おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- -- --:--:-- | スポンサー広告|
腹いっぱい食え
ブルベリ ミニ果樹園のブルーベリーが色づいてきた。
実もびっしり生っていて、今年も豊作間違いなし――と思っていたが、そうはいかないようだ。

 ヒヨドリがブルーベリーをせっせとついばんでいたのだ。
「噛む」「味わう」過程を省略して、流れるように実を口の中に取り込んでいく。
この分では実が熟す前に丸裸になってしまう。

 さて、どうするか。
網で覆うか、このまま放置するか、だ。
あれこれ考えた結果、網で覆わないことにした。

 かつて、我が家の猫がヒヨドリをくわえて帰って来たことがある。
今回は、その罪滅ぼしのつもり。
存分に食べるがいい。

    ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.31 Thu 15:38:18 | その他| 0 track backs, 6 comments
番犬には向いていないかも
カブトムシ 谷間の段々畑でウネを立てていた時のこと。
少し離れたクヌギ林でオグリがやかましく吠え始めた。

 オグリは知らない人でも滅多に吠えない。
たとえ吠えても一声か二声。
こんなことで番犬の務めを果たせるか心配になる。

 その代わりカエル、バッタ、沢ガニ、ミミズ、コガネムシなど“動くもの”を見つけると、吠えながら周りを飛び跳ね、甘噛みし、足で叩く。
虫たちにとって迷惑この上ない。

 今回も虫を見つけて騒いでいるに違いない。
案の定、カブトムシを捉えて舞い上がっているのだった。
放って置けばカブトムシが死ぬまで遊ぶ。
オグリの恨めしそうな目を無視して逃がしてやった。

 夕方、マーラーの『夕立と雷鳴』の部分を雷が大音響で演奏しながら通り過ぎた。
雨は1滴も降らない。
明日も暑くなるだろう。

    ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.30 Wed 16:00:50 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
奇妙な夢を見た
  ゆうべ奇妙な夢を見た。
だいたいこんな筋の話だ。

 40代のサラリーマン一家4人が盆休みにマイカーで帰省する。
夫婦と中学生らしい娘と息子。
カーナビを操作しているうち、男は黄泉(よみ)という地名を見つけた。
黄泉は死者の魂が行く所だ。
男は興味をそそられ、実家の近くの黄泉に寄ることにした。

 ところが、黄泉に到着した途端、一家は死んでしまう。
男は「黄泉に寄り道したたため、みんなを死なせてしまった。すまない」と謝る。
「いいのよ。このまま年をとってどうなるんだろうと、いつも不安だったから」と妻。
娘や息子も「正社員になれず、いつ首になるか心配しながら一生働くのいやだ。長生きなんかしたくない」という。

 夢は、それで終わった。
毎朝5時前後にいつも短い時間鳴くヒグラシが「カナカナ」と声を張り上げている。
外は、まだ薄暗い。

 「黄泉」なんて言葉を考えたこともないのに、なぜこんなを見たのだろう。
暑さで五臓六腑が弱っているのかな。

    ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.29 Tue 15:50:07 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
夏水仙を見て思い出したこと
夏水仙 夏水仙の花が咲いた。
淡いピンクの花は水仙より百合や彼岸花に似ているように思う。
花が咲いている今は葉がなく、葉が茂っていれば花はない。
「花は葉を見ず 葉は花を見ず」。
彼岸花同様、花と葉の縁の薄い植物なのだ。

 夏水仙は去年の7月20日、97歳で亡くなったN婆ちゃんからいただいた。
家が隣りだったので、集落の誰よりも多くNさんと話した。
明るく元気な人で、夫を早く亡くしたあと、3人の子どもを女手一つで育てた話を、まるで笑い話のように語ってくれた。

 庭にしゃがんで草を抜いたり、手押し車を押して食料の移動販売車に走って行く姿が目に浮かぶ。
若い娘さんのような笑い声も耳に残っている。

            さまざまのこと思ひ出す桜かな(松尾芭蕉)

 さまざまなことを思い出させるのは桜だけではないのだよ。

    ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.28 Mon 15:41:50 | | 0 track backs, 0 comments
猫を撃つ
ハウスの上の猫 35℃前後の気温が続いている。
毛皮を着ている猫や犬は人間以上に暑いだろうな。

