おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
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熟練の技
        「秋」眠暁を覚えず。
       犬の散歩から帰って、もう一度寝た。
       雨音を聴きながらうとうとしていると、前庭が急に騒がしくなった。

        先日、コスモスを刈り払った場所にクレーン車とダンプが入ってくる。
       キャタピラーやエンジン音のやかましいこと。
       もう寝てはいられない。
クレーン クレーン車を運転してきた初老の男と少し立ち話をした。
明日から始まる裏山の土砂災害防止工事の邪魔になる岩をどけにきたのだという。
庭の隅に巨岩が3個。
何年か前、裏山から崩れ落ちた岩だと以前、大家さんから聞いた。

 私「一番大きな岩の重さはどれくらいありますか」
作業員「さあて、3トンか3トン半はあろう」
50キロ持ち上げる力持ちが、60人がかりでやっと持ち上がる重さだ。

 初老の男とダンプの運転手が声を掛け合いながら岩に鋼鉄のロープを巻き、クレーンの爪に引っ掛ける。
クレーンが唸りながら旋回して、ダンプの荷台に巨岩を軟着陸させていく。
3個積み終えるまでに15分もかからなかった。
熟練の技というのは大したものだ。

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2008.09.30 Tue 15:46:14 | その他| 0 track backs, 0 comments
人けのない林の中で
       白い傘
          腐りかけた栗のイガに小さな小さなキノコが生えていた。
         白い雨傘のように見えないこともない。

          今日は雨。
         人けのない栗の林で、虫たちがこの雨傘をさして行き来していることだろう。
         「雨の日は人間が来ないから静かでいいね」なんて言いながら。
  
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2008.09.29 Mon 14:50:39 | その他| 0 track backs, 4 comments
芋虫にも母さんがいたんだ
黒い蝶 ミニ果樹園のミカンの周りを手のひらほどもある大きな黒い蝶が飛んでいた。
羽の破れが目立つのは雨風に打たれたせいか、老いのせいか。
やがて、ミカンの小枝に止まり、尻尾を曲げて枝に触れ始めた。
卵を産んでいるのだろう。

 衰えてなお卵を産んで、命を子に繋ごうとしている。
感動したな。
これからは、少々グロテスクな芋虫を邪慳に扱わないことにしよう。

 ところで、蛾と蝶の区別もろくに出来ない私には、この蝶の名前が分からない。
アゲハの一種ではないかと見当をつけて、図鑑やサイトで調べた結果、ナガサキアゲハに行き着いた。
決め手は羽の付け根の赤い模様である。

 「吹田市の蝶好きじいじ」さん、ナガサキアゲハで間違いないでしょうか?

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2008.09.28 Sun 15:35:14 | その他| 0 track backs, 2 comments
許せよコスモス
       花よ㊤
 我が家の裏山の土砂災害防止工事が、来月から再開されることになった。
「その件でお願いがあるのですが……」と、工事を担当する会社から人が来て言った。
「お願い」の第一は、前庭の三分の一(コスモスが咲いている部分)を工事用に空けること。
資材を置いたり、土砂を運ぶダンプが出入りするためだそうな。

 第二は家の右側にある薪小屋を壊して、ショベルカーなどが通れる道を作ること。
どちらも、大家さんが承諾すれば店子の私は、とやかく言える立場にない。

 ただ、コスモスには愛着がある。
この家に引っ越して来てから一度も切らずに、咲いたり散ったり自由にさせてきた。
それでジャングルのように繁り、塀も垣根もない我が家を通行人の目からさえぎる目隠しになっているのだ。
       花よ㊦
 野趣に富んだ綺麗な垣根だと自負しているが、「しょんなか」(仕方がない)。
未練を断ち切って空き地作りを始めた。
背丈より高いコスモスをハンマーナイフで寸断していく。
せめて花が終わるまで待ってやりたかったな。
許せよコスモス。

 写真は大部分のコスモスを刈り終えたところ。
このあと、左右の繁みを刈り、正面のアサガオ・ヘチマ・カラスウリの棚を取り壊した。
家は丸裸になり、老骨をさらしている。

