おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
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ゲジゲジ眉毛
ゲジ 玄関の壁にゲジゲジ(正式名称はゲジだそうな)が1匹。
濃くて太い眉をゲジゲジ眉毛とは、うまいことを言ったものだ。
高校の世界史の先生もこんな眉をしていたっけ。

 数え切れないほど沢山の長い足と、どちらが頭だか分からない体つき。
少々気味が悪いが、慣れてしまえば平気。
たとえ体の上を横切られても眉1つ動かさない。
田舎に住んでゲジぐらいに悲鳴を上げてどうするのさ(ちょっと無理している)。

 ゲジは人を追い掛けて噛みついたりしないし、ゴキブリを捕食する益虫だ。
見つけ次第スリッパで叩き殺すなんてことは止めた方がいいと思うよ。

 ところで玄関のゲジの、もう片方の眉はどこにあるのだろう?

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2008.10.31 Fri 17:02:48 | その他| 0 track backs, 2 comments
たかがヒョウタン されど……
      ニンニクの畑にのさばっているのはヒョウタンだ。
      こぼれ種が育ち、9つもの実をつけた。
      無遠慮に葉を広げているので、ニンニクがどこにあるか分かりゃしない。畑の
 棚で栽培している分と合わせると、数十個のヒョウタンが取れそうだ。
酒器や花器作りに挑戦して3年目になるが、これまでに学んだことは、たった二つ。
一つはヒョウタンの口を出来るだけ大きく開けること。
中の果肉を腐らせて取り出すとき、口が小さいと素直に出てくれない。

 二つ目はヒョウタンには何も塗らず、絵も描かない。
塗るならせいぜい柿渋だ。
これはコツというより好みの領域だね。

 柿渋は塗った直後は何の変化もないが、時間が経つにつれ濃い褐色になる。
何も塗らないと薄いベージュ色だ。
ただ、実の薄皮がなかなか均一にはがれないため、ベージュと白のまだら模様になる。
子供のころの夏、海で日焼けした背中の皮がむけた時みたいに薄汚い。

 これをどう解決するかが今年の課題。
いつの日か美しいヒョウタンを披露できたらいいのだが。

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2008.10.30 Thu 15:48:42 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
プロの仕事
伐採 裏山の土砂崩れ防止工事の第一段階が、終わろうとしている。
つまり、工事の邪魔になる木や孟宗竹をほぼ切り終えたということ。

 木を切る4人は、隣りの市からやって来た。
急な斜面をマシラの如く(マシラは猿のこと。古い表現だね)移動して木を倒し、枝を払い、一定の長さに切り揃えていく。
間違っても家のある方に木を倒したりしない。

 伐採された木を重機で下に降ろし、ダンプに積んで運ぶのは地元の作業員だ。
両者の連係プレーは見ていて気持ちがいいほどよどみがない。
プロの仕事は、かくあるべし。

 明日からは大型ショベルカーが登れるようにスロープを作り、山肌を削って勾配を緩くする作業が始まる。
どんなプロの技が見られるか楽しみだ。

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2008.10.29 Wed 16:04:58 | その他| 0 track backs, 2 comments
東洋のナイアガラ
滝 ナイアガラの滝を見てきた。
カナダ・アメリカ国境の大瀑布ではなく、東洋のナイアガラ。
道の駅 原尻の滝(大分県豊後大野市)の近くにある幅120メートル、高さ20メートルの滝だ。

 本物のナイアガラと比べてどうこう言うのは野暮だろう。
田園地帯に忽然と現れ、ゴウゴウと大きな音を立てて落下する原尻の滝は十分に迫力があった。
秋の澄んだ空気はマイナスイオンをたっぷり含んでいるように思われ、もし訊かれたら訪問の価値ありですよと答えたい。

 日本には東洋のレマン湖だの日本のエーゲ海だの小京都だの、本家の名を借りる観光スポットが多々ある。
その方がイメージしやすい利点があるのだろうが、私は余計なことだと思っている。

