おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
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イノシシのエサ作り
ジャガの花 「アンデス赤」という品種のジャガイモが花盛りだ。
実が赤いので花もこんな色をしている。

 味はどうかと訊かれたら返答に困る。
毎年植えているのに、ほとんど食べたことがないのだ。

 谷間の段々畑は山の中にあり、イノシシの被害が少なくない。
イモ類が好物らしく、サツマイモ、サトイモ、ジャガイモは毎年、ほぼ全量食べられてしまう。

 イモの栽培を諦めたらよさそうなものだが、毎年意地になって植えている。
あるいは惰性で植えているのかも知れない。

 今朝畑を見回ったら、イノ公が試し掘りをしたらしく、アンデスが何本か倒されていた。
今年も収穫は望めないだろう。

 意地を張るのは今年で終わりにしようか。

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2007.05.31 Thu 17:11:23 | 畑仕事| 0 track backs, 6 comments
ズッキーニ
ズッキーニ ズッキーニの花が咲いた。
谷間の段々畑に定植してから、わずか数日の早咲きだ。
カボチャの花に似ているが、花の色はカボチャより赤みが濃い。

 ズッキーニはカボチャの仲間で形はキュウリ。
歯応えと味はナスに似ているという。
南フランスの代表的な野菜料理「ラタトゥィユ」には欠かせない、と言われてもねえ。
私は多分、食べたことはないと思う。

 ズッキーニとイタリア語で名乗れば、どこか高級舶来野菜の響きがある。
これを和風に「カボキュウ」とか「キュウナス」としたら、どうだろう。
「カボキュウの野菜炒めバァ食べに行かんね」では実もふたもないか。
人気は半減するだろうな。

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2007.05.30 Wed 16:40:42 | | 0 track backs, 11 comments
門外不出のタマネギ
タマネギ ラッキョウを掘るついでにタマネギを収穫する。
我が菜園のタマネギは総じて小さい。
しかも、大きさがバラバラだ。
同じ畝の隣同士なのに片方がコブシ大、もう片方がピンポン玉の大きさだったりする。

 同じ場所に同時に植えて、日当たり・雨・肥料も同じ条件。
それで、なぜ実の大きさがこんなに違うのだろう。
大小バラバラでは道の駅に出せないから、1年かけて我が家で食べる。
それはそれでいいのだが、たまには胸を張って世の中に送り出してやりたいではないか。

 独楽吟の橘曙覧、箱庭さん、ちきさんに倣って私も1首ひねってみた。

   たのしみは タマネギ掘りて その中に 太き玉をまれに見る時

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2007.05.29 Tue 16:58:33 | 畑仕事| 0 track backs, 6 comments
幸せの自己暗示
タツナミソウ きのう収穫したラッキョウを道の駅に出荷したとき、珍しいことが起きた。
まだ陳列台に並べ終わらないうちに老夫婦が来て、「全部もらう」と言ってくれたのだ。

 これまでも、出荷した野菜が完売したことは何度もあるが、こんなに早いのは初めて。
たかがラッキョウ11キロでも気持ちがいい。

 谷間の段々畑に向かう山道も普段より綺麗に見えた。
これも気分がいいからだろう。
涼しげなタツナミソウの娘たち(写真上)が首を揺らし、手を振って声を掛けてくれた。
「爺ちゃん、全部売れてよかったね」と。

 些細な事でも大げさに喜んでいると、本当に楽しくなる。
幸せの自己暗示を馬鹿にしてはいけません。

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2007.05.28 Mon 17:06:40 | 暮らし| 0 track backs, 4 comments
ラッキョウ掘り
ラッキョウ 谷間の段々畑でコンテナに2箱分のラッキョウを収穫した。
このペースで行けば、7~8日で全部のラッキョウを収穫出来るだろう。
多品目少量栽培を目指しているから、作付面積が最も広いラッキョウでも、この程度だ。

