おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
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私の目は節穴
サカキ 木ヘンに神と書いて榊(サカキ)。
山里では「神サンの木」と呼んで神棚に供えている。

 我が家にも粗末な神棚がある。
郷に入りては郷に従え、というわけで私も時折、サカキを供えるが、取り替えるのを忘れて、枯らしたままになっていることが多い。
信心が薄い証拠、罰が当たらなければいいのだが……。

 今朝、散歩中にサカキの横を通ると、葉の繁みの中に白いものが見えた。
思いがけないことに、それはツバキによく似た小さな白い花だった。
サカキの花を見たのは、これが初めてだ。

 サカキは山に自生しているし、庭に植えている人も多い。
しょっちゅう目にするありふれた木なのに、花を知らなかったとは。
私の目は、節穴と言われても仕方がないな。

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2007.06.30 Sat 15:05:16 | | 0 track backs, 4 comments
不味いと言えた義理か
ビワ ミニ果樹園の下草を刈った。
汗がポタポタ落ちてノドが渇く。

 何かノドを潤すものはないか。
ブルーベリーはまだ青い。
ビワの実が30Wの裸電球のように輝いて見えた。

 よし、これにしよう。
ひと口食べた。
水っぽくて、酸っぱくて、甘味が薄い。
簡単に言えば美味しくなかった。

 無理もないのだ。
肥料をやらず、摘果や袋掛けもせずに放ったらかし。
不味いなどと言えた義理かと思う。

 甘い実が食べたければ汗をかけ、とビワは言うだろう。
今年こそ、お礼肥やしや寒肥えを施し、伸び過ぎた枝を剪定するぞ。

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2007.06.29 Fri 15:29:01 | 畑仕事| 0 track backs, 0 comments
俺はヤブコウジ
ヤブコウジ 林の草むらで小さな花が今にも咲こうとしていた。
冬に赤い実をつけるヤブコウジだと思われる。
うつむき加減にひっそり咲く花を足を止めて見る人は少ないだろう。

 別名十両。
同じヤブコウジ科のカラタチバナ(百両)、マンリョウ(万両)に比べて、名前も姿も慎ましい。

 野村克也監督は昔、「長嶋がヒマワリなら俺は月見草や」と言った。
月見草は白い花が咲く栽培品種。
野村は、荒地にたくましく咲く黄色い花のマツヨイグサか、オオマツヨイグサと勘違いしたのだろう。

 ヒマワリとマツヨイグサ。
私の頭の中では、どちらも強者だ。

 世の中、強者ばかりでは鬱陶しい。
ヤブコウジの花を見ていると妙に心安らぐ。
小さく弱いものに惹かれるようになったのは年のせいだろうか。

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2007.06.28 Thu 16:14:22 | | 0 track backs, 2 comments
その毛虫 凶暴につき
チャドクガ “異変”に気づいたのは10日ほど前だった。
薪小屋脇の椿に毛虫が大量発生していたのだ。

 1枚の葉に群がっている毛虫は20匹以上。
木全体に何匹いるか想像を絶する。
あまりも多くて気持ちが悪くなった。

 茶、山茶花、椿などツバキ科の木に群がるチャドクガ(茶毒蛾)の幼虫に違いない。
1匹に50万本もの毒針があり、触らなくても風に飛ばされた毒針に刺されることもあるという。

 そう言えば以前、茶畑の横を通っただけで両腕と脇腹を刺され、皮膚科に駆け込んだことがある。
いつまでも痛かゆかったなあ。

 君子危うきに近寄らず、だ。
薪小屋の薪を使わず、軒下に積んだ杉を割って風呂を焚いた。

 そして今日、椿の様子を見に行った。
なんと、葉っぱが1枚もない!
枯れたように見える枝のそこここに実がぶら下がっているばかり。

 痛めつけられている椿を見てみぬふりした自分が情けない。

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2007.06.27 Wed 16:05:26 | 暮らし| 0 track backs, 8 comments
髪飾りではなかった
ムスカリ 家の前を通りかかったばあちゃんが何かをかざして、これがなんだか分かるかと聞いた。
離れた所から見ると、髪飾りのように見える。

