おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
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骨折り損のくたびれもうけ
鍋の中 大鍋一杯タケノコを茹でると、 1束(3~4片)100円のアク抜きタケノコが15束前後できる。
4月22日から今日までに139束を道の駅に出荷し、127束が売れた。
売れ残ったタケノコは再び茹でたあと、天日で乾燥して出荷する。

 自然に生えたものを茹でたり、干したりするだけで1束100円か。
ぼろい話だなと思う人がいたら、とんだ見当違いである。

 鍋の底が抜け、カマドも壊れたので新調したら2万円以上かかった。
タケノコを掘ったり、薪を切り出す時間に加え、茹でるのに3時間以上かかる労働時間を時給0円と換算したとしても、鍋カマドの元が取れるかどうか。
その上、チェーンソーの燃料の混合ガソリンが一時1リットル200円もして足を引っ張る。

 要するに、骨折り損のくたびれもうけ。
晴耕雨読で自給自足できるほど農業は甘くないのだ。
 
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2008.04.30 Wed 17:08:54 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
この話、前にも書いたかな?
マツバウンナン 早朝の玄関前に薄紫色の小さな花が咲いていた。
長い茎の先の花は、わずかな風でも首を振り、なかなかピントが合わない。
綺麗だけれど難儀な花だね。

 確か去年も同じ場所に咲き、名前は「マ」で始まったような気がする。
犬の散歩を終えて、図鑑で調べたところマツバウンラン(松葉海蘭)だと分かった。
花に見覚えがあり、名前も「マ」で始まると知っていたのは、自分に覚えはないが、以前ブログに書いたことがあるのだろうか。
ブログ内検索では、マツバウンランはヒットしないのだけれど。

 過去の記憶が年々、あいまいになっていく。
この分だと、「目撃者がいるんだ。お前がやったことに間違いないんだよ」なんて刑事に攻め立てられたら、全く覚えのない犯行でも自供しかねないな。

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2008.04.29 Tue 15:59:53 | | 0 track backs, 2 comments
お互い攻撃せんとこか
看板 畑の隅に黒いホースのようなものがあった。
なぜこんな所にホースがあるのだ?と思いながら、頭の半分では分かっていた。
あれはホースではない、カラスヘビだ、と。

 山里で最もよく出会うのは全身真っ黒なカラスヘビだ。
お互い顔見知りだから、
「おい兄ちゃん、のんびりのたくって、ヒマそうやな」
「なんの。貧乏ヒマなしで、朝から働き詰めですタイ」などと声を掛け合う。

 問題はマムシである。
上の写真は南阿蘇村の笹薮で見掛けた。
山里でも、これまで何回か遭遇したが、いつも気難しい顔をしてとぐろを巻いている。
“とぐろ”は、いつでも飛び掛かれる体勢だよね。

 「誰が噛まれるか分からないから、マムシを見つけたら必ず殺せ」と里人は言う。
私は怖がりだから、そんなことはしたくない。
お互い危害を加えない「相互不可侵条約」を結べないかと思うのだが、マムシの旦那はどう思う?

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2008.04.28 Mon 17:26:02 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
シャガの咲く家
シャガ 熊本県北部の山里に移住することを思い立ち、家探しに来たのはちょうど今ごろの季節だった。
当時は、まだサラリーマンだったから大型連休を利用したのである。

 前もって電話でお願いした役場のAさんに何軒かの空き家・廃屋を案内してもらった。
交通や買い物などの利便性は最初から期待せず、日当たりがよく、隣家から離れて家の周りに自然の空間があることぐらいが条件だった。

 どこの集落にも空き家はあったが、条件を満たす家がなかなか見つからない。
この家ならと思える空き家にたどり着いたのは5軒目だった。
家は修理すればすぐにでも住めそうだし、庭続きに家庭菜園には広過ぎるほどの畑がついていた。
そして、庭のシャガの群落がなんと綺麗に咲いていたことか。

 Aさんに県外に出た家主の意向を聞いてもらったところ、予定があるので1年なら貸してもいいという。
1年では話にならず、交渉はそれきりになった。

 以来、その家には1度も行っていない。
きっとシャガは今年も咲き誇っているだろう。

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2008.04.27 Sun 16:02:58 | | 0 track backs, 0 comments
枯れ木だって生きようとしている
枯れ木 いま、ゼンマイやワラビを採っている山の斜面に枯れた栗の木が何本も立っている。
その中の1本に細い枝が生え、若葉が芽吹いていた(写真)。