 見上げる高さのビニールハウスの上で夕涼みをしている猫がいた。
我が家の同居猫・ミーコだ。
人間であれ猫であれ、ハウスの上で寝てはいけない。
爪を立てて昇り降りして、ビニールに穴でも開けたら「ご免なさい」では済まないのだ。

 名前を呼んで降りるよう促したが知らん顔。
アズキ大の小石を投げても薄目を開けただけで無視された。

 こうなったら鉄砲で撃つしかない。
いえいえ、ホームセンターで買った安物(98円)の水鉄砲ですよ。
水の飛距離が短く、たとえ当たっても痛くもかゆくもない代物だ。

 これで、ピュッピュッとやったら、かろうじて1発当たった。
すごすご降りて来たのは、よほど水が嫌いなのだろう。

 いい年をして水鉄砲を振り回し、猫を撃っているところを誰かに見られなかっただろうか?

    ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.27 Sun 14:52:09 | その他| 0 track backs, 2 comments
流浪の花
アメリカコナギ 毎朝、犬を連れて散歩に出かける。
メダカでもいないかと田んぼの水路を覗いた。
犬も一緒に体を乗り出す。
付き合いのいい奴だね。

 メダカはいなかったが、薄紫色の涼しげな花が咲いていた。
花の名はアメリカコナギ。
もちろん、私が知っていたわけではない。
ホームページ身近な野草の「草花質問BBS」で教えていただいた。感謝。

 別のサイトによると、アメリカコナギの国内での自生が確認されたのは1970年代の後半。
岡山からの報告が初めてだったという。
それから30年の歳月が流れ、アメリカから日本に渡った花はいま、熊本北端の山里でひっそりと咲いている。
流浪の旅には波乱万丈のドラマもあっただろうに、花は黙して語らず。
静かに水面を彩るのみ。

    ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
  
2008.07.26 Sat 15:35:34 | | 0 track backs, 0 comments
水辺のトンボ
蜻蛉  彼女は眼病の養生をしている。
 川べりを、あっちの岸へ行ったり、こっちの岸へ来たり、そして腫(は)れ上がった眼を水で冷やしてばかりいる
 <ルナール『博物誌』(新潮文庫)の蜻蛉の章)。

 おやおや、目を病んでいるのですか。
言われてみれば少しはれているような。
それで、冷たい水で目を洗っているのですね。
どうぞ、お大事に。

 湧き水の小さな流れの岸辺にハグロトンボが1匹。
時が止まったように動かない。
子供のころはオハグロトンボと呼んだっけ。
遥か遥か昔の話だ。

 さて、私も冷たい流れで顔を洗い、畑でもうひと働きすることにしよう。
じゃあ、またな。

    ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.25 Fri 14:32:59 | その他| 0 track backs, 0 comments
人は人 我は我なり
珍景 阿蘇外輪山の瀬の本高原付近で奇妙な風景を見た。
恐竜、大小の鳥、人間、五重の塔などの形をした木が何十も立っていたのだった。

 写真は遠景の一部で、近くの道路脇にも沢山の像がひしめいている。
恐らくツゲの木を刈り込み、たわめて作ったのだろう。
時間が経てば枝や葉が伸びるから、また刈って整えなくてはならない。
一体誰がこんな面倒なことをしたのか。

 私は、あまり人のやらないことに熱中する人を尊敬する。
人は人 我は我なり 我が道を行く なんて高倉健みたいにカッコいいじゃないですか。

 かつて勤め人だったころ、私は数え切れないほど妥協し、協調し、我慢してきた。
組織の中で生きるには、そうした方が波風が立たないという処世の浅知恵ですね。
当時、瀬の本高原の“木の職人”の存在を知ったら、どうだろう。
本当は我が道を行く生き方がうらやましいのに、木に細工するのは好みじゃない、なんて憎まれ口を叩いたかも知れないな。

     ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.24 Thu 15:23:31 | その他| 0 track backs, 0 comments
冷気を放つ阿蘇の花
  今日も阿蘇の話の続き。
雨が降ったりやんだりの阿蘇山上は気温19℃。
風が強く、半袖シャツでは肌寒かった。
       クサフジ