 家に帰ってから、出荷のために一粒一粒ひげ根と茎を切り落とした。
意外に面倒で数時間かかる。
それだけ手間をかけたのに、今日の出来高は11.5キロ。
1日に何10キロも出荷する農家は、どんなにか大変だろう。

 ラッキョウを1キロずつ袋に詰めて明日の早朝、道の駅へ持って行く。
その足でまたラッキョウ掘りだ。
超零細農家なりに忙しい日が続く。

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2007.05.27 Sun 15:58:25 | 畑仕事| 0 track backs, 6 comments
声無き大群衆
万年草 道端や民家のブロック塀の根元に、黄色い花が帯状に広がっている。
花が小さいので、最初に見た時は黄色いコケかなと思ったものだ。

 集落のばあちゃんに「弁慶草タイ」と教えられたが、正しくは弁慶草科の万年草(マンネングサ)。
物知りのばあちゃんだって、たまには間違えることもあるのだ。

 腰を下ろして花に顔を近づけると、そこには小さな別世界が広がっていた。
ミリ単位の星型5弁の花が無数に咲き、折り重なり、自己主張している。
“声無き大群衆”は一体、何を叫んでいるのだろう。

 あまりにも過密な咲きぶりは少々息苦しい。
今は横目で見るだけで通り過ぎることにしている。

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2007.05.26 Sat 16:28:57 | | 0 track backs, 2 comments
たのしみは……
 激しい雨音で目が覚めた。
外は、まだ暗い。
今日は朝ゆっくり寝て、昼寝して、本でも読んで過ごそうと寝床の中で考える。
ご隠居さんは、自由に時間が使えるのだ。

 本箱から取り出したのは『橘曙覧(たちばなのあけみ)全歌集』(岩波文庫)。
この中の独楽吟52首を2回読んだ。

 橘曙覧は幕末の“清貧の歌人”・国学者。
「趣味を自然に求め、手段を写実に取りし歌、前に万葉あり、後に曙覧あるのみ」と正岡子規に絶賛された。
解説の請け売りは、このくらいにして、何首か引用してみよう。

   たのしみは すびつのもとに うち倒れ ゆすり起こすも 知らで寝し時
 すびつ→囲炉裏、または角火鉢。
昼寝が大好きな私は全く同感。
お金も道具も要らないささやかな贅沢だ。

   たのしみは 妻子(めこ)むつまじく うちつどい 頭(かしら)ならべて物をくふ時
   たのしみは まれに魚煮て 児等(こら)皆が うましうましと いひて食ふ時
 昔とは比較にならない豊かな時代の食卓。
どれだけの家族が、食べることに素朴な喜びを感じているだろうか。

   たのしみは 空暖かに うち晴れし 春秋の日に 出(い)でありく時
   たのしみは 朝おきいでて 昨日(きのう)まで 無かりし花の 咲ける見る時 
 
 天気予報によると、明日は晴。
私も野に出て、何か「たのしみ」を見つけてこよう。

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2007.05.25 Fri 17:35:30 | | 0 track backs, 6 comments
一里塚を通過
 ブログを書き始めて今日でちょうど1年になります。
1日も休まずに連続更新できたのは皆様の応援のお陰です。
ありがとうございます。

 記事の95%以上は、戸数30戸(今は29戸)という小さな集落内の身辺雑記でした。
面白おかしいことが毎日あるはずもなく、たちまちネタに困るのではないかと心配でした。
しかし、「しょうもないことでもいいや」と開き直ると意外に続くものですね。

 さて、明日から2年目に入ります。
読んでタメになることは書けませんが、極私的備忘録にこれからもお付き合いして頂けたら幸いです。

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2007.05.24 Thu 17:01:47 | その他| 0 track backs, 22 comments
大いなる誤算
グミの実 数え切れないほど咲いたグミの花の後日談を書いておこう。

