おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- -- --:--:-- | スポンサー広告|
もうすぐ涙の季節
      スギ

 濃緑色だった杉山が赤褐色に染まり始めた。
「もうすぐ、スギ花粉を飛ばすけんね」という警告のシグナルに見える。

 どこを見ても杉と檜だらけの山里では、飛散する花粉の量もトン単位だろう。
山が白い煙のように花粉を吹き出すさまは、花粉症ではない私が見ても恐ろしい。
花粉症の人なら涙なくして語れない、つらい季節だ。

 何十年も山里で暮らして、花粉症とは無縁だった人が突然、発症することもあるという。
もし、花粉症になったらどうしよう。
逃げ場のない山里では、ひたすら耐えるしかないのだろうか。

   ↓応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

関連記事
スポンサーサイト
2007.01.31 Wed 16:43:13 | 暮らし| 4 comments
今が我慢の時
       霜と梅

 今年は世界規模で暖冬だそうな。
梅も各地で例年より早く開花しているという。

 我が山里は今朝も氷点下。
日中もあまり気温が上がらず、暖冬の実感はない。
同じ町でも平野部より寒いと思う。

 零細果樹園の紅梅が霜に覆われていた。
よくよく見ると、つぼみがほんのり紅い。
寒さに負けずに、黙々と開花の準備をしているのだ。

 もうすぐ暖かくなる。
花々のつぼみが弾かれたように開き、早春の生を謳歌することだろう。

   ↓応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.30 Tue 16:22:53 | | 2 comments
テッセンは紫がいい
てっせん トメばあちゃんからテッセンの種をもらった。
種は平らな矢尻のような形をしていて、5ミリほどの大きさ。
小さなトゲのある長い尾がついている。
風に乗って遠くへ飛んでいくのだろうか。

 山里に移住してすぐ、近所へ挨拶に行った。
その時、トメさん宅の庭に見上げるようなテッセンがあり、濃い紫色の花が沢山咲いていた。
あまりの見事さにカメラを取りに帰り、花をバックに夫妻の写真を撮った。
これが移住後に押した最初のシャッターだった。

 テッセンは6月ごろ挿し木にすると、よく育つという。
種を植えて、あの大きさに育つには何年かかるだろう。

 トメさんは3年前に御主人を亡くし、今は独り暮らし。
最近になって、ようやく畑仕事や花の世話をするようになった。
あまり花をつけなくなったというテッセンも元気を取り戻すに違いない。

   ↓応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.29 Mon 17:17:29 | | 2 comments
要領が悪いなあ
      第2菜園

 人が住まなくなった家は、さほど時間が経たないうちに色あせ、傷み、朽ちていく。
耕作を怠った畑も同じだな。
1ヵ月ぶりに行った自宅近くの第2菜園を見て、そう思った。

 霜をかぶっているのは、寒さに強い雑草と枯れ草ばかり。
役目を終えた竹の支柱が、まだ放置されていて、いかにもだらしがない。

 家から10キロの第1菜園(谷間の段々畑)に入り浸っていると、第2が荒れる。
第2に集中すれば第1がお留守になる。
まるでモグラ叩きだ。
第1と第2に1週間ずつ交互に通えばいいのに、あれもこれもと欲張って、ついついどちらかに長居してしまう。
要領の悪い話だ。

 これから1週間、第2の草を片付け、土を耕し、堆肥をすき込もう。
もうすぐ春が来るのだから、うかうかしていられない。

   ↓応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.28 Sun 17:56:54 | 畑仕事| 6 comments
椿と海
       ツバキ

 庭の椿が1輪咲いた。
濃緑の葉の中の紅1点。この風情も捨てがたい。

 何年か前に訪れた高知の足摺岬には椿の大群落があった。
椿のトンネルを散策すると、樹上にも木の根元にも無数の赤が光を放っていた。

 岬の宿で1泊したが、何を食べたか、部屋や風呂はどんな様子だったか全く覚えていない。
 覚えているのは椿と海の眺めだけ。
そのうち、足摺岬に行ったことすら忘れるかも知れない。