 工事は来年の2月に終わる。
春になれば草が生え、秋には運よく生きのびたコスモスが咲くだろう。

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2008.09.27 Sat 16:45:43 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
蜘蛛やトンボは真面目に働いているのか
        女優の高木美保さんがテレビに出ていた。
        農業に詳しいらしく、畑仕事をしている青年に何やらアドバイスしていた。
        その時の格好はノースリーブのシャツに白っぽいズボン、
        腰にセーターのようなものを巻いている。
        靴は長靴だったかな?
蜘蛛の巣 さすがは、女優さんだ。
オラのような田吾作と違って、野良着まで段違いに洗練されている。

 いま栗を拾っている山の大抵の木には、蜘蛛の巣が5つも6つも架かっている(写真)。
谷間の空には精霊トンボ(ウスバキトンボ)が、まだ群れをなして飛んでいる。
しばらく前まではツバメも沢山いた。
それだけムシが多いということだろう。

 目や耳に飛び込んでくる極小吸血昆虫セセリ(ブヨ?)と蚊の大群は悩みのタネだ。
緑色の目をしたアブもうるさくつきまとって来る。
高木さんのような服装では仕事にならない。

 それで首にタオルを巻き、長袖、長ズボン、軍手、長靴姿とあいなる。
真夏も真冬もこの格好は変わらない。
特にムシが多い日はネットのついた帽子をかぶる。
せっかくの男前が台無しだ。

 たまには高木さんのようなスマートなスタイルで畑仕事をしてみたい。
蜘蛛やトンボ、ツバメは真面目にムシを捕っているのだろうか。

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2008.09.26 Fri 17:10:34 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
落ちる落ちる
       柿㊦
       受験生が気を悪くしそうなタイトルだが、他意はない。
      パチンコの玉ほどの小さな実が落ち始めて以来、庭の柿の落果が止まらない。
      青い実が、いつしか赤くなっても落ちる落ちる。
       柿㊤
       それでいて、木にはまだ沢山の実がなっている。
      去年は柿の生り年だった。
      今年は裏年のはずなのに、実の数は去年以上だ。
      なんでも地球温暖化に結びつけるのはいかがなものかと思うが、
      柿の大量結実はひょっとして……。

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2008.09.25 Thu 15:41:52 | その他| 0 track backs, 4 comments
アホらしやの鐘が鳴る
荷台の下 軽トラのスピードメーターと距離計が動かなくなった。
時折、赤ランプが点いて失速する。

 いくら機械オンチでも、どこかが故障していることぐらい察しがつく。
ディーラーに持ち込んだら整備の若いお兄さんが言った。
「荷台の下の電気の線を7本、誰かが噛み切ってますね」

 誰かが噛み切ったと言ったって、私じゃないよ。
通行人や猫が軽トラの下にもぐってコードを噛むとも思えない。

 怪しいのはあいつだ。
ちょっと日差しがきついと軽トラの下で涼むオグリだ。

 修理代は6000円。
美味しいものを食べたり、モノを買った訳でもないのに6000円も払うなんて、アホらしやの鐘が鳴るとはこのことだ。

 おい、オグリ。
ここ掘れワンワン、お宝探して弁償せいよ。

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2008.09.24 Wed 16:03:07 | その他| 0 track backs, 4 comments
笑う栗
        落ちクリ
 栗山の下草刈りがやっと終わり、さあこれからが栗拾いの本番だ。
自らをそう励ますのだが、なかなか気分が高揚しない。
急斜面を上り下りして栗を拾うのはしんどいもの。

 這うようにして登った目の先に、写真のような栗が落ちていると、そりゃあ嬉しいですよ。

         行く秋や手をひろげたる栗のいが(松尾芭蕉)

 ほう、芭蕉さんには手を広げているように見えましたか。
オラには栗が笑っているように見えるんだけど。

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2008.09.23 Tue 15:50:41 | 畑仕事| 0 track backs, 2 comments
ガソリンを飲むチョウ
油を飲む チョウが1頭、草刈り機の燃料注入口に止まっていた。
黄色いゼンマイのような管(口ばし?)をするする伸ばしてにじみ出ている油に差し込んでいる。
おいおい、お前はガソリンを飲んでいるのか!?

