おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
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一鉢600円は買いか
山の斜面に 今年の桜はなかなか散らない。
満開の凛とした桜を見上げながら、散り渋るのは寒さのせいかなと思ったりする。

 谷間の農道脇の山肌でショウジョウバカマが花盛りだ。
桜のような華やかさはないが、これはこれで愛くるしい。

 道の駅でショウジョウバカマの鉢植えを売っていた。
花は一輪。花期が短いので早くもしおれている。
価格は一鉢600円だった。

 この値段なら売れるという読みで600円の値をつけたのだろう。
妥当な線かも知れないが、畑に行けば回りにいくらでもあるから私は買わない。
だが、都会で暮らしているころだったら……多分、買ったかな。

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2009.03.31 Tue 15:36:31 | | 0 track backs, 2 comments
ヒヨドリよ、野生の誇りを忘れるな
ヒヨドリとミカン 孟宗竹の枝にミカンを刺しておくと、鳥たちがやって来て実を食べる。
梅の花が咲いていたころはメジロが多かったが、今は姿を見せない。
山奥へ去ったのだろうか。

 今はヒヨドリ(写真)がミカンを独り占めしている。
玄関をガラガラと開けても、写真を撮るために近寄っても逃げない。
私が危害を加えないことに慣れて油断しているのか?

 ヒヨドリよ。
君は誇り高き野生なのだから、慣れても馴れても狎れてもいけない。
ミカンを貰ったぐらいで、「まいどおおきに」といった態度を取らないでおくれ。

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2009.03.30 Mon 15:40:43 | その他| 0 track backs, 0 comments
小さくても美味しいぞ
ほうれん草 花冷え、花曇りの日が続いている。
いよいよ春本番かと思えた一時期のぽかぽか陽気はどこへ行った?

 低温のせいか、谷間の段々畑の野菜が伸び悩んでいる。
ホウレンソウ(写真中央の2列)は、すぐにでも収穫できそうな勢いだったのに。
毎日のように間引いて食べているが、大きくなる前になくなるか、花が咲いてしまうかも知れない。

 朝、道の駅に行くと、おばちゃんたちが丸々太ったホウレンソウを出荷している。
日当たりのいい畑か、ハウスで栽培しているのだろう。
それとも栽培の腕の違いか。

 自家消費のために作っているのだから出荷できなくてもいい。
そんな負け惜しみを言いながら、小さな間引きホウレンソウを食べる。
葉の緑のなんと瑞々しいことか。
味もしっかりしていて美味しい!

 これは負け惜しみじゃあないよ。

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2009.03.29 Sun 15:33:17 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
山羊に思う
山羊 南阿蘇の丘陵に山羊が1匹寝そべっていた。
日本の白い山羊を見慣れた目には大きな角、黒い顔、ずんぐりした図体が珍しい。
外国種だろう。

 その丘陵は日当たりが良く、花冷えの寒気の中でも暖かそうだ。
餌をたっぷり食べ、そろそろ昼寝でもするかと考えているように見える。

 首に結ばれたロープを見るまでもなく、この山羊は人に飼われている。
家畜は餌をもらえる代わりにロープや柵で束縛される。
野生の鳥や動物は自由にどこへでも行けるが、餌は自分で確保しなければならない。
起きている時間の多くを餌探しに費やし、病気や怪我で餌を取れなくなったら死ぬ。

 餌をもらえるが、束縛される家畜か。
自由だが、飢えと隣り合わせの野生か。
もし、どちらかの道を選べるなら自分はどちらを選択するだろう?

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2009.03.28 Sat 16:38:46 | その他| 0 track backs, 0 comments
毎年、桜の神さんに祈ること
大桜 今年も南阿蘇村の一心行の大桜を見に行った。
きのう満開が宣言されたばかり。
やや強い風が吹いていたが、空を舞う花びらは1枚もなかった。

 樹齢400年以上という一心行の大桜には、間違いなく霊が宿っていると思う。
私は毎年、桜の神さんに「来年も元気でここに来させて下さい」と祈る。
今年も来られたのだから、願いは聞き届けられたに違いない。
見ずして信ずる者は幸いなり、だ。

 大桜の近くで開かれている植木市で“一心行の桜”の苗を買った。
一心行の大桜の種から育てたのだという。
明日、山に植えよう。
運が良ければ、この苗もいつかは大桜になるだろう。
その時は満開の桜の片隅に、1日でいいから宿らせて欲しいと思う。

