おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
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あの味は郷愁の彼方
アケビ 山の草を刈るついでに毎日、アケビを取っている。
子供のころ、こんなに取れたらどんなに嬉しかっただろう。

 チョコレートは、駐留軍のアメリカ兵にもらって、生まれて初めて食べた。
世の中にこんなに旨いものがあるのかと驚嘆し、大人になって金を稼ぐようになったら、思う存分食べてやろうと決意したものだ。
だが、大人になったときには、チョコレートより酒のつまみになるような辛い食べ物が好きになっていた。

 アケビも同じこと。
友だちと争うように取った昔と違って、今はアケビを探す子供の姿はない。
1人占めできる夢のような立場なのに、それがどうした?という感じだ。

 大人になることは、子供のころの夢と感動を失うということだな。

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2007.10.31 Wed 15:54:40 | 食べる| 0 track backs, 2 comments
昨日の日記の訂正です
 きのうの日記で、赤い実をクコの実と書いたところ、ヒヨドリジョウゴではないかとのご指摘をいただきました。
再度、図鑑やサイトで確認した結果、クコの実は誤りで、やはりヒヨドリジョウゴでした。
ご指摘ありがとうございます。

 クコの実は、もっと細長くて木に生り、ヒヨドリジョウゴは草の実。
ちょっと注意すれば分かるのに間違えたのは、昔からのそそっかしい性格によるものでしょう。
これまでにも、何回か植物の名を誤記したことがあり、お恥ずかしい限りです。


 ヒヨドリジョウゴについて『薬用植物一覧表』に以下の記述がありました。

 有毒部位:全草、特に果実
 有毒成分:ステロイド系のアルカロイド配糖体ソラニンを含有
 中毒症状:頭痛、嘔吐、下痢、運動中枢、呼吸中枢麻痺により死亡する場合もあります


 “不老長寿の妙薬”クコ酒のつもりで飲んだら、死ぬこともありってか。
そんな慌て者の戒名は「粗忽居士」で決まり、だなんて冗談じゃないよね。

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2007.10.30 Tue 14:38:00 | その他| 0 track backs, 2 comments
不老長寿の妙薬
クコの実 山の草を刈っていて、クコ(枸杞)の実を見つけた。
熟した赤い実だけではなく、未熟な実の深い緑も美しい。

 クコの実と言えば薬膳料理。
久しく食べていないが、野菜炒めや雑炊に散らしてあったような気がする。

 orangepekoさんに教えていただいた「薬用植物一覧表」によると、クコは滋養強壮の効能があるそうだ。
洗ってよく水切りしたクコ200gと、同量の砂糖をホワイトリカー1.8ℓに漬けたクコ酒は不老長寿の妙薬だという。

 不老長寿……ぐらっと来ますねえ。
問題は山でクコの実が200gも取れそうもないこと。
何とか50グラム集めてクコ酒を造ったら、あと30年生きられないだろうか。

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2007.10.29 Mon 16:42:31 | 食べる| 0 track backs, 1 comments
飲んで悪いか
グラウンドゴルフ  今日は集落恒例のグラウンドゴルフ大会。
小学校の校庭に老若男女約30人が集まり、午前8時半からゲームを始めた。

 全員参加を呼び掛けているので、老若男女と書いたが、「若」より「老」が圧倒的に多い。
その上、高齢者の参加も年々少なくなっている。

 今年、田植えのあとの慰労会「足洗い」(さなぶり)は、参加者が少なくて取りやめになった。
「どんどや」も続けるのが難しくなってきている。
このように集落の伝統行事が一つまた一つ消えていくのは寂しい。

 ゲーム終了後、公民館で反省会と称して飲み会を開いた。
集落の人たちと膝を交えて話す数少ない機会である。
気分が浮き立つのは、アルコールのせいだけではない。
うだうだ話して、まだ明るいうちにまどろんでしまった。

 あちらの谷、こちらの山の畑に散って働くだけが能ではない。
口実を設けて飲んで何が悪い?

