おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
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ヤナギの芽と青春
ネコヤナギ ネコヤナギの柔毛に覆われたふくらみが花穂(かすい・小さな花の集まり)だとは、つい最近まで知らなかった。
このふくらみが割れて芽が出ると思っていたのだ。
いや、お恥ずかしい。

 大分出身の作家・松下竜一さんの作品『豆腐屋の四季――ある青春の記録』(講談社文庫)にヤナギの芽を歌った短歌がある。

 当時、松下さんは病弱な体にムチ打って貧しい豆腐屋を営んでいた。
青春とは名ばかりの鬱々とした日々に若き妻を迎えることで一条の光が差す。

   
      食べたいほど柔らかしと不意に柳の芽を噛みたる妻がほろ苦さ云う

 ヤナギの新芽を噛む初々しい妻と微笑して寄り添う松下さんの姿が目に浮かぶようだ。

      豆腐五十ぶちまけ倒れし暁闇を茫然と雪にまみれて帰る

 といった憤怒の歌が結婚を境に次第に少なくなり、妻を歌う青春賛歌が増えてくる。
懸命に生きた松下さんに巡ってきた春。
よかったなあと読み返すたびに思う。

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2007.02.28 Wed 17:26:44 | | 6 comments
面倒なことは後回し
倒木 山の草刈りを始めた。
ワラビやゼンマイが生えるまでに作業を終えたいが、間に合うかどうか。

 ウグイスの鳴き声を聞きながら、草払い機で枯れ草をなぎ倒す。
ふと上を見たら、杉の倒木が2本、行く手をふさいでいた。
2本とも多くの枝を突っ張って宙に浮いている。
真下に立っても幹まで手が届かない。

 これを片づけるには、まず枝をすべて切り落とし、幹を地面に横たえる。
それから、幹を持てる大きさに切り、麓まで担ぎ下ろさなくてはならない。
足場の悪い場所での解体作業は時間がかかるし、面倒だ。
ひとまず倒木を迂回して易しい場所で面積を稼ぐことにした。

 思えば昔から、面倒なことの解決を後回しにして、出来ることから手をつけてきた。
いいか悪いか別にして、人間のくせは年をとっても直らないようだ。

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2007.02.27 Tue 16:15:00 | 畑仕事| 3 comments
冬の名残り
河原 常緑樹の多い山里では、冬を感じさせる景色はあまりない。
河原の枯れススキは数少ない例外の一つだろう。

 古代中国の陰陽五行説は季節を4つの色(青・朱・白・玄)に分けている。
季節を人生に重ね合わせる人も多い。

 青春……若くて元気一杯。若気の至りの失敗もするが、まだまだやり直しがきく年代。
 朱夏……働き盛りの中年。分別もそこそこある。
 白秋……白は死の色。武士が切腹するときにも白装束を着る。
     無我夢中で生きて来て、自分の「生」にも限界があると知る年ごろ。
     若いころ、「死」はまだ先の話だと思っていたのに。
 玄冬……玄は黒のこと。既に死後の世界なのか。不勉強なので、分からない。

 青春のころから「白秋」を名乗っていた北原白秋は、57歳で亡くなった。
現代なら朱夏と言ってもおかしくない。
早い旅立ちを予感していたのだろうか。

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2007.02.26 Mon 16:17:52 | その他| 5 comments
私の最終学歴
挿し木 畑の隅に挿し木コーナーを作っている。
今ここにあるのは紅白のナンテン、ウメ、ヤナギ、ツバキ。
発根促進剤など使わず、無造作に枝を土に突き刺すだけだが、成功率は高い。

 根付いたら別の畑に移して仮り植え。
草に負けないほど育ったところで、木の“終の棲家”に定植する。
木は植えられた場所が気に入らなくても勝手に引っ越せないから、木の性質に応じて場所を選ばなくてはならない。

 そう書くと、なんだか植木に詳しいようだが、実は全くの素人。
農協か町が植木教室を開いてくれたら是非参加しようと思う。
私の最終学歴も「農協主催パソコン教室ワード科初心者コース」卒から「植木教室初心者コース」修了に変り、少しは農夫らしくなるだろう。

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2007.02.25 Sun 16:07:09 | 畑仕事| 2 comments
仏の蜜を吸う
ホトケノザ 畑にホトケノザ(仏の座)がビッシリ生えている。
遠くから見ると、花はさして綺麗ではない。

 だが、虫眼鏡で見た花は、不思議な形をしていた。
あごひげを生やしたおっちゃんが笑っているように見えなくもないのだ。

 この花がもっと大きかったら、鉢植えにして鑑賞する人もいるだろうに、いかにも小さい。
Small is beautifulなんて誰が言った?