 枝が生えた場所の樹皮か幹に、わずかながら生きられる要素が残っていたのだろう。
栗の木は完全に枯死しない限り、あきらめずに生きようとしているのだ。

 最近、硫化水素による自殺が相次いでいる。
自殺ネットに影響された自殺と言えば、見ず知らずの他人同士が練炭で集団自殺する事件も頻発した。
人を自殺に誘うサイトの存在自体奇怪だが、それに応じる人が絶えないことの方がもっと理解しがたい。

 自殺する人には、それぞれ事情があるだろう。
第三者が口を挟むことではないかも知れない。
だが、どんなに生きたいと思っても人間はいつかは死ぬ。
死に急ぐことなんかないじゃないか。

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2008.04.26 Sat 16:20:24 | その他| 0 track backs, 0 comments
泳げよ鯉のぼり
鯉のぼり 峠を越えて隣町に行ったら沢山の吹流しと鯉が川の上を泳いでいた。
体の中を風が通り抜けていくのはどんな感じだろう。
爽快だろうなあ。

 今でこそ写真のような光景はさほど珍しくないが、私が子供のころ(終戦後の1940年代後半から50年代)は、みな貧しくて鯉のぼりどころではなかったように思う。
それでいて、5月の節句が近づくと唱歌「鯉のぼり」や「背くらべ」をよく歌った。
   
     柱のきずはおととしの 五月五日の背くらべ 粽(ちまき)たべたべ兄さんが 計ってくれた背のたけ

 眼をつぶると、子供たちの歌声が遠くから聞こえてくるような気がする。

 いま、山里では子供の名前を書いた“やばた”(矢幟?矢旗?)が空に翻っている。
私も自分の名前を空高く掲げてもらえたら、子供心にも誇らしく、嬉しく、そして少し恥ずかしく感じただろうか。
7歳の昔にタイムスリップして、鯉のぼりの下に立ってみたいな。

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2008.04.25 Fri 16:55:22 | 行事| 0 track backs, 2 comments
末期の眼で見たヤマフジ
ふじ ヤマフジは、たいてい手の届かない高い所に花房を垂らしている。
清涼という言葉はヤマフジの淡い紫色の花のためにあるのかと思いつつ山を見上げる季節になった。

 山菜を採っている山の斜面で、低木に絡みついているヤマフジを見つけた。
房の長さは約20センチしかなく、手のひらに乗せると、いい香りがした。
去年の今ごろ見に行った黒木の大藤の花房は160センチもあるという。
子供と大人以上の違いだ。

          甕に挿す藤の花房短かければ畳の上に届かざりけり(正岡子規)

 子規が脊椎カリエスの激痛にうめきながら病床から見つめたのはヤマフジであったか。
中学生のころ、教科書でこの歌を読んだとき、「短いから畳に届かないなんて当たり前のことを言ってるなぁ」と思ったものだ。
文学的なセンスがないと嗤われるのを承知で言えば、今もその気持ちは変わらない。

          別れゆく春のかたみと藤波の花の長ふさ絵にかけるかも

 上の歌には36歳で没した子規の末期のまなざしが感じられる。
私がヤマフジを見るとき心に浮かぶのは、こちらの歌である。
   
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2008.04.24 Thu 16:38:18 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
荒れ庭のアイリス
アイリス 色鮮やかな花々が朝の光に輝いている。出勤の途中、手入れの行き届いた庭を通りかかると、気分が浮き立ってくる(4月21日の産経新聞『産経抄』)。

 我が家の庭は草が生い茂っていて、「手入れが行き届いている」とはお世辞にも言えない。
だが、草に埋もれて咲く荒れ庭のアイリスも美しいと思う。
手入れの行き届いた庭で見るより、アイリスと草々の取り合わせに一層の風情を感じるのだ。

 瀬戸内晴美の小説の題名を借りるなら、「美は乱調にあり」か。

 モノでも人でも立派なもの、完璧らしきものを見ると、恐れ入って腰が引けるようになった。
テレビなどで、相手の発言をさえぎり、大声で持論を展開する人がいれば、「ハイハイ、あなたは立派です。何時間でも勝手に続けなさい」と言ってチャンネルを回す。
政治倫理や社会道徳など、立派なことを説く人には「不言実行。まず、ご自分がどうぞ」と言いたくなる。

