仕方なく家に逃げ帰った。

 ところが、家の周辺は日が照り、土が乾いている。
庭先の小枝にいた青蛙に「雨は降らなかったか?」と訊いてみた。
蛙は目玉をぎょろりと動かして、「雨なんか降らなかったさ。見れば分かるだろ」と愛想がない。

 自宅から畑までの道のりは約10キロ。
わずかな距離をはさんで、一方が強い雨で一方が晴れ。
こんなこともあるんだねえ。

            明日は又明日の日程夕蛙(高野素十)

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2009.05.21 Thu 15:48:05 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
グリーンーピース収穫の目安は
         豆 前
             また豆の話だ。
             ちょっとくどいかな?

             平べたかったグリーンピースが丸々してきた。
             太目のさやを開いてみると、中の実はまだ小さくて話にならない。
             何を目安に収穫したらいいのだろう。
         豆 後
             近所の人に聞いてみた。
             さやが太くても、表面が青々すべすべしているのはだめ。
             全体に白っぽくなり、肌に小じわが寄ったら収穫してもよかろう。
             ということだった。

             言われた通りに収穫したのが上の写真だ。
             翡翠色の大きな実がびっしり詰まっている。
             大先輩の経験に学んで、少し賢くなった。

             今晩は、もちろん豆ご飯だ。

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2009.05.20 Wed 15:48:28 | 畑仕事| 0 track backs, 2 comments
5月の風と空豆
         谷間の段々畑で取れた空豆は形といい、色といい
         かなりの出来ではあるまいか。
         今日は休肝日だが、飲まずにはいられない。
そらまめ せっかく実ってくれた空豆には、それなりの礼を尽くさなくてはならぬ。
畑仕事を早めに切り上げ、温泉で身を清めた。
大浴場は貸し切り状態で、私1人のために掛け流しの湯がざあざあと浴槽からあふれている。
こんな贅沢をしていいのかなと思う。

 帰宅後、空豆を塩茹でして大皿に盛った。
風通しの良い縁側に胡坐をかき、よく冷えたビールをのどを鳴らして飲む。
続いて空豆を2粒、3粒。
空豆独特の香りが鼻腔をくすぐり、自然の甘みが口の中に広がる。
塩茹でしたのに塩味はどこに行ってしまったのだろう?
もうこうなると豆もビールも止まらない。
5月の風には空豆がよく似合うのだ。

 窓の外では柿の若葉が日差しを反射してきらきら光っている。
平日の真っ昼間から温泉に入り、自作の空豆を肴にビールを飲むなんて、勤め人時代には考えられないことだ。
ウン10年働いた末の遊び人には、これくらいの特権は認められていい。

 勤め人の皆さん、早く背広を脱ぎ、ネクタイを外したいと思いませんか。

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2009.05.19 Tue 16:06:50 | 食べる| 0 track backs, 4 comments
いずれ菖蒲か……
         花A
 
            ミニ果樹園の草むらに白い花が群れ咲いている。
            空が曇って薄暗いときの方が綺麗に見える。

            いずれ菖蒲か杜若。
            この花はどちらだろう。

         花B

            近寄って見た。
            菖蒲のようにも、杜若のようにも見える。
            あるいは、どちらでもないような……

            いい年をして花の名をろくに知らない。
            情けないね。

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2009.05.18 Mon 15:35:01 | | 0 track backs, 0 comments
テレビは猫にくれてやる
     我が家のテレビは買ってから10年近く経つ。
     奥行きが44センチもあって、猫がゆっくり寝られる超厚型テレビだ。
テレビの上の猫 だいぶ前から画面右上に「アナログ」の表示が出て、煩わしいったらない。
2年後には地上デジタルテレビに移行するので、地デジ対応のテレビに買い換えるか、チューナーを取り付けなければテレビを見られなくなるのだという。
「アナログ」の表示は、いつまでも旧式テレビを見てないで、早くデジタルの準備をしなさいというプレッシャーのつもりだろう。

 大きなお世話だ。
まだ使えるテレビを見て何が悪い?