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2007.10.28 Sun 16:27:38 | 行事| 0 track backs, 2 comments
あれから半世紀以上経ちまして
モクセイロング 家を一歩出ると、どこからともなくキンモクセイの香りが漂ってくる。
軽トラで走っているときも、農道を歩いていても、甘い芳香から逃れられない。
なんだか体がだるくなりそうだ。

 小学生低学年のころ、学芸会に出た。
舞台の下手から子供7,8人が走り出て
子供A「何かいい匂いがするぞ」
子供B「本当だ。何の匂いだろう?」
子供C「キンモクセイの花だよ」
大体そんなことを言い合って上手に駆け込んで行く……。

 覚えているのは、それだけ。
当時はキンモクセイの花や香りがどんなものか、全く知らなかった。

 あれから半世紀以上の時が流れた。
子供Bの私は、自分が将来爺さんになり、キンモクセイの香りに包まれて暮らすなんて、夢にも思わなかったよ。

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2007.10.27 Sat 16:10:18 | | 0 track backs, 0 comments
病気を治す?花
ヤクシソウ 日当たりのいい道端の草むらに黄色い花が咲いていた。
よく見る花だが、名前が分からない。

 植物図鑑をひねくり回して、たどり着いたのがヤクシソウ(薬師草)。
多分、これで間違いないと思う。

 薬師草の名前は、この植物の成分に何かの薬効があることを示唆しているのだろうか。
病気を治す仏・薬師如来とは似ても似つかないけれど……。

 昔の人は怪我をしたり、蜂に刺されたとき、その辺の野草の葉を肌に刷り込んで応急治療した。
薬師草に何かの効き目があったとしても、私はそれを知らない。
1000年、2000年の経験を伝えた民間医療のチエが失われていくのは惜しいことである。

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2007.10.26 Fri 17:18:02 | | 0 track backs, 2 comments
今は昔の木守り
柿 今年は柿の生り年だそうな。
道理で、たわわに実をつけた木を多く見掛ける。

 柿だって毎年沢山実をつけたんでは体が持たない。
それで、1年おきの生り年に頑張っているのだろう。

 日本の田園風景に柿ほど似合う木はないと思っている。
ところが、柿栽培農家を別にして、山里では柿をきちんと収穫する家が減っている。
渋柿を干し柿にするのは面倒、買った方が安い。
甘柿を取っても喜ぶ子供がいない――ということだろう。

 来年もよく実りますようにと願って木に一つだけ実を残し、鳥にお裾分けする木守り(きまもり)の風習も、ほとんど見掛けなくなった。
沢山の柿の実は取る人がいないまま熟し、地べたに落ちてつぶれる。

 恵みの神さんと頑張った柿に申し訳ないよなあ。

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2007.10.25 Thu 17:10:48 | 暮らし| 0 track backs, 6 comments
ババを引いてしまった
子猫 この猫が薪小屋にいるのを見たのは、2週間ほど前のことだった。
手のひらに乗るほど小さく、ガリガリに痩せていた。
野良猫の子が迷い込んだか、誰かが捨てたのだろう。

 このままでは死んでしまう。
温めたミルクを飲ませ、その後はキャッツフードを与えた。
子猫はみるみる元気になったが、可哀相だからとエサをやるのは、無責任ではないかという思いが頭を離れない。

 この猫は来春には子を生み、さらにその子が子を生む。
いたずらに野良猫を増やしていることにはならないか。

 私は避妊手術をして2匹の猫を飼っている。
子猫が迷い込んで来るたびに飼うわけにはいかない。
せめて、避妊手術をして野に放つべきなのだろうか。

 特に猫好きでもないのに、こんなことで頭を悩ませている。
ババ抜きのババを引いたような気分だ。

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2007.10.24 Wed 16:50:37 | 暮らし| 0 track backs, 4 comments
白いパラソルの案山子
案山子 10月に入ってバタバタと忙しかった稲刈りが、ようやく終わりに近づいた。
残っているのは、小学生の稲作体験学習田ぐらいだ。
白いパラソルをさした案山子は子供たちの手作りだろう。

 我ながら驚いたことに、子供のころ歌った唱歌「案山子」をまだ覚えていた。
          
          山田の中の一本足の案山子
          天気のよいのに蓑傘着けて
          朝から晩までただ立ちどおし
          歩けないのか山田の案山子