 子供のころ、ホトケノザの花をつまんで蜜を吸った。
甘いものに飢えていたから、微量のほのかな甘味でも嬉しかった。

 今は身辺に甘いものが過剰なほどある。
蜜を吸う子供はいないので、仏の座も安泰というわけだ。

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2007.02.24 Sat 17:26:02 | | 2 comments
奇妙な野菜
奇妙な野菜 葉はミズナで、根はカブ。
ミズナを引き抜いたら、こんな奇妙な野菜が出てきた。

 この野菜の名前を知る人は多分、全国に1人もいないだろう。
なぜなら、ミズナとカブが自然交配して出来た野菜だからだ。

 毎年、何本かの野菜を収穫せずに残し、種を取る。
カブの花粉をつけた蜂がミズナの花に飛んできて交配させた。
それを知らずに、ミズナと思い込んでせっせと種を蒔いたというわけだ。

 近所の農家に聞いたら、こんなことはよくあるという。
自然交配は野菜として認知されない。
市場に出すつもりなら毎年種を買って蒔かなくてはいけないと注意された。

 カブとミズナ。
1本で2度おいしい野菜はお買い得だと思うのだが、店頭には並ばない。
農家は“失敗作”として自家消費したり、牛や鶏の餌にする。
日陰者扱いは可哀相だね。

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2007.02.23 Fri 16:26:18 | 畑仕事| 4 comments
文豪の憂い
モクレン モクレンのつぼみが日差しを受けて光っている。
先月から見ているのだが、なかなかつぼみが大きくならない。
突然咲いて驚かそうという魂胆か。

 モクレンの句にこんなのがある。
木蓮の花許(ばか)りなる空をみる

 モクレンは花が咲いた後に葉が出るのは常識。
「木蓮の花ばかりなる」は当たり前ではないか、と思うのだが、作者が夏目漱石だと知れば考えがころっと変る。
これは、いい句に違いない。
私は、その程度のミーハーだ。

 漱石の鏡子夫人はヒステリーで家事嫌いの悪妻(ではないという説もある)だった。
神経症の漱石は苛立ち、しばしば妻子に暴力を振るったという。

 モクレンを見上げて放心している漱石を想像してみる。
ここには悪妻と騒々しい7人の子どもの姿はない。
漱石の痩せた背中に人生の憂いが、にじんではいないか。

 文豪も凡人と変らぬ悩みを持っていたのですねえ。

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2007.02.22 Thu 17:01:52 | | 4 comments
これが花の山の予定地
      花の山

 写真は花の山に予定している名もなき山の部分景。
地主さんの話によると、30年ほど前に町から払い下げてもらい、栗を植えたのだという。
面積は2.4町(7,200坪)ほど。
荒れ山のように見えるが、これでも毎年コツコツ手を入れているから、草を刈れば見違えるようになる。

 この山を借りたときは密生した潅木が、猛々しく茂る草やイバラ、クズ(葛)と絡み合って入山を拒絶しているようだった。
畑仕事のかたわら、潅木の間引き、立ち枯れした栗の処理、草刈りをして、目鼻がつくまでに3年ぐらいかかったかな。

 今年も、もうすぐ山の整理に取り掛かる。
山桜と辛夷の苗を植えるつもりだが、夏には草に埋もれてしまうだろう。
負けないといいのだが。

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2007.02.21 Wed 16:50:00 | 畑仕事| 4 comments
赤貝は狙い目
 1月26日の記事「これを買わずにいられる貝」は、松江でよく食べた赤貝と俳句をからめて書いた。
その中で、「私が持っているどの歳時記にも赤貝の例句は載っていない」と書いたところ、墨童さんから「赤貝の句見つけました」というお便りをいただいた。