 原尻の滝は、東洋の……などと言わず、大分の滝ですタイと胸を張ればいい。
     
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2008.10.28 Tue 15:45:55 | 遊び| 0 track backs, 0 comments
ようこそ冬太郎
冬鳥 冬鳥のジョウビタキが今年も山里にやって来た。
ちっちっちっという鳴き声がしたので周囲を目で探したら、枯れ草の茎にとまっていたのだった。
こげ茶色の暖かそうな服の上に白い家紋をあしらった羽織を着ている。
相変わらずダンディだね。

 ジョウビタキを初めて見たのは昨年が10月31日、一昨年が11月1日だった。
今年は少し早いが、大した意味はないだろう。

 ジョウビタキは遥か唐天竺(中国・インド)から何千キロも飛んで来るという。
こんなに小さな体でよくぞ厳しい長旅に耐えられたものだ。
私はどのジョウビタキも冬太郎と呼んでいるが、ようこそ冬太郎、今年もよろしくと声を掛けずにはいられない。

 畑に行くと、彼は必ずと言ってもいいほど姿を現す。
人をあまり恐れないらしく、数メートル先から首をかしげて私の仕事ぶりを見ている。
「おはよう。元気そうだね」「お陰さまで。爺ちゃんも精が出ますね」と挨拶を交わすのが、冬の野良仕事の楽しみだ。

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2008.10.27 Mon 17:30:04 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
続・郷愁を食う
あけび アケビのことは10月20日の「郷愁を食う」に書いたばかりだが、今回は木に生っているところを載せてみた。
「そうそう、こんな風に生っていたな」と思い出してくれる人もいるだろう。

 わが古里の海は埋められて街ができ、アケビや木イチゴを食べに行った山は削られて住宅地になった。
ここはもう古里ではない。
思い出をたどる手がかりのカケラもない見知らぬ街だ。

 戦後の復興・高度経済成長によって豊かな自然を失ったが、子供たちは山の木の実で飢えをしのがなくてもよくなった。
それでよかったのだろう。
いや、それしかなかったのだろう。
とはいうものの、ブレーキのない車で豊かさを追いかけて、今も昔も暴走を続けているのではないか、という気がしてならない。

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2008.10.26 Sun 19:36:51 | 暮らし| 0 track backs, 6 comments
小説家が主人公の小説は……
           畑の隅に小さな白い花が咲いていた。
           ニラの花に似ているが、葉の形がまるで違う。
           名前は分からない。
白い花 名前を知らなかったら、それらはたんなる草花であり、木であり、においであり、鳥であるだけで風景の中に埋もれてしまっていることだろう。目の前にあったとしても、特別気に留めないでいることが多いだろう(佐伯一麦『遠き山に日は落ちて』)。

  私は「小説家が主人公の私小説は面白くない」という偏見を持っている。
この本の主人公も小説家で、妻と離婚したあと、染色家の女性と貧乏暮らしをしている。
読後の感想は「ほら、やっぱり当たっているだろ?」というものだった。

 ただ、上に引用した部分だけは「なるほど、そうかも知れないな」と思った。
もっともこれだって、ごく当たり前のことで、わざわざ意味ありげに書くような内容ではない。

 自分の好みだけで、えらそうなことを書いたが、偏見の無い人が素直に読めば、また別の感想を持つだろう。

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2008.10.25 Sat 15:15:35 | | 0 track backs, 2 comments
さらば梅の爺ちゃん
       切り株
 
         裏山で終日、チェーンソーの音がしている。
         土砂災害防止工事の邪魔になる杉、樫、孟宗竹などは
         すべて伐るのだそうだ。

         作業が始まる前の早朝、現場を覗いたら、
         白梅や桃色の花咲く椿の古木が切り倒されていた。
         (写真は白梅の切り株)
         工事を請け負っている土建会社の社長(我が家の家主兼裏山の持ち主)が
         「がんに効くキノコが生えるので、何とか梅の木は残したい」と言っていたが、
         無理だったようだ。

