おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
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不思議な花アイラトビカズラ
トビカズラ全体 国の特別天然記念物に指定されているアイラトビカズラを見に隣り町の山鹿市菊鹿町相良地区に行った。
国内では、ここと佐世保市沖の無人島・時計(とこい)島でしか自生が確認されていないという。

 暗いトンネルのような藤棚の下に入ると、天井近くに何やら黒い塊がある。
これがアイラトビカズラの花か?!
フラッシュをたいて撮ったのが上の写真だが、巣に群がる無数の暗紫色の蜂にしか見えない。
トビカズラ部分 
 地面に落ちていた花(写真下)は長さが8cmほど。
これが密集して形容しがたい全体を形成しているのだった。

 来合わせた見物客は中高年の男女10数人。
誰一人、歓声を上げず、感想を語る者もいない。
みな、目をテンにして上を見上げるばかり。
不思議な花見風景だ。

 オーソドックスな花を見たくなり、大藤を見に福岡県・黒木町まで足を伸ばした。
このことは明日、書くことにしよう。

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2007.04.30 Mon 16:35:16 | | 8 comments
アマドコロの鐘が鳴る
アマドコロ アマドコロ(甘野老)の花は、しゃがんで覗き込まないと、よく見えない。
スズランを鈴に例えるなら、アマドコロの筒状の花は鐘といったところか。

 お寺の鐘ではなく、教会や修道院の小さな鐘だ。
人が皆寝静まった深夜、森や林でアマドコロの鐘が幽かに鳴る。
鳴らしているのは草の精、聴いているのは虫やタヌキ、イノシシ、ウサギたち。
もちろん、これは他愛のない虚構の話だ。

 田舎の夜は暗く、星のない夜は自分の手先も見えない。
黒々とした闇を見つめていると、闇の奥に昼間とは別次元の世界が広がっているように思えてくる。
アマドコロの鐘が鳴ってもおかしくないなと思えてくる。

 暗闇が想像を掻き立てるのだろう。

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2007.04.29 Sun 16:02:01 | | 4 comments
美少年
梅の実  ミニ果樹園の梅の実が遠目でも分かるほど大きくなった。
その印象を人間に例えれば、初々しい美少年である。
頬の赤みは、紅梅の母さん譲りか。

 熊本に「美少年」という銘柄の日本酒がある。
大阪で暮らしていた40代のころ、全国の酒を数多く揃えている居酒屋で初めて出会った。
試しに飲んでみたが、辛口好みの私には少々甘い。
その後、焼酎党に転じたこともあって「美少年」との縁は切れたが、居酒屋で口に含んだ冷酒の味は今も舌が覚えている。

 あのころ、「美少年」の故郷・熊本で暮らすことになるとは夢にも思わなかった。
熊本行きは、60歳目前の土壇場になってサイコロを振るようにして決めた。
つまり、行き当たりばったり。
賽の目によっては日本国中、どこに行っても良かったのだ。

 いま、ミニ果樹園で梅の美少年と向き合っていると、不思議な気がする。
熊本以外の土地に行っていたら、別の世界で別の人々とお付き合いしているわけだ。
今とは全く違う暮らしをしているに違いないが、それが良かったかどうか知るすべはない。

 人間の運命は、ちょっとしたことで変わる。
自分で選んだ道を歩いているつもりが、実は神の見えざる手によって歩かされているような気がしないでもない。

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2007.04.28 Sat 16:25:46 | 暮らし| 4 comments
白いレンゲの花
白レンゲ レンゲ(ゲンゲ)の花は、赤紫色だと思い込んでいた。
レンゲ畑の外れに咲く一群の白い花を見たときは、何か別の花だと思った。
それが初めて見る白いレンゲの花だった。

 同じ畑を耕して5年以上になる。
なぜ、今まで見かけなかったのか。
レンゲの遺伝子が今年、突然変異したのだろうか。

 もしそうなら、一代限りかも知れないが、種を取って増やしてみよう。
純白のレンゲ畑は想像するだけでも美しか。
そう思いませんか?

