おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
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我に宝の山あり
千両 スギの林の中で、自生の千両や百両(カラタチバナ)、十両(ヤブコウジ)の実が赤くなっている。
万両の色づきは、まだ浅い。

 千両は鳥の好物らしく、沢山実っていた実が翌日には半分以下に減っていることがある。
でも、構わない。
鳥に運ばれた実は、またどこかで芽を出し、赤い実をつけるだろう。
千両、万両がごろごろしている宝の山の持ち主は気前がいいのだ。

 千両、万両は縁起物として正月を彩る。
もう、そんな季節になったのかと思う。
明日から12月。特に何かをしなければ、ということはないのだが、なんだか気ぜわしい。

 正月を指折り数えて待ったのは、遥か昔。
往時茫々、過ぎた去ったあの日々の何と遠いことよ。

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2006.11.30 Thu 18:10:07 | | 0 comments
干し柿が頭痛のタネ
柿 今年の干し柿は、どうやら失敗のようだ。

 まず、気候が悪い。雨の日が多く、湿度・気温が高いため、カビが生えてしまった。
焼酎で拭き取っても、カビ臭さは消えないだろう。

 次に困ったのは、ハエの異常発生だ。
親指の爪ほどもある大きなハエが何10匹も飛んで来る。
ハエ除けの網袋をかぶせたが、黒々と群がるハエを見たら食べる気にはならない。

 それなのに、婆ちゃんたちは「今年も楽しみにしてるけんね」と声を掛けて行く。
カビやハエのことを言っても、「なんの。ハエが来るのは旨い証拠ったい」と、どこ吹く風だ。

 いくらなんでも、カビが生え、ハエが群がった干し柿を差し上げるわけには行かないだろう。
どうしたものか。
干し柿が目下の頭痛のタネだ。

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2006.11.29 Wed 17:15:32 | 食べる| 2 comments
後味の悪い豊作
タカナ 谷間の段々畑で、タカナとカブ、ダイコンを収穫した。
タカナは熊本の代表的な漬け物材料。カブは千枚漬け風にコブ締めするとおいしい。
ダイコンの用途は、さまざまだ。

 自分で言うのもなんだが、野菜の出来がすこぶるよろしい。
素人でも豊作だから、プロはもっと立派な野菜を沢山収穫していることだろう。

 そんな時、取れ過ぎたダイコン、ハクサイ、ピーマンを値崩れ防止のために大量に廃棄処分したというニュースが話題になった。
1人が「つらかろうな。涙が流るるど」と言うと、一同深くうなづいたものだった。

 せっかく育てた野菜をブルドーザーで轢きつぶすなんて、どう考えてもおかしい。
福祉施設や学校給食に無料で提供できないのだろうか。
それとも、廃棄処分すれば補助金でも出るのか。

 なんという後味の悪い豊作だろう。

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2006.11.28 Tue 16:15:14 | 畑仕事| 8 comments
バッチク
 きのうに続いて今日も雨。明日の天気予報にも傘マークが出ている。
10月の日照りがウソのようだ。

 今ごろから12月上旬が竹を切る「伐竹」の適期だという。
スギの林に侵入した孟宗竹を切らないと、スギは竹に負けて枯れてしまう。
だが、雨のお陰でなかなか伐竹に着手できない。
伐竹が終われば、山の下草刈りが控えている。
どちらも雨中の作業は危険だから、晴れの日を待つしかない。

 孟宗竹の繁殖力は凄い。
放置すれば竹と竹の間を人間が通れないほど密生し、畑や人家の庭まで地下茎を伸ばしてくる。
樹木や竹の乱伐が山を傷めるのは事実だが、人間が手入れを怠っても山は荒れる。

 先人が苦労して植えたスギが、孟宗竹に飲み込まれている山のいかに多いことか。

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2006.11.27 Mon 16:35:57 | 畑仕事| 2 comments
接待に酔う
      もち         競り

 隣の集落の収穫祭に行って1日遊んだ。
朝からの雨で参加者は少なく、地元を除くと20人ほど。寂しい祭りだったが、目玉の農産物の競りと福モチ撒きの間だけ雨が上がり、何とか格好がついた。