 稲刈りの終わった田んぼを風が渡っていく。
風は、やがて木枯らしに変るだろう。
短い秋を惜しんで「案山子」を口ずさんでみる。

 ヤアマダノ ナアカノ イッポンアシノカカシッ……

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2007.10.23 Tue 16:41:19 | その他| 0 track backs, 0 comments
ヘチマタワシ“工場”稼動
ヘチマ水槽 イノシシはヘチマが好きではないらしい。
1~2本、根を掘り返される被害はあったが、実は食べられずに済んだ。
今年は台風の被害もなく、ヘチマは大豊作。
お陰で、腐らせるための水槽が足りなくなり、2個買い足して5個で対応している(写真上)。

 各水槽にヘチマを約10本ずつ沈めて腐るのを待つ。

ヘチマ洗う次第に悪臭を放つようになるが、我慢しなくてはならない。
完全に腐ったら、山の湧き水で皮や果肉を洗い落とす。

 さらに一昼夜、流水にさらし(写真下)、お天とさんに乾かしてもらえばヘチマタワシの出来上がりだ。
ただ、このままだと少し黄ばんでいて、真っ白なタワシのようには売れない。
タワシの在庫を抱えるゆとりがないので、私も仕方なく漂白している。

 自然の色のどこが悪いのだろう?

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2007.10.22 Mon 17:12:12 | 畑仕事| 0 track backs, 2 comments
猪と山女と青い空
フェア会場 畑仕事の帰りに寄った道の駅の様子が普段と違っていた。
駐車場にテントが立ち並び、大勢の人で賑わっている。
たなびく青い煙は、バーベキューをやっているのだなと香ばしい匂いで分かった。

 そうか、思い出したぞ。
今日は農畜産フェスティバルの開催日だったのだ。

牛 テントには近隣の町の特産品が並び、丸太切り大会やチェンソーアートの実演などのイベントもあった。
動物ふれあいコーナーでは、子供たちが子牛やポニーを写生したり、触ったりしている。

 私は味噌仕立ての猪汁、山女(ヤマメ)の塩焼き、新米のおにぎりを買い込んで昼食を取ることにした。
見上げると空は露草の花のように青く、雲ひとつない。
爽やかな空気の中で食べれば、どの料理も旨さ5割増しだ。

 こんな贅沢が出来るから田舎暮らしはやめられない。

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2007.10.21 Sun 17:08:37 | 暮らし| 0 track backs, 0 comments
人づき合い
ホトトギス ホトトギスの花の形は複雑だ。
一体どんな仕組みになっているのかとマクロで写真を撮ってみたが、花びらの斑点が強調されて無気味だった。
ホトトギスは、左の写真ぐらい離れたところで眺めるのがいいように思う。

 はなびらに血の斑(ふ)ちらしてほととぎす(沢木欣一)

 女の人が綺麗に見えるのは「夜目、遠目、傘のうち」と昔の人は言っている。
何ごとも近寄り過ぎず、あからさまにしない方が奥ゆかしい、という考え方だろう。

 人間関係も同じことが言えないか。
間合いを詰め過ぎると、お互いに見たくない“血の斑”まで見えてしまう。
では、どの程度の距離を保ったらいいのか。
それが分かったら、人生の達人だね。

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2007.10.20 Sat 17:24:51 | | 0 track backs, 2 comments
マンモスとの不思議な縁
恐竜 御船町(熊本県上益城郡)の恐竜博物館に行ってきた。
遊びのような畑仕事でも、時に気分転換が必要なのだ。

 博物館は思っていたより小さく、恐竜の骨格(レプリカ)が所狭しと並んでいた。
もっと広い場所に陳列したら見栄えがするだろうと思うのだが、予算が足りなかったのかな。
マンモス 恐竜の足跡や骨、歯などが御船町で発見されていることから、9000万年前、このあたりは多数多種類の恐竜が生息していたと言われている。
映画ジェラシックパークのシーンを思い浮かべてみるのだが、目の前に広がるのは日本中どこにでもある農村風景のみ。

 博物館を訪れた記念にマンモスの牙をスライスした断片(800円)と毛(1300円)を買った。
牙はアラスカのユーコン川、毛はシベリヤで見つかったもので、「どちらも本物です」と博物館の人が言ってくれた。

 2頭のマンモスの体の1部が1万年の時空を超えて今、私の机の上にある。
不思議な縁と言うほかはない。

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2007.10.19 Fri 17:12:49 | 遊び| 0 track backs, 2 comments
指をくわえて見るキノコ
キノコ 畑の隅にキノコが整列していた。
オイチニ!オイチニ!と今にも行進しそうだ。
君たち、どこに行くんだい?