   ↓応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.27 Sat 16:08:23 | | 2 comments
これを買わずにいられる貝
赤貝 街のスーパーで珍しく小粒の赤貝を売っていた。
足は売り場に釘づけになり、頭は一瞬のうちに島根県の松江にタイムスリップ。
宍道湖畔で過ごした2年3ヵ月、赤貝の甘辛煮をどれだけ食べたことだろう。

 松江では今の季節、赤貝を殻ごと大鍋に入れて醤油と砂糖で煮る。
子どもたちはおやつ代わりに、大人はお茶うけや酒の肴、御飯のおかずにして食べる。
炊き込みご飯の上に赤貝の甘辛煮、白魚、海老を乗せた赤貝ご飯もたいそう美味しかった。
大の好物になり、わざわざ鳥取県境港の魚市場に買いに走ったことも何回か。

 そんなことを思い出しているうちに、手は勝手に動いて赤貝2キロを買い物かごに入れていた。
今夜はもちろん、甘辛煮で晩酌だ。

 ちなみに赤貝は春の季語。
私が持っているどの歳時記にも赤貝の例句は載っていない。

 劇作家で俳人の久保田万太郎はナマの赤貝をのどに詰まらせて、74歳で亡くなった。
高級鮨ネタになる大粒の赤貝だったのだろう。
事故に遭わなければ、赤貝の句を作っていたかも知れないのに残念!

   ↓応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.26 Fri 16:33:35 | 食べる| 13 comments
焚き火
焚き火 毎朝の気温は零度前後。
氷も張れば、霜も降りる。
山里の朝は、まだまだ寒い。

 畑に出たら、まず焚き火。
山から枯れ枝、朽ちた竹、寿命の尽きたシイタケの原木を集めて火をつける。
炎を見ていると心がなごむのはなぜだろう。
青い煙も懐かしいにおいがする。

 子どものころも空き地でよく焚き火をした。
炭俵を持ってきた子は、その日のヒーロー。
煙の来ない一番いい場所に陣取ることが出来た。

 あのころは、今よりもっと寒かったように思う。
みんな、手や足に赤切れや霜焼けを作っていた。
食糧不足で栄養が足りなかったせいだろうか。

 学校の雑巾がけは、冷たい水が赤切れの手に沁みて痛かったな。
霜焼けの足がかゆくて、眠れない夜もあったな。

 年老いた今、そんな遠い昔を思い出しながら、焚き火にあたっている。

   ↓応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.25 Thu 18:24:11 | 暮らし| 6 comments
誰が住んでいるのだろう
鳥の巣 杉山に侵入した孟宗竹を切っていて、小鳥の巣を見つけた。
はて、どなたがお住まいか。
野鳥の知識がないので、見当もつかない。

 家に帰って、『鳥の巣の本』(岩崎書店)を読んだ。
鳥の巣は、大別すると屋根のあるドーム型と屋根のないおわん型に分かれるという。
写真の巣は、おわん型ではない。
形と大きさから、ウグイスとエナガに絞ってみたが、ウグイスは草むらに巣を作ると書いてあるので除外。

 残るはエナガの巣だが、これがなかなか凝った作り。
蛾の繭やクモの糸を緑のコケにからめて巣作りするのだそうだ。
緑の館は隙間風が入らなくて暖かいだろうな。

 竹林で見た巣は草で編んであるから、エナガの巣とも違う。
ここで、私の推理は行き止まり。
分からないとなると、気になって仕方がない。
どなたか巣の主を教えていただけないだろうか。