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2007.04.27 Fri 17:19:49 | | 10 comments
続・巨岩が落ちてくる?
エビネ 間もなく落石防止工事が始まる裏山にはエビネが自生している(写真)。
白梅や桃色の花咲く椿の古木もある。
工事の都合で、自生地の土砂が削られ、古木が切り倒されては堪らない。

 野生のエビネは、開発や盗掘によって激減し、全国的に絶滅の恐れがあるという。
とりあえずプランターに移し、工事が終わったら裏山の然るべき場所に戻そう。

 問題は白梅と椿の古木だ。
山の中腹にはえているのをパワーショベルで掘り、クレーンで吊り下ろさなくてはならない。
園芸業者に頼めば、それなりのお金がかかるだろう。
裏山の地主さんは、お金を払ってまで木を残すつもりはないと言う。

 私が費用を全額負担したとしても、問題は残る。
1坪の土地も持たないので、古木を持って行く先がないのだ。
私有地なんか要らないと思っていたが、こんな時は実に困る。

 「木を切らずに済むかどうか、作業班と詰めてみます」と土木会社の専務さん。
今のところ、この言葉にすがるしかない。
何とも、もどかしいことだ。

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2007.04.26 Thu 17:14:00 | 暮らし| 4 comments
巨岩が落ちてくる?
落石 法面(のりめん)土木会社の専務さんが、裏山の落石防止工事着工の挨拶に来た。
今年の工期は9月まで。
来年と再来年も数ヵ月ずつ工事して、3年かかるそうだ。

 裏山は「急傾斜地土砂崩壊危険地域」に指定されている。
写真のように、石垣の一部が崩れて、石が露出しているのは、まだ“序の口”。
もっと上の方には、「牛2頭分ほどの大きさの石がゴロゴロしている」(専務の話)という。

 我が家と裏山の距離は、広い所で170センチ、狭いところは82センチしかない。
地震か大雨で「牛2頭分ほどの」巨石が転げ落ちてきたら、ひとたまりもない。

 土木会社の作業員が我が家の庭に移動式のプレハブ小屋を置いて行った。
工事が始まれば重機や関係車両で庭は満車になる。
作業員の出入りも激しくなるだろう。
これまでのような静かな生活は諦めるしかない。

 それにしても、数ヵ月ずつの3年は長いなあ。
お役所が予算を小出しにしているのだろうか。

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2007.04.25 Wed 16:06:18 | 暮らし| 2 comments
山は新緑に覆われ
新緑 晴れた日も、雨の日も新緑の眺めは素晴らしい。
葉が落ちて裸になった木が春によみがえる壮大なドラマを見ているようだ。
それにしても天地創造の神は、なんという柔らかな緑を創り出したのだろう。

 写真は、私が借りている栗の林だが、今の時期が一番美しい。
林の中に入ると、全身が緑に染まるような気がする。
心まで綺麗になればいいのだが、そうはいくまい。
ただ、あれこれ悩んでいた大抵のことが「どうでもいいや」と思えてくる。

 月日は流れ、人はみな老いて行く。
裸木のように生命の再生が出来ないのは、神様に何か考えがあってのことだろう。

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2007.04.24 Tue 18:00:42 | その他| 4 comments
妖精のたいまつ
クリムゾンクローバー 我が集落では、レンゲで埋め尽くされた田んぼを滅多に見かけない。
耕されて土が露出しているか、草が青々と茂っているかだ。

 ところが、峠を一つ越えて隣町に行くと、田んぼの眺めが一変する。
レンゲ畑は珍しくなく、クリムゾンクローバーに覆われた田んぼ(写真)も何枚かある。

 クリムゾンクローバーには様々な呼び方があるようだ。
和名はベニバナツメクサ。
ストローベリートーチ(たいまつ)やストローベリーキャンドルという呼称は、花の形がイチゴに似ていることに由来しているのだろう。

 私の好みの名前はストローベリートーチ。
数え切れない花の妖精が、たいまつを一斉に掲げ、春を謳歌している……と想像するだけでも楽しい。
耳を澄ませば、声なき歓声が聞こえてくるような気もする。

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2007.04.23 Mon 17:03:18 | | 2 comments
胸に輝く金ぼたん
キツネノボタン 狐のコン太クンが山の学校に行くことになった。
今日は晴れの入学式。
母さん狐が木の葉で作ってくれた上着の胸には、キツネノボタンの金釦(ぼたん)。
狐の父さんはキツネノカミソリでヒゲを整え、母さんはレンゲの花の首飾りでバッチリ決めている。
狐の一家は幸せいっぱいだ。

 栗の林で咲いていたキツネノボタンを見て、そんな光景を連想したのだが、これはとんだ早とちりだった。
キツネノボタンを漢字で書けば「狐の牡丹」。
「狐の釦」ではなかった。
葉っぱが牡丹の葉に似ているのだそうな。