 花が散ってしばらくすると、マッチ棒の頭ほどの実がついた。
その数、40個前後か。
花の数だけ実がつくとは、いかに無知な私でも思わなかったが、まさかこんなに少ないとは。

 実はその後も減り続け、あと1週間で食べられるかなという状態まで残ったのは20数個だった。
そして今日、枝にあったのは写真の2個だけ。
せめてこの2個だけでも食べようかと思ったが、熟し方が足りない。
酸味と渋味が強くてノドを通らないだろう。

 実が減り続けた原因はヒヨドリだと思う。
実が色づく端から食べたに違いない。
最後の2個も明日にはなくなっているだろう。

 結局、グミの実は1粒も口に入らない。
大いなる誤算だ。
袋掛けをするのも大人気ないし、まあ仕方がないか。

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2007.05.23 Wed 17:40:01 | その他| 0 track backs, 4 comments
白い花明かり
ユキノシタ 雪とは全く縁のない季節にユキノシタ(雪の下)は咲く。
大方、白い花を雪に見立ててのネーミングだろう。
鴨足草という別名もある。
同じ花なのに人によって雪に見えたり、鴨の足に見えたり。
好きに呼んだらよかよ、と花は苦笑しているかも知れない。

 ユキノシタは人家に近い岩場でよく見かける。
我が庭の場合、裏山の石垣と湧き水が流れる水路脇(写真)がお気に入りのようだ。
どちらも、土が豊富にあるように見えず、日当たりもよくない。

 もっと条件の良い場所に引っ越せばいいのにと思うのだが、彼らには彼らのこだわりがあるのだろう。
暗く湿った場所を白い花明かりで照らしている。
私は、そんな日陰の花をけなげな奴だなあと思うのだ。

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2007.05.22 Tue 17:10:57 | | 0 track backs, 4 comments
許せよ青虫
キャベツ キャベツ畑にモンシロチョウが舞っている。
ひらひら、ひらひら。
のどかな風景だが、キャベツを作る側の気持ちは複雑だ。

 チョウはキャベツに卵を産みつけ、孵化した幼虫は旺盛な食欲で1日中、葉を食べ続ける。
放置すればキャベツの硬い葉脈しか残らない。

 そこで、やむを得ず青虫の駆除を日課にした。
やむを得ずと言うのは、やっていて楽しい仕事ではないからだ。

 指が届かない奥に潜む青虫は長いピンセットで取る。
3ヵ所約100本のキャベツを一回りすると、30~40匹は取れる。
翌日も、また同じ。
まるで湧くが如しだ。

 許せよ青虫。
お前達に恨みはないが、キャベツを助けるためには仕方がないのだよ。

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2007.05.21 Mon 18:04:06 | 畑仕事| 0 track backs, 2 comments
思えば遠くに来たもんだ
ムシトリナデシコ 我が家の周辺の空き地や道端でムシトリナデシコ(虫取り撫子)が花盛りだ。
不思議なことに同じ集落のほかの場所では、この花を見かけない。
場所を選ぶ理由が何かあるのだろう。

 花のすぐ下の茎を触ると、少しべたべたする。
虫がくっつくので「虫取り」の名前になったのだそうだ。
だが、粘着力は「言われてみれば粘つくな」と気づく程度。
アリやハエなら苦もなく通過するだろう。

 ムシトリナデシコはヨーロッパ原産で、江戸時代に日本へ渡来したという。
それが今、山里に根づき、沢山の花を咲かせている。
花たちは「はるばると来つるものかな」と吐息を漏らしているかも知れない。

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2007.05.20 Sun 16:09:20 | | 0 track backs, 4 comments
キヌサヤの夢を見そう
キヌサヤ 畑仕事の締めくくりにキヌサヤを収穫する。
毎日、小さなザルに一杯。
味噌汁の具や玉子とじにする手もあるが、私はもっぱら油炒めにしている。