 デジタルテレビは画面がとても綺麗だという。
お笑い芸人の馬鹿騒ぎやクイズ番組を、鮮明な画面で見ることに何か意味があるのかい?
もちろん、ハイビジョンで見たい番組もあるが、少数派だ。

 “その日”が来たらテレビとはおさらばだ。
テレビなんて見なけりゃ見ないですむ。
受信機は猫にやって、寝床にしてもらおう。

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2009.05.17 Sun 15:51:58 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
慢性赤字体質
     絹さやが生り過ぎて食べ切れない。
     いくら好物でも過ぎたるは及ばざるが如し。
     毎日食べるのが苦痛になってきた。

     近所の人は大抵、絹さやを作っているからお裾分けするわけにも行かない。
     そこで、もうひと手間かけて道の駅に出荷することにした。
豆 写真はきのう収穫した分だ。
200グラム詰めにして23袋ある。
「とても食べ切れない」と書いたのが誇張ではないとお分かりいただけると思う。

 価格は横並びで1袋130円にした。
23袋全部売れたと仮定すると、売り上げは2、990円。
ここから販売手数料10%が引かれて2,691円が口座に振り込まれる。
(袋代も資材費として差し引かれるが、煩雑なのでここでは触れない)。

 以上、全部売れたら……の話であって、現実はいつも何袋か売れ残る。
畑を耕し、堆肥をすき込み、竹の支柱を立てた時間。
軽トラ、農機の燃料代や肥料代などのコストを思い浮かべてみる。
損得だけを考えたら畑仕事なんてやっていられない。

 「儲け度外視」は言葉のアヤであって、そんな職業が存在するわけがないだろう。
農業だって儲けてなんぼだ!
高血圧で赤字体質(病名ではないけれど)の私はテーブルをドンと叩いて憤るのである。 

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2009.05.16 Sat 16:47:13 | 畑仕事| 0 track backs, 2 comments
畑仕事は面倒だ
     軽トラで運んだ耕耘機で畑を耕し、畝を立てた。
     畝幅が一定せず、しかもくねくね曲がっている。
     素人の中でも低レベルの者(私のこと)が作った畑だな、とすぐ分かる。
うね ここには大豆の種をまいた。
土が乾燥しているので水を撒かなければならないが、「今夜遅く所により雨」という天気予報に期待する。

 面倒なことが多い畑仕事は出来るだけ手を抜く。
雨が降るなら水は撒かない――当たり前のことだ。

 次なる面倒はカラスだ。
彼らはどこからか作業を見ていて、私が帰ると豆をほじくって食べる。
1日中見張っているわけにも行かないから、勝手にしやがれ、だ。
ほじくられた跡に豆を補給するのは面倒で空しい。

 だが、最大の面倒は食べごろの枝豆に大挙して群がるカメムシだろう。
ハエ叩きで叩いても叩いてもきりがない。

 奴らが吸引加害した枝豆をうっかり食べたら、口が曲がるほど不快な味がする。
重い農機に振り回され、大汗をかき、痛む腰をなだめつつ土の上を這い回り、挙句の果てになぜこんな思いをするのだろう。

 畑仕事は本当に面倒だ。

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2009.05.15 Fri 16:03:43 | 畑仕事| 0 track backs, 2 comments
農機具倒れ
軽トラ 乾燥ゼンマイや干し竹ん子作りが、ようやく終わった。
遅ればせながら夏・秋野菜作りに取り掛かる。
同時にタマネギ、ラッキョウ、ニンニクなどを収穫しなければならない。
これからしばらく忙しいぞ。

 谷間の段々畑まで耕運機を運んだ。
ここは家から10キロ離れているので、何をするにも軽トラは欠かせない。
自分に畑を耕す体力がないから耕運機も必需品だ。
ささやかな家庭菜園のつもりで始めたが、畑までの距離や面積に応じて必要な農機具がどんどん増えてしまった。

 ハンマーナイフ(大型4輪草刈り機)、草刈り機、畝立て機、動力噴霧器、チェーンソー等々。
機械に見合った収穫を上げているかと問われたら、黙ってうなだれるしかない。
そのうちいつか、豊作貧乏を愚痴る日が来るだろう。

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2009.05.14 Thu 16:07:11 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
病院内を蝶が飛ぶ
 知人の見舞いに行った熊本市民病院は、朝早くから込み合っていた。

 人々が診療や薬の受け取りの順番を待つ1階の一部は吹き抜けになっている。
そのあたりで何人かが上を見ていた。

 若い母親に抱かれた幼児が小さな指で上を指差している。
母親は微笑して、幼児の耳元で何ごとかささやいた。
口の形は「チョウチョウ」と読み取れた。

 「あら!蝶々だわ」。今度は母子の隣にいたおばちゃんが大きな声で言った。
その声につられて、さらに多くの人が上を見上げた。
視線の先に黒い揚げ羽蝶が高く低く飛んでいる。
急ぎ足の看護士さんまで足を止めたのは、病院内で迷い蝶が飛ぶなんて思いも寄らなかったからだろう。