 そんなことは、どうでもよろし。
コン太クンの上着の釦は、誰がなんと言おうと、この黄色い花がふさわしい。
年をとると頑固になり、簡単に自説を曲げないのである。

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2007.04.22 Sun 17:20:39 | | 2 comments
フキの命は香り
フキ フキの美味しい季節になった。
太くて長い栽培品種のフキより、山野に自生している“貧弱な”フキが私の好みだ。
鎌でサクサク刈るとフキ独特の強い香りが鼻をくすぐる。
これがたまらない。
 辛めに味つけして茎はキャラブキに、葉は佃煮にする。
酒の肴によし、御飯のおかずによし、だ。
山里に移住してから、晩春の食卓に欠かせない一品になっている。

 滋賀県の大津で暮らしていたころ、近くに食事の出来る店が少なかった。
それで、NHK大津放送局の食堂にたびたびお世話になったのだが、そこではキャラブキの小皿が無料で食べられた。
あまり美味しいので、2皿、時には3皿も食べた。

 キャラブキの減りが激しかったのは私のせいです。
今ごろ言うのもナンですが、NHKさん御免なさい。

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2007.04.21 Sat 17:15:36 | 食べる| 6 comments
育ちが悪いかな
ヤマフジ 昔々、まだ現役だったころ、有名料亭に招待された。
極上の食材を使った季節の料理はもちろん、皿小鉢に至るまで細やかな神経が行き届いていた。
ヤマフジをひと房添えた料理は、5月の薫風を感じさせる心憎い演出であろう。

 それなら、至福の時間を過ごせたかというと、そうでもない。
粗食で育った私には居心地が悪く、窮屈だった。
女将の講釈や挨拶などいらない。
気取らずにむしゃむしゃ食べたかった。

 ヤマフジの涼やかな薄紫が目につく季節になった。
ゴザでも敷いて、ヤマフジを見ながらビールでも飲もうか。
肴はあぶったイカでいい(どこかで聞いた文句だね)。
興に乗ったら手拍子で演歌だ。

 酒も料理も分相応が一番美味しいと思うのだが、どうだろう。
  
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2007.04.20 Fri 18:36:16 | | 6 comments
ドガンスイチゴ
イチゴの花 草イチゴの話になると、集落のお年寄りの顔にうっすらと笑みが浮かぶ。

 「昔は、よく食べたな」
 「ほんなこて。ほんに美味かったバイタ」

 昔の子どもは、よく家の仕事を手伝ったそうだ。
水汲み、子守り、焚き木集め、炭俵編み、ニワトリのエサ遣り……等々。
当然、お腹も空けばノドも渇く。
草イチゴ(地元ではドガンスイチゴと呼ぶ)が実っていれば、ポイポイと口に入れた。
おやつは山から貰っていたのだ。

 図鑑にはドガンスイチゴの名前はない。
花の形はオオバライチゴに似ているが、ここではドガンスイチゴと呼ぶことにしよう。

 私も毎年、山道を歩きながらドガンスイチゴの赤い実を食べる。
すると、60年前、70年前の子どもたちの歓声が聞こえて来るような気がする。
「ほんに美味かネ」と。

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2007.04.19 Thu 18:09:44 | | 4 comments
50グラム450円
干しゼンマイ 1日中、雨が降り続く。
気温は7度前後。
ひんやり寒い。
阿蘇では28センチの積雪があったそうだ。

 どこにも行かず、家で干しゼンマイを整理した。
写真は完成品だが、これの倍以上のゼンマイが軒下で乾燥を待っている。

 作り方は、すべて集落のばあちゃんに教わった。
①草木灰か重曹を入れて茹で、アクを取る。
②天日干しをして半乾きになったら手でよく揉む。
揉まないと、戻したときに柔らかくなくならない。
③さらに天日干しを続け、硬く乾燥したら出来上がり。

 干しゼンマイの戻し方は、水から火にかけ、沸騰して8分後に火を止める。
そのまま鍋冷ましにして10時間以上置く。
適当な大きさに切って、甘辛く炒め煮すると、大変美味しい。
これも、ばあちゃんの受け売りだ。

 干しゼンマイは50グラム450円で道の駅に出荷する。
私が出荷する農産物の中では飛び切り高い。
プロの生産者は「採る手間、干す手間を考えたら高くなかよ」と言うが、なんだか気がひける。