         梅の木は成長が遅く、なかなか幹が太くならない。
         これだけ太い幹なら、素人考えだが樹齢は100年を超えているだろう。
         伐採を防げなくて梅の精に申し訳ない。 

       白梅
 
        白梅は毎年、沢山の花を咲かせ、老木とは思えぬほど多くの実をつけた。
        せっせと拾って梅干しを作ったが、とても拾い切れる量ではなかった。

        写真のような光景はもう見られない。
        来年の早春は寂しいだろうなあ。

               しんしんと白き梅降る夢十夜(沢太郎)
     
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2008.10.24 Fri 15:13:55 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
タイミングベルト
 行きつけのガソリンスタンドで乗用車のオイルを交換してもらった時、「走行距離がもうすぐ10万キロになるから、タイミングベルトを交換したほうがいいですよ」と言われた。
このベルトが切れるとエンジンが壊れて使い物にならなくなるという。

 車のベルトで知っているのはファンベルトとシートベルトぐらい。
タイミングベルトは初めて聞く名前だ。
高速道路を走っていて突然切れたら命に関わるので修理を依頼した。
見積もりによると整備費用はタイミングベルト、ウォーターポンプ、テンショナー、Vベルト(何のことやら)を交換して80,378円。

 ポリープを切除してウン万円払ったばかりだし、物価はじわじわ上がっている。
ここで8万円は痛いなあ。

 それとは別に99,597kmの走行距離に感慨があった。
地球一周の距離は約4万キロ。
こちらに移住してから買った軽トラの46,000kmと合わせたら地球を3周半したことになる。

 まるで実感が無い。
ぼ~っと上の空で走っていたのだろうか。

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2008.10.23 Thu 16:03:02 | 暮らし| 0 track backs, 6 comments
来客の多い家
やもり 本を読んでいるとき、視界の端で何か動く気配を感じた。
ヤモリの子供だった。
机の上をちょろちょろ動き、時折立ち止まって辺りを見回している。
私の視線に気づいて、生意気なことを言った。
「机の上が散らかってるね。少し片づけたらいいのに」

 昔から整理整頓が苦手だ。
勤め人だったころも机の上は乱雑で、仕事をしているよりモノを探している時間が長いくらいだった。
「イモリ君、忠告はありがたいが、もう直らないと思うよ」

 山の中の我が家には人間以外の“来客”が多い。
外出から帰って玄関を開けたら、中でツバメが飛んでいたこともある。
ムカデやカメムシは常連さん。
畳を這うヒルを見つけたときには、一体どこから入ってきたのかと首をかしげたものだ。

 ヤモリは人間に悪さをしない。
来てもらっても特に嬉しくはないが、迷惑でもない。
ヤモリ君、気が向いたらまた遊びにおいで。

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2008.10.22 Wed 14:43:51 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
山を登る花
       花
           山の頂上近くに写真の花が群生していた。
           小さな可憐な花だが生命力は強いらしく、
           他の草を押しのけて道を覆っている。

           ミゾソバかな?
           もし、そうなら小川や沼などの水辺に咲くはず。
           だが、ここには水路も水溜まりも無い。

           麓の水辺が過密になり、弾き出された花の一族が
           山道をえっちらおっちら登っていく――わけはないよね。 
     
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2008.10.21 Tue 17:01:19 | | 0 track backs, 2 comments
郷愁を食う
あけび 山道を30分ほど歩いたら、アケビがこんなに取れた。
別に食べたくて取ったわけではない。
子供のころアケビをよく食べたことを思い出し、懐かしかったのだ。

 アケビは種が多く、果肉は少ない。
品種改良の進んだ果物に比べれば甘さだって淡白だ。
今の子供は貰っても喜ばないだろう。

 道の駅にパック詰めのアケビが並び、そこそこ売れている。
誰がどんな思いで買うのか。
年配の人が多いのではないかと私は想像している。
つまり“郷愁”を食べるために。
 