 蝶を見る人たちの表情は穏やかで、笑みを浮かべる人もいる。
「網で捕まえて逃がしてやろうかね」と清掃作業のおじさんが言った。
緊張や不安が入り混じった病院独特の雰囲気が、蝶の出現で少し和んだように思えた。

 なんだか夢のような出来事だったな。

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2009.05.13 Wed 16:16:36 | その他| 0 track backs, 0 comments
ホウレン草の花言葉は?
ホウレン草の花 また、野菜の花を咲かせてしまった。
ハクサイに続いて今度はホウレン草だ。
食べ飽きて、しばらく収穫しないうちに咲いたらしい。

 実は、人に教えられるまで、ホウレン草の開花に気づかなかった。
上の写真でお分かりのように、よくよく注意しないと花には見えない。

 ふと、疑問が浮かんだ。
こんな花(ご免なさい)にも花言葉はあるのだろうか?
多分、ないだろうと思いながらインターネットで調べたら、ありましたよ。

 花言葉は「活力」。
そう言えば漫画のポパイはホウレン草から元気を貰っていた。
私がなんとか畑仕事が出来るのも、ホウレン草の活力のお陰かも知れない。

 花が咲くまでほったらかして済まなかったな、と反省した次第。

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2009.05.12 Tue 16:43:18 | | 0 track backs, 0 comments
明るさに慣れて
十六夜 昨日は旧暦4月16日、月は十六夜 (いざよい)だった。
山深い里では、人は雪月花を友に風流な暮らしをしていると思うかも知れないが、しみじみ月を眺めるなんてことは滅多にない。

 夜、犬が吠えるので外に出ると、月が丸かった。
暦で十六夜と知るまで「おや、満月か」と思ったものだ。

 田舎と言えども街灯があり、人家から蛍光灯の光が漏れている。
谷崎潤一郎が日本家屋の陰翳を礼賛した約80年前より格段に明るい。
照明が乏しかったもっともっと昔の人々は月や星明り、木下闇(こしたやみ)などの明暗にとても敏感だったに違いない。
芭蕉は、こんな句を残している。

                十六夜はわづかに闇の初め哉

 月が満ちた翌晩の十六夜に芭蕉は翳りの兆しを鋭く見ている。
今日は立待月。自分には満月との違いが分かるだろうか。

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2009.05.11 Mon 15:47:26 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
謎の野鳥
 きのうに続いて野鳥の話。

 林の奥で「ピーピーポ、ピーピーポ」と声高らかに鳴く鳥がいる。
姿は見たことがない。
何という清らかな声だろう、是非名前を知りたいと常々思っていた。

 最近、集落の3人のお年寄りに鳥の名前を訊く機会があった。
3人は鳥が鳴いたとき、たまたまそばにいた人たちで、尋ねた時間と場所はそれぞれ違う。
つまり、個別に質問したので、誰が何と答えたか、お互いに知らない。

 だが、答えは3人とも「朝鮮ウグイスたい!」だった。
自信たっぷりの即答、何のためらいもない。

 インターネットで検索したら、朝鮮ウグイスについてこんな記述があった。
「沿海州、中国東北部、朝鮮半島で繁殖し、日本では数少ない冬鳥として
西表島、与那国島で少数が越冬する」
(Wikipedia)

 「日本では数少ない冬鳥」が熊本北端の山里でピーポピーポと賑やかに鳴き交わしていたら、これはニュースだろう。

 「ウグイスと同じような声でホーホケケキョウと鳴く。
ケが一音多い」
(Yachoo!オンライン野鳥図鑑)

 失礼ながら笑ってしまった。
冗談図鑑ではないでしょうね。

 いずれにしても、私が知りたい鳥の名前は朝鮮ウグイスではないようだ。
私が質問した3人が、なぜ揃いも揃って朝鮮ウグイスだと思い込んだのか?
こちらの方も謎だね。 

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2009.05.10 Sun 16:37:00 | その他| 0 track backs, 2 comments
主役が写ってない写真
巣穴 桜の幹の穴に時折、小鳥が出入りしている。
頭が黒く頬が白い。
翼に白い線が1本。
シジュウカラ(四十雀)だ。