 お目当てのユウスゲは草原のここかしこを黄色く彩っていた。
ただし、私が到着した午前8時は時既に遅く、しぼんだ後だった。
夕方から出かけ、月光を浴びて無数に咲く光景を狙うか。
夜明けの弱い光の中で、まさにしぼもうとする瞬間を撮るか。
ものぐさ太郎の私には、どちらも無理だろう。

 写真はクサフジ。
山上の空気がひんやりしているのは、クサフジが冷気を放っているせいかも知れない。
       アソノコギリ
 写真は多分、アソノコギリソウ(阿蘇鋸草)。
アソノコギリソウは近年減り続け、このままのペースで減少すれば200年後には絶滅するだろうと書いているサイトがあった。
200年後のことなど誰が知ろう。
地球上のすべての生物は絶滅危惧種だ。

                 国境に鋸草などあはれなり(山口青邨)

    ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.23 Wed 14:51:00 | | 0 track backs, 2 comments
もし、牛になったら
牧草 今日は大暑。
これから8月7日の立秋までが、1年で一番暑い時期だという。
さもありなん。
昼過ぎの気温が36℃を超えていた。

 脳ミソが煮えて、何ごとにも集中できない。
昨日のブログの続きで勘弁してもらお。

 草原に点々と置かれている白い包みの中身は牧草だろう。
不思議なオジさんに教えられた“最高の眺め”は、実は最高ではなかったが、この放牧地は私の好きな阿蘇の風景のトップ3に入る。

 ただし、写真では風景の素晴らしさを伝えることができない。
あまりにも広大で、生半可な広角レンズでは全景が収まらないのだ。

 死んでは生まれ変わる輪廻転生(りんねてんしょう)。
私は、そんなことを信じないが、もし牛に生まれ変わったとしたら……。
狭い牛小屋ではなく、阿蘇の広い広い草原で暮らしたいものだ。 

    ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.22 Tue 14:48:10 | 遊び| 0 track backs, 2 comments
不思議なオジさん
雲 パソコンに侵入したウィルス除去の操作に疲れ、気分転換に阿蘇へ行ったときのことだ。
大観峰の雨上がりの駐車場脇で景色を眺めていると見知らぬ50代のオジさんが話しかけてきた。

 「あそこからの」と言って送電塔の立つ小さな丘を指差し、「眺めは最高ですよ。私はさっきまでいましたが、動きたくない気分でしたね」
「そうですか、行って見ましょう。ありがとう」

 教えられた場所で撮ったのが上の写真。
阿蘇の風景の中では、どうってことはない平凡な景色だ。
少なくとも、最高ではない(がっかり)。
その上、熊笹を掻き分けて登ったため、ズボンが雨の雫に濡れ、水の中を歩いたようにびしょぬれになった。
泣きっ面に蜂だね。
こんな格好では人前に出られやしない。

 ふと、妙なことに気づいた。
オジさんの、折り目がビシッと決まったズボンは、なぜ濡れていなかったのだろう。
山里では、折り目のついたズボンをはいている人など滅多にいないので、ズボンのことははっきり記憶に残っている。
さっきまで熊笹の道の先の絶景ポイントにいたというのはウソなのか。

 まさか、阿蘇の狐か狸がオジさんに化けて私をだましたのではあるまいな。

    ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.21 Mon 15:55:42 | 遊び| 0 track backs, 0 comments
病気になったのは
 入院中以外は書き続けたブログを一昨日と昨日、休んでしまった。
今度病気になったのは私ではなくパソコン。
「トロイの木馬」に分類される不正プログラムに侵入されたという。

 一昨日、パソコンを起動したら、こんな表示が出た。
「ウィルス/スパイウェアが見つかったため、自動的に処理しましたが、ウィルス感染ファイルを隔離できませんでした。このウィルスは手動で処理する必要があります」
一体、何のこっちゃ?
コンピュータウィルスについて何も知らないのに「手動で処理」なんて出来るわけがない。