 さっと炒めてサヤが濃い緑になったら、軽く塩を振って食べる。
口の中に広がる甘味と、しゃきしゃきした歯ざわりがたまらない。
あまり美味しいので、毎日食べても飽きない、と言いたいところだが、毎日はちと苦しい。

 ひと通りお裾分けもした。
家で食べ切るには多すぎ、道の駅に出荷するには少ない。
そんな微妙な実のつき方なのだ。

 かくして、今日もキヌサヤが食卓に上る。
今夜あたりキヌサヤの夢を見てうなされそうだ。


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2007.05.19 Sat 16:55:13 | 食べる| 0 track backs, 0 comments
あなたが噛んだ小指が痛い♪
ムカデ 我が家にも招かざる客が時々やって来る。
その代表格はムカデだ。
隙間の多い老朽家屋をいいことに無断で上がりこみ、畳の上をサワサワと歩いたりしている。

 去年1度噛まれて痛い思いをしているので、見つけ次第、火バサミで掴んで放リ出す。
靴は中にムカデがいないことを確認してから履く。
それなりに用心しているのに、また噛まれてしまった。

 チェーンソーの目立て用の棒やすりを探して、道具箱をかき回した瞬間、右手小指に痛みが走った。
何か刃物に触れてしまったのかと思ったのだが、大きなムカデが噛みついたままぶら下がっていた。
それが昨日の午後のこと。

 当初は腫れも痛みも大したことはなかった。
ところが一夜明けると、右手は肘まで腫れ上がり、噛まれた小指は紫色になっていた。
これでは病院に行くしかない。

 「ああ、やられましたね」と医者。
「ええ、やられました」と私。
医者は回覧板でも見るように退屈そうに傷口を診て、消炎剤やら感染症防止の抗生物質を処方してくれた。
つまり私にとっては大ごとでも、医者から見ればありふれた出来事なのだ。

 またムカデに噛まれるのは真っ平だ。
だが、その方法が分からない。
田舎暮らしが、こんなにスリル&サスペンスに富んでいるとは思わなかったな。

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2007.05.18 Fri 17:50:11 | 暮らし| 0 track backs, 10 comments
懐古の味ドガンスイチゴ
イチゴ 花が咲いたのはつい先日だと思っていた ドガンスイチゴに実がなり始めた。
草むらが風になびくと、赤い実が見え隠れする。
さながら赤の点滅信号だ。

 指先で軽くつまんだだけで実はポロリと取れる。
早速、二つ三つ食べてみた。
思ったより甘い。
多少の酸味もあるが、酸っぱいというほどではない。

 素朴で上品な味わいだ。
糖度の高い栽培イチゴを食べ慣れた人は多分、物足りないだろう。
果物に限らず、甘味の強いものが喜ばれる時代だ。
メロンより甘いというトウモロコシまである。
ドガンスイチゴの出る幕はない。

 お年寄りが農作業の行き帰りにドガンスイチゴを口に含むのは、遠い昔の子どものころを懐かしんでのことだろう。
やがて、誰もドガンスイチゴを食べない時が来る。
それはそれで、仕方のないことだと思っている。

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2007.05.17 Thu 17:52:42 | 食べる| 0 track backs, 2 comments
ノリウツギモドキ
ノリウツギ? 朝からどんより曇っている。
雨が降りはしないかと気にしながら谷間の段々畑の草を刈った。

 夕暮れのような暗さの中で、ひときわ目立つ白い花があった。
名前は分からない。
自然界で最も多い花の色は黄色、次いで白だそうな。
「白い花」だけでは、あまりにも漠然としている。

 図鑑で似た花を探してみた。
まず、コガクウツギが候補に挙がった。
だが、コガクウツギの花びらは3枚なのに、「白い花」の花びらは4枚。
これは外れだな。

 それではノリウツギはどうか。
花びらは同じ4枚だし、よく似ているように思える。
ところが、ノリウツギの開花は7~8月だという。
5月に咲かないのなら、これも外れだ。