 去年の今ごろも同じ光景を見た。
幹の中で毎年、子育てをしているのだろう。

 この桜の木は山の水汲み場の近くに生えている。
水汲み中に小鳥の出入りに気づいたときはカメラを持っていない。
カメラを構えて待っているときは小鳥が飛んで来ない。
 
 野鳥の写真を撮るのは本当に難しい。
でも、ビギナーズラックという言葉があるよね。
幸運に恵まれたら、いつの日かシジュウカラ親子が撮れるかも知れない。

 なんて、言い訳しながら鳥の写っていない巣穴をアップしている。
厚かましかったかな。

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2009.05.09 Sat 16:19:19 | その他| 0 track backs, 0 comments
君は「どがんす」を知らないか
どがんす ここ数年、どうでもいいことが気になっている。

 集落の年配者が野イチゴ(写真)のことを「どがんすイチゴ」と呼んでいるが、「どがんす」とは、どういう意味だろう?
この言葉を使うのは熊本県北端の我が山里だけだろうか?――という二つの疑問だ。

 最近になって二つ目の疑問が解けた。
少なくとも福岡県南部の八女市上陽町でも野イチゴを「どがんすイチゴ」と呼んでいることが分かったのだ。
これは人類にとって何の意味もないが、私には大きな一歩だ(どこかで聞いたせりふだね)。

 こちら八女上陽町情報局というサイトにこんなことが書いてあった。
子供のとき、友だちとよく探して食べていたのが野いちごです。こっちの言葉では「どがんす」と言い、とにかくあの味は、ほかでは真似できない格別な味です……。

 そう、どがんすイチゴは甘くて美味しい。
昔の子供たちが喜んで食べたと聞いて、そうだろうなと思う。
だが、今の子供たちは、どがんすには目もくれない。
いずれ、どがんすの名前を知る者のいない時代が来るだろう。    

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2009.05.08 Fri 16:35:18 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
三方一両の得
    ほぼ連日、アク抜き竹ん子や乾燥竹ん子を道の駅に出荷している。
    その手間のかかることといったら半端ではない。
材木 山の湧き水20リットルと、適当な大きさに切った竹ん子を大鍋に入れて、7時間以上茹でる。
2時間ほど茹でたらいいと書いている料理本もあるが、集落のばあちゃんは、それでは足りないという。
郷に入りては、ばあちゃんに従わなくてはならない。

 長時間茹でるには大量の薪が必要になる。
そろそろ薪の備蓄が底を尽きそうになった時、思い掛けない朗報が入った。
土建業を営むNさんが「冬の工事現場の暖房用に貰った材木が大量に余っている。少し減らしてくれないか」と言ってきたのだ。

 山奥の耕作放棄地に行くと、製材の過程で出た“屑”が山のように積み上げられていた。
写っているのは焚き付け用のぺらぺらした木だが、しっかりした丸太も大量にあった。
軽トラに山盛りにして積んだが、減った気配もない。

 製材所は邪魔な屑の処分が出来、N さんの所の作業員は焚き火の材料に不自由せずに済んだ。
私は薪の心配がなくなり、竹ん子の加工に専念できる。
薪を減らして、耕作放棄地に空きスペースが出来たらN さんは何か資材が置けるだろう。

 三方一両の得、めでたしめでたし。

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2009.05.07 Thu 16:13:01 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
冷気を放つ花
涼しい花 今日は気温が26度を超えたそうな。
明日はもっと暑くなるという。

 暑苦しい話はこれくらいにして……。
耕運機で畑1枚を耕したあと、涼を求めて木陰の地面に座った。
ここは風の通り道らしく、体のほてりがたちまち消えて少し寒いくらい。

 ふと足元を見ると、草むらに青い花が咲いていた。
タツナミソウ(立浪草)、あるいはその仲間か?
波が崩れる瞬間の様子に似ているのが名前の由来だそうだが、私には何頭もの動物が辺りを見回しているように見える。

 上を見たらガマズミの白い花が風に揺れていた。
涼しさを感じたかったら白か青系統の花を眺めるといい。
なぜなら、白や青の花々は視覚を通じて冷気を送り込んでくれるから。
クーラー無しで夏を過ごす私が言うのだから間違いないよ。

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2009.05.06 Wed 16:44:20 | | 0 track backs, 0 comments
勤め人を辞めてから
         雨がやみ、日差しが戻ってきた。
         農産物加工場の屋根から湯気がもうもうと上がっている。
         これから暑くなるぞ、と気合が入っているように見える。
湯気 我が家から数キロ下流の川辺に小さなキャンプ場がある。
きのうは吹き降りの中で6張りのテントが並び、家族連れがバーベキューを食べていた。
大型連休の日程は早くから決まっていて、キャンプに行く日が生憎雨になったのだろう。
自然界は晴れの日ばかりではない。
雨のキャンプも思い出に残る良い体験だったはずだ。