   ↓応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.24 Wed 17:23:30 | その他| 6 comments
時給は0円
支柱 ここ数日、谷間の段々畑で、エンドウ豆のツルを這わせる支柱を立てている。
長さ1.8メートルに切りそろえた孟宗竹を交差させて畑に打ち込む。
柱と柱を竹でつなぎ、さらに竹の枝を挿して豆が這いやすいようにする。
竹が無くなったら、また山で竹を切ってかつぎ降ろす。
この繰り返しだ。
一つの支柱に費やす時間と労力は、ばかにならない。

 何も手間かけてヤグラのような支柱を作らなくても、ホームセンターで売っている金属製の支柱を使えばいいと言う人もいるだろう。
だが、この谷間は風の通り道。
手間がかかろうと、見てくれが悪かろうと頑丈な支柱を立てなければならないのだ。

 こうして出来た豆は1袋100円で道の駅に出荷する。
もちろん、この価格に支柱を立てる労賃は含まれていない。

   ↓応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.23 Tue 16:48:30 | 畑仕事| 6 comments
イノシシを撮る
猪 やっと撮れました!イノシシ。(写真をクリックして見て下さい)。
昼食後、いつものようにカメラを持って近くの耕作放棄田へ。
今日も空振りを覚悟していたが、何か草むらで動いている。
それがイノシシだった。

 ウリ坊より少し大きい子どものイノシシが1頭。
近くに親イノシシや兄弟の姿はない。
時おり土を跳ね上げるのは、ミミズかクズの根を探しているのだろう。

 棚田の石垣に身を隠して写真を撮りながら、そろそろ近づく。
草むらから数羽の小鳥が飛び立ったところで、気配を感じたらしい。
こちらを見つめる目が小さな黒いボタンのようだ。

 やがて、くるっと身を翻して山を駆け上って行った。
イノ吉くん、食事の邪魔をして悪かったな。
もう写真を撮りに来ないから、ゆっくり食べなっせ。

   ↓応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.22 Mon 17:13:38 | その他| 6 comments
方言は文化だ
 「なんて日本語がうまいんだろう」
大相撲の外国人力士がインタビューに答えるのを聞いて、いつも感心する。
来日して相撲部屋に住み込み、24時間日本語漬けになるから上達が早いのだろう。

 それに引き換え、熊本に移住して5年にもなるのに、私は土地の言葉を聞き取ることも、話すこともろくに出来ない。
「バイ」と「タイ」の使い方すら分からない。
「まあ、よかバイ。そのうち、うまく話すったい」。これでいいのかな?

 熊本弁がどんなものか、「現代若者方言詩集」(大修館書店)から引いてみる。

     今朝は たいぎゃあ みがんのよか
     起きるとの やおいかんばい
     ばってん
     日差しのぬくして きもちよかたい

     今朝は たいぎゃあ みがんのよか
     霜で地面の濡れて じゅったんぼの気持ち悪か
     ばってん
     花や葉っぱの濡れて 美しゅうしとるたい

     今朝は たいぎゃあ みがんのよか
     どこにでん 氷の張って冷たかばい
     ばってん
     霜柱で遊ばすこどもらの むぞらしかたい

     さあ、今日も がまだしに行くばい


  (たいぎゃあ→たいそう、ずいぶん  みがんよか→気持ちよい
  やおいかん→容易ではない   じゅったんぼ→水たまり
  むぞらし→可愛らしい   がまだす→精を出して働く)

 活字の詩は、ゆっくり読んで意味を考えることが出来る。
これをすらすら朗読されたら、九州人以外の人は理解が難しいのではないか。
しかし、意味が十分に分からなくても、言葉のぬくもりは伝わってくる。
これが方言(故郷の言葉)の良さだと思う。
全国くまなく共通語に染まったら、どんなにつまらないだろう。

   ↓応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.21 Sun 16:47:45 | | 5 comments
セセリ来襲
氷 今日から大寒。
思ったほど寒くなかったが、軽トラの窓ガラスに氷の結晶が貼りついていた。
なんという繊細な形だろう。