 結局、「白い花」の名前は分からずじまい。
当分、ノリウツギモドキということにしておこう。

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2007.05.16 Wed 17:18:56 | | 0 track backs, 4 comments
子どもたちは どこへ行った?
トンボ レーキ(鉄製の熊手)の柄に、シオカラトンボが1匹。
水辺では、ハグロトンボやイトトンボが飛んでいる。
そのうちギンヤンマやオニヤンマも姿を見せるだろう。

 トンボを見ていると、様々なことを思い出す。
アズキほどの小さな石を空に投げ上げ、虫と勘違いして寄って来たヤンマを獲った時の高揚感。
日が暮れるまで一緒にトンボを追った友だち一人ひとりの顔。
みんな、体やランニングシャツが汗とほこりで黒く汚れていたっけ。

 夏休みの宿題の定番は昆虫の標本と植物採集だった。
今の子どもたちは何を提出しているのだろうか。

 山里には昆虫が沢山いる。
溺れる心配のない小さな水路にも魚影が濃い。
それでいて、虫を追ったり魚を獲る子どもたちを見たことがない。

 「時代が変わったのだよ」と言われたらそれまでだが、寂しいことである。

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2007.05.15 Tue 17:15:43 | 暮らし| 0 track backs, 6 comments
終わりなき戦い
草抜き ワラビの出荷を今日で終わりにした。
今季の総出荷量は382束約80キロ。
昨年の524束110キロよりだいぶ少ない。
霜で1度、壊滅状態になったのが響いたようだ。

 農協はまだ出荷を受け付けているが、これ以上ワラビにかまけていたら、畑の草が大変なことになる。
今でも一面の草原で、どこに何が植わっているか分からない状態。
さて、どこから手をつけたらいいか。

 とりあえず、収穫が近いニンニクの3列分だけ草を抜いたのが写真。
心配していた通りニンニクに元気がない。
草に栄養と日差しを奪われていたせいだろう。

 畑は2ヵ所7枚。栗林×2、ミニ果樹園×1。その他、山をいくつか。
それぞれの草を刈って一巡したら、最初に刈った所は草ボウボウになっている。

 草は多少茂っていても構うもんかと思っている。
刈っても刈ってもすぐ生えてくるから、ひげそり後のように小ざっぱりした状態を保つのは無理な話なのだ。
第一、草刈りばかりしていたら、ほかの畑仕事が出来やしない。

 とは言うものの、草を刈らないわけにも参らぬ。
これからの終わりなき戦いを考えると、ため息の一つも出ようというものだ。

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2007.05.14 Mon 17:09:59 | 畑仕事| 0 track backs, 4 comments
ソラマメは初夏の味
ソラマメ 大相撲の五月場所が始まった。
谷間の段々畑のソラマメ(空豆)が、そろそろ収穫時期だ=写真。
農家の庭先で矢車草が咲いている。
五月場所、ソラマメ、矢車草が揃うと、いよいよ初夏だなあと実感する。

 我が菜園ののソラマメは、市販のものより小さく見える。
去年の秋に蒔いてから、ほとんど何も世話をしていないから仕方がないか。

 サヤが空に向かって伸びているからソラマメ。
山里では、もっぱらナツマメと呼んでいる。
俳句歳時記で、ナツマメと言えば枝豆のこと。
ややこしいね。

 これからビールが旨い季節になる。
つまみはソラマメの塩茹でと爽やかな風、山々の緑。
ほかに何もいらない至福の時間。

 まだ明るい夕方から飲み始めても、お天とさんは許してくれるだろう。

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2007.05.13 Sun 17:47:11 | 食べる| 0 track backs, 0 comments
カラスはヒシャクで何を飲む?
カラスヒシャク カラスビシャク(烏柄杓・写真)はマムシグサやウラシマソウと同じサトイモ科に属する。
いわば、サトイモ一家3兄弟の末弟。