 違った。
ムスカリの種だと言う。
ヒヤシンスのような青い花は知っていたが、種を見るのは初めてだった。

 「綺麗かよ。どこぞに蒔きなっせ」
と言われても、庭は作業をする場所であり、近所に葬式でもあれば臨時の駐車場となる。
花壇を作る余裕は無い。
きのうの日記で庭に草や木を植えたことがないと書いたのは、そのためである。

 とりあえずプランターに種を蒔き、芽生えたらミニ果樹園に植え替えよう。
草々に混じって青い花が咲いたら面白いかも知れない。

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2007.06.26 Tue 16:00:00 | | 0 track backs, 2 comments
子規の見たアオイは?
タチアオイ 梅雨の中休みで、時折陽射しが差す。
湿気をたっぷり含んだ空気がまとわりついて蒸し暑い。

 庭のタチアオイ(立葵)は、すこぶる元気だ。

      雨三日三日見ざれば銭葵(正岡子規)

 銭葵もアオイの一種。
子規は梅雨の中休みに開花に気づき、この句を作ったのだろう。
銭葵はタチアオイより花が小さく地味だが、病身の子規の心に沁みたに違いない。

 この地に移住してから庭に草木を植えたことがない。
それでも、四季折々の花が咲く。
大半は雑草と呼ばれる野の花だが、それもまたよし。

 勝手に咲いて、勝手に散っていく。
来るものは拒まず、去るものは追わず、だ。

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2007.06.25 Mon 17:05:25 | | 0 track backs, 2 comments
野菜を作ってハワイに行こう
ガルテン外 雨降る中、集落の爺ちゃん3人を車に乗せて、大分県日田市の大山町まで遠出した。
目的は、農業者によるバザール木の花ガルテンの見学だ。

 ここは、過疎高齢化の進む地域の活性化に大きな役割を果たしていることで名高い。
爺ちゃんたちが1度見てみたいと言っていたので、既に何回も訪れている私が運転手役を務めたわけだ。
ガルテン店内 
 「梅を植えてハワイに行こう」を合言葉にスタートしたということで、農産物直売所には梅干し、梅酢、梅肉エキスなどが豊富に並んでいた。
もちろん季節の野菜、花や木の苗、木工品も充実している。
お年寄りたちが、それぞれ得意分野の品を競って出荷しているのだろう。

 2軒の食事施設のうち、人気の「農家もてなし料理バイキング」は大勢の人が順番待ちしていた。
平日でも昼時は行列が出来ることが多い。

 木の花ガルテン成功の要因は地の利でも、立派な施設でもあるまい。
お年寄りたちが「自分たちもやれば出来る」「まだまだ期待されている」という気持ちになったことが大きいと思う。

 負けてはいられない。
野菜を作ってハワイに行こう!

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2007.06.24 Sun 17:42:04 | その他| 0 track backs, 4 comments
白鷺は悲しからずや
サギ 早起きして、まず庭で深呼吸。
川向こうの杉山に目をやると、決まった場所にたいてい白鷺がいる。
巣があるらしいが、いつも1羽だけだ。
独身かな。

 鳥にも喜怒哀楽の感情があるのだろうか。
カラスは、うっかり子育て中の巣に近づくと襲ってくる。
少なくとも、「怒」の感情はあるらしい。

 24歳の若山牧水は「白鳥は悲しからずや空の青海の青にも染まずただよう」と歌った。
悲しかったのは白鳥ではなく、牧水だろう。

 杉の木の白鷺も、不安や悩みを感じていないに違いない。
あるがままに生きて、淡々と死ぬ。
そんな生き方が出来たらいいな、と思う。

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2007.06.23 Sat 17:30:38 | その他| 0 track backs, 2 comments
緑の風船
フウセンカズラ 朝から雨が降り続いている。
廊下の椅子で半ば居眠りしながら本を読んでいたとき、家の前に車の止まる音がした。

 廊下の曇りガラスに人影が映り、玄関に向かって行く。
玄関の戸は開かず、人影はほどなく車へ戻る様子だ。
これは怪しい。

 急いで外に出ると、振り返った男は同じ集落に住むAさんだった。
私「Aさんじゃないですか。何か用だった?」
Aさん「いや、庭にフウセンカズラの種が落ちて沢山芽を出したけん、少し持って来たんよ」
私「そりゃあ嬉しいな。ありがとう。声を掛けてくれたらよかったのに」
Aさん「詰まらんことで邪魔したら悪かもん」