 私は毎年、トシコばあちゃんにアケビを届ける。
彼女は必ず「アケビ旨かねえ。子供のころよく食べたよ」と言ってくれるのだ。

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2008.10.20 Mon 16:01:18 | 食べる| 0 track backs, 0 comments
サトシさんが15で学んだこと
谷間の段々畑の農道の路肩が崩れたことは前に書いた。
その後、崩れた場所が大きくなり、軽トラは通行不能に。
「きちんと直したら相当金がかかる。災害復旧工事の補助制度があるから役場で相談してみたらどうか」と土建業の親父さんに教えられ、役場に行った。
だが、役場は「路肩の崩れと大雨の因果関係がはっきりしない。それに、道路幅の半分ぐらい崩れてないと補助は出ない」という。
石積み そんなわけで軽トラを麓に置き、農具を担いで歩いて畑を往復しているところにサトシさんがやって来た。
サトシさんは年に2~3回、農道の一番奥のクヌギ林の下草刈に来るだけ。
言葉を交わすのは今回が2度目だ。

 崩れた路肩を見てサトシさんは「直せると思うよ」と言った。
サトシさんが15歳の時、大人たちに混じってこの農道を作り、崩れた路肩を石を積んで修理する方法を教えて貰ったのだそうな。
(サトシさんは50代の半ば。15歳は40年も昔の話だ。大丈夫かな)。

 サトシさんは崩れた個所を鶴嘴で大きく広げた。
穴の底に大きな石から敷き詰め、ハンマーで形を整えながら石を組んでいく。
40分足らずで完成したのが写真の石垣だ。
プロの石工(いしく)さんの仕事に比べれば見劣りするが、軽トラが通ってもビクともしない。

 私は一時しのぎに鉄板を敷くことしか思いつかなかった。
サトシさんの15歳の記憶に脱帽するのみ。

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2008.10.19 Sun 16:16:55 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
赤トンボの最期の言葉
           陽だまりで赤トンボが羽を休めていた。
           昼間は暑いくらいだから気持ちよさそうだ。
           しかし、朝晩の冷え込みを考えれば
           このトンボもそう長くは生きられないだろう。
           周囲に仲間のトンボの姿は既にない。赤とんぼ
 自民党の実力者・河野一郎(河野洋平衆議院議長の父)の最期の言葉は「こんなことで死んでたまるかい」だった。
首相の座を目前にして死ぬ悔しさがにじんでいる。
 小説家の平林たい子は「一生懸命に生きますから、なんとか生かしてくださいよ」と主治医に哀願したあと意識不明になり、亡くなった。
 歌手の東海林太郎は「一時間ばかり昼寝をします」とマネージャーに告げて横になり、そのまま脳出血で他界した(梶山健 『臨終のことば』)。

 3人の元気なころをかすかに覚えている私は「いかにも、らしい言葉だな」と思う。

 ところで、赤トンボが口を利けたら最期に何と言うだろう。
友も家族も持たず、生涯無一物のトンボは生への執着もない。
秋風に吹かれて地に落ち、黙って死ぬだろう。
それもまた、いい逝きかたではないか。
   
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2008.10.18 Sat 17:05:27 | その他| 0 track backs, 2 comments
徒花で悪いか?
ひょうたんのはな 昼間は汗ばむ陽気なのに朝は寒い。
今日から石油ストーブを使い始めた。