 兄たちの悪相に比べればおとなしい印象だが、口から突き出した長い“舌”に一家共通の表情がある。
草丈は、根元から舌の先まで17センチほど。
しかも、ほっそりしていて存在感が薄い。
全国どこにでも生えているが、ほかの草にまぎれて気づかない人も多いのではないか。

 名前の由来は、仏炎苞(花を取り巻く苞)の形をヒシャクに見立ててのこと。
カラスは、このヒシャクで何を飲むのか。
熊本のカラスはもちろん、焼酎を飲むのだ。

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2007.05.12 Sat 17:12:46 | | 0 track backs, 3 comments
妖しい花
ウラシマ草 裏山の落石防止工事が今日から始まった。
不安定な状態の巨岩に鋼鉄のネットをかぶせ、杭で固定するのだが、しばらくは作業の邪魔になる木や孟宗竹の伐採が続く。

 作業員に踏まれないよう工事開始前に、エビネなど何本かの野草を植木鉢に緊急避難させた。
写真のウラシマソウ(浦島草)も、その一つだ。

 同じサトイモ科のマムシグサ(蝮草)より無気味に見える。
いかにも有毒植物らしい雰囲気があり、近寄りがたい。

 花の先端から伸びている2本の黒紫色の“糸”は何のためにあるのだろう。
どう見ても、妖しい花だ。
これを浦島太郎が釣りをする姿に見立てて、ウラシマソウの名がついたそうな。

 この花を見て浦島太郎を連想するのは難しい、と思う。
命名者は、グラウンドを転がるラグビーボールのように、どこへ飛ぶか分からない発想をする人だったのだろう。

 どこのどなたが名付け親か、尊顔を拝したいものである。

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2007.05.11 Fri 17:38:14 | | 0 track backs, 6 comments
道端の打ち上げ花火
薊アップ マラソンランナーを応援する沿道の群衆のように、アザミが道端に列を作っている。
あまり数が多いので、わざわざ足を止めて眺める人は少ない。

 私は閑人で、急ぎの用などないから、しげしげ眺めてみた。
なんという精緻な造りだろう。
それでいて、夜空を彩る打ち上げ花火のような豪快な趣がある。
アザミ 日本には100種類近くのアザミがあり、ほとんどが食べられるという。

 若い葉を胡麻和え、天ぷら、油炒めにすれば、鋭いトゲも全く気にならないそうだ。

 飽食の時代にアザミを食べるのは風流のうち。
争ってアザミを食べる食糧危機は願い下げにしたい。

   
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2007.05.10 Thu 15:28:06 | | 0 track backs, 6 comments
紅白花合戦
紅白 写真右側の白い花はクレソン。
そこへレンゲの大軍が攻め込んで小競り合いが始まった。

 レンゲは野菜畑を埋め尽くし、勢いに乗って境界の通路を越えて来る。
水辺の“クレソン王国”は風前の灯だ。

 「どっちが勝とうが関係ないね」
チョウはちゃっかり両方の蜜を飲んでいる。
チョウ 自然界では、野草同士が結構上手に棲み分け共存していると思っていたが、そうでもないらしい。
野に咲くレンゲがクレソンの領地の水辺を侵略することもあるのだ。

 いま野菜畑は草で埋まっている。
何回刈っても、ちょっと油断するとこうなる。
タマネギが草に負けて、今年も何畝か消えてしまった。

 レンゲとクレソンの戦いをのんびり見物している場合ではない。
これから毎日毎日、草抜きと草刈りだ。

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2007.05.09 Wed 16:04:36 | 畑仕事| 0 track backs, 4 comments
ヘビイチゴを食べてみた
ヘビイチゴ 農道や畑の草むらにヘビイチゴの赤い実が鮮やかだ。