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2009.03.27 Fri 16:37:20 | | 0 track backs, 0 comments
霜がワラビを直撃
霜の害 今朝は霜が降り、車のガラスが凍った。
ぽかぽか陽気が続き、ワラビやゼンマイが生え始めた矢先の霜だ。
多分、無事ではすまないだろう。

 思った通りだった。
ワラビが軒並み霜に当たり、写真のように折れ曲がっていた。
茎はぶよぶよとやわらかく、指でつまむと、簡単につぶれる。
繊維が溶けてしまったに違いない。
出鼻がくじかれたとは、このことだ。

 だが、心配は要らない。
ワラビやゼンマイは霜に当たろうが、人間が寄ってたかって採ろうが次から次に生えてくる。
山菜採りのシーズンが終わっても生え続け、夏には全山、羊歯に覆われる。

 自然の復元力は、かくもたくましい。

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2009.03.26 Thu 15:48:50 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
消えるブランコ
       地域の幼稚園の桜が満開になった。
       3月と4月は新しい出会いと別れの月。
       入学や卒業の思い出は、いつも桜と重なる。
園庭の桜 桜の木の下にさまざまな遊具が並んでいる。
私は幼稚園に行っていないが、小学校でブランコに乗り、鉄棒遊びをした。
誰もいない園庭に少年時代の自分と友達の幻が見えるような気がする。
桜の咲く学校は、どこか懐かしい。

 いま、学校からブランコが消えつつあるという(NHK制作グループ編『なぞ解き歳時記』講談社文庫)。

 東京二十三区の小学校では年々ぶらんこが少なくなっています。現に渋谷区ではぶらんこのある小学校は一校もないそうです。いまや二十三区の学校では、校庭がほとんど舗装されてしまったからです。土の校庭と舗装の校庭ではぶらんこから降りたとき、落ちたときの衝撃が違うので、危険と考えられたそうです。

 子供の安全という印籠を見せられ、「これが目に入らぬか」と言われたら文句は言えない。
だが、ブランコの撤去を決めた大人たちに訊きたい。
自分がブランコで高々と体を躍らせた時の高揚感を、その時思い出さなかったか?と。

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2009.03.25 Wed 16:32:25 | 暮らし| 0 track backs, 4 comments
閑人だねえ
白い花 畑にはびこっているペンペン草(ナズナ)を呆然と眺めていたとき、その花(写真)に気づいた。
ぺんぺん草に見えたが、どうも変だ。
葉の形がぺんぺん草と違うし、第一、三味線のバチのような実がついていない。

 植物図鑑を引っ張り出して、ぺんぺん草の仲間から調べてみた。
どれもこれも、似ているようでもあり、別のようでもある。
その中で、ひょっとしたらこれかな?と思えるものがあった。
長柄蛇人参(ナガエジャニンジン)だ。
蛇人参(私はどちらも苦手)と名前は怖いが、花はかわいい。

 間違っているかも知れない長柄蛇人参にたどり着くまで、ずいぶん時間がかかってしまった。
私も閑人だねえ。
残り少ない持ち時間をこんなことに使っていいのだろうか。

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2009.03.24 Tue 16:12:47 | | 0 track backs, 0 comments
運が良ければ
芭蕉 近所のばあちゃんが芭蕉の幼木を持って来てくれた。
先日、柿の苗を上げたお返しだろう。
「そんなことせんでもええのに。かえって済みませんねえ」と言いつつ、素直に受け取るのが、このあたりの流儀。
私もありがたくいただいた。

 芭蕉はバナナそっくりの実をつけるが、食べられないのだそうだ。
それでも、どんなものか見てみたい。

 私「露地でも実がなりますか?」
ばあちゃん「生る生る、運が良けりゃあ生る」

 オラは運が良いだろうか?
芭蕉で運を占うなんて知らなかったな。

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2009.03.23 Mon 15:29:38 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
花は紅 柳は緑
柳は緑 家から車で10分ほどの温泉施設の敷地に柳が数本生えている。
谷間の段々畑に行く途中、いつも横目で眺めるのだが、今は新緑があわあわと煙って、夢のようにはかなげだ。