 水たまりに群がって水を飲むチョウは見たことがあるが、ガソリンを飲むチョウなんて聞いたことがない。
「たで食う虫も好き好き」にも限度があるぞ。

 写真家の大竹省二は、終戦直後の混乱期にウィスキーの密造を手伝い、新橋の闇市で売った体験を書いている(『遥かなる鏡――写真で綴る敗戦日本秘話』中公文庫)。

 (そのインチキウィスキーは)薬用アルコールにサッカリン(人工甘味料)を入れ、紅茶の出し殻で色を付け、焼け跡の水道の水で薄め、壜に詰めたものだ。

 こんなウィスキーを飲んだら悪酔い必至だね。
子供のころ、「だれそれがメチル(アルコール)を飲んで失明した」と大人たちが話すのを聞いたことがある。
悪酔いしようと、目がつぶれようと飲まずにいられなかった人たちがいる。

 ガソリンを飲むチョウをどうして笑えよう。
チョウにも酔わずにいられない日があるかも知れないじゃないか。 
    
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2008.09.22 Mon 15:58:54 | その他| 0 track backs, 2 comments
あのブドウは酸っぱいに決まってるさ
クリタケ? 半分枯れている栗の古木にキノコがビッシリ生えていた。
数日前に見た時は鮮やかなオレンジ色をしていたが、ボヤボヤしているうちに色あせてしまった。

 栗に生えているからクリタケかも知れない――と短絡して図鑑で調べてみたが、色も形も違う 。
本物だったら鍋料理にして食べるつもりだったのに。

 高い所においしそうなブドウが生っている。
どうやっても手の届かないキツネはくやしまぎれに言う。
「あのブドウは酸っぱいに決まってるさ」
イソップ物語だったかな。

 栗の木のキノコも高い所にあって、登るのは簡単ではない。
「な~に、毒キノコか、不味くて食べられないキノコに決まってるさ」

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2008.09.21 Sun 15:34:32 | 食べる| 0 track backs, 0 comments
嵐の如く
掘り跡 台風13号の被害はなかったが、代わりにイノシシが嵐のようにミニ果樹園を掘り返していた。
いま果樹園にはイノシシが食べるような木の実はない。
イノシシは地中のミミズを求めて手当たり次第に掘ったのだろう。
野菜畑で同じことをやられたら、たまったものではない。

 里に降りてくるイノシシが年々、増えていると集落の人たちは言う。
ミニ果樹園を荒らしたイノシシも1匹や2匹ではあるまい。
近所のAさんは今年初めて田んぼに電気柵を張り巡らした。

 住民の高齢化が進んで、手入れが出来なくなり、荒れた山林田畑が増えている。
人間とイノシシが棲み分ける境界線が、このことで曖昧になったのではないだろうか。
だとすると、鉄砲撃ちさんに頼んでイノシシを駆除してもらっても根本的な解決にはならない。

 イノシシが増えてマムシが減ったという人もいる。
何とか彼らと共存できないものだろうか。

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2008.09.20 Sat 15:22:44 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
秋のセミ
       あれほどやかましく鳴いていたのに、気がつけばアブラゼミの声が聞こえない。
       ヒグラシも死に絶えてしまったか。
       今はツクツク法師が間遠に鳴くのみだ。
糸瓜 正岡子規は28歳の時、こんな句を作っている。

  啼(な)きながら蟻に引かるる秋の蝉
 
 秋のセミを見ているのは血気盛んな青年の眼差しではない。
死を身近に感じる老人の目のように思えてならない。
子規は20代の初期から喀血を繰り返していた。
「自分は、そう長くは生きられまい」という思いが常にあり、ジジジと鳴きながらアリに引かれていくセミに自分を重ね合わせていたのではあるまいか。