 イノシシの塩焼き(1串100円)を肴に生ビール(中ジョッキ1杯100円)を飲む。
金を払おうとすると、「金はよか。どんどん飲んではいよ」と言う。そのうえ、焼酎のお湯割りや豚汁まで勧めてくれる。
一体、どうなっているのだろう。

 競りが始まるころには、いささか酩酊して、買うつもりがないものまで競り落としてしまった。
持ち帰った品々は以下の通りだ。

 ワラビの塩漬け(230円)  田舎まんじゅう(200円)  ナスの佃煮(200円)  手作りコンニャクとユズ(200円)  ムベ(200円)  竹ぼうき(300円)  お茶の佃煮(150円)  竹輪のような豆腐(100円)  自家製味噌2パックとケーキ(400円)

 地元の接待が効いて衝動買いしたのは間違いないようだ。

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2006.11.26 Sun 17:29:53 | 行事| 0 comments
草むしりはエンドレス
草 冬だというのに畑の草むしりに追われている。
ラッキョウ畑の草を取りを終え、ニンニク畑に行ったらご覧のありさま。
見渡せば、レタスやキャベツなども、ことごとく草に埋もれている。

 すべての畑の草取りが済むころには、最初に除草した畑は再び草ぼうぼうになっているだろう。
「畑仕事は草むしりと見つけたり」だね。やれやれ。

 隣人たちは「マルチすればいいのに」と口々に言う。
畝をビニールで覆えば、雑草の生育を抑えられる。分かってはいるが、いつまでも腐らないビニールは、どうにも性が合わない。
それに、ビニールマルチは数年で大量のゴミとなる。これも厄介だ。

 マルチがいやなら手でむしれ。そう、その通り。
かくして、年がら年中、草むしりだ。

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2006.11.25 Sat 17:21:54 | 畑仕事| 8 comments
イチジク大被害
20061120210401.jpg ミニ果樹園のイチジクが3本枯れた。
全部で5本植えたうちの3本だから壊滅的な被害である。

 “犯人”はカミキリムシ。
木の皮を縦横無尽にかじって枯死に追い込んだのだ。
木は根から取り込んだ養分を皮の部分が上に送る。たとえば、1センチ幅の帯状に皮をはがしただけで、栄養分が遮断され、木は枯れるという。皮がほとんど残っていない状態では、助かりようがない。

 カミキリムシは木の皮を食べて生きる。無抵抗のイチジクを守るのは人間の責任だ。
見つけ次第、カミキリムシを駆除し、木に木酢液を噴霧したが、及ばなかった。
このままでは残る2本も危ない。

 農薬(殺虫剤)は使いたくないし、さてどうしたものか。
色々調べたら、植物だけを原料にした害虫忌避剤があった。
人体には無害なので、散布する際にメガネやマスクは不要、野菜にもOKだそうな。

 話がうますぎるような気もするが、試しに使ってみようかと思っている。

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2006.11.24 Fri 18:09:23 | 畑仕事| 6 comments
谷間のルビー
 山道の斜面に冬イチゴが赤い実をつけている。
1センチほどの小さな実だが、甘味と酸味が絶妙に調和していて、大変おいしい。
       
      イチゴ


 集落の婆ちゃんから、こんな話を聞いた。
子供のころ、近所の子と連れ立って山へ行き、冬イチゴを食べながら、よくドングリを拾った。
そのころ山は、ハゼやウルシの紅葉で赤く染まっている。
ウルシとハゼは、かぶれるから近づいてはいけない、と親から言われたけれど、どれがどれやら分からない。

 それで、子どもたちは「♪ハゼにゃ負けるばってん、ウルシにゃ負けぬ♪」と繰り返し歌いながら山道を歩いたという。
あれから60有余年。
子どもたちの歌声は、もう聞こえない。
それより何より、山で遊ぶ子どもを見たことがない。

 そこには、冬イチゴを口に含みつつ歩く婆ちゃんがいるばかり。

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2006.11.23 Thu 15:50:55 | 食べる| 2 comments
ジネンジョの魔力
ジネンジョ 杉の梢近くまで伸びている黄色い葉はジネンジョ(自然薯)だ。
今の季節、男たちはこの葉を目印に山に入る。