 気温はどんどん上がり、昼前にはポカポカ陽気に。
そして、恐れていたことがやはり起きた。
このあたりではセセリと呼ぶ極小吸血昆虫が、大挙して顔にまとわりついてきたのだ。
セセリに噛まれると、針の先で突いたほどの穴が開き、血が流れる。
耳や目にも飛び込んできて仕事にならない。

 セセリは気温が10度を超えると、どこからともなく姿を現す。
ほぼ1年中、悩まされる畑仕事の難敵だ。

 春になれば、マムシが冬眠から目を覚まし、スズメバチも活発に飛び回るだろう。
春も、いいことばかりではないな。

 訂正です。1/13の記事「フキ味噌で焼酎を飲む」で、石川県小松市に住む友人に聞いたフキ味噌の料理法を間違えました。正しくは以下の通りです。

 フキノトウを細かく刻んで味噌と砂糖を少々いれてかき混ぜ、アルミホイルを小皿状にして、厚さ1センチぐらいに盛りつける。
そして電子レンジではなく、オープントースターで5、6分焼く。
上の方に焦げ目がつけば出来上がり。

   ↓応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.20 Sat 15:40:56 | 畑仕事| 2 comments
素人も作れるターサイ
ターサイ 中国野菜のターサイが、直径30センチもの葉を広げ、地面にぴったり張りついている。
そろそろ採りごろだろう。

 近所の人に苗を30本もらうまで、ターサイは見たことも聞いたこともなかった。
とりあえず植えて、後はほったらかし。
何回霜を浴びてもビクともせず、丈夫に育ってくれた。
貧相な野菜ばかり作っている私の数少ない優等生だ。

 濃緑色の葉は、いかにも栄養があるように見える。
実際その通りで、カルシウム、リン、鉄分、ビタミンCは、ホウレンソウやハクサイを圧倒しているという。

 料理法は炒めてよし、煮物、おひたし、漬け物もOK。
要するに中国のハクサイと考えればいいらしい。
色々試して、おいしかったら来年は作付けを倍増しようと思う。

   ↓応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.19 Fri 17:27:34 | 畑仕事| 4 comments
夢の跡
センリョウ 集落の空き家の庭に千両の小群落がある。
赤い実はまだ鮮やかで、鳥に食べられた様子もない。
千両の隣では蝋梅(ロウバイ)が咲き、沈丁花のツボミがふくらんでいた。
きっと、花の好きな人が住んでいたのだろう。

 私が借りている家の薪小屋には、几帳面に割った薪と杉の葉の束が沢山残っていた。
納屋には手押しの田植え機、10数枚の頑丈な筵(むしろ)、穀物を入れる大きな缶。
納屋の2階には、茶箱や秤(はかり)、コンテナが今もほこりをかぶっている。
真面目にコツコツ働いた農夫の姿が目に浮かぶようだ。

 かつて大勢の家族でにぎわった家も、今は「つわものどもが夢の跡」。
有為転変は世の常とはいえ、少々切ない。

   ↓応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.18 Thu 17:04:16 | 暮らし| 2 comments
動物なら轢いてもいいのかい?
テン 町境の峠で見慣れない動物が死んでいた。
どうやら車にはねられたらしい。
ネットで調べてみた。
まず、テンに間違いないようだ。

 町内の道路で毎年、おびただしい数の動物が車に轢かれて死んでいる。
イヌやネコだけではなく、イノシシの子、タヌキ、イタチ、ヘビからアオサギ、カラスまで。
テンを見るのは、初めての経験である。

 道路上に動物や鳥がいたら、運転者は反射的にブレーキを踏み、減速する(はず)。
前をしっかり見ていれば、なんとか轢かずに済みそうなものだと思う。
いきなり飛び出したら避けようはないが、はねられた動物のすべてが直前横断ではあるまい。
中には相手が人間ではないと見て、スピードを落とさない運転者もいるのではないか。