 それで、セキュリティのソフトを提供している会社のサポートセンターに電話した。
最初に出た女性のガイドは明瞭に聞こえたが、担当者の声が異様に遠い。
声が小さいのではなく、電話に不具合があるようだった。
事情を説明すると、セーフモード……バイオス……拡張オプションといった言葉が途切れ途切れに聞こえてくる。

 悪いと思いつつ、何回も聞き返して、指示されたとおりにパソコンを操作した。
時間がかかることおびただしい。
私は疲労困憊したが、担当者もイライラしたに違いない。

 結局、ウィルスに感染したファイルを除去できず、別の方法をメールで送ってもらうことにした。
これが一昨日の話。

 昨日は雨。メールが届くのをぼんやり待つのも能がないので阿蘇へ遊びに行った。
夕方、帰宅するとA4の用紙4枚分のメールが届いていた。
難解な用語につまづき、つまづき操作した。
約1時間半後、不正ウィルスを除去できた、と思う。
この時はもうブログを書く気力は残っていなかった。

 パソコンに詳しい人なら5分か10分で解決したであろう問題に私は2日を費やした。
不勉強・無知のツケは、必ず取り立てられるということか。
  
    ↓明日からブログを再開します。また応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.20 Sun 14:33:59 | その他| 0 track backs, 6 comments
毎年のことだよ
 正岡子規の 毎年よ彼岸の入りの寒いのは をマネて1句。
毎年よ七月盆がほめくのは

 「ほめく」は熊本弁で蒸し暑いこと。
「今日はほめくねぇ」と声を掛け合う昨今だ。
       かき
 あんまりほめくので、日中は仕事にならない。
朝6時に畑へ行き、日差しが強くなる9時半か10時ごろには帰るようにしている。

 涼しい早朝、畑で迎えてくれるのはコオロギの大合唱だ。
彼らは秋の虫ではなかったか?

 見上げると、柿の実がピンポン玉ぐらいの大きさになっていた。
これから先、自然落果する柿が次第に大きくなる。
去年は、屋根に落ちる柿の音で何回も目を覚ましたなぁ。
       くり
 栗も負けずに沢山の実をつけていた。
見渡せば、みんなちゃっかり秋の準備をしているじゃないか。

 暑い暑いと言っているうちに、風や水の冷気に秋の気配を感じる。
「それも毎年のことだよ」と正岡子規の母さんは言うだろう。

    ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.17 Thu 16:02:47 | 暮らし| 0 track backs, 6 comments
けったいな 花やなあ
       カラス花替え
 きのうは暑かった。
36℃を超えた昼間の火照りがいつまでも残り、午後8時を過ぎても室内気温30℃、湿度65%。
「私の手には負えません」と扇風機が首を振っている。

 涼みに庭に出たらカラスウリの花が咲いていた。
糸状に裂けた花弁に精緻な幽玄の美を見るか。
白髪のようで無気味だと思うか。
それは、あなた次第。
       カラスしぼむ
 今朝5時、カラスウリの花は既にしぼんでいた。
花の命は短いが、死んだわけではない。
秋には赤い灯のような実になってよみがえる。
私はヤブの中の赤い実を眺めるのが好きだ。

    ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.16 Wed 15:58:33 | | 0 track backs, 2 comments
旧公民館のお弔い
破壊 けさ、旧公民館の前を通りかかったら、こんな状態になっていた。
重機対築100年の老家屋。
最初から勝ち目のない対決だ。

 火鉢、一斗枡、棒秤(はかり)などの古民具は新公民館で保存することになった。
建物の廃材はどうするか。
廃棄物処理場に捨てるのは痛ましい。

 先月の集落の集まりで妙案が出た。
「どんどやで燃やしたらどうか」

 火はすべてを浄化する。
どんどやの聖なる火で燃やせば、廃材は清められ、煙となって天に昇るだろう。

 「それがよか」と皆が口々に賛成した。
古い建物には魂が宿っているから粗末にしてはいけないのだと、爺ちゃんが言った。
その通りだと思った。

     ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.15 Tue 15:50:32 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
お宝は出なかったけれど
       解体寸前