 先日の町の祭りに出品されたジネンジョは、1m36cmもあったが、太さは親指ほどしかない。
これだけのイモを折らずに収穫するには、深い穴を掘る体力と根気、それに少々の運が必要だろう。

 祭りの野菜競り市では、ジネンジョが決まって高値を呼ぶ。
先日も2人の酔ったお父さんが互いに譲らず、8000円台まで吊り上げた。
そばで、双方のヨメさんが「もう、やめなっせ!」「お金なかよ。どうするの!」と叫んでも聞く耳持たず。

 戦いすんで日が暮れて。家に帰ったお父さんも酔いが覚める。
「わしゃあ、なんでこぎゃんイモが、そんなに欲しかったんじゃろ」と深くうなだれたに違いない。

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2006.11.22 Wed 16:11:20 | 食べる| 10 comments
婆ちゃんとの付き合い方
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 数日前のこと。昼寝をしていたら、何やら庭が騒がしい。
外に出てみると、2人の婆ちゃんが「この花、きれいかね」「少し貰ってよかと?」と言いながらスコップを振るっていた。

 「『貰ってよかと?』だなんて……もう掘ってるじゃん」とは口に出さない。
「もちろん、いいですよ」と持ち帰り用の新聞紙とビニール袋を手渡す愛想のいい私だ。

 その時、花の名前を聞かれたが、答えられない。せめて、○○科でも分かれば図鑑で調べられるのだが。
困ったときの何とやらで、「身近な植物」というホームページの「草花質問BBS」で、
ヒメツルソバだと教えていただき、あとで婆ちゃんたちに知らせることが出来た。

 婆ちゃんとの付き合いに遠慮や駆け引きは不要だ。気持ちをストレートに出せばいい。
戸惑うこともあったが、田舎の流儀は余計な気を遣わずに済む分、楽なような気がする。
そうは言うものの、庭の草花を勝手に掘られたら、都会人は目を白黒させるだろうなあ。

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2006.11.21 Tue 16:42:59 | 暮らし| 6 comments
我ら蟻んこ
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 標高500メートルほどの山に登って、我が山里の方角を眺めた。
集落は、低く垂れ込めた雲の下あたり。家も畑も見えない。
雲の上のゴルフ場(山肌が削られた茶色の部分)がなければ100年、200年前とあまり変わらない風景ではなかろうか。

 見渡す限り山また山。人間は蟻んこのように小さな存在だ。
それでも、宮沢賢治『雨ニモマケズ』の農夫のように
「ヒドリ(旱魃)ノトキハナミダヲナガシ サムサノナツハオロオロアルキ」している。

 人間はなんて、けな気なんだろう。
我ら蟻んこ、今日も畑を耕し、どっこい生きている。

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2006.11.20 Mon 16:58:03 | 暮らし| 4 comments
酒酔い執筆
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 きのうと今日、町最大の祭りが町営グラウンドで行われた。
祭りと言っても神社仏閣とは何の関係もない。
特産品を販売したり、飲食を提供するテントが50以上並び、特設舞台とグラウンドで、さまざまなイベントが展開される“お祭り騒ぎ”だ。

 県外から訪れる人も多く、毎年大勢の老若男女でにぎわうのだが、今年は2日間とも雨にたたられた。グラウンドは泥沼状態となり、みんなペンギンさながらのヨチヨチ歩き。

 雨を避けてテントの飲食店でイワナの塩焼きを肴にビールを飲む。
ほかにすることがないから、つい「もう1杯!」となる。そんなわけで、夕闇が迫るころには、すっかり出来上がってしまった。

 この記事も、当然“酒酔い執筆”。これ以上、支離滅裂になる前に、この辺で終わりにしよう(前にも同じように書いた気が……注意しなくては)。

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2006.11.19 Sun 18:20:49 | 行事| 5 comments
Who are you?
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 谷間の段々畑の草むらにピンクの花が咲いていた。花に触れると、絹糸かネコの毛のように柔らかい。
カライトソウ(唐糸草)ではあるまいか。