 なるほど、玄関先の雨のかからない場所に、ポットに入ったフウセンカズラの苗10数本が置いてあった。
ヒゲ面、無口のAさんは見かけによらず優しいな。

 これが留守中の出来事だったら、誰が苗を届けてくれたのかと、また頭を悩ますところだ。
カナリアンメロンの贈り主は、ついに分からずじまい。
過日、大変美味しくいただいたが、今でも誰だったか気に掛かっている。

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2007.06.22 Fri 17:39:12 | 暮らし| 0 track backs, 4 comments
秋の準備
アケビの実 アケビの花が咲いたと書いたのは4月10日。
その後、どうなったかと覗いたら、青い実が10数個ぶら下がっていた。
Lサイズのソラマメほどに育つまでに、2ヵ月と10日あまり要したわけだ。

 裏山から自然摘果の柿がパラパラと落ちてくる。
まだ直径2cmぐらいしかない。
これが赤ちゃんのこぶし大になって、屋根のひさしに落下すると、昼寝の猫が驚いて飛び上がるほどの音を立てる。

 まだ梅雨が明けぬうちから、自然界は着々と実りの秋の準備をしている。

 初夏を人の一生に置き換えると30代か。
そのころ、やがて来る「秋」の準備をしていたかと問われたら、答えはノーだ。
自然界の用意周到に学ぶべきだったと、今にして思うが、もちろん後の祭りである。

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2007.06.21 Thu 17:18:50 | 暮らし| 0 track backs, 6 comments
燃える月
月 きのうの夜8時半ごろ庭に出たときのこと。
雨上がりの空に雲ひとつなく、三日月と沢山の星が煌々と光を放っていた。

 この明るさなら、私のようなヘボでも撮れるかも知れない。
そう思って夜景モードで撮ったのが左の写真である。
脇を固め、納屋の柱に寄りかかって撮ったが、やはりぶれていた。

 鮮やかな三日月は燃えるチューリップ。
月右側の火星(?)と右下の金星は、まるで子どものいたずら書きだ。

 前の山でフクロウが「ホッホ~」と鳴くと、裏山で「ホッホ、ホッホ」と応える。
田植えの住んだ田んぼでは、カエルたちがガヤガヤとおしゃべりに余念がない。

 山里の月は黙って見上げるに限る。
フクロウとカエルのバックグラウンドミュージックがあればいい。
カメラは要らない。

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2007.06.20 Wed 16:43:54 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
懲りないね、私は
イノシシ被害 5月31日の記事で、「今年もジャガイモの収穫は望めないだろう」と書いた。
予想は的中、ジャガイモの畝が耕運機を使ったように見事に掘り返されていた。

 イノシシ一家の仕業だが、その“仕事”の徹底ぶりは敵ながら天晴れ。
後にはピンポン玉ほどの小さなイモが2個しか残っていなかった。

 腹が立たないわけではない。
鉄砲撃ちさんに駆除してもらえばいいと勧めてくれる人もいる。
わずかなイモのためにイノ吉一家を撃つ?
とても、そんな気にはなれない。

 イモ類を作るのはやめようかと思いながら、カライモ(サツマイモ)の苗を50本買ってしまった。
懲りないね、私は。

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2007.06.19 Tue 17:12:19 | 畑仕事| 0 track backs, 4 comments
見方が冷たいね
ムラサキカタバミ 庭のあちこちに咲くムラサキカタバミ。
名前はムラサキだが、ピンクにしか見えない。
素朴な可愛い花である。

 フリー百科辞典『ウィキペディア』に、こんな記述があった。

 駆除の困難な雑草(害草)である。観賞用としては、独特の色合いで美しいが、より花の鮮やかな種が多く導入され、また雑草としてありふれているため見飽きられた感もある。

 この花は江戸末期に観賞用として日本に持ち込まれたという。
当時はチヤホヤされたに違いない。
それなのに、増え過ぎたからと言って、「害草」呼ばわりは酷いじゃないか。