 解体寸前の旧公民館。
2階に18畳の部屋があり、ここで月1回の集会、忘年会や新年会、葬儀のあと食事を提供したりした。

 私が集落に移住し、部落入りの挨拶をしたのもこの部屋だった。
「出て行く人は多かばってんが、引っ越してきたのは初めてばい」とたいそう珍しがられた。

 それから3年後に新公民館が建ち、初代管理人に私が選ばれた。
移住後わずか3年で“管理職”、異例のスピード出世ですよね。
       1斗枡

 押入れなどから古い民具が沢山出てきた。
写真は円筒形をしているが、一斗枡(ます)。
これに米を入れ、左側の枡に入っている丸い棒でならしたのだという。
枡の底に「大正十年○(判読不能)月」の墨文字があった。
大正十年は西暦1921年、87年前である。

 枡の上に横たわっているのは棒秤(はかり)と重り。
このほか半鐘や拍子木も出てきた。
       火鉢

 1人か、せいぜい2人用の小さな火鉢が8個見つかった。
この辺りでは手あぶりとか抱え火鉢と呼んでいたようだ。

 私が移住したころ、公民館は火鉢ではなく、2台の石油ストーブで暖をとっていた。
それでも、しんしんと冷えて寒かった。
昔の人は小さな火鉢に手をかざして何を話し合っていたのだろう

     ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.14 Mon 15:55:05 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
さらば旧公民館
瓦 老朽化した旧公民館を取り壊すことになり、朝8時から2階の屋根瓦をはがした。
比較的若い連中が屋根に上り、下のダンプの荷台に投げ入れたら、古い瓦はダンプ2台分あった。

 これに先立ち、作業に参加した集落の住民約20人が旧公民館前に並んで記念撮影した。
この建物には元々、人が住んでいたそうな。
それが空き家になり、公民館に模様替えされた。
住宅→公民館を通算すると築100年を超えるという。
物心ついたときに既にあった建物に、誰もが思い出と愛着があるのだろう。
すぐ業者に解体を頼まず、自分らで出来ることは自分らでやろうということになったのだった。

 まだ使える備品や畳などを運び出して作業終了。
明日は業者が重機で解体する。
形あるものはすべて壊れる定め。
さはさりながら……。

     ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif

2008.07.13 Sun 16:19:02 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
故郷で咲くのが一番
ハナシノブ咲く ハナシノブの苗を阿蘇の道の駅で買ったことは以前のブログに書いた。
日本で阿蘇にしか自生せず、絶滅危惧種に指定されている貴重な花の苗が1本120円!
安過ぎではないか、という内容だった。

 後ろめたい思いで買った2本の苗は谷間の遊休地に植えたが、このほどようやく花開いた。
花はやがてしぼみ、散ってしまうだろう。
問題はその後だ。
ハナシノブはタネで増えるという。
何とか増やせないか。

 うまくタネが取れて、この地に芽を出せば、それはそれでよし。
だが、我が山里で育たなければ、2度と苗は買うまい。
阿蘇でしか自生しないのには何か理由があり、ハナシノブは阿蘇で生きることを望んでいるのだろうから。
ハナシノブに会いたければ阿蘇に行けばいいだけの話さ。

     ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif

2008.07.12 Sat 15:59:03 | | 0 track backs, 0 comments
葬儀の後のもてなし料理
 婦人会幹部のAさん――肩書きは怖そうだが、心優しい中年女性――から電話があった瞬間、彼女から何ヵ月も前に頼まれていたことを思い出した。
「いつでもいいけんね」などと言われると気が緩んで、約束したことすら忘れてしまう。
困ったことだ。
おとき 数ヵ月前、どなたかの葬儀のとき、「お斎(とき)の写真を撮ってくれませんか」とAさんに頼まれ、写真を撮ったものの、渡すのを忘れていたのだった。

 「お斎」は葬儀や法要の後に出す精進料理のこと。
集落の葬式では女性が総出で数十人分、時には数百人分のお斎を作る。
女性たちも世代交代が進み、料理の種類や並べ方があやふやになりがちなので、きちんとお手本を残したいというのがAさんの考えだった。

 中央の熨斗紙に包まれているのは最中(もなか)。その場で食べず、持ち帰る人が多い。
(それから時計回りに)なます、椎茸と麩の吸い物、ネギを散らした呉(ご)汁。
大豆をすりつぶした呉を溶かした郷土料理の汁物だ。