 年をとって性格が歪んできたのか。
正義を信じる感性と情熱を失ってしまったのか。
往時茫々、はたちは遠くなりにけり、だ。
  
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2008.04.23 Wed 17:10:04 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
お前は偉い!
        誕生

 畑の草むらでトンボが羽化していた。
緑の風の中で少しずつ、少しずつトンボになっていく。

 トンボは誰の手も借りずに独りで生まれ、その日から自分のエサを自分で探す。
親兄弟の顔も知らずに育ち、北風が吹くころ何も語らず静かに死ぬ。
財産なし、葬式も墓もない究極のシンプルライフ。

 空の狩人・トンボ。
お前は本当に偉い!

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2008.04.22 Tue 16:37:24 | その他| 0 track backs, 4 comments
軽トラから落ちた犬
助手席 軽トラの助手席でにらみを利かせているのは名犬オグリである。
以前は荷台に乗って畑と家を往復していたが、数日前、走行中の荷台から転落して以来、窮屈な助手席に座っている。

 その日、カーブを曲がるときたまたま左のサイドミラーに目をやった。
すると、荷台から落ちるオグリがスローモーションビデオでも見るように見えた。
遠心力が働いて落ちたのか、愚かにも飛び降りたのかはっきりしない。

 急いで車をとめ、地面に足が届かず鎖で宙吊りになっているオグリを助け上げた。
幸いかすり傷一つ負っていなかった。
田舎道で後続の車がなかったこともよかった。

 そんなわけで助手席で移動しているが、オグリは荷台の方が好きなのだと思う。
荷台の上で風に耳をなびかせ、目を細めて景色を眺めていた姿が何よりの証拠だ。

 どこかで、こんな詰まらなそうな顔をしている犬を見かけたら声を掛けてください。
運転席にいるのが私・沢太郎です。 
      
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2008.04.21 Mon 15:52:26 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
駆逐される白い花
         ダイコンの花 白

  ダイコンの白い花が辛味ダイコンの赤紫色の花に押されている。
自然交配して白が減り、ピンクの花が増えているのだ。
赤紫もピンクもそれなりに綺麗だが、ダイコンの花はやはり白であって欲しい。

 花が変われば実も変わる。
ピンクの花のダイコンの実は形や色、味が辛味ダイコン寄りになってしまった。
次回は辛味ダイコンから遠く離れた畑に白い花咲くダイコンの種を撒いてみよう。

           雨よ風よいつ迄咲くぞ野大根(一茶)

 花期の長い花々を眺めながら、頭の中では「さて、どの畑に白い花のダイコンを植えようか」と無粋な算段をしているのである。

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2008.04.20 Sun 16:08:57 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
スミレという名のスミレ
スミレ紫

スミレ白 山鹿市(熊本)の都市ガス会社が工場敷地内に咲く約130種250本の桜を明日20日まで一般公開している。
私が知っている桜を指折り数えたら片手で足りる。
130種とは大したものだ。

 今が盛りのスミレも品種が多くてややこしい。
○○スミレだの△△スミレだのと、みな“頭書き”がついているが、同じに見えて仕方がない。

 その中で「スミレ」という名のスミレがある。
“頭書き”なし。
単純明快でよろしいなあ。

 上の写真の紫の花が「スミレ」ではないかと思うのだが、どうだろう。
図鑑をみたら、ノジスミレというそっくりな花が載っていた。
小異に目をつぶって合併し、ともにスミレを名乗るわけには行かないだろうか。

 下の写真は花が白いのでシロスミレで決まりだと思ったが、アリアケスミレ(アケボノスミレと書いたのは誤りでした。ご指摘くださったXさんありがとう)やヒカゲスミレも花が小さくて白い。
学者じゃあないんだから違いなんか分かるもんですか。

 アメリカ人も中国人も日本人もスペイン人もみな人間。
ムラサキもシロもみなスミレ。
これでいいじゃん。

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2008.04.19 Sat 16:56:03 | | 0 track backs, 3 comments
もうすぐ竹になる竹の子
        タケノコ

かまど 「雨後のタケノコ」というのは本当の話だ。

 久々の晴れ間に孟宗竹の山に登ったら、タケノコがニョキニョキ出ていた。
ただし、みな育ち過ぎて大きい。
今の時期、プロの農家はこんなタケノコを相手にしないが、私は素人だから40cmから1m近い大物を7本収穫して帰った。