 花は紅 柳は緑
あるいは 柳は緑 花は紅 だったか。
どちらにしても、ありふれたものの中に真実はある――ということだろう。

 柳に風と受け流す
若いころは、これがなかなか出来ない。
気に入らないことがあると、感情的になって突っかかったりしたものだ。

 年をとっても腹の立つことは多いが、たいていのことは封印して忘れることにしている。
人間が丸くなったのではなく、もう遠吠えする元気がないのだ。
これはこれで、寂しいことである。

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2009.03.22 Sun 15:53:27 | 暮らし| 0 track backs, 1 comments
ツバメよツバメ
燕 道の駅の幟の横棒にツバメが2羽とまっていた。
互いに少し距離を置いている。
倦怠期の夫婦かも知れない。

 ツバメを初めて見たのは一昨年が3月11日で、昨年が3月18日。
これは私がたまたま飛来に気づいた日であって、毎年、少しずつ渡りが遅くなっているというデータにはならないだろう。

 このところ昼の気温が20℃近くまで上昇している。
暖かくなるのを待っていたように現れたのが極小吸血昆虫のセセリ(ブヨ?)だ。
今日も谷間の段々畑で彼らの集団波状攻撃を受けた。
目や耳に飛び込んでくるし、作業着の袖口から入り込んで肉をかじっていく。
鬱陶しいったらありゃしない。

 ツバメよツバメ、彼らを早く退治してくれないか。

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2009.03.21 Sat 16:16:32 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
ぺんぺん草の天下です
      きのう、芭蕉の「山路きて何やらゆかしすみれ草」に関連して
      清水哲男氏の「芭蕉の時代、すみれは単なる野草の一種にすぎなかった。
      いまのぺんぺん草みたいなものだった」という言葉を引いた。
      白い花を咲かせている下の草がぺんぺん草(ナズナ)である。
ぺんぺん草 念のために言うと、ここは耕作を放棄した荒地ではない。
ぺんぺん草が生い茂ってよく見えないが、れっきとした?ニンニク畑だ。
隣の畑でもラッキョウがぺんぺん草に埋もれている。

 ビニールマルチをすれば草押さえになるし、保湿・保温効果で玉太りもいいと教えられた。
その通りだと思うが、いずれ大量のゴミになるビニールを使う気にはなれない。

 それなら、労を惜しまず草を抜くべし、と口で言うのは簡単だ。
野の草は抜いても抜いても生えてくる。

 ぺんぺん草はスミレのように控えめではない。激しく自己主張して他の植物を圧倒する。
いかな芭蕉でも「何やらゆかし」とは言うまいよ。

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2009.03.20 Fri 16:21:49 | 畑仕事| 0 track backs, 4 comments
不遇だったスミレ
      農道脇のあまり日の当たらない山の斜面にスミレが咲いている。
      清楚、可憐、控えめ。
              
             山路きて何やらゆかしすみれ草

      芭蕉の「何やらゆかし」は、まさにスミレにふさわしい表現。味わい深い。   
  
菫 私の俳句鑑賞は、その程度の感想でしかないが、俳人の清水哲男氏は違う。
「(この句は)芭蕉句のなかでも有名な句に入るだろうが、さて、この句のどこがそんなに良いのか。味わい深いということになるのか。まことに失礼ながら、この句の眼目をきちんと生徒に説明できる国語の先生は、そんなにはおられないと思う」と一歩踏み込んでいる。

 そして、芭蕉の時代の「すみれ草」に対する庶民的な感覚がどんなものだったか知らないのだから、生徒に説明できないのも無理はないという。
氏によると当時の菫は「単なる野草の一種にすぎなかった。いまの『ペンペン草』みたいなものだった。贔屓目にみても『たんぽぽ』程度。(中略)菫が珍重されはじめたのは明治期になってからのことで、それまではただの草だったということ。詩歌の『星菫派』といい、宝塚の『菫の花咲くころ』という歌といい、菫が特別視されだしたのは、つい最近のことなのだ。だから、この句は新鮮だったのである。つまらない野の花に、なにやら『ゆかしさ』を覚えた人がいるという驚き。句からは、これだけを読み取ればよいのだが……」ということになる。