 一昨日は、寒さに負けずに咲く朝顔の健気さを書いた。
今日は谷間の段々畑で地を這って咲き続けるヒョウタンの花を取り上げよう。

 花の数は20を下らない。
だが、いくら咲いても実を結ばない季節はずれの徒花(あだばな)だ。

 徒花で悪いか?
純白の花弁を広げて寒さに抗する姿は凛々しい。
爺ちゃんも頑張れよと励まされているような気がする。
徒花を馬鹿にしてはいけない。
   
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2008.10.17 Fri 16:15:32 | | 0 track backs, 2 comments
夜明けのお月見
十五夜  きのうは満月。
中秋の名月は天気が悪くて見られなかった。
今度こそ月見をしようと思っていたが、ころっと忘れて寝てしまった。
私の風流心なんてこの程度のものだ。

 朝6時少し過ぎに犬と散歩に行った。
九州は日の出が遅いので、6時はまだまだまだ暗い。
それで、山の端に沈もうとしている月に出会い、そうだ、きのうは十五夜だったんだと思い出したのだった。

 月は煌々と明るく、真ん丸でまさに満月だ。
ウサギは餅つきに疲れて眠っているようだったけれど。

 夜明け前のお月見か……。
悪くはないけれど、ちょっと寒い。
犬は月を見ようともせず、落ちている栗を噛み砕いていた。
   
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2008.10.16 Thu 16:54:07 | 暮らし| 0 track backs, 6 comments
アサガオだって堪えている
アサガオと露 今朝は随分冷え込んだ。
軒下に吊るした温度計は8℃を指していた。
寒がりの猫たちは毛布に潜り込んで出て来ない。
冬は、まだこれからだというのに意気地のない連中だ。

 青空駐車の軽トラは冷たい露で窓ガラスも荷台も雨に降られたように濡れていた。
庭のアサガオもびしょびしょだ。
アサガオは秋の季語だから、秋に咲いて何の不思議もないが、いくらなんでも10月も半ば。
そんなに頑張って咲かなくてもいいのに。

              堪ゆることばかり朝顔日々に紺(橋本多佳子)

 堪えているのは作者だが、アサガオも堪えているように見える。
何に堪えているのだろう。
   
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2008.10.15 Wed 16:35:22 | | 0 track backs, 0 comments
犬の匂いは効果なし
ばらばら 谷間の段々畑と杉林の間に小さな水路がある。
またげる幅ではないので、孟宗竹で橋を作った。

 それがバラバラに壊され橋のたもとが掘り返されていた。
畑のウネも踏み荒らされている。
イノ公、またまたやってくれましたねえ。

 イノシシは人間や犬の匂いを嫌うという。
理容店から貰ってきた髪の毛を袋に入れて吊るしたり、石鹸を要所要所に置くと、イノシシ撃退に効果があるのだそうだ。

 髪や石鹸は面倒なので、犬の匂いだけに頼ることにした。
簡単に言えば畑を犬に開放した。
犬は喜んで走り回り、あちこちにマーキングのシッコをし、穴を掘り、長々と寝そべった。
これで犬の匂いがついたと思ったのだが……。

 イノシシは何事もなかったように畑に出入りしている。
犬の匂い?それがどうしたと言わんばかりだ。
犬には強めの体臭がある。
イノシシは鼻風邪を引いているに違いない。
   
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2008.10.14 Tue 16:31:35 | 畑仕事| 0 track backs, 2 comments
田んぼ童子
田んぼ童子 稲刈りが終わった田んぼに大勢の子供たちが集まっている――ように見えませんか。
笑ったり、互いにふざけあっている賑やかな子供たちだ。

 稲穂だけ刈り取って、藁を寸断してばらまく田んぼには何も残らない。
藁を利用する農家はコンバインを調節して、束ねた藁をポイポイ吐き出すようにしている。
藁を使わなくなっているので、写真のような風景は年々少なくなっていく。

 岩手県に残る言い伝えに小妖怪の座敷童子(ざしきわらし)がある。
座敷童子が住みついた家には色々いいことがあるそうな。
私は田んぼに残された稲藁を子供に見立てて、勝手に「田んぼ童子」と呼んでいる。