 移動式のカマドに火を起こし、容量26リットルの大鍋にゆをたぎらせる。
輪切りにしたタケノコを煮てアクを抜くのだ。
(写真は野菜クズを煮て新品の鍋を馴染ませているところ)。
料理番組では、米ぬかやタカノツメでアクを取るようなことを言っているが、近所のばあちゃんたちが「米ぬかなんか入れたことない。茹でるだけでよか」と言うので、その通りにする。
簡単な方を真似した方がいいに決まっているよね。

 火の番しながら思う。
人間は竹を食べるし、木の根のようなゴボウも食う。
動植物を手当たり次第に食う。
こんな貪欲な生きものは、ほかにいない。
それでいて富める国では、食べ切れない食糧を日々、大量に捨てている。
いつかバチが当たるだろうな。

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2008.04.18 Fri 17:02:25 | 食べる| 0 track backs, 4 comments
ツグミよツグミ
つぐみ 谷間の段々畑わきの農道は、軽トラがぎりぎり通れる幅しかない。
それでギアをローかセカンドに落としてノロノロ這い登る。

 その数メートル先をぴょんぴょん飛び歩いては振り返る小鳥がいた。
たいてい2羽だ。
道案内してるつもりの夫婦かな?

 車が接近すると小鳥は枝に移り、横顔を向けてこちらを伺う。
フロントガラス越しに撮ったのが上の写真だ。

 鳥類図鑑で調べたら、どうやらツグミらしい。
冬鳥だそうだから、間もなくお別れか。
“知り合った”ばかりなのに名残り惜しいことだ。
来年も道案内しておくれ。


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2008.04.17 Thu 16:40:42 | その他| 0 track backs, 0 comments
猫の流儀
眠る猫 だらだらと雨が降り続いて少しひんやりする。
寒がりの猫は体を寄せ合って睡眠中。
おいおい、いつまで寝てるんだ、もう夕方だぞ。
 
 朝ごはんを食べたら猫の1日は終わったようなもの。
次に空腹を感じるまで、ひたすら寝ている。
どこの猫もそうだろうか?

 猫の辞書には気配り、お愛想、遠慮という言葉はない。
そばで主人が猫の手も借りたい風情で働いていても知らん顔だ。
これが猫の流儀。

 過去を振り返って悔やんだり、老後の心配をすることもないだろうな多分。
寝る場所や食べ物を提供されても、当たり前のような顔をしている。
もう少し可愛げがあってもいいではないかと言いかけたが、どうも力が入らない。
勤め人として長年、八方に気を使ってきた身には、ネコの生き方が内心羨ましいのである。

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2008.04.16 Wed 17:11:20 | その他| 0 track backs, 2 comments
椿の往生際は悪いか?
桃色椿 裏山の椿の古木は薄い桃色の綺麗な花を毎年、何百と咲かせる。
だが、いつが見ごろかはっきりしない。

 早く咲いた花は、一足早く色あせて褐色になり、崩れて散るまで枝にしがみついている。
そのそばにツボミもあれば、今が盛りの花もあり、全体としてのまとまりがないのだ。

 その点、桜は違う。
揃って咲いたかと思うと、まだまだ十分美しいうちに散っていく。
咲き始めから落花しきりのころまで、それぞれの瞬間が見ごろだといってもいい。

 日本人が桜を好むのは、桜の潔い散り際を人の生き方に重ねて考えるからだろう。
いつまでも地位や権力にしがみつくのはみっともない。
今でもその考えに変わりはないが、額に汗して働いてきた我ら庶民、椿のようになりふり構わず生に執着して何が悪い、と思うようになった。

 散り急ぐ生き方なんて、ちっともかっこよくない。
あるいはかっこよすぎる。
そう思いませんか? 