 人間も動物も命は同じ。
動物だから車で轢いても構わないという理屈は成り立つはずがない。
山の中でテンの子どもたちが、母親の帰りを待って泣いているかも知れないよ。

   ↓応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.17 Wed 17:47:41 | その他| 6 comments
見捨てられた柿
柿 集落には、耕す人がなく荒れている田畑が何ヵ所もある。
そのうちの一つに最近、イノシシがよく来ると聞いて、カメラ持参で出かけた。
張り込みは今日で4日目だが、まだイノシシには出会えていない。

 草むらに身を隠して、しゃがんでいるのは根気が要る。
退屈紛れに辺りを見回したとき、枯れ草の奥に何か赤いものが見えた。
イノシシをあきらめ、背丈ほどの枯れ草をかき分けて確かめに行くと、それはなんと柿だった。

 熟して落ちるでもなく、鳥も食わず、人間にも見捨てられた寂しい柿だ。
なんて言うのは私の勝手な感情移入で、柿はなんとも思ってはいまい。

 耕作を放棄した田畑は草や木が生え、クズ(葛)のツルがからんで、やがて原野に還る。
先人が苦労して拓いたのに、それでいいのかい。
柿の赤い実は、そう警告する赤信号に思えてならないが、これも勝手な思い込みだろう。

   ↓応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.16 Tue 16:42:39 | 暮らし| 2 comments
水飲み健康法
水汲み場 毎月1回、降圧剤をもらいに行く病院のナカムラ医師は、いつもこんなことを言う。

 「血液をさらさらにするために、水を沢山飲みなさい。熊本の水はおいしいから苦にせず飲めるでしょ?サプリメントを飲むより、ずっと安上がりの健康法ですよ」

 確かに熊本の水はおいしい。
熊本市も我が山里も、水道の水源は100%地下水。
おいしさの秘密は、この天然ミネラルウォーターにある。
都市部に暮らしていたころ飲んだ、あのカルキ臭い水は一体なんだったのだろう。

 我が家から半径7キロ内に、湧き水を一般に提供する水汲み場が3ヵ所ある。
最近、県道沿いにも1ヵ所出来た(写真)。
日曜祝祭日には、どの水汲み場も主として県外ナンバーの車で賑わう。
うまい水の評判が口コミで広がっているようだ。

 私は医師の言いつけに従って毎日2リットル、汗をかく夏はもっと飲む。
血圧は130と70~80台で安定しているが、これが降圧剤によるものか水の効果か、定かではない。

   ↓応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.15 Mon 19:19:28 | 暮らし| 4 comments
どんどや炎上
          どんどや左         どんどや右

  集落のどんどやがゲートボール場で行われた。
孟宗竹で組んだ高さ10メートルを超すヤグラを燃やし、無病息災を願う行事だ。
地方によって左義長とも、どんど焼きとも言うらしい。

 孟宗竹や、ヤグラの中に入れる太い丸太を用意するのは3人の世話役さん。
今年の世話役さんの年齢を合計すると228歳になる。
重い竹や木を山から担ぎ下ろすのが難しくなったため、今年から消防団員数人が手伝うようになった。

 午後3時に点火。赤い炎の舌がするすると上に伸び、竹のはじける音がパン、パンと山々にこだまする。
熱くてとても近づけない。
やがて、ヤグラが崩れ、人々は門松や注連縄を炎の中に投げ入れる。
長い竹の先に挟んだモチを焼き始めるのも、このころだ。

 世話役さんは、竹筒に入れた日本酒をどんどやの火で燗をして注いで回り一同乾杯。
青竹の器で飲む酒は、竹の香りとエキスがしみ込んで、すこぶる旨い。

 炎を見つめながら飲み、しゃべり、笑う。
先人たちも同じように、どんどやを楽しんだのだろうか。

 夕闇が迫るころ、1人また2人と帰って行く。
さあ、明日も頑張るバイ。

   ↓応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.14 Sun 19:20:01 | 行事| 2 comments
フキ味噌で焼酎を飲む
20070113155322.jpg 春の使者フキノトウが、日当たりの良い山の斜面に出始めた。
フキノトウは、フキの花のツボミで、とても柔らかな緑色をしている。