 御飯の右上は“つぼ”。何のことか分からず、どんな料理だったかも覚えていない。
最後は油揚げ、サトイモ、ニンジンの煮しめ。
膳のほかに日本酒の徳利や大皿に盛った漬け物、サラダ、炒めものなどが並ぶ。

 山里に住んで葬儀の場数はかなり踏んだが、ダラダラ飲み続けたり、酔って騒ぐ人に出会ったことはない。
縁あった人との別れは誰もが厳粛な気持ちになるだろう。
 
     ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
 
2008.07.11 Fri 17:08:18 | 行事| 0 track backs, 0 comments
河豚はいないが河童なら
ゆうやけ 空が燃えているような夕焼け。
アゼに立っている爺ちゃんの顔が酔ったみたいに赤い。

 先祖の霊を背中に乗せてくるという精霊トンボ(ウスバキトンボ)の大群が飛んでいる。
もうすぐ七月盆。
山里に移住以来、大勢の爺ちゃん、婆ちゃんが彼岸に渡るのを見送った。
皆さん、トンボの背に乗って集落の上空を旋回しているのだろうか。

 「あの世の暮らしは楽しいですか。少しはのんびり出来てますか?」
寝る間も惜しんで働いてきた人たちだもの、極楽で幸せに暮らしているのは当たり前だよね。

        石崖に子ども七人腰かけて河豚を釣り居り夕焼小焼(北原白秋)

 山里では河豚は釣れないが、河童が潜んでいそうな川の淵がある。
70代、80代の爺ちゃん、婆ちゃんはその子供時代、河童を恐れながら淵で泳ぎ、岸に腰かけて釣り糸を垂らしたこともあるだろう。
遠い遠い昔の話だ。

     ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.10 Thu 16:30:39 | その他| 0 track backs, 0 comments
毒キノコ探知犬
キノコ 畑の隅に、これまで見たことがないキノコが出ていた。
文庫本と比べてお分かりのように、かなり大きい。
名前も、毒があるかどうかも分からないキノコは“触らぬ神に祟りなし”だ。
そのまま放っておくことにした。

 しばらく畑仕事をして戻ってみると、キノコがない。
その代わり、キノコの破片らしきものがあたりに散らばっていた。
名?犬オグリがかじったに違いない。
オグリは畑を走り回り、苗を抜き、手袋やロープをかじることに生きがいを感じているのだ。

 ふと、ひらめいた。
(思いつきのくだらなさは暑さのせいにしておこう)
犬は嗅覚が鋭いから麻薬探知犬としても活躍している。
オグリは本邦初、毒キノコ探知犬になれないだろうか。
キノコの匂いをかぎ、毒を探知したら一声、二声吠えて知らせるのだ。

 5カ月足らずのつきあいだが、オグリの性格はよく知っている(つもり)。
奴は毒があろうとなかろうと噛み砕き、それがマツタケだったら黙って飲み込んでしまうだろう。
「ご主人様、マツタケですよ」なんて教えるもんですか。

     ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.09 Wed 16:01:51 | その他| 0 track backs, 2 comments
阿蘇の花々
 キスゲ(ユウスゲ)は夕方咲いて翌朝しぼむ一日花。
阿蘇のキスゲは、もう咲いているだろうか。
梅雨明け前日の7月5日、朝5時起きして阿蘇に行った。
時期的に早かったらしく、去年沢山咲いていた場所にも見当たらない。
キスゲの紹介は別の機会に譲り、路傍に咲いていた花をいくつかアップする。
        ミヤコ草

 大観峰近くの草むらに小さな黄色い花が点々と咲いていた。
「黄スミレかな」とつぶやいたら、見知らぬ老婦人が「ミヤコ草ですよ」と教えてくれた。
        シモツケ

 道路沿いに「どうだ、参ったか」というぐらい咲いている。
「シモツケだろうか」とつぶやいたが、先ほどの老婦人の姿はない。
強い風が草原を吹き渡っているばかり。
        ショウマ