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2008.04.15 Tue 16:08:00 | | 0 track backs, 4 comments
山の神さん ありがとう
干しゼンマイ 桜の季節が終わろうとしている。
今年は3回、花見に行った。
浮かれ過ぎではあるまい。
そのうち体が言うことを聞かなくなるのだから、行けるうちに行きたい所へ行った方がいい、と思うのだ。

 とは言うものの、毎日遊び歩くわけにはいかないから、雨が降らない日は山でワラビとゼンマイを採っている。
急な斜面を這うようにして上下するなかなかの重労働だ。
3時間も続けると腰が痛み、膝が笑う。
そんな時は無理せずに山を降りる。

 午後から夜にかけて採った山菜を整理しなければならない。
これも、時間のかかる面倒な仕事だ。

 ワラビは2L(25cm)、L(20cm)、M(15cm)に分けて、210gずつ束ねて翌朝の8時に農協へ出荷する。
ゼンマイは、写真のように頭の綿芽を取り除いて茹で、天日で乾燥させる。
道の駅で売り出すのはお盆のころだ。

 「これ(ワラビ、ゼンマイ)で毎年、盆が迎えられる」と知り合いの爺ちゃんが笑っていた。
遥かに出荷量の少ない我が家でも年間家賃24万円のほとんどをワラビ、ゼンマイで賄う。
山の神さんに感謝しなくてはいけないな。

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2008.04.14 Mon 15:38:39 | 畑仕事| 0 track backs, 2 comments
寂しからずやかたつむり
        ででむし

  かたつむりにも喜怒哀楽はあるのだろうか。
あったとしても死んでしまえば、それでお終い。
山野に白い殻を晒すばかりだ。
     
            蝸牛(ででむし)が眠れずにいる月夜かな
            つの出せば憂きこと多しかたつむり
(沢太郎) 

 友達がいるようにも、楽しそうにも見えなかったかたつむり。
殻の前に野の花でも手向けてやろうか。     

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2008.04.13 Sun 15:10:47 | その他| 0 track backs, 0 comments
白い清楚な踊り子
白い踊子草 道端や空き地に無数の踊子草が咲いている。
淡紅色の花は、いかにも若い踊り子にふさわしく初々しい。
ところが、今朝見た踊りの輪の中に白い花が数本、混じっていた。
白い踊子草を見るのは初めてだ。
ひょっとしたら珍しい発見をしたのではないか。

 家に帰って植物図鑑を見た。
「花の色は白またはピンク」と書いてある。
白い踊子草?それがどうかしましたか、といった調子だ。

 これまで珍しいと思った白いレンゲ、白花タンポポ、白いイヌタデ(赤マンマ)をブログに書いてきた。
その中で、やや珍しいのは「紅色の小さな花を咲かせる。まれに白色の花もある」と書かれた白いイヌタデだけだった。

 白い踊子草がありふれているなら、どうして今まで気づかなかったのだろう。
改めて家の周辺を見回したが、ほかに白い踊り子の姿はない。
不思議だな。 

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2008.04.12 Sat 16:24:15 | | 0 track backs, 0 comments
胡椒って唐辛子のことかい
高菜 道の駅では今の季節、漬物用の高菜が山積みされ、台車で車まで運んで貰って大量に買っていく人が多い。
なんと言っても熊本では、高菜は漬け物の王様だ。

 もちろん、出来合いの高菜漬けも売っている。
原材料の欄を見たら「高菜 塩 こしょう」と書いてあった。
別の品には「高菜 塩 唐辛子」。
どう違うのだろう?

 九州の一部で「唐辛子」のことを「こしょう」と呼ぶことを今でこそ学習しているが、「こしょう」は西洋胡椒(ペッパー)だと思い込んでいたころは、随分戸惑ったものだ。
いや、戸惑いは今もある。
土地の人と食事中、「こしょうば取って下さい」と言われたら、卓上のどちらのビンを渡したらいいものか。

 食べているのがうどんだったら唐辛子だと思うが、その人は西洋胡椒が好みかも知れないし……などと余計なことを考えてしまうのだ。

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2008.04.11 Fri 15:29:29 | 食べる| 0 track backs, 2 comments
桜の神さんに頼んだこと
雨の一心行桜 きのうは福岡・矢部村の向日神ダム湖千本桜。
今日は熊本・南阿蘇村の一心行の大桜を見に行った。
両日とも悪天候だが、雨が怖くて花見が出来るものですかと鼻息だけは荒い。

 一心行の大桜は、熊本に移住した翌年から毎年欠かさず訪れている。
このくらいの老木になると、木に桜の神さんが宿っているのは間違いない。

 私は木を見上げ、毎年同じことを心の中でつぶやく。
「桜の神さん、お元気そうで何よりです。私もお陰さまで、今年も来ることができました。
来年も来られるようご加護をお願いします」