 墨童さんによると、春だけで800ページもある『角川俳句大歳時記』に、たった2句!載っていたのだという。
9牛の1毛とは、このことか。
希少の句を紹介しよう。

      赤貝をよく噛みのちのつれづれや(津森延世)
      赤貝の剥かれて赤さ増しにけり(鈴木久美子)

 赤貝を詠む俳人がほとんどいなかったのか、優れた句が2句しかなかったのか。
桜を詠む俳人は今も昔も無数にいるから、桜で歳時記に載るのは限りなく難しい。
これから歳時記に名を残したかったら、季語の狙い目は赤貝かも知れないな。

 今朝、鳥かごを覗いたらヒヨドリが冷たくなっていた。
きのうの夕方は元気にナンテンを食べていたのに、誠にあっけない死。
一生懸命世話したつもりだが力及ばず、応援して下さった皆さんに申し訳ない。


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2007.02.20 Tue 19:11:21 | その他| 8 comments
生きていた証し 花の山
植木まつり JA主催の植木まつりに行ってきた。
県農業公園の広大な敷地に花・樹木・農産物・海産物・農機具・飲食・墓石を商う店が軒を並べ、大勢の人で賑わっていた。
私が買ったのは山桜と辛夷の苗計6本。

 私は、かつてこんな夢を持っていた。
借りている山の1つに山桜と辛夷を植えて花の山にする夢だ。
そのために、毎年苗を少しずつ買いためて、谷間の段々畑の1枚に仮植えしていた。
ところが2年前の台風で、すべての苗が土砂岩石に埋まってしまった。
最近になって、あきらめた夢に再挑戦する気になり、苗6本を買ったというわけだ。

 50年、100年先に誰かが花の山を見て「きれいだな」と言ってくれればいい。
私が植えたなんて誰も知らなくてもいい。
後世に残る業績など何一つない私にも、生きていた証しが一つぐらいあってもいいではないかと思うのだ。

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2007.02.19 Mon 18:31:36 | | 17 comments
クレソンの不思議
クレソン 山の湧き水が流れ落ちる水路にクレソンが群生している。
名前は、いかにも舶来植物らしい響きがあるが、事実その通りで明治初頭に軽井沢に渡ったのが始めだそうな。

 帰化植物として130年余りの歴史があるものの、日本人が盛んに食べるようになったのは、それほど昔ではないだろう。
私自身、子供のころは名前すら知らなかった。
大人になって初めて、ビーフステーキなどの付け合せに使われているのを見た程度だ。

 よく食べるようになったのは山里に移住してからだから、クレソン暦は、わずかに5年。
山里の人たちは「川に生えてる草タイ」という認識で、今でも食べる人は少ない。

 それなのに何故、クレソンは全国津々浦々のきれいな川や沼地に繁殖しているのか。
食べる習慣のない人々が種を蒔いたとは考えにくい。
鳥がタネを運んだとも思えない。

 そんなことを考えながら、おひたしや油炒めにして、春の味覚を楽しんでいる。

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2007.02.18 Sun 17:08:33 | 食べる| 6 comments
生きろよ ヒヨドリ
20070217151732.jpg 外出から帰って玄関を開けた瞬間、異変に気づいた。
玄関から座敷の方まで羽毛が散らばっていたのだ。
また、ネコが小鳥を獲って来たのに違いない。

 羽毛をたどって行くと、ヒヨドリが廊下にうずくまっていた。
バタバタと飛び立ったが、ほんの数メートルしか飛べない。
尾羽がほとんど無くなっているせいだろう。

 だが、まだ生きている。幸い傷もない。
空いている淡水魚用の水槽に新聞紙を敷き、マンリョウの赤い実と水を置いた。
食べやすいように止まり木も用意した。

 怖い目にあったのに、このヒヨドリはよほど肝っ玉が太いのか、マンリョウの実をたちまち10数粒たいらげた。
急いで補給した白ナンテンもついばみ、水を飲む。
この分なら心配あるまい。