 雨が上がったら、また山菜採りだ。
2日間休んでいるので、ニョキニョキと沢山生えていることだろう。

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2007.04.18 Wed 17:56:41 | 畑仕事| 2 comments
郷愁の花レンゲ
レンゲ レンゲ(ゲンゲ)ほど郷愁を誘う花は少ない。

 レンゲを摘んで髪飾りを編む少女たち。
男の子は、もつれ合ってレンゲ咲く野原を走り回っていたっけ。
大の字になって寝ると、ヒバリが忙しく羽ばたいて、青空高くホバリングしていた。
ミツバチが飛び交う眠くなるような時間が静かに過ぎていく……。

 夕日の最後の輝きを受けてキラキラしていたレンゲを犬を連れて散歩の途中に見たことも忘れられない。
あのころは悩みなんかなかったなあ。

 いま、菜園はレンゲ畑のようになっている。
本当は、刈り取るか畑に漉き込んで緑肥にするべきなのだろうが、枯れるまでこのままにしておこう。

        レンゲ野に眠る猫あり風静か(沢太郎)

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2007.04.17 Tue 17:02:10 | | 6 comments
妖怪クン
羊歯 雨上がりの杉林で出会ったのが羊歯(シダ)の新芽。
妖怪のようでもあり、現代アートのオブジェのようにも見える。

 ゼンマイやワラビも羊歯植物の新芽だから、この妖怪クンも食べられるだろうか。
よく見ると、先端がゼンマイと同じ形をしているが、いかにも硬く、アクが強そうだ。
たとえ食べられても、食欲をそそられない。

 人間が見向きもしない分、妖怪クンは安心して種を増やしていけるだろう。
だが、人間に散々採られたゼンマイやワラビの羊歯植物に追い打ちをかけるほどは増えない。
自然は上手にバランスをとっているようだ。

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2007.04.16 Mon 16:05:36 | その他| 0 comments
タラノ芽が出始めたが……

タラノ芽 梅よ桜よと浮かれているうちに、もう4月も半ば。
いつの間にか新緑の季節になっている。
時の経つのが何と早いことか。

 山菜の王様タラノ芽も芽を出した。
トゲだらけの木に枝はなく、芽は木のてっぺんに生える。
1番芽だけを摘むのがマナーで、2番芽3番芽まで摘むと木は死んでしまうそうだ。

 ところが、芽を残らず摘んだり、高い木の手の届かない芽を採るために、木を切り倒す人が少なくない。
自分さえよければいいという風潮が、こんなところにも表れている。

 せめてもの抵抗。
私は移住してから1度もタラノ芽を摘んだことはない。

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2007.04.15 Sun 17:31:28 | 食べる| 2 comments
「他言無用」
 畑仕事から帰ったら玄関に佐賀の本格焼酎「他言無用」2本とメモが置いてあった。
メモには、こう記されていた。

 母が大変お世話になりました。
今日は天気が良く、体調もいいので家内の車で家の整理に来ました。
私も来週から本格的な治療に入ります。
私は、もうお酒は飲めません。
焼酎は買い置きしていたものですが、よろしかったら飲んでください。


 末尾にNばあちゃんの長男さんの名前。
97歳、1人暮らしのNさんが脳出血で倒れてから間もなく1ヵ月になる。
70歳を過ぎた長男さんは“深刻な病気”でNさんより先に入院していた。
母が突然いなくなった家を気力を振り絞って見に来たのだろう。

 Nさんが入院した日は「今晩がヤマ」、翌日は「非常に危険な状態。1週間持つかどうか」という診断だった。
それが今では血圧が安定し、酸素吸引マスクと点滴のチューブをつけたまま昏々と眠っている。

 この先どうなるのか。
病床の長男さんの気持ちを察すると、とても「他言無用」を飲む気にはなれない。

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2007.04.14 Sat 18:41:15 | その他| 0 comments
グミの実と菓子のぐみ
グミ 「ぐみ」と聞いて、グミの実を連想するのは多分、少数派ではないか。
たいていの人は、あのゴムのような感触のぐみキャンデーを思うだろう。

 私が山道でグミの実を食べていたころ、ぐみキャンデーは無かった。
あったとしても、食べたことはない。
初めて食べたのは、おっちゃんと呼ばれてもおかしくない年になってからだ。