 昔は山里にも大勢の子供がいたそうだ。
今は田んぼ童子の賑わいがあるのみ……。
   
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2008.10.13 Mon 16:06:09 | 暮らし| 0 track backs, 4 comments
青い空
青い空 畑で収穫した枝豆を整理しながら、ふと空を見上げた。
なんという綺麗な青空だろう。
こんな空を見ていると、いやなこともしばし忘れる。

 智恵子抄の「あどけない空の話」は

智恵子は東京に空が無いといふ
ほんとの空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。


 というフレーズで始まる。
私が勤め人だったころ、東京にも大阪にも空はあった。
上の写真よりもっと綺麗な青空だってあったはずだ。
だが、私には青空をぼんやり眺めた記憶はない。

 時に空を見上げる心のゆとりがあれば、
煩わしい人間関係や仕事がうまく行かない悩みなど、
実は大したことはないんだと思えただろうに。
あくせく働いていたころの私には智恵子同様、空は無かったのかも知れない。

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2008.10.12 Sun 15:58:54 | 暮らし| 0 track backs, 4 comments
曲がってしまったなあ
        4本杉
           杉は真っすぐな幹が高々とそびえているもの思っていたが
          写真のような杉を見掛けた。
          1本の杉が根元近くから枝(幹)分かれしている。
          なぜ、こんなに曲がってしまったのだろう。

          「曲がっているあんたに言われる筋合いはないね」と杉は怒るかな?
          そう、我ながら随分曲がってしまった。
          目の前のレールが真っすぐに見えたのは昔の話。
          今は出口の見えない迷路の中だ。

          人生いろいろ。
          人もいろいろ。
          杉もいろいろ、か。
   
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2008.10.11 Sat 15:57:21 | 暮らし| 0 track backs, 1 comments
人命のためとはいえ
空間 入院でたった1日留守にしただけなのに、帰宅すると家の雰囲気ががらっと違っていた。
裏山の土砂災害防止工事の邪魔になる薪小屋を取り壊したためだ。

 薪小屋は白い杭のある場所に、我が家と軒を接するようにして建っていた。
2階建ての小屋には薪だけではなく、竹や木の杭、ワラ縄、縄ない機などが所狭しと収納されていた。
だが、いまやアッケラカンと何もない。

 これから正面の杉2本を切り倒し、写真右側の草地までダンプが入れるようにする。
そして、石垣もろとも山肌を削り、コンクリートの落石防止壁を貼り付けていくのだという。

 人命の安全のために必要な工事だと分かっていても、石垣を築いた先人や山や樹木に申し訳ない気がする。

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2008.10.10 Fri 17:05:19 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
楽しからずや
       柿の葉
          柿一葉落ちて天下の秋を知る、と言ったら
         「今さら何を」と笑われるだろう。
         今日は二十四節季の一つ「寒露」。
         秋が深まり、朝露の冷たさに冬の気配を感じるころだからだ。

          風が吹いていると思えないのに、柿の葉がひろひらと散る。
         鮮やかな色彩と模様は、どれ一つ同じものがない。

          綺麗な落ち葉を何枚カセットにして売っている道の駅があった。
         買うのは都会で暮らす人だろうか。
         柿の葉を手のひらに乗せて想いにふける。
         頭によみがえるのは、遠く離れた故郷の秋だ。
         これもまた楽しからずや。

                              ☆

 明日9日は入院手術のためブログを休みます。今回、切除するポリープは小さいので、1日で退院する予定です。10日にまたお会いしましょう。
   
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2008.10.08 Wed 16:22:24 | その他| 0 track backs, 8 comments
違いの分からない男でも
蕎麦の花 南阿蘇村では稲刈りが峠を越え、そばの花が満開だった=写真。
来月には新そばが食べられるだろう。

 2枚のそばが出され、1枚が新そば、残りの1枚が昨年産のそばだとする。
香りや味に微妙な違いがあるのだろうが、どちらが新そばか、私は言い当てられないと思う。
味覚に自信がないのだ。