 「ヘビイチゴは毒があるので食べられない」と子供のころから思い込んでいた。
ところが、念のために調べた植物図鑑には「毒はない」と書いてある。

 よ~し、それなら食べてやろうじゃないか。

 赤みの濃い、なるべく大きな1粒を口に含んでみる。
なんだ、この味は!?
甘くも、酸っぱくも、苦くもない。
味がないのだ。
その上、香りもなければ水気もない。
ひたすらパサパサしている。

 味の説明は難しい。
味のないものを説明するのは、もっと難しい。
百聞は一食にしかず。
是非、一度試食されることをお勧めする。

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2007.05.08 Tue 17:13:16 | 食べる| 4 comments
田舎の現実
マムシ草 杉林の薄暗く湿った場所でマムシ草に出会うのは気持ちいいものではない。
鎌首を持ち上げた本物のマムシを連想するからだろう。

 マムシ草の開いた口(花)に人指し指を入れてみたら、指先に激痛が走った……と言うのはもちろん悪い冗談。
めしべが邪魔して指は中に入らない。
普通の花だったら、こんなバカなことはしないのだが。

 山里にはマムシはいるし、出会ったこともある。
そのことは2006年7月28日のマムシは逃げないに書いたので、お時間のある方はどうぞ。
怖いことは書いてありませんよ。

 山里にはヘビ以外にも沢山の生き物が生息している。
スズメバチは羽音を聞いただけで身がすくむ。
ムカデの幼虫に噛まれて手が腫れあがったこともある。
成虫に噛まれたら、どんなことになるか考えたくもない。
蚊、アブ、極小吸血昆虫のセセリの執念深さは、敵ながら天晴れだ。

 こんな連中がいなかったら、田舎暮らしはもっともっと楽しいだろうと思う。
だが自然は、きれいな空気や水、美しい野の花だけで成り立っているわけではない。
人間が嫌うマムシや虫と常にワンセットになっているのだ。

 何とか上手に折り合っていくしかないと頭では理解できる。
でもねえ、虫に噛まれて皮膚がぼこぼこに腫れたら、やはり腹が立ちますぜ。

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2007.05.07 Mon 18:38:11 | 暮らし| 4 comments
昭和という時代
蒸気機関車 今日も雨。
「雨の降る日は天気が悪い」なんて書いても仕方がない。
“黒木の大藤”を見に福岡県黒木町に行った5月1日の記事の続きを記してみる。

 大藤が生えている素戔嗚(すさのお)神社から徒歩5分ほどの体育館脇に、それはあった。
Cチョンチョンの愛称で親しまれた蒸気機関車「C11 61」である。
昭和20年開通の旧国鉄矢部線(福岡県筑後市の羽犬塚駅―黒木駅)を昭和49年まで走っていた。

 蒸気機関車を見ていると、汽笛の音、黒い煙、蒸気エンジンの響きが蘇ってくる。
トンネルに入ったとき、窓を閉めないと煙が車内に充満したっけ……。
蒸気機関車が昭和を象徴するものの一つであることは間違いない。

 今年から国民の祝日「昭和の日」が出来るなど、昭和を懐かしむ空気がある。
みんな貧しかったが、家族や隣人との間にぬくもりのある関係があったというように。

 私にも昭和を懐かしむ気持ちはある。
だが、昭和ってそんなにいい時代だっただろうか。
戦争で300万人以上の軍人・市民が死んだ。
戦前戦中には言論の自由もなかった。
戦後の混乱期、大人は生きるためになりふり構わず働き、飢えた子どもは道に落ちてるものまで拾って食べた。

 私は昭和をもう1度生きたいとは思わない。
「美しい日本」のお手本を昭和に求めるなら、昭和の何に学ぶか明確にして欲しい。
懐古の想いを政治の復古に利用するのはやめて欲しい。