 我がミニ果樹園のグミが満開だ。
うつむいて咲く小さな白い花は、どこか頼りない。
その代わり、花は数え切れないほど咲いている。

 もし、実がなったら小鳥が半分以上食べたとしても、手のひらに余るほど採れるだろう。
グミの実とぐみキャンデー。
どちらが美味いか、食べ比べてみようじゃないか。

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2007.04.13 Fri 17:07:11 | | 2 comments
出迎えはショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ このところ毎日、山菜を採っている。
ワラビは霜の後遺症で、いまだに出が悪い。
綿毛に覆われているゼンマイに霜の影響はなく、採り切れないほど生えてくる。

 山の急斜面をピッケル代わりの大鎌を頼りに這い回っていると、じきに膝が笑い腰骨がきしむ。
採っては休み、休んでは採るの連続だ。

 2時間を過ぎると、もう限界。
ヘロヘロになって山を降りる私を山すそで迎えるのがショウジョウバカマ(写真)。
頭を下げて「お疲れさん」と言ってくれているようだな。
そんなアホなことを考えていたら、ウグイスが「ぴーアホちゃん」と鳴いた。

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2007.04.12 Thu 16:59:36 | | 5 comments
タケノコ格差
タケノコ タケノコの出荷が今、最盛期だ。
農協の集荷場には、タケノコの入った大きなケース(写真)が何10個も積み上げられ、パートの男女10数人が選別・梱包に追われている。

 ところが、ところが。
私の借りている孟宗山では、まだ1本も取れていない。
去年の今ごろはタケノコ掘り→大鍋で茹でる→天日乾燥で大忙しだった。
何があったのだろう。

 隣りの孟宗山は、バス会社を定年退職したAさんが所有している。
そのAさんが友人3人を連れてタケノコ掘りにやってきた。
「イノシシの食べ残しを掘ってきますよ」と言って山に入り、30分ほどして手ぶらで出てきた。
「イノシシがあせった(掘った)跡はあるばってんが、まだいっちょん出とらん」と憮然とした表情だ。

 その一方で、集落のBさんは「1日で162キロ掘ったんで、もう腰が立たん」と上機嫌だ。
タケノコの収量にも格差あり、か。
そのうち、私の山にもタケノコが生えるだろうが、これほどの格差は面白くないな。

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2007.04.11 Wed 17:12:04 | 畑仕事| 4 comments
ひっそりとアケビの花
アケビの花 アケビの花は、本当に目立たない。
写真では、いくらか赤く見える花弁もあるが、これは光の加減。
実際は限りなく黒に近い濃紫色で、しかも小指の爪ほどの大きさしかない。

 いま、山の茂みの中で花は満開だが、ほとんどの人は気づかずに通り過ぎてしまうだろう。
秋には紫色の実がみのり、熟すと2つに割れて白い果肉が露出する。

 甘いものに飢えていた子供のころ、アケビの実を探して山道を歩き回ったものだ。
いま思えば、果肉より種のほうが多く、甘味も大したことはなかった。
それでも、高い所になる実が取れた時は嬉しかったな。

 栽培する農家があって、道の駅にもアケビの実が並ぶ。
甘いものに不自由しない子どもたちは多分、喜ぶまい。
買うのは、昔を懐かしむ年配者ではないだろうか。

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2007.04.10 Tue 17:40:33 | | 4 comments
爺さん婆さん咲く
シュンラン ワラビやゼンマイを採りながら山の斜面を上下していると、思わぬ場所で思わぬ野の花が見つかる。
写真のシュンラン(春蘭)は雑木林の入り口に咲いていた。

 西洋ランの華やかさはないが、香りがよく清楚だ。
幼さが残る少女が、母さんの香水を内緒でつけた風情か。
 シュンランの別名はホクロやジジババ(ジイババ)など。
我が集落ではジイサンバアサン(爺さん婆さん)と呼んでいる。
ホクロは花に斑点があることに由来しているのだろう。
では何故、ジジババなのか。
集落の爺さん、婆さんに聞いても誰も知らないそうだ。

 図鑑によると、「観賞用にも栽培されているが、開発や乱獲によって野生種は減少している」という。
爺さん婆さんは大事にしないといけないな。

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2007.04.09 Mon 18:11:08 | | 4 comments
神様の使い
ツバメの巣 道の駅の空きダンボール置き場にツバメの巣が捨てられていた。
泥と草を練り合わせた巣は完全に乾き、中には枯れ草が敷き詰められていた。
いつでも子育てが出来る状態である。
突然、家を失ったツバメの夫婦は、どんなに驚いたことだろう。