 飽きたら捨てる。
あまったらリストラする。
そんな世相を連想するのは、飛躍し過ぎだろうか。

 自分は「ありふれた雑草」だと思っている私は落ち着かない気分だ。

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2007.06.18 Mon 17:09:28 | | 0 track backs, 2 comments
ダイヤなんか要らない
しずく 南京豆の苗の葉に乗った水玉が、とても綺麗だった。
角度を変えて見ると、透明になったり、ダイヤモンドのように白い光を放ったりした。

 年をとると、欲しいものがなくなってくる。
衣食足りて健康であればよし。
花鳥風月を楽しみ、葉っぱの雫を眺めるゆとりがあれば言うことなしだ。

 年をとっても地位やお金に執着する人がいる。
選挙になったら土下座する政治家。
天下りを繰り返して、億の金を手にする官僚……。

 人それぞれ。
好きなように生きればいい。

 私はダイヤモンドなんか要らない。
水玉の煌めきだけで十分だ。

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2007.06.17 Sun 16:58:38 | 暮らし| 0 track backs, 2 comments
小さな花に秋の気配
キキョウソウ 薪小屋の入り口に咲いた花はキキョウソウ(桔梗草)だろうか。
名前の通りキキョウに似ている。
2㎝ほどの小さな花なのに、凛とした秋の風情がある。
大したものだ。

 ひょろひょろと背が高く、ちょっとした風にも揺れて頼りないが、繁殖力は強いらしい。
庭の草むら、道ばた、荒地に勢力圏を広げている。

 つい先ごろまで咲き誇っていたムシトリナデシコの凋落が著しい。
キキョウソウもまた、別の花に取って代わられるだろう。
野の花の世界も「常ならず」。
無常の風が吹いている。

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2007.06.16 Sat 16:53:20 | | 0 track backs, 2 comments
たまには雨でも働くさ
虫食いキャベツ 雨合羽を着て谷間の段々畑に行った。
目的はキャベツの収穫と青虫の駆除。
雨がやむのを待っていたら収穫期を逸するし、虫に食べられて出荷できなくなるからだ。

 毎日、何十匹も青虫を取っているのに写真のような状態になる。
虫に食われた外側の葉は見る影もない。
放置すれば、珠の柔らかい部分も食い荒らされてしまう。

 葉の奥に潜む青虫は指では取れない。
1匹1匹、ピンセットで丹念につまみ出す。

 大規模農家は、そんな悠長なことをしていられないだろう。
大型噴霧器で農薬を散布するシーンをテレビで見たことがある。
消費者が虫食いキャベツを嫌う限り、農薬散布はなくなるまい。

 今日の収穫は10個。
どれも、ずっしりと持ち重りがする。
化学肥料を使っていないせいか、味は濃い。

 これまで出荷した80個近くのうち、売れ残ったのは1個だけ。
「このキャベツうまいな」と、どこかで誰かが喜んで下さっていたら、冥利に尽きるというものだ。

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2007.06.15 Fri 17:18:09 | 畑仕事| 0 track backs, 2 comments
梅干しがおやつだったあのころ
落ちウメ きのうの夕方から雨が降り続き、ようやく梅雨らしい天候になった。

 一夜明けた裏庭に梅が沢山落ちていた。
1枚の写真には収まり切らない量だ。
熟した黄色い梅を雨が叩いて落としたのだろう。

 落ちた梅をせっせと拾って毎年梅干しを作る。
毎日食べても食べ切れず、いま食べているのは5年物だ。

 我が家の梅干しは人気がない。
お裾分けに持って行っても「血圧が高いから医者に止められている」と断られてしまう。

 子供のころ弁当の中央に必ず梅干しが埋められていた。
竹の柔らかい皮に梅干しをはさんでチュウチュウ吸うのが貴重なおやつだった。

 今は焼酎の湯割りに梅干しを入れる。
酔いが回ると、おかずの乏しい日の丸弁当や、梅干しがおやつだったあのころが頭によみがえる。
人気がなくても、“恩人”の梅を粗末にする気には、とてもなれない。