 それから7年後の1902年9月19日、子規は35歳で息を引き取る。

            糸瓜咲いて痰のつまりし仏かな

 絶筆三句は、いずれもヘチマを題材にしていた。
それで、きょう19日の命日を糸瓜忌(へちまき)、あるいは子規の別号から獺祭忌(だっさいき)と呼ぶそうだ。
蛇足ながら獺祭とはカワウソの祭り。

 谷間の段々畑や庭の棚に100本を超えるヘチマがぶら下がっている。
子規は末期の目でヘチマを見ていたのか、それとも体を引きに来たアリの足音を聞いていたのだろうか。
          
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2008.09.19 Fri 15:06:08 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
ちょっと自慢 ちょっと不満
茗荷豊作 ミョウガが沢山取れた。
いつか自然に生えているミョウガについて書いたことがあるが、これは自分で栗林に植えたもの。
草をかぶせて日が当たらないようにしたので、綺麗な桃色に仕上がった。
(直射日光が当たると実が濃い緑色になる)
形もふっくらとして申し分ない。

 素人にしては上出来ではないか。
誰かに自慢したい気分だ。

 ミョウガは薬味に使う少量あればいい。
今日収穫した分と畑に残っているミョウガは道の駅に出すことにした。

 皆さんは、どんな風に出荷してるのだろう。
下見に行って驚いた。
10~15個をパックに詰めて100円で売っているのだ。
「使い切れずに捨てると分かっていても、量が少ないとお客さんは買わないようですよ」と道の駅の従業員。

 捨てられるかも知れないと思いながら出荷するのはヘンだ。
私は不満である。
   
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2008.09.18 Thu 15:09:50 | 畑仕事| 0 track backs, 4 comments
燕去る日
秋の空 きょう17日は暦の上で七十二候の一つ四十五候(なんのこっちゃ?)の「燕去る」に当たるそうな。
そんな日があるとは知らなかったが、しばらく前から山里ではツバメをあまり見かけなくなったことには気づいていた。
ツバメのいない秋の空は妙に寂しいと思ったものだ(写真)。

 今日は朝から雨が降ったりやんだり。
見上げる空に、やはりツバメの姿はなかった。

 山里を飛び立ったツバメは今、あの小さな体で懸命に南の国を目指しているのだろうか。
タカに襲われたり、悪天候に揉まれて命を落とすツバメも少なくないという。
台風13号も西日本に近づいてきている。
渡りなんかやめて、日本の暖かい地方で越冬すればいいのに。

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2008.09.17 Wed 14:34:45 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
食は道端にあり
道端のニラ 庭の草むらや道端に小さな白い花がやたらに咲いている。
ニラの花によく似ているなと思い、葉の匂いを嗅いだら、やはりニラだった。

 野生のニラか、畑から逃げ出して増殖したニラかは分からない。
身近かにこんなに沢山生えているなら、畑で栽培する必要はなかった。
ニラレバ炒めやニラ玉が食べたくなったら、ちょいと歩いて摘めばいいのだから。

 食は広州にありという。
旨い広東料理を食べたければ中国の広州に行けということだろう。
山里なら「食は道端にあり」だ。

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2008.09.16 Tue 15:24:54 | 食べる| 0 track backs, 2 comments
台風がやって来る
   台風13号が日本に接近している。
   気象庁によると、「15日正午現在、台北の北約160キロをゆっくり北東に進み、
   16日正午には東シナ海に達して、強い台風になる見込み。
   沖縄・奄美は16日から、西日本も17、18日には大雨の恐れがある」という。
阿蘇の稲刈り 数日前、阿蘇では稲刈りが盛んに行われていた(写真)。
暴風域に入るまでに刈り終えることが出来るだろうか。

 我が山里では稲穂が少し黄ばんできた程度。
稲刈りは10月になってから始まり、終わるのは20日過ぎだ。
いま、台風の直撃を受けたら冠水、稲の倒伏、土砂流入などの被害は避けられない。