 これも、大観峰近くの草むらに咲いていた。
当てずっぽうでショウマ(升麻)の一種と見当をつけたが、全く自信なし。
どなたか教えてくださいな。

     ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.08 Tue 16:21:54 | | 0 track backs, 2 comments
七月七日は禁煙記念日
 俵万智の「サラダ記念日」は
「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日
七夕飾り これを真似した私の「禁煙記念日」はこうだ。
去年の今日たばこをやめたから七月七日は禁煙記念日

 七夕を選んだのは禁煙を星に願ったわけではなく、ほかの日より覚えやすいからに過ぎない。
まだ、煙草が吸いたいと悶える日もあるが、なんとか禁煙は続いている。

 隣町の川の上に七夕飾りが架かっていた。
願い事は「世界平和」。
大きく構えましたね。

 子供のころから、短冊に願いごとを書いて笹に飾った記憶がない。
家が貧乏で七夕どころではなかったのか、願いごとなんか叶うはずはないと子供心にもあきらめていたのか。

 夢見るころをとっくに過ぎた今、神サマが「一つだけ願いを叶えてやろうじゃないか」と言ったらどうしよう。
いまさら、金や名誉や権力は要らないし……もっと若いころに言ってほしかったなあ。

     ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.07 Mon 15:07:29 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
腰が痛くなるほど草を刈る
7月の草刈り 九州北部の梅雨が明けた。
平年より12日、昨年より17日も早いという。

 熊本の6月の雨量は平年の2倍もあった。
短い梅雨の期間に大量の雨が降ったことが、農作物にどう影響するか。
私の畑では、キャベツの外側の葉が何枚も黒く変色して溶けた。
これから先、カメムシなどの大量発生が心配だ。

 さて、今日は集落の草刈り。
午前7時に約30人が公民館に集まり、区長さんの注意を聞いた後、川の土手、道路わき、峠道の草を刈った。
その総面積は30人×4時間半で想像していただきたい。

 汗まみれになって昼前に帰宅。
太陽熱温水器のシャワーを浴び、昼食を食べて昼寝した。
今日は、何もする気にならない。
これで“閉店・店仕舞い”だ。

     ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.06 Sun 15:53:12 | 行事| 0 track backs, 0 comments
手紙を届けるネコ
 きのうの熊本日日新聞に面白い記事が載っていた。
ネコが二つの家庭を行き来して手紙を運ぶという他愛のない話だが、殺伐としたニュースが多い昨今、こんな記事を読むとホッとする。
(写真は、郵便配達など思いもよらない我が家の怠けネコ。記事とは関係ありません)ネコ2匹 

 天草市に住む年配の夫婦の飼い猫が家出し、半年後に戻ってきた。毛のつやが良かったため、どこかで飼われていたのかと思い、「きれいにしてくれて、ありがとう。うちでは『たま』と呼んでいました」と手紙を書き、ひもでネコの首に結んだ。

 数日後、「うちでは『あずきち』と呼んでいます」という返事を首につけてネコが帰って来た。手紙の主は近くに住む女子中学生で、居ついたネコをそのままかわいがっていたという。

 その後も、中学生が学校のことやネコが鳥を捕まえてきた話を書くと、年配の夫婦が「勉強、部活がんばれ」「あずきち(たま)はけんかが強いですから」などと書いてネコに託した。

 気まぐれなネコが運ぶ手紙は、その日に着くこともあれば、一週間ほど遅れることも。それでも、きちんと手紙は届き、これまでに約四十通のやりとりを重ねているという。

 
 気まぐれなネコは、その日の気分で2軒の家を行き来しているのだろう。
我が家のネコも1~2日帰ってこないことがある。
どこかの家に上がりこんで、我が家の貧乏ぶりを言い触らしていなければいいのだが。

     ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.05 Sat 16:24:40 | その他| 0 track backs, 6 comments
緑色のトウモロコシ?
コンニャクの実 きのうの夕方、我が家の裏山でヒグラシが鳴いた。
カナカナカナと二声、三声。
“試し鳴き”ってあったっけ。

 ヒグラシが鳴いたら間もなく梅雨が明けるそうな。
ジトジト天気とカビよ さらば、高温多湿のニッポンの夏よ ようこそ。

 話はコロッと変わって……。
畑の隅に緑色のトウモロコシが生っていた、なんてことはないよね。
これは5月2日の日記で紹介したコンニャクの花の実。
花も妖しいが、実も一筋縄ではいかぬ面構えだ。
ガリッとかじったら、歯が緑色に染まるかしらん。