 20個ほど採って、フキ味噌を作った。
フキを細かく刻んで、味噌にからめ、電子レンジで7分間チンするだけの簡単料理だ。
この方法は、石川県小松市に住む友人に教わった。

 今年は、味噌にからめた刻みフキに味醂を少したらして味噌の辛味を和らげ、胡麻油でいためてみた。
なかなかいい味に仕上がったと思う。

 フキノトウには独特の香りと苦味がある。
どちらが欠けても物足りないが、味の好みは人それぞれ。
口に合わない人もいるだろう。

 フキ味噌は炊き立ての御飯によく合う。
お茶漬けにしてもいい。
焼き魚と一緒に食べてもおいしいし、そのまま酒の肴にもなる。
是非、1度お試しあれ。

   ↓応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.13 Sat 16:49:11 | 食べる| 9 comments
チリも積もれば28万円
 昨年1年間に、「道の駅」に出荷した野菜などの支払計算書が揃ったので、足し算してみた。

 販売金額から販売手数料(10%)や袋など資材代金が差し引かれ、口座に振り込まれた総額は281,093円。
つまり、これが農業による昨年の年収ということになる。
ちなみに出荷した野菜の点数は1,402点だった。

 私にもう少し、体力・根気・知識があれば収入の3倍増は可能だろうが、10倍増はとても無理だ。
「農業だけで生計を立てている家は、町全体で何戸もない」と農協幹部が言っていた。
農業で食べていくのは本職でも難しいのだ。

 農業収入28万円から農機や軽トラの燃料代、堆肥代などを引いたら、間違いなく赤字になる。
だが、ものは考えようだ。
赤字は、畑仕事を楽しみ、健康に過ごすためのコストだと思えばいい。

   ↓応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.12 Fri 17:15:45 | 畑仕事| 10 comments
もうすぐタケノコの季節
竹 スギの林に侵入した孟宗竹の間伐を始めた。
昨年末には終えているはずの作業が2週間も遅れている。
タケノコの季節までには何とかなるだろう。

 竹用のチェーンーソーで切り倒し、1本ずつかついで山の斜面を降りる。
太くて長い孟宗竹は、中が空洞なのにずっしり重い。
腰でひょこひょこバランスをとりながら、畑の空き地まで運ぶのは、なかなかの重労働だ。
10数本運び下ろしたところでギブアップ。
非力な私の初日としては上出来ではないかな。

 竹が密生していては、タケノコの出が悪い。
竹と竹の間を傘をさして通れるほど空けた方がいいと教えられた。
あと3~4日、腰痛が悪化しなければいいのだが。

   ↓応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.11 Thu 16:01:54 | 畑仕事| 0 comments
スーパー爺ちゃん
 きのう8枚、今日2枚。年賀状が、まだ配達されてくる。
その中の1枚、年長の友の賀状に、こんな一言が添えられていた。

     「今年70歳を迎えるのが不思議なら
     毎日1500m泳げるのも不思議です。
     60代は黄金の時代でした」

 この友は50代半ばに椎間板ヘルニアを病み、杖をついて通勤していた。
自転車で足腰の筋肉を鍛えることを思い立ち、少しずつ走行距離を伸ばす。
終いには自転車で神戸の六甲山を登ったり、琵琶湖を一周出来るようになったという。
もちろん、腰痛は雲散霧消した。
「継続は力なり」は本当のことだな。

 毎日1500mも泳ぐのは、若い人でも難しいだろう。
腰痛をなだめながら畑仕事の私は、スーパー爺ちゃんに脱帽するばかり。
   
   ↓応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.10 Wed 16:04:19 | 暮らし| 4 comments
霜降る茶畑
      茶畑