 農業がどんなに進化しても、詰まるところはお天気次第。
これまで先人達が流したおびただしい涙を改めて思う。
どうか被害軽微で済みますように。

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2008.09.15 Mon 15:11:25 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
月はいつでもまた昇る
芒 山道でススキが風にそよいでいた。
まだ穂は若々しい。

 旧暦で言えば9月14日は8月15日。
つまり、今日は中秋の名月なんだ。

 月見団子はないが、汚染米で作ったのではない(と信じたい)焼酎はある。
「肴はあぶったイカでいい」。
今夜は静かに月見酒を飲もう。

 だが、見上げる空は雲だらけ。
天気予報は「くもり、所により雨も」と言っている。
月見は難しいようだ。

 まあ、いいか。
月はいつでもまた昇る。
明日は十五夜満月だ。

                  月天心貧しき町を通りけり(蕪村)
    
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2008.09.14 Sun 16:00:28 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
売れ残ったらヤケ食いさ
        豆㊤
豆㊦ 十六ササゲ(なぜ十六なのか聞かないで下さい)が取れ過ぎて困っている。
今日だけでカゴとショウケに山盛り取れた。
ここしばらく、同じような収穫が続くだろう。

 よく例えに「馬に食わせるほど」というが、私ゃ馬じゃないから食べ切れる訳がない。
近所にお裾分けするにしても、食の細い爺ちゃんや婆ちゃんに毎日届けたら、「何か恨みでもあるのか」と言われかねないし……。

 仕方なく、道の駅に出すことにした。
仕方なく、と書いたのは出荷までの手順が面倒なのさ。
硬そうな豆や虫食いをハネて、180グラム(20本前後)ずつ袋詰めする。
さらに、品名と価格の100円をラベルに記入しなくてはならない。
数が多いと、けっこう面倒くさいぞ。

 明日は42袋出荷するが、半分以上売れ残るだろう。
100円で20本――安いし、新鮮で安全だし、少人数家族なら量も十分、お買い得だと思うけどなあ。 

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2008.09.13 Sat 16:13:03 | 畑仕事| 0 track backs, 2 comments
泣く子とスズメバチには勝てぬ
蜂の巣 何気なく見上げた公民館の軒下にスズメバチの巣が出来ていた。
公民館にはよく人が出入りするし、近くに保育園もある。
誰かが蜂に刺されたら大ごとだ。
立派な巣を作った蜂には気の毒だが、駆除しなくてはなるまい。

 さて、どうしたものかと思案しているところへA爺ちゃんが通りかかった。
Aさんの納屋にもスズメバチの巣があって、殺虫剤を一缶スプレーしたが、半数ぐらいが生き残り、やかましく飛び回っているという。
「業者に駆除を頼んだら1万円ちょっと取られるし、自分でやるのは恐ろしいし、困ってるんよ」とAさん。

 2人の話声に苛立ったのか、巣の出入り口からこちらを見ていた蜂が数匹、私たちの周りを飛び始めた。
もう相談どころではない。
区長(集落の自治会長)さんに報告することにして、さっさと退散した。

 スズメバチの大きな羽音は何回聞いても恐ろしいな。

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2008.09.12 Fri 16:58:58 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
夢見る政治家
 「川辺川ダム計画を白紙撤回し、ダムによらない治水対策を追求すべきだ」

 熊本県の蒲島郁夫知事が今日の県議会で、ダム反対を明快に表明した。
国がダム建設計画を明らかにしてから42年。
賛否を巡ってもめ続け、既に巨額の税金を投入した計画に、就任後わずか5カ月の知事がノーと言う。
勇気ある決断をしたものだ。

 ダム反対の理由として、現在の県の財政状況で巨額の税金投入に県民の理解を得られないと述べ、「現在の民意」はダムによらない治水を追求し、球磨川を守っていくことを選択していると断じている。