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2007.06.14 Thu 17:21:46 | 食べる| 0 track backs, 8 comments
ひねくれてますか?
ドクダミ カエルの雨乞いのお陰?で九州北部も梅雨入りした。
雨はお印程度だったが、終日どんより曇り、いよいよ梅雨だなと実感できた。

 この季節の花は、アジサイが定番だろう。
アジサイにカタツムリや、傘を差した若い女性を取り合わせた写真が、新聞の梅雨入り記事に添えられたりする。

 私は少しツムジを曲げてドクダミに注目した。
木下闇にひっそり咲く白い花は薄倖の少女を思わせる。
(白いのは花ではなく総苞片、中央の黄色い小さな粒々が花だそうな。
私は今日まで白い部分が花だと思い込んでいた)

 ドクダミは、強い悪臭があるため敬遠されがちだ。
「ドクダミが大好き。鉢植えにして部屋に飾ってます」と言う人に、お目にかかったことがない。

 こんなに清楚な花なのに、理不尽不公平ではないか。
そんな思いで、梅雨入りのカット写真にドクダミを選んだわけである。

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2007.06.13 Wed 17:26:29 | | 0 track backs, 4 comments
カエルの雨乞い
アマガエル 「雨を降らして下さいな」
朝ツユに濡れた軽トラの荷台で、アマガエルが土下座して雨乞いをしていた。

 このところ、まとまった雨が降らない。
田植えの最盛期なのに困ったことだとみんなが言っている。
私の畑も土が白く乾燥し、ナスやトマト、キュウリなどの苗に元気がない。
谷川の水を毎日撒いているが、一雨降ってくれたらどんなに楽だろう。

 九州全域が梅雨入りする平年値は6月5日(おいおい、とっくに過ぎているぞ)。
昨年の梅雨入りは8日だった。
いくらなんでも、もうすぐ梅雨に入るだろう。

 水を張った田んぼのカエル合唱団も「雨降れ、雨降れ」と歌っているように聞こえる。
梅雨入りを一番待っているのはカエルと農民かも知れない。

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2007.06.12 Tue 17:42:00 | 暮らし| 0 track backs, 6 comments
祈る農民
巨石 このあたりで最も山深い集落の林道脇に“それ”はあった。
巨石を3つ積んだ高さは3メートルを超す。
一体誰が何のためにいつごろ作ったのだろう?

 石には文字が刻まれていない。
近くに人家はなく、由来を訊ねるにも人っ子一人通らないので、勝手に想像してみた。

 出来たのは江戸時代中期以降。
農民が総出で巨石をコロに乗せて曳き、滑車で持ち上げたのではないか。
自分たちがこんなに苦しい思いをして石を組んだのだから、神様はきっと願いを聞いてくれると信じて。

 凶作続きで追い詰められた農民が、神仏にすがって祈ったのは五穀豊穣だっただろう。
家内安全を願った農民もいたかも知れない。
いずれにしても、生きるための最低限の願掛けだったはずだ。

 皆さんは、どう思われますか。

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2007.06.11 Mon 18:15:42 | 暮らし| 0 track backs, 8 comments
謎のメロン
メロン 畑仕事から帰宅したら、玄関前に大きなメロンが1個置いてあった。
道の駅のビニール袋に入っていて、「カナリアンメロン」のラベルがついていた。
なるほど、カナリヤ色のメロンか、と感心している場合ではない。
一体、誰が置いたのだろう?

 泥のついたままの野菜やイチゴ、菊の花などが置いてあることは珍しくない。
今では慣れて、野菜の種類を見れば誰がくれたのか見当がつき、お礼も言える。

 だが、わざわざ買ったものが置いてあったのは初めてだ。
メロンを貰うようなことをした覚えもない。
少々、無気味である。

 家を間違えたと言って取りに来る可能性もあるな。
これでは、食べるわけにはいかないではないか。


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2007.06.10 Sun 17:43:38 | 暮らし| 0 track backs, 4 comments
ヤブムラサキの実になりたい
ヤブムラサキ 「ハゼノキの花は地味だ」と6月5日の日記「虫は知っている」に書いた。
ヤブムラサキシキブの花は、もっと目立たない。
花が小さい上に紫色の花もくすんでいる。