 なるほど、スミレにも長い長い不遇の時代があったのか。
「ゆかしさ」は不遇時代に培われたのかも知れない。
そう思うと、益々スミレのファンになりそうだ。

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2009.03.19 Thu 16:43:54 | | 0 track backs, 0 comments
先々のことは考えまい
     栗山の地面を埋め尽くしているのはフキ。
     近所のキミばあちゃん夫婦が、少しでも現金収入を得ようと
     何年もかけて植えたものだ。
フキの山 私がこの地に移住したころ、80歳近いキミさん夫婦は軽トラにフキを山のように積んで帰り、納屋で整理していた。
数年前、夫が亡くなり、車の免許を持たないキミさんは、一人では収穫も出荷も出来ない。
そこで親戚にフキの管理を任せていたが、その親戚も高齢になって、「もう出来ない」と辞退してきたという。

 キミさんが私にこんなことを言ってきた。
爺さんと苦労して育てたフキ畑を、このまま荒らかすのはつらい。
売るなり、食べるなりフキを自由に使ってもらえないか。

 ありがたい話だが、私は既に畑や山を実力以上に借りている。
年々、力が衰えているので、それらの土地をいつまで世話できるか自信がない。
その上、フキの管理までは、とても無理だ。

 山里には耕作をあきらめた田畑山林が沢山ある。
このまま過疎高齢化が進んだらどうなるか――気が滅入るので考えないことにしている。

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2009.03.18 Wed 15:14:22 | 畑仕事| 0 track backs, 1 comments
これはハクサイです
白菜の花 谷間の段々畑は3月になるまで、あまり日が当たらない。
従って野菜の育ちが悪く、ハクサイは形が整わないうちに花が咲き始めた。
写真の野菜を見て、「ハクサイだね」と即座に分かる人は少ないだろう。

 さて、この野菜をどうするか。
需要期を過ぎた今ごろになって、「これはハクサイです」と張り紙して道の駅に出荷しても買う人はいまい。

 でも心配ご無用。
たかだか20株ほどのハクサイ、自分で食べればいいのだ。
花は浅漬けにして細かく刻み、熱いご飯に乗せて食べたら旨いぞ。
葉は柔らかく、味も形のいいハクサイに勝るとも劣らず。

 人を見掛けで判断していけないのなら、野菜だって同じだよ。

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2009.03.17 Tue 15:45:56 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
オタマジャクシの幼稚園
蛙の子 地に レンゲ、タンポポ、スミレが咲き、空では揚げヒバリが歌う。
春だなあと思う。
では、水の中なら何に春を感じるか。
オタマジャクシだ。

 田んぼの水路にオタマジャクシがうじゃうじゃいた。
糸ミミズを争って食べている。
水は、まだ冷たいのに元気なものだ。

 村上鬼城は、こんな句を詠んでいる。

       川底に蝌蚪(かと)の大国ありにけり

 蝌蚪はオタマジャクシのこと。
何十匹ものオタマジャクシを見ても、私は「大国」に思い及ばなかった。
ふと連想したのは幼稚園。
メダカの学校があるなら、オタマジャクシの幼稚園があってもおかしくないよね。

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2009.03.16 Mon 16:29:03 | その他| 0 track backs, 2 comments
抗議のしるし
       樫や栗の木は硬くて割るのに力が要る。
       杉や檜の薪割りは簡単だ。
       太くても斧がツボに当たればパーンと気持ちよく割れる。
       ただし、節がなければ、の話だ。
節 写真の檜は直径28センチ、高さ75センチ。
枝を切り落とした後の節が大人のこぶしほどもある。
節は硬くコブ状に盛り上がっていて、渾身の力で振り下ろした斧を簡単に弾き返す。
この木を半分に切っても斧では歯が立たない。

 節のコブをチェーンソーでそぎ落としてみた。
三つの節が幹の中心部まで伸びている。
鉄筋のような役割を果たしているのだろう。

 間伐や枝打ちをする人手がないまま荒れている山林をよく見掛ける。
大きな節は、人間に見捨てられた木の抗議のしるしに思えてならない。

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2009.03.15 Sun 15:39:23 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
天然のヒラタケを食う
          朽ちかけた櫨(はぜ)の木の根元にヒラタケが生えていた。
          さまざまな自然の恵みをありがたくいただいているが、
          天然のヒラタケは初めてだ。
平茸 雨がよく降るので水分をたっぷり吸っている。
太ったクラゲのようにずっしり重い。
味が水っぽくなければいいのだけれど。

 さて、どうやって料理するか。
昔、居酒屋のおばちゃんに教えてもらったバター炒めにすることにした。

 泥を洗い落として一口大にちぎる。
ニンニク醤油を作って黒くなったニンニク3個を細かく刻む。
バターを溶かしたフライパンでこの二つを炒め、塩と胡椒で味を調えて終わり。