 家に帰り、ネットでカライトソウを調べてみた。
どうも違うようだ。まず、分布地。北アルプス、白山、滋賀県三国山とある。
そんな高山植物が熊本の低山に咲くだろうか。

 次に7-9月という花期。11月半ばを過ぎた今とあまりにもずれている。
花はそっくりだから、カライトモドキ?
それとも、園芸品種かな。
一体、キミは誰なんだい。

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2006.11.18 Sat 16:23:50 | | 0 comments
自慢の川
 集落を流れる川を5キロほど下るとキャンプ場がある。夏の休日は、大勢の親子連れや若者のグループが泳いだり、水遊びをしてにぎわう。
「どうです、きれいな水でしょ?」と声を掛けたくなる自慢の川だ。
           

 今は当然のことながら人影はない。早朝、畑に行く途中、軽トラをキャンプ場に乗り入れて深呼吸する。なんという静かな時間だろう。とてもいい気持ちだ。
集落の爺ちゃんたちの話を思い出す。爺ちゃんたちは子供のころ、この川の水を運んで風呂を沸かし、牛の体を洗ったのだという。

 アユやハヤが泳ぎ、夏にはホタルが飛ぶ。「何もない」山里に流れる美しい川は、みんなの財産だ。
都会の人たちよ、空き缶やゴミを捨てるのはやめてくれ。住民が清掃するのを当たり前だと思わないでくれ。

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2006.11.17 Fri 17:23:33 | 暮らし| 8 comments
シイタケはあきらめない
             

  忘れたころにシイタケが2つまた3つと採れる。
シイタケ菌に養分を吸われて原木はボロボロ。
今年はダメかと思ったが、木に硬い部分が残っている限り、シイタケはあきらめずに生えてくる。たいした粘りだ。

 それに引き換え、我が身はどうだ。
あきらめの早い人生だったような気がする。
シイタケに学べ、まだ時間はあるぞ。

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2006.11.16 Thu 16:47:45 | 畑仕事| 4 comments
イノシシ哀れ
 今日からイノシシ猟が解禁された。猟期は来年の2月15日まで続く。有線放送が「山に入る人は目立つ服装をしてください」と放送している。

 「目立つ服装」って何だ? 真っ赤、真っ黄色の作業着を着たとしても、山の木々が同じ秋色に染まっているので、目立ちはしない。
いっそ白装束で山に入るか。

 猟の期間中、林道で出会う軽トラが多くなる。いずれも、犬や檻を積んで理不尽なスピードで走っている。こちらの方が流れ弾より怖い。

 私が借りている山にもイノシシがいる。鉄砲撃ちさんが山から下りて来て、目の前の私に何の挨拶もなく、ずかずかと畑を横切って行ったことがある。
こんな無礼な男に撃たれるイノシシ哀れ。

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2006.11.15 Wed 17:51:04 | 暮らし| 4 comments
待てるとも!
      

 森林組合の敷地に生えているメタセコイアの実を取ってきた(写真が暗いですね。腰を浮かして上から画像を見ると、なぜか明るくなります)。

 いま種を撒いたら、生きてる間に成木を見られるだろうか。
メタセコイアは成長が早いそうだから、10年か15年で立派な大人になるはず。

 待てるかい15年? 大丈夫、待てるとも!

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2006.11.14 Tue 16:33:19 | その他| 2 comments
金持ちになり損ねた話
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 谷間の段々畑でヘビの抜け殻を見つけた。全長96センチ。中身が入っていたら、たじろぐところだ。

 横浜で過ごした子どものころ、ヘビの抜け殻を財布に入れたら金持ちになるとガキ大将から聞いた。試したくても、財布を持っていなかった。

 大人になり、一人前に財布を持つようになった。中身はいつもさびしい。それで、昔の話を思い出すこともあったが、身近に抜け殻がない。
そして今。財布も抜け殻もある。縁起を担いでみようか。でも、少々気味が悪い。

 結論を先送りして、畑仕事の帰りに見たら、風に飛ばされたのか、抜け殻は影も形もなかった。生まれて初めて金持ちになれたかも知れないのに、惜しいことをした。

 抜け殻と財布の言い伝えは熊本にもあるそうだ。隣の婆ちゃんは「抜け殻を床の間に吊るすと、家が栄える」と教えてくれた。この話は、財布よりスケールが大きい。

 皆さんの住む土地にも抜け殻伝説はありますか?