 実は最後に赤くなるという。
その時は、また写真をアップしましょう。
忘れていなければ、の話ですが。

     ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.04 Fri 15:43:50 | | 0 track backs, 0 comments
あとは自分で算段せえ
 谷間の段々畑の一番下の段に肥料を撒いた。
今日はバイオマス熟成堆肥を10袋(1袋15kg350円)。
1輪車に移した堆肥をスコップで万遍なく地面を覆うように撒いて行く。
明日は15袋ぐらい撒かなくてはなるまい。
堆肥 
 肥料袋に印刷された表示によると、野菜畑10アール(約300坪)当たり1回につき50~170袋が必要だという。
私が借りている野菜畑は2ヵ所で550坪ほど。
収穫が終わり、次の野菜を植える前にそのつど撒く肥料は年間トータルでどれくらいになるだろう。
肥料袋の指示より遥かに少ない100袋前後ではあるまいか。

 その代わり、枯れ葉、ノコクズ、生ゴミ、草木灰、砕いた貝や卵の殻などを小まめにすき込んでいる。
「飢えない程度の肥料はやろう。それで足りないなら、あとは自分で算段(やりくり)せえ」という考えだ。
 
 上げ膳据え膳でたっぷり肥料をやれば立派な野菜が出来るかも知れない。
だが、それはメタボ野菜だ。
栄養が足りなかったら、野菜は必死に根を伸ばして栄養を探し、味の濃い野菜を作る。
見た目だけで判断していけないのは人間だけじゃない。

 今回は貧弱な野菜を作っている弁解になってしまった。反省!

     ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.03 Thu 16:19:08 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
仙人ナナフシ
ナナフシ 雨に濡れた軽トラの荷台をナナフシが歩いていた。
指でつまもうとしたら、体をゆらゆら揺らした。
「勘弁してくれよ」のシグナルか、威嚇のつもりか。

 ナナフシの体には贅肉も、ムダな脂肪もない。
これぞスリムという体型だ。
“痩せたい症候群”の女性は、こんな体になりたいのだろうか。

 妄言はさておき、ナナフシは意外に好かれる昆虫らしい。
その辺の草を食べて穏やかに生き、人間を刺したり、噛んだり、引っ掻いたりしない。
加えて姿形、歩き方がユーモラス、といったところが人気の理由だろう。

 田舎にはムカデ、スズメバチ、アブ、蚊、セセリなど、厄介な連中が沢山いる。
ナナフシは、その対極にいて誰とも争わず、誰をも傷つけない。
ムシ社会の仙人のような存在だ。
飼育する人も多いそうだが、私はやめておこう。
痩せても枯れても相手は仙人なんだから。

     ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.02 Wed 16:42:21 | その他| 0 track backs, 2 comments
これじゃあ道楽農業
畝立て名人 草を刈る、耕す、木や竹を切る。
農作業の多くは機械を使っているが、クワで畝を立てる作業が、どうにもつらくなってきた。
足腰が衰えてきたのだね。

 散々迷った挙句、25万円もする畝立て機を買った。
手作業で数時間かかった畝立てが、5分もかからず出来てしまうという。

 実際に機械を使ってみた。
土を飛ばして幅わずか25cmの溝を掘っていくので、安定が悪い。
左右に揺れると、腕にずっしりと重みがかかる。
Uターンするには力だけではなく、要領も必要だ。

 そんなわけで、だいぶ手こずったが、これまで3日がかり計10時間を要した畝立てを1時間少々で終えることが出来た。
慣れたら20分で出来るような気がする。
便利だけれど、機械ばっかり買っていたら採算が合うはずがないよな。

 体の衰えを気力でカバーした先人は凄い!

           おとろへや榾(ほた)折りかねる膝頭(一茶)

     ↓よろしかったらココを押して、応援してください。
20071103161540.gif
2008.07.01 Tue 15:55:45 | 畑仕事| 0 track backs, 2 comments
"shw-greenwood" template design by Shallwill
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。