 私「可哀相なことをするなあ」
 出荷に来たばあちゃん「ツバメは神様の使いだから大事にしないといけん。
 こんなことをしたら罰が当たるよ」
 道の駅の従業員「野菜の上にフンが落ちると、お客さんから苦情が来るんです。
 巣の下に板を張ってフンが落ちないようにしているのですが、
 巣があんまり多いので追いつかなくて……」

 ツバメが神の使いなら、「お客様は神様」。
「フンぐらい大目に見て下さいな」とは言えないのだろう。

 だが、そう言ってもいいのではないか。
ツバメは何千キロも飛んで来て害虫を食べてくれる。
人の出入りの多い所に巣を作るのは、ヘビやイタチに襲われにくいと同時に、人間を信頼しているからではないか。
信頼を一方的に裏切られたツバメは途方に暮れていることだろう。

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2007.04.08 Sun 17:11:27 | その他| 2 comments
やはり野におけ
ミツバツツジ 朝6時の有線放送が「T渓谷のミツバツツジが見ごろです」と知らせてくれた。
我が家から渓谷までは4キロ。
畑仕事の帰りに早速、軽トラを走らせた。

 渓流沿いの細い道を登っていくと、遠く近くに赤紫色の花が咲いている。
木下闇(こしたやみ)を照らす明かりのようだ。
これがミツバツツジ。

 小説家の高橋治氏は『木々百花撰』(朝日文庫)でミツバツツジを絶賛している。

 「みつばつつじに狂い出して十年になる。だが、素性さえよくわからず、御し難い女に惚れたようなものだと、最近は悟道、諦観に達した。(ミツバツツジには多くの種類があり)それらを欲張り集めたが、後宮の美女三千とはかくやと思う混乱が庭に起き、結果、美しければいいやと居直っている」

 私もミツバツツジを見ていて飽きることはないが、庭に植えようとは思わない。
庭園や公園で見るミツバツツジは、別物のように魅力がないのだ。
やはり野におけツツジ花、ではないだろうか。

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2007.04.07 Sat 17:29:33 | | 4 comments
霜の一撃
ワラビ 昨日とおとといの霜で、ワラビが壊滅的な打撃を受けた。
茎が逆Uの字型に曲がり、茶色く変色してしなびていたのだ。
地中で気温の上昇を感知して顔を出したところへ霜の一撃。
若いワラビは、ひとたまりもなかった。

 そんなわけで、今年の初出荷は、わずかに14束。
農協の集荷場でも霜害が話題になっていた。
日ごとに増えていた出荷量が、がくんと落ちたという。

 近くでイチゴを選別していた顔見知りのおばさんが「大変だったねえ」と言ってイチゴを1パックくれた。
おばさんたちはイチゴを一粒一粒、明かりにかざして調べ、小さな傷でも見逃さない。
私が貰ったのは、傷が見つかってハネられたイチゴだ。
大変なのは、私なんかよりイチゴ農家だと思った。

 ワラビが霜にやられるのは毎年のこと。
数日したら第2陣が顔を顔を出すだろう。
春は一進一退を繰り返しながら、着実に初夏へ向かっている。

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2007.04.06 Fri 17:28:33 | 畑仕事| 6 comments
私が花見をするわけ
一心行の大桜 南阿蘇村の「一心行の大桜」(樹齢400年の彼岸桜)は満開だった。
背景は阿蘇外輪の山々と青空。
ぽかぽかと暖かく、空にはヒバリが鳴いていた。
途中3キロも渋滞し、桜の周辺に人が多かったが、文句は言えない。
私も原因を作った1人だから。

 老いを自覚したとき、多くの人は「あと何回、花見が出来るだろう」と考えるのではないか。
私は、まだ老いていない50歳代の前半に、そう思うようになった。

 1995年の1月17日早朝、阪神淡路大震災が発生した。
25万棟の家屋が全半壊し、6400人もの老若男女が亡くなった。
当時、兵庫県に住んでいた私が助かったのは、紙一重の運の差に過ぎない。
その時、「世の中、何が起きるか分からない。何が起きても不思議ではない」と思い知った。

 瓦礫の街にも、やがて桜が咲いた。
「明日、何が起きるか分からない」以上、来年もこの桜が見られる保証はない。
それならば、出来るときに、したいことをしよう。
山里で農業の真似ごとをするのも、花見をするのも、その思いの延長にある。