 キノコについては、自分でも呆れるほど何も知らない。
写真のキノコも、土砂に埋もれた栗の木に生えているので栗茸かと思ったが、違うようだ。

 知っているキノコを挙げたら5本の指で足りるだろう。
松茸(最後に食べたのはいつだっけ?)、椎茸・平茸・ナメタケ(自分で栽培しているから知っていて当然)とシメジぐらいだ。

 秋になると、キノコ狩りに出掛ける人たちがいる。
知識があればキノコ汁といった料理も楽しめるだろう。
だが、毒があるかどうかの見極めは非常に難しいという。
林野に自生しているキノコには手を出さない方がよさそうだ。
残念だけれど。

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2007.10.18 Thu 16:21:44 | 食べる| 0 track backs, 0 comments
季節の乱れ
秋の桜 近ごろ、季節はずれにサクラが咲いても珍しくはないようだ。
去年は、12月に咲いたサクラが年を越して3月中旬まで咲き続けたことを散らないサクラと題して書いた。

 今年も我が山里では沢山の桜の木が花をつけている。
この季節に咲く十月桜は7分咲き、ソメイヨシノは2~3分咲きといったところか。

 10年か20年かして、秋にサクラが満開になるようになったら、春のサクラと区別して秋桜と呼ぶのかな。
コスモスの秋桜とどう読み分けるのだろう。

 阿蘇の昇仙峡では春の花ミヤマキリシマが今咲いているという。
こんな調子で、さまざまな花が季節を選ばず咲き始めたら大変ですよ。
歳時記見直し論がきっと浮上するでしょうね。

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2007.10.17 Wed 16:47:34 | | 0 track backs, 2 comments
謎のニワトリ
ニワトリ 道の駅の広大な駐車場のはずれにニワトリがいた。
道の駅の近くに民家はない。
どうして、こんな所にニワトリがいるのだろうか。

 仮説を3つ立ててみた。
 ①卵を産まない役立たずのオンドリが、年をとったので捨てた。
 ②養鶏業者がトラックで輸送中、逃げ出した。
 ③農家で飼われていたニワトリが逃げ出し、遠路はるばる歩いて道の駅にたどり着いた。

 私は①の置き去りではないかと思っている。
お祭りの露天のヒヨコ釣りは皆オス。
小さいうちは可愛いが、大きくなれば時を告げるし、色々面倒だし……というわけで捨てたという推測だ。

 このままでは、いずれ野犬に襲われる。
我が家で飼ってやろうと捕まえにかかったが、草むらに逃げ込んでしまった。
やれやれ。

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2007.10.16 Tue 16:41:34 | その他| 0 track backs, 4 comments
唐辛子は赤 花は白
唐辛子の花 写真の花の名前なら自信を持って言える。
唐辛子の花だ。
同じ枝に真っ赤な唐辛子が生っていたから間違いないだろう。

 だが、花だけを見せられたら唐辛子と答えられるかどうか自信はない。
ましてや、よく似たピーマンやシシトウの花と並べて、どれがど~れだ?と訊かれたらお手上げだ。

 豆類は互いによく似ているし、ウリ科も同じだ。
花としては、あまり注目されない野菜の花だが、これでなかなか奥が深いようだね。

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2007.10.15 Mon 16:48:13 | | 0 track backs, 2 comments
カニの喧嘩
沢ガニ 野菜畑の脇の水路で、2匹の沢ガニが社交ダンスを踊っていた。
というのは私の勘違い。
取っ組み合いの大喧嘩をしているのだった。
カニにも、腹に据えかねることがあるんだね。