 菜の花の香りをかぎながらぶらぶら歩きしていたとき、二組の老夫婦からカメラのシャッターを押すよう頼まれた。
桜をバックに、どちらの夫婦もかしこまっている。
私と同様、「生きてる間に、あと何回花見ができるかな?」と考えているのだろうか。

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2008.04.10 Thu 16:41:43 | | 0 track backs, 8 comments
花散らしの雨
ダムの桜 福岡県矢部村の「日向神(ひゅうがみ)ダム千本桜」を見に行った。

 湖岸の桜は、まさに満開。
花に力があり、風が吹いても花びらが散る様子はなかった。

 見える範囲に人影はなく、たまに軽トラやトラックが通りかかるだけ。
静かな夢のような世界だ。

 ところが、午前10時ごろから急に風が強まり、激しい雨が降り始めた。
もう花見どころではない。
「月に群雲 花に風」とか「花に嵐の喩えもあるぞ」といった言葉が頭に浮かぶ。

 せっかくの花見を邪魔する花散らしの雨。
いざという時まずいことが起きて、夢破れたことが過去にもあったなあ。

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2008.04.09 Wed 17:09:41 | 遊び| 0 track backs, 6 comments
旨いじゃないか!
つくし料理 畑の脇の斜面に呆れるほど大量のツクシが生えていた。
草刈り機で切り倒すのはもったいない。
摘み取って食べることにした。

 まず、袴を取る。
昔は子供の役目だった。
めんどくさいね。

 次に、よく水洗いして砂やほこりを落とす。
水を切ったら胡麻油で炒める。
味つけは醤油のみ、酒や砂糖は使わない。
このあたりは好みの問題だから、甘党の人は砂糖でも味醂でも足せばいいだろう。

 食べてみた。
しゃきしゃきした食感は○だが、アク抜きをしなかったせいか苦い。
子供のころ食べたツクシも、こんなに苦かったのだろうか。
だとしたら、喜んで食べたとは思えないな。

 だが、今は違う。
それなりに人生の辛酸を舐めてきたから、この程度の苦味なんか何でもない。
むしろ、媚びへつらわない真っ向勝負の味に好感が持てる。
旨いじゃないか!

 病みつきになりそうだ。

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2008.04.08 Tue 16:08:35 | 食べる| 0 track backs, 2 comments
大きけりゃあいいってもんじゃないよ
巨大ゴボウ 犬の頭の向かって右側にあるのはダイコンではありません。
胴回り34センチ、重さ1.5キロのゴボウです。

 去年の夏に収穫すべきだったゴボウを今ごろになって掘ったら、巨大ゴボウに育っていた。
同じウネの別のゴボウ(犬の頭の左側)は、ご覧のように標準サイズ。
どうして、こんな差がついたのだろう。

 問題は味だ。
香りや食感が標準サイズのゴボウと変わらなければ、大家族向けの徳用ゴボウとして喜ばれないか。
もしそうなら、収穫時期を半年遅らせばいい――などと胸算用が膨らむ。

 名犬オグリが言った。
「モノでん、人でん、見た目で判断する人が多かけん、こぎゃん不細工なゴボウは売れんたい」。
そうかなあ。
     
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2008.04.07 Mon 16:49:30 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
昼間から酒を飲む
春の草刈  朝6時に起きて名犬オグリと日課の散歩。
犬はエサをくれる人より、散歩に連れて行ってくれる人に恩義を感じるそうだ。
そのうち、ここ掘れワンワンと小判千両のありかを教えてくれるだろう。

 午前8時から集落内の道路の草刈り。
集落の共同作業を“区役”というが、夏の草刈りは“苦役”か。
小鳥がさえずり、春風そよそよ、桜や菜の花が満開の春の区役は気持ちがいい。

 午後から公民館で花見の宴。
桜を見るわけではなく、女性陣が作ってくれたご馳走を肴に焼酎を飲む。
名物の馬刺しやタケノコ、フキがおいしい。

 夕暮れが迫るころまでウダウダ飲んでお開き。
ふらつく足を踏みしめて家に帰り、ブログを書いて今日は早々とお終い。
そんな日があってもいいよね。

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2008.04.06 Sun 18:19:42 | 暮らし| 0 track backs, 4 comments
精緻の極み
       綿帽子