 戦後の食糧難の時代に成長した。
旨い、不味いなどと言っている余裕はなく、腹が満たされたらそれで満足だった。
外食も出来ない貧乏人に、評判の店で評判の料理を食べた経験があろうはずもない。
初めてざるそばを食べたのも社会人になってから。
これでは味覚が発達するはずがない。

 味の違いが分からなくても、新そばを食べに行こう。
そばの白い花の広がりを思い浮かべて食べて見よう。
そばの香りが鼻孔をくすぐり、「ああ、これが新そばの味なんだ」と目からうろこが落ちるかも知れない。
 
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2008.10.07 Tue 19:22:22 | 食べる| 0 track backs, 0 comments
犬が喜ぶ魔法の言葉
眠る犬 我が家の飼い犬オグリは、たいてい写真のような格好で寝ている(首が痛くならないのかな)。
私が帰宅して、「おい帰ったぞ」と声を掛けても知らん顔。
うるさく言うと、薄目を開けてあくびをする。
まるで猫のように無愛想だ。

 過去に3匹、犬を飼ったが、こんな猫のような犬はいなかった。
3匹とも私を見ると、喜んで飛びついてきたものだ。
犬とはそういうものだよね。

 オグリを犬らしくさせる魔法の言葉がある。
“散歩”だ。
「オグリ、散歩に行くか」と言った途端、バネ仕掛けのように飛び跳ね、激しくシッポを振る。
現金な奴だ。

 毎日、畑に連れて行くので、散歩は1日に1度。
オグリは、それを知っているから1度散歩に行ったら私への関心を失うのだろう。

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2008.10.06 Mon 16:09:40 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
ハチドリみたいな虫
ホウジャク ハチドリのように猛烈なスピードで羽を動かして花の蜜を吸う虫がいる。
上下左右に鋭角的に飛び、花から花へ敏捷に移っていく。
パタパタとのんびり飛ぶ蝶や蛾の仲間であるはずがない。
アブかハチの仲間か、独立した科の虫だろうと思っていた。

 ところが違っていた。
偶然開いた昆虫図鑑のページに写真が載っていて、スズメガ科のヒメクロホウジャクだと書いてあったのだ。
他にも舌を噛みそうな名前が沢山挙げられていた。
いずれにしても、スズメガの仲間であることに間違いないようだ。

 農道脇のミゾソバ?の群落に、このハチドリもどきが数匹飛び回っていた。
写真を撮ろうにも一つの花に1秒もとどまっていない。
シャッターを押した時には、どこか別の場所に移動していて画面から消えている。

 20数枚写して何とか姿を捉えたのが、上のピンボケ写真だ。
体より長い口吻を花に差し込んでいるのがお分かりだろうか。
航空機の空中給油は、この虫を見て思いついたのかも知れないね。

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2008.10.05 Sun 16:22:25 | その他| 0 track backs, 2 comments
殺しのライセンス
看板 朝の有線放送が「山に入る時は目立つ色の服で」と流していた。
イノシシ猟が解禁されると、イノシシと間違えられて撃たれないように毎年同じことが放送される。
上の空で聞いていたので、はっきりしないが、もう解禁されたのだろうか。
猟の解禁は11月半ばと記憶しているのだが。

 谷間の段々畑に行く途中の県道脇の田んぼに看板(写真)が建っていた。
銃の所持免許のほかに狩猟免許が必要だとは知らなかった。
撃たれるイノシシにすれば、自分を追ってくる男が殺しのライセンスを持っていようがいまいが、どうでもいいことに違いない。

 私の知る限り、イノシシを捕獲する方法は銃で撃つか罠を仕掛けるか、だ。
何年か前、罠で捕らえられ、小さな檻に入れられたイノシシを見たことがある。
イノシシは別に暴れる様子はなく、静かに空を見ていた。
その時、こんな句が頭に浮かんだ。

             捕われし猪(しし)が見上げる夕陽かな(沢太郎)