 飛べるようになったら野に放とう。
それまでは、大きな鳥かごを買って大事に世話しよう。
生きろよヒヨドリ。

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2007.02.17 Sat 16:28:39 | その他| 20 comments
田舎の贅沢
ノビル ノビル(野蒜)を少し掘ってきた。
日当たりのいい場所なら、どこにでも自生している。
本格的な山菜の季節が訪れる前の主役だ。

 ノビルの食べ方は、鱗茎(りんけい・球根)に味噌をつけてナマのまま食べるぐらいしか知らない。
これはピリッと辛い野生の味。
3つ4つ食べたら十分だ。

 葉に顔を近づけると、ネギのような、ニラのようなにおいがする。
葉っぱはネギやニラと同じ使い方でいいのでは、と見当をつけた。
小さく切って味噌汁に入れたり、油炒めにしても美味しいはずだ。

 あと1ヵ月もしたら、タラノ芽やワラビ、ゼンマイが顔を出す。
歩いて行ける所で“売るほど”山菜が取れるのは、田舎ならではの贅沢ではあるまいか。

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2007.02.16 Fri 17:08:52 | 食べる| 4 comments
梅の婆ちゃん
白梅 裏山の白梅が満開になった。
メジロが花の蜜を吸うたびに小枝が揺れ、花びらが散る。
清楚で凛とした、いかにも早春らしい眺めだ。

 この梅の木は幹周りが198センチもある。
樹齢を知るすべはないが、隣に住む97歳の婆ちゃんより遥かに年上だろう。
 
 やがて花が散り、実を沢山つける。
青い実は梅酒、熟した実は梅干しにしても、全部は使い切れない。

 気前のいい梅の婆ちゃん?に感謝。
もっともっと長生きして欲しいと思う。

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2007.02.15 Thu 17:52:12 | | 4 comments
再び県民性について
 きのうに続いて、県民性について書いてみたい。

 関西に暮らしていたころ、大阪人の運転マナーの悪さは日本のトップクラスだと思っていた。
強引な割り込み、車線を頻繁に変える、すぐ警笛を鳴らす……。
これらは大阪人のイラチ(せっかち)な性格を反映しているのだろう。

 熊本県人はイラチではないが、運転に奇妙なくせがある。
交差点で信号待ちしているとき、信号が青になるまで方向指示器を出さないか、出さないまま右左折するのだ。
プロが運転する路線バスやタクシーも例外ではない。
私の印象では、10台のうち4~5台が方向指示器のルール違反だ。

 まさか自動車教習所で教えていないわけではあるまい。
どんな県民性がそうさせているのか、答えが見つからないでいる。

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2007.02.14 Wed 17:13:03 | 暮らし| 2 comments
見知らぬ人
 月に1回、降圧剤を貰いに行く病院の待合室で、見知らぬ婆ちゃんに話しかけられた。
「男は酒どん飲んで眠らるるが……」
自分は薬を飲まないと眠れない、毎晩どんなにつらいか、と話はなかなか終わらない。
それは大変ですねと相槌打つのも結構大変だ。

 別の日には、こんなこともあった。
老夫婦の隣に座った途端、爺ちゃんが私に言った。
自分は胃がんだが、あなたはどこが悪いのか。
初対面の人に深刻な病気を打ち明けられたら、何と答えたらいいのだろう。

 熊本では病院以外の場所でも、知らない人によく話しかけられる。
育った関東や転勤で暮らした東北、関西、山陰、中国などで同じ経験をしたことはない。
「人懐っこい」のは熊本の県民性だと思っていた。

 ところが、『日本人の性格――県民性と歴史的人物』(宮城音弥・朝日新聞社刊)には意外なことが書いてあった。
熊本県人は「繊細でない、模倣的、島国的、礼儀正しくない、地味、豪放、とっつきにくい、反抗的、こせこせしている、勤勉でない」。
これは罵倒と言ってもいい。