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2006.11.13 Mon 15:59:44 | その他| 6 comments
谷間の段々畑は こんなとこ
 写真は、これまで何回も書いた「谷間の段々畑」である。
下から2段目の畑から、上の4枚を狙って撮影した。突き当たりのクヌギ林で行き止まりとなり、その先は獣道のような細い道が山へ通じている。
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 計6枚の畑の面積は300坪ほど。
いま植えられているのは、シュンギク、レタス、ハクサイ、ホウレンソウ、ミズナ、タカナ、ソラマメ、インゲン、キヌサヤ、ダイコン、カブ、ニンニク、ニラ、ネギ、ラッキョウなど。
今日はタマネギの苗を200本植えた。もう1ヵ所の畑を合わせると、野菜はほとんど買わずにすむ。

 私の畑の下に田んぼが2枚あるだけだから、めったに人と出会わない。
小鳥、野の花、虫たちが我が友だ。夜中にイノシシが遊びに来てくれているようだが、まだお目にかかったことはない。

 以前、「こんな田舎に来て寂しくなかね?」と聞かれたことがあった。自分でも意外なことに全く寂しくない。
人は環境によって変わる。都会の喧騒の中で暮らせば少々の騒音も気にならない。田舎で暮らせば静かさにも慣れる。そいうことだろう。

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2006.11.12 Sun 16:09:25 | 畑仕事| 7 comments
道の駅の朝
 朝5時過ぎに道の駅へ行き、ミズナとホウレンソウを出荷した。土日祝日はお客さんが多いから、生産者も張り切って沢山出荷する。遅く行ったら野菜を並べる場所がないのだ。

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 お客さんの出足も早く、7時過ぎには何人もが野菜を選んでいる。
2~3人の若いグループが、それぞれ両手に持ちきれないほど買って帰るのは、食べ物関係の商売をしている人か。
菊の花を大量に買う常連さんは、街の花屋さんかも知れない。

 この道の駅は売り上げ、レジ客数とも九州のトップクラスだという。プロが買いに来るほど、安くて新鮮、品数が多いからだろう。
それを支えているのは、会員数約500人の出荷協議会で、爺ちゃん婆ちゃんが主力だ。

 「年をとっても、まだ自分に出来ることがある」という生きがいを創り出した道の駅の功績は大きい。その道の駅の最大の悩みは相変わらず万引きだ。爺ちゃん、婆ちゃんの汗の結晶を盗むなんて最低だと思うが、減る気配はない。

 科学技術の進歩に心がついて行ってない。これで、食糧危機の時代が到来したらどうなることだろう。

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2006.11.11 Sat 17:35:35 | 暮らし| 4 comments
悪魔の爪
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 千葉に住む友人から小包が届いた。中身は千葉名産の南京豆と奇妙なものが一つ。初めて見るそれにはメモがついていた。
「悪魔の爪。魔除けになります」

 全体が真っ黒で、胴体?の部分に短いトゲがビッシリ生えている。2本の長いツノのようなものは硬くて、先端が鋭く尖っていた。指に強く当てたら皮膚が破れかねない。なるほど、これが悪魔の爪か。

 “悪魔の爪”を手がかりに調べた結果、キバナツノゴマの実だと分かった。
別名が悪魔の爪。旅人泣かせという別名もある。無気味な形をしている上に、トゲやら鋭いツノを備えているのだから、そう呼ばれても仕方がないだろう。

 しばらく魔除けとして頑張ってもらい、来年は中の種を取り出して育ててみようと思う。
悪魔の爪を五つ、六つ飾ったら何かいいことがあるかも知れない。

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2006.11.10 Fri 15:39:18 | その他| 4 comments
カモ君 今日も元気かい
           

 集落を2つに割って流れる川に2羽のカモが住み着いている。
1年中いるので、留鳥のカルガモだと思うが、渡りをやめた別の種類かも知れない。

 近くの住民はカモに対し全くの無関心。
エサをやったり、カモ鍋にしようとする者は誰もいない。
木や草、水の流れと同じように自然の風景の一部として受け止めているフシがある。