 カニの喧嘩は、大きなハサミで互いの頭や腕を掴んで押したり引いたりするだけ。
正々堂々、何のけれんみもない。

 それに引き換え、先日の亀田大毅は酷かった。
相手をゴキブリ呼ばわりし、試合が不利になると汚い反則を繰り返す。
まるでゴロツキの喧嘩じゃん。

 あの一家を見て、大阪人は皆あんなんか、などと思わないで頂きたい。
私は関東出身だがが、大阪本社で20年以上働いた。
大阪は、素晴らしい人たちと出会った愛着のある街なのだ。

 亀田3兄弟は、スレッカラシになるには若過ぎる。
亀はカニのひたむきさに学べ、と言いたい。

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2007.10.14 Sun 17:23:24 | その他| 0 track backs, 2 comments
怪しい奴
蛙 きのうあたりから急に涼しくなった。
今日の昼間の温度は21℃少々。
夏から晩秋へ、ストンと落ちた感じだ。
 窓ガラスに貼りついている怪しい奴は蛙。
写真では大きく見えるが、3cmほどの小さな青蛙だ。
暑いころは、門灯に灯が点り、そこへ虫が集まってくるまで半眼を閉じて居眠りしていた。

 涼しくなると、門灯に寄って来る虫が少なくなる。
その一方で食欲の秋だから、仕方なく昼間からエサを探し歩くことにしたのだろう。

 それにしても、あられもない格好だね。
おなかもプックリ膨らんで、今はやりのメタボだ。

 ほっといてくれ、と蛙は言うだろう。
わしらは体を動かさなければ虫一匹食べられない。
あんた達みたいに誰かに作ってもらったり、金を払って食べる訳にはいかないんだよ、と。

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2007.10.13 Sat 17:01:02 | その他| 0 track backs, 0 comments
モウスグオシマイ
トンボ 空を覆うほど沢山飛んでいたウスバキトンボ(薄羽黄蜻蛉)の姿がめっきり少なくなった。
写真のトンボは生き残りの一匹。
何時間も飛び続けるトンボなのに珍しく枝にすがっている。
もう長くは生きられないだろう。

 勝海舟は死ぬ前年の暮れ「まだ身体に別状はないが、何となく死ぬときが近づいたような気がするよ」と語ったという。その翌年の1月、風呂上りにブランデーを一口飲んで倒れた。最後の言葉は「コレデオシマイ」だった(山田風太郎『人間臨終図巻 下巻』徳間書店)。

 山田風太郎は「さすがは生涯人を食った海舟で、人間最後の言葉の中の最大傑作」と激賞している。

 写真のトンボはどうだろう。
秋風と冷たい雨で、死期が近いことを悟っているのではないだろうか。
それでいて「モウスグオシマイ」と平然としているように見えるのだが。

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2007.10.12 Fri 17:05:02 | その他| 0 track backs, 4 comments
野菊の君
野菊 今の季節、山里のあちこちで野菊を見掛ける。
正しくはヨメナ、あるいはノジギクと言うのだろうが、どれがどれやら全く違いが分からない。

 1950年代の半ばごろ、伊藤左千夫の『野菊の墓』を映画化した「野菊の如き君なりき」がヒットした。
監督は木下恵介、主人公の“たみ”を高校生だった有田紀子が演じた。
年配の方なら有田の清純な美しさを記憶しているのではないだろうか。

 それから数年後、私が進学した学校の上級生に有田紀子がいた。
わざわざ憧れの君を見に行った物好きな友人が、憮然として言ったものだ。
「髪を茶色に染めて、でっぷり太って……もう野菊の君じゃあなかったよ」

 当たり前だよね。
時が経てば、人は見かけも心も変るもの。
いつまでも野菊のイメージを保てるものですか。

 人の世の無常を嘆いた友も年老いて、今ごろどこかで野菊を眺めているかも知れない。

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2007.10.11 Thu 17:13:46 | | 0 track backs, 0 comments
落花狼藉
ツリフネソウ 2日間にわたってたっぷり雨が降った。
喜んだのは、日照り続きを嘆いていた農家だけではない。
猪も嬉しがって走り回った形跡がある。