 熱々のところを食べてみた。
ヒラタケ独特の香りと味にバターや塩、胡椒、ニンニクがが絶妙にからんで実に旨い。
ヒラタケから滲み出たスープも濃厚な味わいで文句なしだ。

 これだから田舎暮らしはやめられない。
山の神さんありがとう。

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2009.03.14 Sat 15:27:15 | 食べる| 0 track backs, 2 comments
誰にだって生きる価値はある
実のないイチゴ 山道で妙なものを見つけた。
花でも実でもない赤い“何か”だ。

 葉を見て閃いた。
これは冬イチゴではないか。
小鳥が赤い実を食べた後に残ったガクではないか、と。

 ガクは、言わば脇役なのに花の少ない季節を美しく彩っている。
花や実でなくても存在価値はあるのだよ、と言っているようにも見える。

 人間も同じではないかな。
学力テストで良い点を取れなくても、誰かを蹴落とす競争力がなくても存在価値はある。

 どこやらの知事さん、違いますか?

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2009.03.13 Fri 15:41:20 | | 0 track backs, 0 comments
苔の花咲く
         畑仕事に疲れて枯れ草の上に座る。
         近くの岩に貼りついている苔に花が咲いていた。
苔の花 実際には、苔は隠花植物なので花は咲かない。
花のように見えるのは胞子嚢(ほうしのう)で、梅雨のころに見られる、と本で知った。

 梅雨まで何ヵ月もあるのに、もう胞子嚢か。
昨今の雨続きを苔が梅雨と勘違いしたのかも知れない。

 勤め人だったころ、頭の中は仕事のことやら雑念やらで混沌としていた。
花鳥風月に関心を持つゆとりはなく、苔の胞子嚢なんて聞いたこともない。

 苔のような自然界の微細なものを眺めて飽きないのは、単に心身の衰えによるものか。
知らず知らずのうちに末期(まつご)の眼で周囲を見るようになったのか。
どちらにしても、まだ感動を忘れていないのが救いかな。

 「苔の花」は夏の季語に分類されている。地味な句が多いようだ。

          墓の道わづかの苔に苔の花(相馬黄枝)

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2009.03.12 Thu 16:17:20 | | 0 track backs, 12 comments
ニュートンのリンゴの木
         熊本県農業公園の一隅に「ニュートンのリンゴの木」がある。
         看板によれば、「イギリスの科学者ニュートン(1642-1727)は
         庭のリンゴの木から果実が落ちるのを見て
         ばんゆういんりょくを発見したと言われています。
         このリンゴの木は、その接木を枝分けしたものです」という。
ニュートン 今から約350年前、大学生だったニュートンが実家で見たリンゴの木の子孫がなぜ熊本の地にあるのか。
「ニュートン 万有引力の法則 リンゴの木」で検索したらあらましこんなことが分かった。

 ニュートンのリンゴの木は枯れる前に接木によって増やされ、世界中で栽培されている。
日本にも1964年に入ってきて、東京の小石川植物園で育てられた。
ここでも接木によって増やし、全国の植物園や学校など約200カ所に分譲したそうだ。

 リンゴの品種は「ケントの花」と言い、酸っぱくて水分が少ないので、料理用に使われる。
「熟せば風がなくても落下する性質がある」というのは本当かな?

 ニュートンが見たものと同じリンゴの花や実を眺めるのは、どんな気持ちだろう。

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2009.03.11 Wed 15:46:59 | その他| 0 track backs, 0 comments
猫は出る犬を打つ
犬と猫 オグリが我が家に貰われてきて1年と1ヵ月が経った。
たくましく育ち、先輩の猫たちより遥かに大きくなった。

 それがミー子の気に障るらしい。
オグリの鼻先でゴロンゴロンと地面に転がって砂浴びしたり、毛づくろいをする。
あきらかに挑発しているのだ。

 オグリが興奮して近づくと、素早く猫パンチを頭に叩き込む。
「身の程を知りなさいよ」と教えているつもりかな。
やすやすと何度も挑発に乗るオグリもどうかと思うが、ミー子も意地が悪い。