 人間と鳥や動物の関係は、このようにお互い素知らぬふりが一番いい。
石を投げたり、矢を射かけたりするのは、もってのほかだ。

 とは言うものの、子ガモをぞろぞろ連れて歩く姿は見てみたい。これも余計なお世話カモね。

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2006.11.09 Thu 16:17:03 | その他| 0 comments
破れヒョウタン
            

 ヒョウタン4個を水に沈めたのは10月22日。そろそろ果肉が腐っているだろうと引き揚げたら、「大」のヒョウタン2個にポッカリ穴が開いていた。

 完熟を見届けて収穫したつもりだが、まだ足りず、皮が柔らかだったらしい。
それなら、同じ日に同じツルから獲った「小」の2個が無事なのはなぜか。素人農夫には分からないことだらけだ。

 楽しみにしていたヒョウタンに穴が開いてがっかりしたのは事実。だが、ものは考えようだ。酒がたっぷり入る「大」が無事だったら、ついつい飲みすぎてしまうに違いない。
健康のためには、破れヒョウタンでよかった。そう思うことにしよう。

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2006.11.08 Wed 15:29:37 | 畑仕事| 6 comments
牛との別れ
            

 「冬の使者が来た」(11/1)に書いたジョウビタキの写真が撮れた。場所は我が家の庭。ほんの数メートル先の竹の棒にとまったので、標準レンズのままパチリ。こんな近くまで寄ってくる野鳥を他に知らない。

 今日は立冬。冬太郎と名づけて、毎日挨拶することにしよう。

            DSCF0973.jpg

 さて、ここからが今日の記事。

 集落でただ1軒、牛を飼っているIさんが牛の体を洗っていた。手伝っていた奥さんの表情がさえない。いつもは、やかましいぐらい元気なのに。理由を聞いたら、こんな答えが返ってきた。

 もうすぐ、この2頭を出荷するんよ。いい子に育ったのにね。
私が畑から帰って、帰ったよっ!と声を掛けると、モーって鳴いて頭を擦り付けてくるの……可哀そうだけれど仕方ないね。

 車に乗せられた牛は、悲しげに何度も鳴くのだという。可愛がって育てた牛を肉牛として出荷するとき、心が揺れない人がいるだろうか。

 私はこれまで「いただきます」と言って食事を始めていた。これからは、手を合わせ、軽く頭を下げて「いただきます」「ご馳走さま」と言おう。命を分けてくれた野菜、魚、動物たちに感謝の気持ちを込めて。

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2006.11.07 Tue 16:01:03 | 暮らし| 2 comments
里の秋
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 激しい雷鳴で目が覚めた。雨の音もする。外は、まだ真っ暗。
1時間ほどして庭に出ると、雨は上がって濃い霧が立ち込めていた。空気がひんやり冷たい。

 この冷え込みで紅葉が進むだろうと言いたいところだが、山の木はスギとヒノキがほとんど。モミジ、カエデ、イチョウは数えるほど。残念ながら豪華絢爛の錦秋にはならない。

 だが、山里にも秋の彩りはある。ハゼやウルシの鮮やかな赤。ガマズミの赤い実。ツルウメモドキの黄色い実。草もみじだってある。
絶えず聞こえる小鳥の声がバックグラウンドミュージックだ。

 静かで繊細な里の秋も捨てたものではない。

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2006.11.06 Mon 15:27:32 | 暮らし| 4 comments
夢のまた夢


 農道のヨメナ(ノコンギクかも知れない)に朝露がおりて、小さな水玉が出来ていた。周りの葉も雨が降ったように濡れている。
乾燥注意報が出っ放しでも、大気はたっぷり水分を含んでいることが、これで分かる。

 今年の秋は記録的な少雨だという。10月以降、山里に雨が降ったのは2回だけ。それも、ミリ以下の雨だった。
「今夜は雨となるだろう」と天気予報が言っている。地割れの出来た畑に滲みこむほど降ってくれるといいのだが。

 畑の帰りにヨメナを見たら露はなかった。日が差すまでの短い命だ。
秀吉の辞世の歌が頭をよぎる。

    露と落ち露と消えにし我が身かな難波の事も夢のまた夢

 栄華を極めた秀吉にして、この思い。我ら凡人、死んで花実が咲くものか、生きている時間が大事と思いながら、のんべんだらりと時を過ごして、今年も残りわずか。大晦日の反省が、毎年の行事になっているようでは情けない。