 願わくば来年も元気に花見が出来ますように。

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2007.04.05 Thu 18:19:06 | | 6 comments
悪女ケマン
ケマン 家の周り、畑、山道にムラサキケマンの群落があり、沢山の花が咲いている。
この花には、紫色の口紅を塗った唇を少し尖らすコケティッシュな女性の雰囲気が漂う。
それに、よく見るとなかなかの美形ではないか。

 だが、見かけにだまされてはいけない。
「四季山彩」というホームページは、こう警告している。

 花は可憐だが、ケシ科の仲間だから草全体が有毒でアルカロイド、プロトピンを含有している。食べると嘔吐、酩酊、心臓麻痺を起こすが、草を折って汁が手につき、食事などのときに知らないうちに口に入るだけで危険らしい。
 可愛いからといって間違っても摘んで持ち帰ろうという気持ちを起こしてはいけない。


 おやおや、知らなかった。
ケマンを人間に例えると、男を破滅させる悪女というところか。
そうは見えないけれどなあ。

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2007.04.04 Wed 17:11:29 | | 4 comments
貧乏ヒマなし
枯れ草刈り 山の枯れ草刈りがようやく終わった。
風で倒れた栗の木7本の片づけが予定外の仕事で、ほぼ1カ月がかり。
草刈り前の下の写真と比べて、少しは綺麗になっただろうか。
非力な爺ちゃんでも、まだやれるじゃないかと自画自賛しておこう。

 刈り終えて気づくのは地主さんが苦労して植えた栗の木の無残な状態。
花の山 虫に喰われて立ち枯れしている木が多く、生きている木は数えるほどしかない。
こんな禿山同然の山では野生動物や小鳥が困るだろう。
大雨が降れば土砂崩れを起こしかねない。

 広葉樹やコブシ、ヤマザクラを早く植えてやりたいが、もう無理がきく年は過ぎた。
1本また1本、マイペースでやるしかないな。

 草刈りが済んで、山菜採りが出来るようになった。
タケノコも掘らなくてはならないし、野菜の出荷もある。
貧乏ヒマ無しとは、このことか。

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2007.04.03 Tue 18:32:05 | 畑仕事| 4 comments
辛味ダイコンの花
ダイコンの花 辛いダイコンおろしが好きだ。
舌がしびれるぐらい辛いのがいい。

 それで、青首ダイコンの隣りに辛味ダイコンを植えている。
辛味ダイコンは太く短くて、中は紫色。
紫色のダイコンおろしなんてイヤだねという人は酢を垂らせば鮮やかな赤になる。
それでもイヤな人は……慣れてもらうしかない。

 畑は今、ダイコンの花盛りだ。
青首の花は白、辛味は実の色と同じ紫。
「栴檀(せんだん)は双葉より芳し」というが、ダイコンが花のころから色にこだわっているとは知らなかった。

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2007.04.02 Mon 17:13:24 | | 8 comments
酔ってスタート新年度
草刈り  朝6時、「道の駅」にレタスを出荷、きのうの売れ残りの4束を持ち帰る。
8時から集落総出の草刈り。
(写真は峠道の草刈りを終えて次に向かう2人)
午後1時からは公民館で集落の花見会。
日曜日だというのに、慌ただしいことよ。

 年3回やる草刈りの、今日は1回目。
途中で雨に降られたが、真夏の草刈りに比べれば、ずっと楽だ。
まだ草もさほど伸びていないので、2時間半で刈り終えた。
草刈り機のエンジンを切ると、コジュケイのチョットコイ、チョットコイという鳴き声が聞こえた。
コジュケイ君、どこに行ったらいいの?

 花見会は、例によって花よりお酒の草刈り慰労会。
テーブルごとに桜の一枝が活けてあって、これが花見。
女性陣が作ってくれたご馳走を肴にひたすら焼酎を飲む。
マイペースで飲みたいのに、入れ替わり立ち代り注ぎに来る人がいて、ついつい飲み過ぎてしまう。

 夕暮れが迫るころ、「もう、いい加減にしなっせ」と、母ちゃんや婆ちゃんたちに叱られて、ようやくお開き。
よろめく足を踏みしめて外に出ると、山々の山桜が雨の中で白く霞んでいた。

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2007.04.01 Sun 17:44:14 | 暮らし| 2 comments
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