 それでも、秋になると紫の可愛い実をつけ人の目を楽しませる。
ムラサキシキブが好きだという人の多くは、花ではなく実のことを言っているのだろう。

 若いころは目立たなかったのに、人生の秋になって燻し銀の輝きを放つ人がいる。
逆に若いころ才気煥発だった人が、老いて花が散った後、老醜の身をさらすこともある。

 出来ることなら、ムラサキシキブの実のようになりたいものだが、
日暮れて道遠し、か。

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2007.06.09 Sat 18:17:02 | | 0 track backs, 6 comments
あるじを待つ庭
家 97歳、1人暮らしのNばあちゃんが倒れて3ヵ月。
「いよいよ危ない」という危機が何回もあったが、そのつど盛り返し、今も入院先の病院で生死の境をさまよっている。

 Nさんは若いころ夫を亡くし、3人の子どもを女手一つで育て上げた。
働きづめに働いた心身の強さが命を支えているのだろうか。

 3人の子どものうち1人は死亡、1人は重病で入院中、残る1人も遠方で暮らしている。
Nさんの留守宅を管理する人がいないため、庭は夏草に覆われてしまった。

 どんな形でもNさんが帰宅して、荒れた庭を見たら悲しむだろう。
そう思って、庭の草を刈った。
何かと話し相手になってくれたNさんに対し、私が出来るのは、そんなことぐらいだ。

 ムシトリナデシコの一群れを刈り残したのは、せめてもの励ましのつもりである。

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2007.06.08 Fri 17:14:06 | その他| 0 track backs, 4 comments
別名「釣鐘草」と申します
ホタルブクロ ホタルブクロ(蛍袋)とは何と風雅な名前だろう。
名前の由来は以下の3つの説があるようだ。

 ①子どもが花の中にホタルを入れて遊んだから
 ②提灯の昔の呼び名「火垂(ほた)る袋」による
 ③ホタルが飛ぶころに花が咲くから

 ①については、実際に花の中にホタルを入れた結果、この説は「大いに疑問」とするサイトがあるので、興味のある方は御覧になっていただきたい。
 ②は提灯の知識がないので「そうかもね」としか言えない。
 ③の説は、ホタルが出る季節に咲く花は他にも沢山あり、説得力がないと思う。

 名前の由来を過度に詮索すると、迷路に入り込みかねない。
花は、あるがままを楽しめばいいのだろう。
今の季節、草刈り中にしばしばホタルブクロに出会う。
私がホタルブクロを切らないのは、名前のせいではなく、単に釣鐘型の花が可憐だからだ。

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2007.06.07 Thu 17:36:49 | | 0 track backs, 2 comments
耕作放棄地じゃあないよ
草刈り前 谷間の段々畑(第1菜園)の作業が一段落したので、10キロ離れた第2菜園へ行った。

 ここへ顔を出すのは約1ヵ月ぶり。
「ある程度、草は伸びているだろうな」と予想はしていたが、“ある程度”どころではなかった。

 畑の隅々まで草が生え、地面が全く見えない。
丈の高い草は胸まで届いた。
これでは、まるで耕作放棄地ではないか。
草刈り後 こうなったら黙って草を刈るしかない。
真夏日の太陽に美肌を焼かれながら、3時間がかりで何とか刈り終えた(下の写真)。

 写真中央の石垣の上のミニ果樹園、その奥の栗林と栗山の草刈りが、まだ残っている。
1日も早く草刈りを終え、畑を耕し、野菜の苗を植えなくてはならない。

 すべての作業が終わるころ、谷間の段々畑が草茫々になっていなければいいのだが……。

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2007.06.06 Wed 17:01:52 | 畑仕事| 0 track backs, 6 comments
虫は知っている
ハゼノキ ハゼノキの花は地味だ。
たいていの人は黄緑色の小さな花に気づかずに通り過ぎてしまうのではないか。

 私は“音”でハゼノキの開花を知った。
山道を歩いていて、おびただしい数の虫がたてる羽音を聞いた。
見上げると、そこにハゼノキの花があり、何10匹とも知れぬミツバチが群がっているのだった。