 氷点下4度まで下がった朝、茶畑が霜で真っ白になっていた。
1日の寒暖の差が大きいほど、おいしい茶が取れるというが、霜で葉が傷まないだろうか。

 指先が寒さでジンジンするが、いつもより更に空気がきれいに思えて気持ちがいい。
深呼吸したら白い吐息の柱が立った。

 この茶畑は、軽トラ1台がやっとの細い道を登った山の上にある。
ヘアピンカーブは切り返さないと曲がれない。
重機のない時代に集落総出で山を削って作った道だそうだ。

 平坦地の少ない山里では田んぼ、野菜畑、住宅地を確保したら、もう茶畑のための余地はない。
木が茂り、岩だらけの山を拓くのは、どんなに大変だっただろう。

 そんなことを考えながら、お茶を飲んでいる。

   ↓応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.09 Tue 16:39:09 | 畑仕事| 2 comments
ネコの好きなテレビ番組
ネコ 寒い日はネコもあまり外に出たがらない。
コタツの中かストーブの近くで寝てばかりいる。
毎日昼寝する私でも、寝る時間はネコに遠く及ばない。

 そんなネコもテレビは見る。
動物や鳥、虫が主役の自然ドキュメンタリーが放映されていると、最前列に正座して、熱心に画面を見つめる。
時には画面のリスや鳥にネコパンチを繰り出すほどの熱中ぶりだ。
映りの悪い老朽テレビでも本物に見えるのだろうか。

 ほかの番組にどんな反応をするか試したことがある。
お笑い芸人のバカ騒ぎ番組の前に座らせたら、大きなアクビを一つして、コタツの中に潜り込んでしまった。

 好きなテレビしか見ないというネコの姿勢は正しい。
「定年退職した夫が1日中テレビを見ているので息が詰まる」という投書が先ごろ新聞に載っていた。
たまには人間も、ネコに学んだ方がいい。

   ↓応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.08 Mon 17:01:13 | その他| 8 comments
過疎は坂道を転がる如く
廃屋 目が覚めたら、うっすらと雪が積もっていた。
この辺りの降雪は、だいたいこんな程度。
昼までには消えてしまう。

 写真は、かつて村唯一の診療所だった建物で、今は廃屋になっている。
外観は傷んでいるように見えないが、内部はひどい状態だ。

 過疎が進むと、農林業など地場産業の衰微→税収の減少→医療・教育・福祉・交通など公共サービスカット→さらなる人口の減少という悪循環が止まらなくなる。
この町でも、小中学校や農協の統廃合がささやかれている。
実現したら、山の子達は10キロも先の学校に通わなくてはならない。

 町おこしには若者、よそ者、変わり者のチエが必要だという。
私はよそ者なのに、どうしたら過疎に歯止めがかけられるか、さっぱり分からん。
どなたか良いチエを授けて下さらんか。

   ↓今年も応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.07 Sun 16:01:43 | 暮らし| 2 comments
良い友達とは物をくれる人
魚
 磯釣りから帰ってきたマサオさんが、サバと37センチもあるグレを持って来てくれた。
近所に配っても食べ切れないほどの豊漁だったと言う。

「こぎゃん太か(大きな)魚が……」と両手を広げて、しばし釣り談義。
大型クーラーに入りきれない分は「海に投げてきたっタイ」と、釣り師の常で話もデカい。

 「グレは刺身にすると旨かよ」と教えられたが、切れる刺身包丁がない。
とりあえず、切り身にしようとしてグレの皮と骨の硬さを思い知らされた。
骨は出刃包丁で力を込めて叩いて、ようやく切れる始末だ。

 火鉢の炭火をコンロに移して塩焼きの準備完了。
まだ湯気の立つ熱々の身にユズをしぼり、辛味ダイコンのおろしを添えた。
これだけで、あとは何もいらない。
ぷりぷりした白身の旨さを一体、何に例えたらいいだろう。