 第2菜園近くの荒れ地にツリフネソウ(釣舟草・写真)の群落があった。
ここが大量の雨で泥沼状態になったのが猪のお気に召したらしい。
ゴロゴロとノタを打ったり、掘り返したりしてツリフネソウの大半を薙ぎ倒してしまった。

 落花狼藉とは、このことだろう。
辺りには獣の匂いが漂っていた。

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2007.10.10 Wed 16:54:04 | | 0 track backs, 0 comments
猫の近況
病後猫 飼い猫のミー子が退院して40日余り。
入院したころに比べて格段に元気になった。

 食欲旺盛でミルクやスープも良く飲む。
庭や裏山で虫や鳥を追いかけて遊ぶようになった。
ここまではいい。
嫁入り前の若い娘なのに、夜遊びに出て朝帰りする。
困ったものだ。

 病気が全快したかというと、そうでもない。
ふっくらしていた顔は痩せて尖ったまま。
首が細くなり、肉が落ちて腰骨が浮いている。

 こうしたことは、エサをきちんと食べていれば、やがて解決するだろう。
一時は重体だったのだから、よくぞここまで回復したものと感謝あるのみだ。

 病気をなだめながら生きていく。
いくつかの持病を抱える私と同じだな。

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2007.10.09 Tue 16:50:38 | 暮らし| 0 track backs, 6 comments
雨の日は……
 雨の音で目が覚めた。
久しぶりの雨らしい雨だ。
畑の野菜はゴクゴクとのどを鳴らして水を飲んだことだろう。

 車にからむ9つの物語を収録した『雨の日には車をみがいて』(五木寛之・集英社文庫)の「エピローグ風のあとがき」に、こんな内容のことが書いてあった。

 23年ぶりにヘルシンキを訪れた五木は、古いボルボ122S・アマゾンに出会う。
1960年代の終わりころ、若き五木が乗っていたのと同じ車種の懐かしい車だ。
一体、どんな人がドライバーだろうと、カフェの窓際に座って見守った。
しばらくして現れたのは若いカップルで、男は褐色の肌をしたアラブ系の青年、女の方は髪の一部を緑色に染めた15,6歳の北欧少女だった。
2人はジルバでも踊るような動作で車に乗り込むと、猛烈な勢いで港の方へすっとんでいった……。

 アマゾンじいさんも大変だな、と、ぼくは苦笑しながら思った。もうとっくに引退してもいい年なのに、少年少女たちのお相手を務めなければならないとは。
 だが、ひょっとするとあの古いおんぼろ122Sは、結構そんな日々をそれなりに楽しんでいるのかもしれない。スクラップにされたり、車の墓場で雨ざらしになっているより、よほどいいような気もする。


 車に例えれば、勤め人を引退した私は、古い122Sよりおんぼろかも知れない。
何十年も走り続けて、“車検”に通るかどうか心もとない状態だ。

 それでも、まだ走っている。
いずれ走れなくなる日が来るが、その時はその時のこと。
雨の日は、考えてどうなるものではない先々のことなんか考えない。
車もみがかない。
のんびり昼寝するのが一番だ。

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2007.10.08 Mon 15:22:19 | | 0 track backs, 0 comments
激辛好きの虫
唐辛子 エナメルを塗ったように鮮やかな赤唐辛子。
虫食い跡一つない立派な出来だ。

 例年なら唐辛子、豆類、ナス、ジャガイモなどに、それぞれ違う種類のカメムシが群がる。
ところが今年は、カメムシをほとんど見かけない。
代わりに猛威を振るっているのがイノシシと毛虫だ。

 かつてカメムシに手を焼き、彼らが嫌がるであろう液剤を作ったことがある。
竹酢液に唐辛子、ニンニク、ヨモギのエキスを加え、100倍(だったかな?)に薄めて野菜に噴霧したのだった。