 ダム建設を前提にほとんどの住民や公共の施設が高台の代替地に移転した五木村はどうなるのか。
「五木村の苦難の歴史に応えるため、私自身が本部長として夢のある新たな五木村振興計画策定に取り組む。国にも対策を講じるよう強く求める」と知事は言う。
さらに「42年という長い対立を超え、人吉・球磨の価値を全国に、世界に、子どもたちに伝えていくことが、私が県民と追い求めたい『熊本の夢』だ」とも。

 蒲島知事は「夢」という言葉が好きなようだ。
最近の著書も『逆境の中にこそ夢がある』(講談社)だ。
夢を語ると青臭いと眉をひそめる人もいるだろうが政治家は大いに夢を語って欲しいと思う。

 貧しい家に生まれ、地元の高校を卒業すると農協に就職。
英語もろくに出来ないのに農業研修生として渡米後、ネブラスカ大学農学部に入学→同大学修士課程修了→ハーバード大学大学院博士課程で政治経済学の博士号取得→筑波大学社会工学系教授→東大法学部教授→県知事。
蒲島知事の異色の経歴は、そのまま夢を追い続けた軌跡だろう。

 夢見る政治家が、今度は何を実現するか。
楽しみに見守りたいと思う。

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2008.09.11 Thu 16:56:46 | その他| 0 track backs, 2 comments
紺碧の空に飛行機雲
飛行機雲 飛行機雲を2本引っ張って飛行機が左方向に上昇していった。
ところが写真では、左の方向に下降している。
変だな。
上昇と思ったのは、記憶違いかも知れない。

 飛行機は旅客機のように見えた。
JALの「航空豆知識」によると、飛行機雲はエンジンの数によって、ボーイング747型機なら4本、ボーイング767や777型機なら2本の筋になるという。

 写真の飛行機雲は筋が2本だから、767か777型機なのだろう。
満席なら400人近い乗客が乗っているはず。
紺碧の空を引き裂いて、朝早くからどこに行くのかな。

 秋になると、飛行機雲は鮮やかさを増す。
ひょっとしたら飛行機雲は秋の季語になっているかと思ったが、私の貧弱な歳時記には載っていなかった。
 
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2008.09.10 Wed 15:51:01 | その他| 0 track backs, 2 comments
泥棒呼ばわりは失礼な
ヌスビトハギ 野や山でヌスビトハギ(盗人萩)が花盛りだ。
妙な名前には、もっともらしい由来があるのだろうが、興味はない。
こんな可憐な花を泥棒呼ばわりするのは失礼な、と思うだけだ。

 花が散り、実をつけると少々厄介なことになる。
服に実がビッシリついて、なかなか取れないのだ。
花が可憐だから大目に見ているものの、煩わしいことに変わりはない。

                          ※

 昨日、道路をふさいでいた土砂と切り株が綺麗に取り除かれていた。
近くにショベルカーが1台。
農産物加工場の皆さんがやってくれたのだろう。
お陰で谷間の段々畑に登れる。
ありがたい。

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2008.09.09 Tue 15:07:42 | | 0 track backs, 2 comments
一寸先は闇
崖崩れ こんなことがあるのだろうか。

 ここ数日、雨らしい雨は降っていなのに土砂が崩れて、道をふさいでいた。
この先には、農産物加工場の駐車場と谷間の段々畑に続く農道がある。
土砂や太い切り株をどけない限り、車幅の狭い軽トラでも通れない。

 切り株に手をかけてみたが、ビクともしなかった。
ショベルカーを使うか数人で引っ張らないと、切り株は動かないだろう。
道路脇の加工場の従業員が出勤してくるのは8時か9時。
それまで2時間も3時間も待っていられない。

 結局、Uターンして自宅近くの菜園で仕事をした。
予期せぬ土砂崩壊も「一寸先は闇」の小さな例に当てはまらないだろうか。

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2008.09.08 Mon 16:18:03 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
百姓道とは