 私の印象「勤勉律儀、明朗多弁、人懐っこい」と正反対の見方だ。
宮城氏は熊本に何か恨みがあったのではないかと疑っているが、ゲスの勘ぐりだろうか。

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2007.02.13 Tue 17:54:15 | 暮らし| 6 comments
命なりけり
石のコケ 農道脇の山の斜面にコケが沢山生えている。
スギゴケの1種だろうか。
朝露が水玉になってキラキラ光っている。
小さなコケの1本1本が背筋を伸ばして、生命を謳歌しているようだ。

 コケといえば、苔寺の通称で名高い京都の西芳寺が思い浮かぶ。
1度は訪問したいと思ったこともあった。
だが、事前に往復はがきで申し込み、さらに写経をしないと参観を許されないと聞いて諦めた。
と言うのは口実で、実はコケなどにさしたる興味はなかったのだと思う。

 それが今では毎日、路傍のコケを眺めて飽きることがない。
年をとるとともに多くのものを失うが、年をとって初めて見えてくるものもあるようだ。

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2007.02.12 Mon 15:53:30 | 暮らし| 4 comments
駅伝は町が元気な証拠
駅伝 集落対抗の町駅伝大会が開催された。
参加したのは48集落のうち21集落。
役場をスタート・ゴール地点に、峠近くの集落で折り返す10区間18.4キロを走る。
距離は短いが、渓流沿いの坂道を上り下りする難コースだ。

 我が集落は小学5年生から72歳の爺ちゃんまでの老若男女が参加した。
どこの集落も10人の選手を揃えるのが段々難しくなっている。
淋しいことに参加チームは毎年減る一方だ。

 だが、この大会が開催されているうちは、過疎高齢化の地にもまだ元気が残っていると思いたい。
将来、参加する集落がなくなり、大会が取りやめになったときは赤信号だ。

 大会はオリンピック以上に参加することに意味がある。
私も夜陰ひそかに練習を重ね、来年は参加してみようか。

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2007.02.11 Sun 16:08:06 | 行事| 2 comments
されどタケノコ
         竹林       竹林・裏山

 今の季節に取れるタケノコが一番高く売れるという。
だいぶ前のこと、大阪の百貨店で、手のひらに入りそうな小さなタケノコ2,3本を5千数百円で売っていた。
こんな高いものを一体誰が買うのか不思議でならなかった。

 小さなタケノコは、まだ地中にあるうちに掘り出す。
頭を地上に出そうとして出来たかすかな地面の割れ目が目印だ。
この亀裂を見つけるには、まず竹林の手入れが行き届いていなくてはならない。
次いで必要なのは、長年の経験とカンだ。

 左側の写真(クリックすると大きくなります)は、Aさん夫婦が昨年末から古い竹を切り、落ち葉を払ってきれいにした。
右の写真は我が家の裏山の孟宗竹。
地主さんに余力がなく、もう何年も手入れをしていない。
密集した竹の間に潅木が茂り、どんなタケノコ名人でも亀裂を見つけることは出来ない。

 私がタケノコを掘り始めるのは、もう少しあと。
タケノコが地上に頭を出してからだ。
このころは安値になっているが、味に大した変わりがあるじゃなし、これで十分だと思っている。

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2007.02.10 Sat 17:06:24 | 畑仕事| 0 comments
唐辛子好き
ショウガ 家の近くの第2菜園でショウガを少し収穫した。
実は、長らく掘るのを忘れていたのだった。
農夫が収穫を忘れるなんて、自動販売機にお金を入れて品物を取らずに帰るようなもの。
恥ずかしくて、あまり人には言えないな。

 ショウガをすりおろして、湯豆腐や冷奴にたっぷりかけて食べると、おいしい。
焼きたてのイカにショウガを山盛りにして乗せ、醤油を垂らして食べるのも大好物だ。
今年は味噌漬けを作ってみようと思う。

 ここまで書いて、唐辛子好きの若い女の人を思い出した。
注文したうどんが出来たら、バッグから瓶入りの唐辛子を取り出し、うどんが見えなくなるほど大量に振りかけるのだ。
沢山使うとお店に悪いから、いつも唐辛子を持ち歩いている、と言う。
真っ赤なうどんを涼しげな顔で食べる姿を見ている私の方が、汗が出た。