 吉田兼好は、よき友の第一に「物くるゝ友」を挙げている(岩波文庫『新訂徒然草』百十七段)。
マサオさん、あなたは本当によき友だ。

   ↓今年も応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.06 Sat 15:46:03 | 食べる| 6 comments
菜の花は春に咲け
菜の花 集落の荒地に菜の花が咲いていた。
ちょっと待て。
まだ年が明けたばかりだぞ。
開花が早過ぎはしないか。

 もちろん、温暖な土地では、早くから咲く所もあるだろう。
だが、ここは熊本県北端の山間部だ。
気温が氷点下になることも珍しくなく、雪も降る。
冬の寒さが結構厳しい土地なのだ。

 行きつけの温泉の庭では、12月に桜が咲き、散らぬまま正月を迎えた。
秋の花コスモスも咲き残っている。
水仙や梅の開花がまだなのに、今度は菜の花か。

 花鳥風月で季節の変化を知る「年年歳歳花相似たり」の時代は、遠からず終わるのかも知れない。

   ↓今年も応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.05 Fri 16:12:01 | | 2 comments
婆ちゃんの底力
南天枝 今日から仕事を始めた。
山上のナンテン畑から、畑の持ち主の婆ちゃんが切ったナンテンを軽トラで谷間の段々畑に運んだ。

 年末にも5回降ろしているから、これが6回目。
あと2~3回は運ばなくてはなるまい。

 繁り過ぎて、畑の中を歩けなくなったので切ったそうだ。
腰の曲がった婆ちゃんが、よくぞ1人でやり遂げたものだと、ほとほと感心する。

 畑に写真のような山が2つも出来た。
さて、これをどうするか。
ナンテンは生命力が強く、ブスブス地面に挿しただけで、たいてい根付く。
全部燃やしてしまうのは、いかにももったいない。

 そうは言っても、段々畑6枚を全部ナンテン畑にするわけにはいかない。
出来るだけ沢山、鉢植えを作って道の駅に出荷するしかないか。
新年早々、ナンテンの難題で頭が痛い。

   ↓今年も応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.04 Thu 16:33:57 | 畑仕事| 4 comments
観音さんに願ったこと
         観音堂     お供え

 歩いて数分の“お観音さん”で初詣をした。
集落の小字(こあざ)10戸がお守りをする小さな観音堂だ。
賽銭箱に100円玉を入れて、こんなことを願った。

   無病息災(年をとると、健康であることがしみじみありがたい)
   五穀豊穣(昨年は米の不作と野菜の価格低落で苦しんだ農家が多かった)
   現世利益(ひたいに汗して働く人が報われますように)
   信賞必罰(巨悪を眠らせるな)
   平穏無事(殺伐とした事件・事故はもう沢山)
   世界平和(争いが絶えない世界。毎日、多くの人が命を落としている。科学技術は進
          歩したが、人間はちっとも賢くなっていないな)

 たった100円で、これだけ願うのは欲張り過ぎか。

   ↓今年も応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.03 Wed 15:01:26 | 行事| 4 comments
簡素な新年会
 集落の初会(新年会)が朝11時から公民館で開かれた。
少しこざっぱりした普段着で集まり、新年の挨拶を交わす恒例の行事だ。

 湯飲みに冷酒を注ぎ、車座になって飲む。
つまみはピーナッツとあられ。
忘年会のように馬刺し、だご汁は出ない。簡素なものだ。

 1時間ほど歓談してお開き。
飲み足りない者は連れ立って誰かの家に行き、腰を据えて飲む。
かつて私の家に来た時は、目を三角にした奥方衆が迎えに来て、
手を引っ張って連れ帰るまで延々と飲み続けた。

 もう、“酒豪”と付き合う元気はない。
そそくさと家に帰り昼寝。
なんだか全身がけだるい。
1年の疲れが出たのだろうか。
疲れるほど仕事をしていないのに、おかしいなあ。

↓今年も応援よろしくお願いします。
20061217214700.gif

2007.01.02 Tue 14:49:50 | 行事| 2 comments
"shw-greenwood" template design by Shallwill
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。