3人 昨日は栗山の下草刈り。
今日は1戸から1人ずつ出る集落の草刈りだ。
朝7時半に約30人が集まり、4時間がかりで道路や川の土手の草を刈った。

 明日から、また栗山の草を刈る。
なんだか1年中草を刈っているような気がする。
山本常朝は『葉隠』で「武士道は死ぬことと見つけたり」と言った。
それなら「百姓道は草を刈ることと見つけたり」だ。

 草が伸びたら、ただ刈ればいい。
何を迷うことがあろうか。
と言われても、なあ。
残り少ない時間を惜し気もなく草刈りに使っていいのだろうか。

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2008.09.07 Sun 15:04:53 | 畑仕事| 0 track backs, 6 comments
ヤマブドウにあらず
青い実 山で草を刈っているとき、青い実を見つけた。
つる植物で、栗の木の梢近くに絡みついている。
山葡萄だろうか。

 草刈り機のエンジンを止めて地面に置き、青い実に手を伸ばしてみた。
背伸びをしても届かない。
あきらめて下から観察する。
葉の形がヤマブドウとは違うようだ。
アオツヅラフジ(別名カミエビ)の実ではないかな。

 実の色をなんと表現したらいいのだろう。
こんな色のインクがあったらいいなと思う。

 おっといけない、また草刈りの手を休めてしまった。
脇目もふらずに刈らないから、はかどらないのだ。
反省。

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2008.09.06 Sat 16:08:05 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
そいつの名前はアワノメイガ
虫食い このところ毎日、食べ切れないほどモチトウモロコシを収穫している。
適度な甘さと、モチモチした食感は、いかにもトウモロコシらしい。
私は他のいかなる品種よりも、モチトウモロコシが旨いと思っている。
だから、畑にはこのトウモロコシしか植えていない。

 味の好みは人さまざまだから異論もあるだろうが、私同様喜んで食べる奴がいた。
そいつの名前はアワノメイガ。
蛾の幼虫だ。
皮に穴を開けて侵入し、写真のように実を食い散らす。

 今年はイノシシの被害は皆無、カラスの被害も大したことがなかったのに、この有様だ。
もったいないから捨てませんよ。
でもねえ、虫の喰い跡を避けて食べるのは腹が立ちますぜ。

 農薬の知識が皆無なので、農薬で害虫を駆除する方法は最初から考えていない。
それで思いついたのが、蛾の産卵期を外してトウモロコシを定植すること。
ことし植えたのは6月だったと思う。
来年は5月と7月に植えたらどうだろう。
ダメモトでやってみるか。

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2008.09.05 Fri 16:50:34 | 畑仕事| 0 track backs, 4 comments
赤と白 どちらが好み?
畦の彼岸花 田んぼのアゼに彼岸花が咲いていた。
周囲を見回したが、咲いていたのはこの一輪だけ。
先陣を切って走る若武者の高らかな開花宣言だ。

 これからお彼岸にかけて、山里は彼岸花の赤に染まる。
赤い彼岸花より「私はシロバナ彼岸花が好きだ」と言う人がいた。
フランス文学者で文芸評論家の杉本秀太郎だ。

 白花と言うが純白ではなくて、株によって淡いクリーム色を呈していたり、あるいはうっすらと紅をうかべている。真っ赤な曼珠沙華のむらがり咲く傍らの二、三輪のシロバナ曼珠沙華には、かんかんになって怒っている仲間を、涙を浮かべてじっと見ているような、耐えたる風情をおぼえる(『花ごよみ』講談社学術文庫)。

 さすが文学者、私ごときが思いも寄らぬ繊細な見方をするものだ。
それはさておき、赤と白。
皆さんは、どちらの彼岸花がお好きですか。

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2008.09.04 Thu 16:17:26 | | 0 track backs, 0 comments
子守唄が聞こえる
     おどま盆ぎり盆ぎり
     盆から先きゃおらんと 
     盆が早よくりゃ早よもどる