 匂いと刺激でカメムシを追っ払う作戦は、大した効果はなかった。
好物の唐辛子を降りかけられたカメムシは「ごっつぁんです!」と手刀を切っていたのかも知れないな。

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2007.10.07 Sun 16:50:19 | 畑仕事| 0 track backs, 2 comments
雨が降らん!
豆アサガオ このところ、いっちょん雨が降らん。
最後に雨が降ったのはいつだったか思い出せないくらいだ。
土が乾燥してパサパサ。
風が吹くたびに砂埃が立つ。

 草むらで涼しい顔をして咲いているのは豆アサガオか。
「豆」の名前の通り直径2cmほどの小さな花だ。

 野草の強さにはいつも感心させられる。
少々日照りが続いてもビクともしない。

 その点、野菜は軟弱だ。
人間が水をかけてやらないと芽を出さず、苗は枯れる。

 台風15号の接近で明日か明後日には雨が降るそうだ。
雨は嬉しいが、台風の直撃は困るなあと虫のいいことを考えている。

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2007.10.06 Sat 16:24:04 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
誰もいない河原で
ススキ 集落を二つに割って流れる渓流を我が家から数キロ下った川べりにキャンプ場がある。
夏休みが終わった後も、休日にはカラフルなテントが立ち並んだものだ。

 今日も最高気温が30℃を超えた。
だが、キャンプ場にテントはなく、水遊びやバーベキューを楽しむ家族連れの姿はない。
河原ではススキが風に揺れているばかり。

 「10月になったら水遊びなんかしないもんだよ」と風がささやいて通り過ぎていく。
水の色も青味を増して冷たそうだ。

 そうか。
いくら暑くても、もう秋なんだな。

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2007.10.05 Fri 16:45:10 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
素人農夫の三種の神器
耕運機 自宅近くの菜園を耕運機で耕した。
所要時間は40分ぐらい。
クワで耕したら1日かけても終わらないだろうな。

 耕運機と草刈り機と4WDの軽トラ。
私のような素人農夫が農業を続けられるのは、この“三種の神器”のお陰だと思っている。
鎌で草を刈っていたら他の仕事が出来ないし、持病の腰痛が黙っていないだろう。
軽トラ無しでは、自宅から10キロ離れた谷間の段々畑に農具や苗、堆肥を運べない。

 どんな方々が三種の神器を考案されたか知らないが、つくづくありがたい。
政治力とやらで道路や新幹線の駅を引っ張ってきた政治家より、遥かに銅像・顕彰碑がふさわしいと思う。

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2007.10.04 Thu 16:55:12 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
ザルで水をすくう
シバハギ 草むらに咲いていた花はシバハギだと見当をつけた。
山里に移住して、この花に気づいたのは今年が初めて。
よく見ると、紫色の綺麗な花だが、地味で目立たない。

 勤め人だったころは目立つ花でも眼中になかった。
都会でも砂漠ではないのだから、花も咲けば草も生える。
それが目に映っていても、意識して見ていないので頭を素通りしてしまうのだ。

 こちらで暮らすようになって、植物図鑑を見ることが多くなった。
周囲には山川草木しかないからね。
100種類ぐらい覚えたつもりだが、すぐに忘れてしまう。
ザルで水をすくうような記憶力が問題だな。

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ランク

2007.10.03 Wed 17:06:09 | | 0 track backs, 4 comments
クラゲに語る悩み事
半月 今朝の9時ごろ、何気なく見上げた空に白い月が浮かんでいた。
中秋の名月から1週間しか経っていないのに半分に磨り減っている。
「満ちれば欠ける」道理ではあるが、変化の早さには驚かされる。

 半分の月に手足(触手?)を書き足せば宇宙を漂う巨大なクラゲに見える。
クラゲは漢字で書くと海月。
昔の人も同じように感じたのだろう。

 クラゲが登場する句にこんなのがある。

          憂きことを海月に語る海鼠(ナマコ)かな(黒柳召波)

 「クラゲはん、まあ聞いとくんなはれ」
「おやナマコさん、どぎゃんしたと?顔色が青かよ」
「わては青ナマコやさかい顔色は関係おまヘン。そやのうて娘のことでんがな……」

 こんな光景が目に浮かびませんか。

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ランク

2007.10.02 Tue 17:30:49 | その他| 0 track backs, 0 comments
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