 アベ首相は憲法を変えようと躍起になっている。
国民の改憲支持率も上昇している。
私はレミング(ネズミの一種)の集団自殺を連想せずにはいられない。

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2007.05.06 Sun 17:01:04 | その他| 6 comments
ムベの花が降る
ムベ花 満開のムベの下で花を数えるのを諦めた。
余りにも花の数が多過ぎる。
すべての花に実がついたら枝は重みで折れてしまうだろう。

 風が吹くと花がぽろぽろ落ちてくる。
サクラのように花びらは、はらはらとは散らない。
花ごと降り敷き、地面を白くしている。
実り過ぎを心配することはない。
ムベの木は黙って自然摘花しているのだ。
ムベ ムベの実(2004年11月撮影)は晩秋から初冬にかけて実る。
味はアケビと似たようなものだ。
ほかに美味しい果物が沢山ある季節だから、あえて食べようとは思わない。

 空にしたペン皿にムベの実を入れて、机上に置いてみた。
障子越しの光を受けて、実は紫色に輝き、机の上に秋の気配が漂う。

 今年は木の実、草の実を机に並べてみよう。
もうすぐ、桑の実やドガンスイチゴ(草イチゴ)が実るだろう。
どんな景色が広がるか楽しみなことだ。

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2007.05.05 Sat 15:10:40 | 暮らし| 2 comments
蛙の辛抱
カエル 庭の垣根に蛙が住みついて今日が3日目。
日差しの強い日も、雨の日も同じ場所でじっとしている。

 何を待っているのだろう。
エサが目の前を横切る幸運か?
ここで会う約束をした恋人か?
どちらにしても、恐るべき辛抱強さだ。

 私は、どんなに美味しい料理でも、行列に並んでまで食べる気にはなれない。
料理に限らず、何ごとも結論を急ぐ。
結果が出るまでの経過を楽しむ余裕のないせっかち人間だ。

 待つことの大切さを知ったのは多分、畑仕事を始めてからだと思う。
良い土を作るには何年もかかる。
畑に種を蒔いて収穫できるのは何ヵ月も後だ。
お湯をかけて3分間で結果が出るような仕事は何一つない。

 垣根の蛙は、待つ大切さを本能で知っている。
あんたはエライね。

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2007.05.04 Fri 18:02:04 | その他| 2 comments
竹の秋
竹の春 田植えの準備が始まるころ、竹の葉が枯れて黄葉する。
 万緑の中で竹林だけに秋の気配が漂う。
これが春の季語「竹の秋」。
竹の葉が青々している秋は「竹の春」と言って、秋の季語となる。少し、ややこしい。

 枯れた竹の葉は風に乗って高く舞い上がり、思いがけない遠くから飛んでくる。
屋根や庭は竹の葉だらけだ。
雨どいが詰まるので、時々雨どいの掃除をしなくてはならない。

 永井荷風は、こんな竹の秋の句を作っている。
          夕方や吹くともなしに竹の秋

 荷風も屋根にはしごをかけて雨どい掃除をしたのだろうか。

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2007.05.03 Thu 16:14:02 | 暮らし| 2 comments
夏服を着た女たち
ガマズミ 木立の中でガマズミの花が目を惹く。
若葉の初々しい緑と白い花の取り合わせが爽やかだ。

 何の脈絡もなく、「夏服を着た女たち」という言葉が頭に浮かんだ。
アーウィン・ショーの短編小説集の題名である。
内容は覚えていないが、ニューヨークで暮らす女たちの日常を、さりげなく描いていたような気がする。
白い夏服を着て、ニューヨークの街を颯爽と歩く女性も登場したのではなかったか。

 山里も何回か夏日になった。
どんなに暑くなっても、ここでは白い夏服を着ることはない。
夏服が似合う若い女性もいない。
汚れの目立たない地味な野良着が日常の“制服”だ。

 ガマズミの白い花を見て、都会のまぶしい街頭風景に思いを馳せる。
あれは遠い遠い昔のこと。
夢幻の如くなり、だ。

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2007.05.02 Wed 17:04:17 | | 2 comments
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