 庭のシロバナタンポポの花が綿帽子になっていた。
息を潜めて風が吹くのを待っているように見える。

 なんという精緻な細工だろう。
これぞまさしく造化の妙。
人間の創作の及ぶところではない。

 気象情報によると、今夜遅くから天気が崩れ、明日は雨模様になるという。
この見事な球形も雨風に打たれて崩れてしまうだろう。
小さな生命が遠くまで飛び、来年の春に沢山の白いタンポポを咲かせてくれますように。

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2008.04.05 Sat 15:32:43 | | 0 track backs, 0 comments
犬猫ノーサイド
        接近

 以前、犬猫の仲 補足で書いたように、我が家の犬と猫はしっくりいっていない。
子犬のオグリは何のこだわりも持っていないようだが、猫たちが決して近寄ろうとしないのだ。

 それが、どういう風の吹き回しか“和平”の兆しが見えてきた。
今日などは、ミー子姐さんとオグリが互いに手を伸ばせば届く所まで接近している。
もう1匹のデン子姐さんは相変わらず遠くから見ているだけだが、これは大きな前進ではあるまいか。

 きっと犬や猫の神さんがノーサイドの笛を吹いたのだろう。
そのうち、背中のかゆいところを掻きっこするかも知れない。

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2008.04.04 Fri 17:15:21 | その他| 0 track backs, 4 comments
贅沢な花見
紅白さくら 山里は今、桜の花盛りだ。
小学校の庭、道路沿い、川岸、山々――どこを見ても視野の中に桜はある。
わざわざ花見に行く必要はないのだが、畑仕事の帰りに軽トラに農具を積んだまま、自宅近くの岳間渓谷まで足を伸ばしてみた。

 夏は渓流の水遊び、秋は紅葉見物で賑わうのに、一人の花見客とも出会わない。
お陰で紅白の見事な桜を独り占めすることが出来た。

 作業着、首にタオル、足元を長靴で固めた田舎スタイルでぶらぶら歩く。
人々のざわめきはなく、ゴミも落ちていない。
聞こえるのは風と渓流の水音、ウグイスの声。
「吉兆」の花見弁当はなくても、贅沢なひと時でしたよ。

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2008.04.03 Thu 15:46:24 | | 0 track backs, 2 comments
困った隣人
キイチゴ おや、桜の花かな?と一瞬思った。
だが、茎に鋭いトゲが生えている。
桜ではない。
キイチゴの仲間だろう。

 山にはトゲのある植物がたくさん生えている。
いずれも繁殖力が強く、野イバラなどは鉄条網の塊りのように猛々しく繁って行く手を阻む。
セセリや蚊などの吸血昆虫に加えてトゲがあるから、真夏でも長袖を着て作業しなければならない。

 困った奴だね、キイチゴは。
そう思う半面、可憐な花と甘い実の魅力も捨てがたい。
適当に折り合っていくしかないか。

             よく見れば木苺の花よかりけり(高浜虚子)

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2008.04.02 Wed 16:27:26 | | 0 track backs, 0 comments
ツクシで飢えをしのいだ日
土筆 ツクシを見ると、ああ春だなと思う。
そして、子供のころ、広げた新聞紙の上でツクシのはかまを取り、母親に料理して貰ったことを思い出す。

 風流で野の草を食べたのではない。
終戦後の慢性的に足りない食料を補うためだった。
美味しいかどうかは二の次だったが、また食べたいと思わないところをみると、旨くはなかったのだろう。
卵とじにするための卵がなく、醤油で辛く煮ただけだったから。
それでも贅沢は言えなかった。

 今の日本は食があまっているという。
スーパーやコンビニ、旅館、飲食店だけではなく、家庭からも毎日、おびただしい量の食べ物が捨てられている。
子供のころに夢見たご馳走がゴミだなんて罰が当たるな。

 私はバイキング形式の食堂が好きだ。
食べたい料理を食べられる分量だけ取れるからだ。
だが、そんな店でも皿に山盛りに取った料理を大量に残す人がいる。
「金を払ったんだから勝手でしょ」というわけか。
傲慢だね。

 何ごとも満つれば欠け、歴史は繰り返す。
草をかじって飢えをしのぐ時代が、また来ないと誰が言えるだろうか。 

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2008.04.01 Tue 17:08:21 | 食べる| 0 track backs, 6 comments
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