 ショウガ好きの私も彼女には到底及ばない。
彼女は今も唐辛子の壜をバッグに忍ばせているだろうか。
胃潰瘍になっていなければいいのだが。

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2007.02.09 Fri 16:49:41 | 食べる| 2 comments
2月のホタル
      うめ 
 ウグイスの初音を聞いた。
ほんの2声、3声。
お世辞にも巧いとは言えない鳴き方だった。

 ここ数日、20度近い暖かい日が続いている。
気がついたらミニ果樹園の白梅は4~5分咲き。
木の下に立つと、とてもいい香りがする。

 NHKのテレビニュースが熊本県南部の芦北町の川にホタルが出始めたと伝えていた。
その川は水温が高く、毎年3月中旬からホタルが飛ぶという。
それにしても例年より1ヵ月も早い。
まさか2月にホタルの青い光が見られるとは。

 暖冬で春へ向かう足取りに加速がついているようだ。
これからも、季節外れの珍現象が伝えられるだろう。
楽しみな半面、やはり普通がいいような気がしないでもない。。

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2007.02.08 Thu 15:51:08 | 暮らし| 6 comments
可哀相に
 またまたネコが小鳥をくわえて帰ってきた。
くわえたまま「うーうー」と鳴いているのは、「獲ったぞ、見て見て!」と言っているのだろう。
小鳥には、まだ体温が残っていたが、すでに息は無かった。
可哀相に……

 ネコが小鳥やネズミをくわえてくるたびに「無益な殺生はするな」と厳しく説教している。
ネコは知らん顔、素行を改める気配は無い。
いくら餌が足りていても狩猟本能には勝てないようだ。
育ちのいい血統書つきのネコは、鳥を襲ったりしないものだろうか。

 死んだ鳥は、仲間が沢山いる裏山に埋めてやった。
この儀式は何回やってもいやなものだ。

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2007.02.07 Wed 15:59:52 | その他| 4 comments
ネギを捨てる
      ねぎ

 クヌギの林の中にネギが大量に捨てられていた。
付近にネギ畑はない。
軽トラに積んで、どこからか運んで来たのだろう。

 暖冬でネギは大豊作になった。
ところが値崩れして、出荷すればするほど赤字になる。
自分の家で食べたり、近所に配って消化できる量ではない。
困り果てて、やむなく捨てたものではないか。

 手間ひまかけて育てたのに、もったいないと誰しも思う。
私が同じ立場だったら、どうするだろう。
出荷時期は限られているし、日持ちもしない。
いくら考えても、これといった名案が浮かばないのだ。

 皆さんだったら、どうしますか。

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2007.02.06 Tue 17:26:55 | 畑仕事| 5 comments
続・千の風になって
  「千の風になって」の詩の原作者は誰か。
私が見た限りでは、ほとんどが作者不詳と記されている。
古い話で、調べようがないのだなと思っていたら、
大先輩から「千の風になって」の詩の原作者についてというサイトを教えていただいた。
(昨日、健忘庵さんからご教示いただいた『木走日記』にも言及あり)

 それによると、詩の原作者はメアリー・フライというアメリカ女性。
つい最近の2004年9月15日に99歳で亡くなっている。
詳しくは上記サイトを読んでいただきたい。

 もし、これが事実ならメディアは何故取り上げないのだろう。
事実関係が確認できなくても、話題性は十分あると思うのだが。

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2007.02.05 Mon 19:31:05 | その他| 4 comments
「千の風になって」
千の風 きのうの最低気温は氷点下8度。
日中も5度までしか上がらなかった。
立春の今日は、最低が5度で最高は15度を超えた。
何という変化の激しさだろう。

 ぽかぽか陽気に誘われ、街でCDを1枚買った。
ご存知「千の風になって」
テノールの秋川雅史が朗々と歌い上げている。

 新井満の日本語詞は2年余り前に初めて読んだ。
友人が書いた『優日雅(ゆうにちが)――夏目雅子ふたたび』(森英介著・実業之日本社)の巻末に掲載されていたのだ。
以来、ラジオやテレビで何回この歌を聴いたことか。