 人間は花の色や形を愛でる。
だが、虫はそんなことに惑わされない。
綺麗とは言えない花が、美味しい蜜を貯えていることを知っているのだ。

 ハゼノキは秋に美しく紅葉し、ようやく人間の目に留まる。
紅い葉のどこがいいのだろうと虫は首をかしげるかも知れない。

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2007.06.05 Tue 17:16:44 | | 0 track backs, 4 comments
早起きしてウツボに出会う
ウツボグサ きのうゴミを拾った県道脇の草むらにウツボグサの小群落があった。
普段は車で素通りする場所なので、クリーン作戦に参加しなかったら気づかなかったに違いない。

 色といい形といい、なかなか綺麗な花ではないか。
この花に出会えて、朝6時から汚れ仕事をした甲斐があったと言うものだ。

 ウツボグサの花言葉は「優しく癒す」だそうな。
ゴミ拾いは、面白おかしい作業ではなかったが、この花で「優しく癒された」ということにしておこう。

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2007.06.04 Mon 17:10:14 | | 0 track backs, 4 comments
汝、捨てるなかれ
ごみ 朝の6時から県道のゴミを拾った。
毎年6月に行う行事で、名づけてクリーン作戦。
集落の役員が有線放送で何回も参加を呼びかけたのに、集まったのは10人足らず。
戸数29戸の小さな集落にしても少ない。

 煙草の吸殻や空き缶、ビニール袋に入った生ゴミを拾いながら考えた。
公共の場所のゴミ拾いが、あたかも美談のようにテレビや新聞で報じられるが、これは“美談”だろうか?
車の窓からゴミを投げ捨てる不届き者の後始末を、いつまで続ければいいのか?
クリーン作戦への参加者が少ないのは、ゴミ拾いの虚しさを感じているからではないのか?

 経済大国ニッポンの民度の低さを思う。
大人のポイ捨てを子どもが見習い、5年経とうが10年経とうが路傍のゴミはなくならない。

 「美しい日本」なんて夢のまた夢だね。

   ↓応援よろしくお願いします。
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2007.06.03 Sun 17:14:43 | 行事| 0 track backs, 6 comments
5羽のヒナ
ツバメ きのう道の駅に出したキャベツ8個が全部売れていた。
素直に嬉しい。

 道の駅の軒下で、ツバメのヒナが賑やかだ。
写真のヒナは4羽しか見えないが、実際は5羽いる。
親鳥がエサをくわえて帰ってくると、ヒナ達は口を大きく開けてエサをねだる。
目を閉じた居眠り状態から顔中を口にする突然の変化は、見ていて飽きない。

 子育てを終えたツバメ夫婦の半数以上が、2週間以内に2度目の繁殖をするという。
生まれたヒナがすべて順調に育てば、ツバメはネズミ算的に増える理屈だが、現実はそうではない。
外敵に襲われたり、越冬地に渡る途中に嵐に遭遇するなどして、多くの命が失われるのだろう。

 5羽のヒナのうち何羽が来年、日本に戻ってくるのか。
先々のことを考えると少し切ない。

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2007.06.02 Sat 16:23:48 | その他| 0 track backs, 4 comments
貧乏農業
キャベツ 道の駅にキャベツを8個持ち込んだ。
全部売れたとしても800円。
販売手数料の1割80円を引くと、720円になる。
時給みたいな金額だが、これが今日1日の収入である。

 畑には、まだキャベツが100個近く残っている。
出荷待ちのラッキョウやニンニクもある。
これからトウモロコシ、ナス、枝豆などを植えていく。
自給自足を目指して、出来るだけ多種類の野菜を栽培しようと心がけているわけだ。

 食べきれない分を出荷して得られる年間の粗収入は、40万円に届かない。
1日3~4時間しか働かないママゴト農業では、これが限界だろう。
絵に描いたような貧乏農業だ。

 それでも、後悔したことは1度もない。
「誰も管理せず、誰にも管理されない」心の自由は、お金では買えないのだ。

 夜、「明日は畑で何をしようか」と考えながら眠りに落ちる。
幸せだな。

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2007.06.01 Fri 17:39:18 | 畑仕事| 0 track backs, 4 comments
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