 イノシシにも、あきらめの境地があるのかなと思ったものだ。

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2008.10.04 Sat 16:50:36 | その他| 0 track backs, 0 comments
237年前に誰が?
          毎朝、犬を連れて散歩する道は山の頂上に通じているようだが、
          今はほとんど使われている様子がない。
          いつも引返す地点から数十メートル先に行ってみた。
          すると、草むらの中に赤い文字を刻んだ石の一部が見えた。
          草を取り払ったところ、古ぼけた石碑が姿を現した。
野の仏 高さ53センチ、幅27センチ。少し左に傾いている。

 文字には朱が入っていて、(右から)明和八年 一界萬莫 十二月と読める。
ただし、萬莫の「莫」は違うかもしれない。
中央の仏像らしきものは、彫りが浅かったのか完全に風化している。

 歴史年表によると、明和8年は今から237年昔の西暦1771年。
将軍は第10代 徳川家治で、この年、前野良沢、杉田玄白ら江戸千住小塚原で刑死者を解剖▽伊勢おかげ参りが流行▽関西諸国に洪水――などがあった。
上田秋成が『雨月物語』を書き上げたのは、この3年前だ。

 誰が何のために石碑を建てたのか見当もつかない。
ヒントは「一界萬莫」にあると思われるが、これもチンプンカンプン。
当時、草深い山里で字が読め、学問があったのは、お坊さんぐらいだろう。
この4文字はお経の一節か。

 私が「願わくは ピンピンコロリ」と石に刻んだとする。
200年後にこれを見つけた人は意味が分かるだろうか。
どんな表情で碑を眺めるか、草葉の陰から見てみたい気もする。

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2008.10.03 Fri 15:21:14 | その他| 0 track backs, 2 comments
ひれ伏す稲穂
稲倒伏 山里でも稲刈りが始まった。
稲刈り機が田の中を右に左に動いている光景は、いつ見ても心がなごむ。
さあ、豊穣の秋の幕開けだ。
台風の被害がなくてよかったなあと思う。

 ところが、Aさんの田んぼでは、ほとんどの稲が倒伏していた。
秋雨前線の停滞で雨は降ったものの、台風15号による強風が吹いた気配はない。
Aさんが胸を撫で下ろして田んぼを見に行ったら、写真の状態になっていたという。
まるで、巨大な手が田んぼをかき回したようだ。

 それでいて隣りの田んぼは少しの乱れもない。
ごく局地的につむじ風が吹いたのだろうか。
不思議なことがあるものだ。

 きのうまで何事もなく風にそよいでいた稲穂が、一夜明けたらことごとくひれ伏している。
一寸先は闇とはいえ、田の神さん、あんまりな仕打ちではないですか。

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2008.10.02 Thu 16:52:39 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
薪も捨てたもんじゃないよ
        2日間、ダラダラ降り続いた雨がようやく上がった。
        裏山の土砂災害防止工事が今日から本格的に始まる。
        邪魔な薪小屋を壊すというので、薪の引越しをした。
畑の薪  既に割ってある薪は軒下に積み、これから割る分は近くの菜園に運んだ。
軽トラにてんこ盛りして2台分。
結構な量だ。

 これらは台風で倒れたり、立ち枯れした木を切っては薪小屋に運んだものだ。
来年2月、工事が終わったら壊した業者が小屋を建ててくれるという。
そうしたら、またえっちらおっちら運ばなくてはならない。

 我が家の風呂釜は薪しか使えない。
春先にタケノコを茹でるのも薪だ。
手間はかかるけれど、何か天変地異が起きて電気・ガスが長期間使えなくなっても
煮炊きや風呂、暖房は何とか薪でしのげるだろう。
それに、荒れた山も倒木・枯木の切り出しで少しは綺麗になるし。

 薪も捨てたもんじゃないよ。


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2008.10.01 Wed 15:49:18 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
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