 「死んだらあの世に行って、お盆に帰って来る」という“常識”を引っくり返したところに、この歌の面白さがあると思う。

 私が死んだら、通夜の席で1回だけ「千の風になって」のCDを聴いて欲しい。
あとは、大酒飲んでにぎやかに盛り上がってくれ。
昔のように手拍子を打って「お座敷小唄」や「憧れのハワイ航路」なんか歌ってくれたら言うことなしだ。

 墓は、まな板ほどの石の板にヘボ俳句
       「生きて来て行き着く果てや瑠璃の空」
と刻んで、畑の隅に置いてくれたらいい。
やがて、石の板は土に埋もれ、草に覆われるだろう。
構うもんですか。
どうせ「私はそこにいない」のだから。

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2007.02.04 Sun 16:11:06 | その他| 12 comments
ヘボ俳句
 現役を退いて、何の趣味もないのは寂しいものだ。
畑仕事をして、焼酎を飲んで寝るだけでは味気ない。
そんなわけで、気が向いたときに俳句“もどき”を作るようになった。

 俳句は、いつでもどこでも1人で出来る。
足腰が立たなくなっても何とか1句ひねリ出せるだろう。
もっとも、ボケてしまったら保証の限りではないが。

 耕運機を押したり、山川草木を眺めていて浮かんだ句を、たまに俳句講評サイトに投稿している。
ほとんど褒められたことはない。
でも、いいのさ。
自分のための気持ちのメモなのだから。

          寄り添って霜に耐えてる道祖神
          蝋梅や萱葺きに来る女傘
          早春の壜に銀色ギリシャ文字
          捕われし猪(しし)が見上げる夕陽かな
          さくらさくら初恋の娘(こ)も六十五
          つばめの巣壊す男の眼の光り
          野辺送り光る若葉の命かな
          水底の山女も見るか初蛍
          黄昏れてなお赤々と柿明かり

 まあ、こんな調子。お粗末でした。

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2007.02.03 Sat 16:42:15 | 暮らし| 5 comments
何を語ればいいのかな
 毎月1回、公民館で集落の会合が開かれる。
連絡事項の伝達や諸行事の打ち合わせなどが集まりの目的だ。

 少し早めに出席したら、数人の爺ちゃんがグラウンドゴルフの話題で盛り上がっていた。
黙って聞いていると、1人が話しかけてきた。
「あた(あなた)も語らんね。楽しかよ」
急に「語れ」と言われてもなあ。グラウンドゴルフは、ろくに知らないし。

 「道具は貸してやる、毎日曜日に小学校で練習する、街の大会は沢山のチームが競り合って面白いぞ」
爺ちゃんたちの話を聞いているうちに気がついた。
「かたらんか」は「語らんか」ではない。
チームに「加わらないか」と言っているのだ。

 こんなこともあった。
Aさんの家を訪ねたとき、代わりに出てきた家の人が「Aは風呂さ行っとる」と言う。
この辺に公衆浴場はない。どこか温泉にでも行ったのかな。
ちぐはぐな会話がしばらく続いたあと、疑問が解けた。
「いっとる」は「行っとる」ではなく、「入っとる」だった。

 共通語に聞こえる言葉が地元では違う意味を持つ。
日本語は本当にややこしい。

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2007.02.02 Fri 16:34:40 | 暮らし| 12 comments
とんだ思い違い
      雪山

 夜明けとともに雪が降り始めた。
積もるほどではないが、雪は雪だ。

 熊本に移住するまで、九州は関東・関西・中部地方より暖かいと思っていた。
ましてや熊本は“火の国”。
真夏日の数は毎年、全国のトップスリーに入る。
沖縄より暑い日も珍しくない。
当然、冬も暖かいだろう、と。

 だが、事実は違う。
冬は、雪こそあまり降らないが、きっちり寒いのだ。

 きのう、テレビを見て驚いた。
こちらでは厚着をして「寒かですね」と挨拶を交わしているのに
東京では若い男性がワイシャツを腕まくりして歩いていたのだった。
(まさかヤラセではあるまいな)

 第2の人生を暖かい地方で、と考えている団塊世代の皆さん。
事前調査を怠たってはいけませんぜ。

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2007.02.01 Thu 17:00:42 | 暮らし| 4 comments
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