 大型連休のUターンラッシュが始まったとニュースが伝えていた。
連休と縁がなくなって何年経つだろう。
高速道路の渋滞や行楽地の賑わいも、まるで他人事だ。

 勤め人を辞めてから縁が切れたのは連休だけではない。
名刺、メモ帳、スケジュール表。
背広、ワイシャツ、ネクタイ、革靴を身につけるのは葬儀の時だけだ。
普段は大型量販店で買った作業着、長靴(時にスニーカー)で過ごしている。

 ネオン街を徘徊することもなくなった。
映画館がないので、映画も見に行かない。
人出が多い所は極力敬遠する。
「そんな生活で面白いかい?」と聞かれたらどう答えようか。

 面白くはないが、人間関係の希薄な暮らしも悪くないよ、ということにしておこう。

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2009.05.05 Tue 15:54:49 | 暮らし| 0 track backs, 4 comments
お接待、それともお節介?
蜜柑 孟宗竹の小枝にミカンを刺しておくと、ヒヨドリが食べに来る話は3月の日記などに書いた。
写真はヒヨドリが実を食べたあとのミカンである。
まるで洗ったように皮しか残っていない。
料理を汚く食べ残す人は、これを見て反省すべきだと思うね。

 こんなに綺麗に食べてくれるのが嬉しくて、ミカンや八朔を竹に刺しているのだが、これは野生動物への餌付けに当たり、生態系を壊す行為だと批判する人もいるだろう。
ミニ果樹園で私が栽培しているブルーベリーやサクランボ、ミカン、グミなどの大半が小鳥に食べられてしまうケースはどうか。
私は被害者であり、果樹園で餌付けをしているつもりは全くない。
竹に刺したミカンも、その延長線上にあって、やはり餌付けではないと思うのだが。

 野生の鳥をお遍路さんに例えれば、私が果物を提供するのは“お接待”のつもり。
だが、第三者は、自分で餌を探して生きていく小鳥への単なるお節介と見るかも知れない。

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2009.05.04 Mon 15:17:45 | その他| 0 track backs, 0 comments
地面を這っても花は花
         地獄
           ↑地面に青いインクを撒いたように咲いている花がある。
           キランソウ(金瘡小草)、別名ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)。
           凄い名前だね。

           今年は地獄の釜の蓋をよく見掛ける。
           あまり数が多いので、うっかり踏みやしないかと気になるほどだ。

           世の中、悪党が多いから閻魔さんが地獄の釜を増やしたのだろうか。
           なんて、他人事のように書いているが、
           自分が真っ先に落ちたりして……。
         紫
           ↑ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)も地面にへばりついて咲いている。
           丈の高い草を刈っている時、
           根の近くからふいに紫の花が現れたりするのだ。
           写真には2輪しか写っていないが、
           数十数百の花が咲いていることもある。
           ひっそりたたずむ群落は溜息が出るほど綺麗だ。

           見上げる高さに咲くのも、地面を這って咲くのも花は花。
           個性の違いがあるだけで、優劣なんてありゃしない。
           人間だって同じさ。
           違うかい?

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2009.05.03 Sun 16:25:17 | | 0 track backs, 2 comments
びくびくしながらフキを刈る
野蕗 今日は「♪夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る……」の八十八夜だ。
山里では新茶を摘む光景があちこちで見られた。
茶畑を持たない私は栗林に自生しているフキを刈った。

 野生のフキは、栽培品種のフキより茎が細くて短いが、香りは段違いに強い。
これで作った伽羅ブキを口に含むと、独特の香りが口いっぱいに広がり、「野趣あふれる」とはこのことだなと思う。

 問題は草むらのどこにマムシがいるか分からないことだ。
つい先ごろ、同じ栗林の別の場所で草を刈っているとき、マムシに遭遇した。
枯れ葉色のずんぐりした胴体に銭形の紋様――あっ!マムシだと立ちすくんでいる間に、奴は栗の木の根元の穴に滑り込んでいった。

 フキを刈るため草むらに突っ込んだ手をマムシに噛まれたら堪らない。
あたりの地面を棒で叩いてから恐る恐るフキを刈る。
ありがたいことに今年もマムシに噛まれずに済んだ。

 だが、幸運はいつまで続くだろうか。
危険を冒してまでフキを刈る価値があるだろうか、などと迷いは尽きない。

 フキ刈りは今年限りにしようかな。

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2009.05.02 Sat 15:57:49 | 畑仕事| 0 track backs, 4 comments
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