                おどま勧進勧進 
                あん人たちゃよか衆
                よか衆ゃよか帯 よか着物

                       おどんが打っ死んだちゅうてだいが泣いてくりゅうか
                       裏の松山せみが鳴く

豆腐 将来、熊本に移り住むなんて夢にも思わなかった子供のころ、五木の子守唄をよく歌った。
歌詞の意味が分からないのに、「おどまぼんぎりぼんぎり ぼんからさきゃおらんと~」と声を張り上げたものだ。

 昨日はダム建設を意識して川辺川流域を見学したが、ダム問題jがなくても五木村は訪れたい場所だった。
五木村は想像していたより遥かに山深く、平らな土地はほとんど見られなかった。
ここで農業を営む厳しさは言語を絶していたに違いない。
幼い子供たちは、1人でも口減らしするために子守り奉公に出されたのだろう。

 道の駅「子守唄の里 五木」で豆腐の味噌漬け(写真左)と山うにとうふ(同右)を買った。
豆腐の味噌漬けは、壇ノ浦の合戦に敗れた平家の落ち武者が五木に住み着いた800年前から食べていた保存食だという。
堅くてチーズのような味がした。
山うにとうふは、味噌漬けを現代風にした「ウニのふりした豆腐です」と箱に印刷してあった。
なるほど、柔らかくてウニの味がする。

 どちらも美味しくて、御飯も酒も進む。
そして、食べるたびに五木村の険しい山々と深い谷が目に浮かぶのである。 

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2008.09.03 Wed 16:29:56 | 食べる| 0 track backs, 4 comments
今日は少し硬い話です
  熊本県南部を流れる川辺川は日本三大急流の一つ球磨川最大の支流だそうな。
  流域の相良村に建設予定の川辺川ダム問題は、計画スタート以来42年の紆余曲折
  を経て、蒲島郁夫熊本県知事が11日の県議会でようやく態度を表明するとメディアが
  伝えている。  川辺川
 これに先立ち、相良村村長が先月末、ダム建設反対を表明している。
そして今日、下流の人吉市の市長も議会でダム計画の白紙撤回を求めた。
このニュースを聞いたのは、ダムが出来れば村の中心部が水没する五木村に向かう途中のカーラジオだった。

 人吉から相良村を経て五木村に行ったのは、ちょっとした思いつきに過ぎない。
1度見たぐらいで何ごとかが分かるとは思わなかったし、事実、ダム建設について自分なりの考えをまとめることも出来なかった。
ただ、これから大詰めを迎えるダム建設問題のニュースを見聞きするとき、何がしかのイメージは思い浮かぶだろう(写真は五木村を流れる川辺川。この辺りも水没すると思われる)。

 川辺川は上流に行くにつれて高く険しい山が連なり、谷は深くなった。
その谷をまたいで、目のくらむ高さに高架橋が何本か架かり、さらに新しい橋も建設していた。
両岸の道路も片側1車線ながら、きちんと整備されている。
五木村では500戸以上の民家と、中学校や役場が既に新築移転しているという。
つまり、ダム建設を前提に、これまでに莫大な資本が投下されているのだ。

 ダム建設に踏み切っても、計画を白紙撤回しても、流域住民の賛否の亀裂は埋まらないだろう。
42年の歳月は一体なんだったんだと今さら嘆いても仕方がない。

 蒲島知事が最善の選択をするよう願うばかりだ。
そうは言うものの、最善の選択は何か考え及ばないのがもどかしい。

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2008.09.02 Tue 16:32:35 | その他| 0 track backs, 0 comments
どこで咲いても花は花
        納屋の花
             納屋の奥に朝顔が咲いた。
            タネを明かせば簡単なこと。
            納屋の外壁に作った朝顔の棚から1本のつるが伸び、
            屋根と壁の隙間から中に入り込んだだけの話だ。

             こんなむさ苦しい場所で咲かなくてもいいのに。
            外で咲けば道行く人に「綺麗だね」と褒められるかも知れないのに。
            ――と言うのは人間の勝手なお節介。

             どこで咲いても花は花。
            花に貴賎はないわいな。

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2008.09.01 Mon 14:02:24 | | 0 track backs, 0 comments
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