 もう1匹の内気なデン子は決して犬には近寄らない。
10人10色と言うが、猫も2匹2色だ。

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2009.03.10 Tue 16:24:17 | 暮らし| 0 track backs, 6 comments
鯵の干物の偶然
       ご近所のテルばあちゃんがカラオケ仲間と大分へ日帰り旅行に行った。
       総勢103人、バス3台を連ねたという。
       カラオケの浸透恐るべし、だ。
鯵の干物 その時の土産だと言って鯵の干物(商品名は『あじ桜干』=写真右)を持ってきてくれた。
箱の右側に「美味しい"ひもの”で楽しい食卓」、左側に「門川○さ(○の中にさの字)で加工しました」の文字。

 はて、どこかで見たような。
今日、私がスーパーで買った鯵の干物が写真左だ。
商品名、箱の印刷文字はどちらも同じ。
左の箱の「2パック500円」、バーコード付きの値段表、東国原宮崎県知事のシールはスーパーが貼ったのだろう。
つまり、どちらの干物も宮崎の同じ業者が加工した商品なのだ。

 小さな集落に住む一人が熊本で、一人は大分で同じ宮崎産の干物を同じ日に買う。
干物生産業者が多数あることを考えれば、これは、かなりの偶然ではないだろうか。

 それで何が言いたいの?と訊かれても返答に困る。
「へ~、こんなこともあるのか」と不思議に思っただけの話だ。

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2009.03.09 Mon 15:56:30 | 食べる| 0 track backs, 6 comments
枯れ木にキノコ
しいたけ あまり日の当たらない杉林の中でシイタケ、ヒラタケ、ナメコを栽培している。
いや、「栽培していた」と過去形で言うべきか。
キノコ菌をまぶした種駒をクヌギの木に打ち込んで4~5年が経つ。
ほとんどの原木が朽ち果て、今は数本しか残っていないのだから。

 残された木も悲しいほど軽い。
栄養をキノコに吸い尽くされ、中がスカスカになっているのだろう。

 そんな老原木から、たまに写真のような立派なキノコが生えることがある。
ぼろぼろになった体のどこに、そんな余力が潜んでいるのだろう。

 私はありがたくキノコを食べる。
君たちのパワーを少し分けて下さいと念じながら。

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2009.03.08 Sun 16:49:33 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
清少納言は紅梅が好き
土筆 久しぶりに晴れたが風が強くて寒い。
朝は軽トラの窓ガラスが凍っていた。

 畑の陽だまりにツクシが出ていた。
山里のツクシの最盛期はは4月になってから。
まだ数が少なく、ひょろひょろしている。
それでも、ツクシを見れば「春が近いな」と思う。

 皆さんは、どんなものに春を感じるだろうか。
菜の花、レンゲ、タンポポ、揚げ雲雀、辛夷や木蓮の花かな?
「春はあけぼの」の清少納言は、木の花なら「濃きも薄きも紅梅。桜は花びら大きに葉の色濃きが枝細くて咲きたる」「いとめでたし」と枕草子に書いている。

 私は紅梅より白梅が好きだが、これはそれぞれの好みの問題。
あれが咲いた、これが咲いたと言っているうちに百花繚乱・春爛漫の季節となる。
今年もまた、かくてありなん。

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2009.03.07 Sat 15:24:37 | | 0 track backs, 0 comments
照る照る坊主を作ろうか
山に雲 今日も朝から雨。
さして高くない山なのに雲に隠れて稜線が見えない。

 菜の花が花盛りのころ降る長雨を菜種梅雨という。
普通は3月下旬から4月上旬にかけて降る。
今年は2月下旬から、しょっちゅう雨が降っている印象だ。

 お陰で山や畑の仕事が遅れている。
2月中に終える予定だったシイタケの菌打ちも手つかずのまま。
梅や椿、果樹の植樹もはかどっていない。
「雨合羽を着て働けばいいではないか」と言われたら、ぐうたら農夫はうなだれるばかりだ。

 午後になって少し晴れ間が見えた。
明日はきっといい天気になるだろう。

                  老犬が咳して通る菜種梅雨(沢太郎)

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2009.03.06 Fri 15:39:02 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
咲き急ぎなさんな
        気象庁が昨日、ソメイヨシノの開花予想日を発表した。
        熊本は全国のトップを切って3月15日。
        平年より9日早い開花だという。   
れんげ でもねえ。
わが町では、すでに6―8分咲きのソメイヨシノを何本も見かける。
標準木による開花予想は、あくまでも目安にしかならないような気がするな。