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2006.11.05 Sun 15:56:34 | | 6 comments
赤トンボ 最後の輝き
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 朝の気温は10度前後。軽トラの窓や荷台が毎朝、露でびっしょり濡れる。そろそろコタツを出そうかなと思う。

 越冬できない種類の昆虫には、つらい季節だ。空を覆うように飛んでいた無数のウスバキトンボは、もう1匹もいない。
羽の破れたチョウや、産卵を済ませたカマキリの動きも鈍い。

 そんな中、畑の水路脇で赤トンボを見つけた。アキアカネかも知れない。昆虫図鑑によると、出現期は7~10月。暖かい熊本でも、10月下旬から霜注意報がしばしば出ている。
赤トンボの命は風前の灯だろう。
赤トンボの鮮やかな赤が、命の最後の輝きに見えた。

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2006.11.04 Sat 17:05:17 | その他| 2 comments
カラスの言い分
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 谷間の段々畑でこんな光景を見た。。

 農道をトコトコ走ってきたオスのキジが隣の田んぼに入り、落穂を食べ始めた。そこへ舞い降りたのがカラス。どうやらキジの侵入が気に入らないらしい。

 キジ(写真右)のすぐ近くで威嚇したり、後ろに回って突っつこうとする。時折、グアッグアッと声を発するのは、おおかた「あんた誰ね?ここで何ばしよっと?田んぼは、わしの縄張りじゃけん、はよ出て行きなっせ!」とでも言っているのだろう。

 カラスの言い分も分からないではないが、ずいぶん意地悪だね。
 結局、根負けしたキジが山へ逃げてカラスの勝ち。

 考えてみれば人間の社会でも、縄張り争いはよく聞く話。カラスの意地悪ばかりを責められないぞ。そう思い及んだのは、しばらく時間が経ってからだった。

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2006.11.03 Fri 16:49:21 | その他| 4 comments
哀れクヌギ
           

 タダで借りている5つの山を少しずつ巡回している。自分の土地は、地球上に1坪もないけれど、この時ばかりは地主気取り。なかなか、いい気分だ。

 クヌギ林にたどり着いて、ショック受けた。この夏の台風で、クヌギが何本もなぎ倒されていたのだ。クヌギを植えた老地主さんが見たら、どんなにがっかりすることか。

 こうなったら、3つの方法しか思いつかない。このまま放置して、いずれ土に還るのを待つ。薪にする。シイタケ栽培の原木に使う。私には最後の選択肢が一番いいように思えた。

 地主さんも「それがよか。わしらは、もう何も出来んけん、片づけてもらうだけで助かるっタイ」と言ってくれた。

 このクヌギ林は、元は棚田。減反政策で米が作れなくなり、代わりにクヌギを植えたのだという。先祖から受け継いだ田んぼが、今は荒れた林になっている。
先祖代々、地を這うようにして働いた歳月は一体なんだったのだろう。

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2006.11.02 Thu 16:26:31 | 畑仕事| 4 comments
冬の使者が来た
 冬鳥のジョウビタキが今年もやって来た。裏山の木の枝で、シッポを振りながらチッチッチッ、カッカッカッと鳴いている。
昼間はまだ暑いが、冬は近いぞ。そう知らせているように聞こえる。

 ジョウビタキは、インドから中国大陸を経由して日本へ渡ってくるという。途中で力尽きて海に落ちたり、タカに襲われることもあるだろう。小さな体で、よくぞ何千キロも飛んできたものだ。

 ツバメが去り、ジョウビタキが渡来する季節に思い出す歌がある。

                 若者たち
   
    君の行く道は    果てしなく遠い    だのになぜ
    歯を食いしばり   君は行くのか     そんなにしてまで


 この歌は渡り鳥にも当てはまると思うのだが、どうだろう。

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 訂正です
 「闇に沈む花」(9/29)でユウガオ、「やがて花が散り」(10/27)でアキノタムラソウと書いたのは誤りでした。正しくは、それぞれヨルガオ、ヤマハッカです。教えてくださったOさん、ありがとう。
2006.11.01 Wed 16:25:38 | その他| 2 comments
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