 谷間の段々畑の水路の脇にレンゲが2輪咲いていた。
我が畑でレンゲが咲いているのは、この2輪だけだ。
畑がレンゲの花に覆われるのは4月の中旬。
2輪のレンゲは春到来の様子を見に来た偵察隊なのだろう。

 ソメイヨシノが日本一早く咲く。それがどうした?
桜もレンゲも、それぞれの季節に咲くのが一番落ち着く。
ただでさえ慌しい世の中、花までバタバタ咲き急ぎなさんな。

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2009.03.05 Thu 16:26:28 | | 0 track backs, 0 comments
木彫りの相棒
木彫り 猫はクールだ。
人間や仲間の猫に甘えるのは、自分がそうしたいときだけ。
飼い主がなんと言おうと気が向かなければ冷たく無視する。
多分、独立心が旺盛なのだろう。

 それでも、我が家の猫が互いに舐め合ったり、寒い時に体を寄せ合って寝ている光景を見ると、2匹で飼ってよかったなと思う。
オグリも友達が欲しいだろうが、諸般の事情で1匹しか飼えない。

 県内の道の駅でチェーンソーアートの実演販売をしていた。
1本の丸太が巧みなチェーンーさばきで鷲、フクロウ、犬などに姿を変えていく。
ふと思いついた。木彫りの犬をオグリに見せたらどんな反応を示すだろう?
それで買ったのが写真の犬である。値段は3000円だった。

 オグリが好んで日向ぼっこするデッキの上に置いた。
オグリは周りをバタバタ走り、匂いをかいだり前足で触ったりした。
木彫りの犬を本物と間違えたのではなく、見慣れぬものにちょっと興奮したに過ぎない。
やがて木彫りの犬の耳をかじり始めたので、ご対面は終わりにした。

 いつか本物の相棒を飼ってやったら、どんなに喜ぶだろう。

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2009.03.04 Wed 15:11:53 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
桃の節句はどこか切ない
       男ばかりの兄弟で育ったので雛祭りとは縁がなかった。
       戦後の貧しい時代だったから五月人形も飾った記憶はない。
       写真の雛人形は2年前に97歳で亡くなったNばあちゃんからいただいたものだ。
       喜ぶ女児はいないけれど、今年初めて出してみた。 
お雛様 高さ10センチほどの人形が19体。
並べ方が分からず、順不同で机の上に置いた。
桃の花や菱餅、雪洞などの飾り道具は、まだ段ボール箱の中にある。

 Nさんは夫を早く亡くし2男1女を女手一つで育てた。
「土方でん、畑の手伝いでん、診療所の集金でん何でんやりました」と話したことがある。
Nさんは、いつごろこの雛人形を手に入れたのだろう。

 娘さんは幼いころから体が弱く、Nさんより先に彼岸に渡った。
娘さんが小学生のころ買ったとすれば昭和30年代だろうか。
決して豪華な雛人形ではないが、貧しいNさんにしてみれば随分思い切った買い物だったに違いない。

 雛人形の前で微笑む母娘の姿が目に浮かぶ。
桃の節句は、どこか切ないね。

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2009.03.03 Tue 15:22:43 | 暮らし| 0 track backs, 6 comments
地は さみどりに満ちて
林のフキノトウ 今の季節に行くことのない山の栗林を覗いたのは、ほんの気まぐれからだった。
林は遠く近くでウグイスが鳴くだけで森閑としている。
枯葉を踏みしめ踏みしめ坂を上った。
 
 ふと目を上げると目の前の斜面が、さみどり色に彩られていた。
フキノトウが数え切れないほど頭を出していたのだった。
栽培品種より小さいが、苦味や香りはきっと野生種の方が強いだろう。

 今年は『山のごちそう』(渡辺隆次)ちくま文庫を参考に“フキノトウの味噌練り”を作ってみよう。

 作り方は――少量の酒を加えてゆるめた味噌の中に二、三個のフキノトウを生のまま手で小さくちぎって混ぜるだけ。こうすると、味も香りも強烈だが、舌の上には不思議な甘みが残る。春との格別な遭遇だ。

               蕗味噌を膝の猫にも食わしけり(沢太郎)
 
 これは空想の句。酒を飲まない我が家の猫は、蕗味噌も食べないだろうな。

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2009.03.02 Mon 14:56:35 | 食べる| 0 track backs, 4 comments
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