おおむね農夫、時に木こり。「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし」(山頭火)。こんな生活のあれこれを綴ります。
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13年ぶりの米不作
 九州地方の06年産米は、日照不足や台風13号などの影響で「1993年の冷害による凶作以来の記録的な不作となりそうだ」という。

 九州農政局の発表によると、九州全体の作況指数(平年作100)は89。県別では佐賀が74と最も低く、福岡・長崎が89、大分が92、熊本・鹿児島93、宮崎が95。有明海沿岸では台風による塩害も深刻だそうだ。

 我が山里でも稲が倒伏した田んぼが目立つ。不思議なことに、畦道1本隔てただけで、何の被害もない田んぼがある。風の通り道から微妙に外れたのだろう。運がよかったとしか言いようがない。

 あと4~5日で稲刈りが始まる。被害が少なくて済むように願わずにはいられない。

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2006.09.30 Sat 17:48:17 | 畑仕事| 4 comments
闇に沈む花
20060929143426.jpg 同じ集落の93歳の婆ちゃんが亡くなり、きのうが通夜だった。7月からの3ヵ月で4回目のお弔い。いかに高齢者が多いとはいえ、戸数30戸の集落で4件は、ちと多い。

 通夜を終え、暗い道を歩いて家に帰った。我が家の垣根に何か白いものが、ほのかに見えた。夕顔(ユウガオ)だと見当はついたが、三日月と星明りだけでは、よく見えない。懐中電灯で照らして、ようやく夕顔を確認した。

 田舎の夜は暗い。数少ない街灯から離れると、月のない晩は手先も見えない闇となる。行燈や提灯が照明器具だった江戸時代は、もっと暗かっただろう。

 蕪村の句を思い出す。

           夕顔や行燈さげたる君は誰

 この句、分かるようで分からない。蕪村と「君」は、ともに屋外にいるのだろうか。私は蕪村が屋外にいて、障子越しに漏れる行燈の光で夕顔を見ているのだと勝手に解釈している。そして、行燈のそばにいる「君」は色白の、はかなげな美女に違いない、と蕪村は思っていると。

 夕顔は日暮れとともに咲き始め、午前中の早い時間にしぼむ。最盛期の花は夜の闇に沈み、ほとんど見る人もいない。「それでいいのです」と夕顔は言う……はずだ。なんと奥床しいことよ。

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2006.09.29 Fri 17:04:19 | | 8 comments
何の証拠?
20060921195518.jpg ゲンノショウコ(現の証拠)が薬草だとは知っていた。だが、どの植物がゲンノショウコで、何に効くのか関心はなく、知ろうともしなかった。

 畑の雑草の中に紅紫色の可憐な花が咲いている。これがゲンノショウコ、と教えられて少し調べる気になった。陰干しした葉を煎じて飲むと慢性胃腸病、下痢、便秘によく効くのだという。効き目が早く現れるので、“現の証拠”とも呼ぶ古くからの民間薬だそうな。

 山里では、今でもこれをお茶代わりに飲む人がいるという。全く効き目がなければ、何百年も飲み継がれはしないだろう。試してみる価値はありそうだ。物忘れに効くと書いていないのが残念だけれど。

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2006.09.28 Thu 15:31:42 | | 0 comments
猫の超能力
 集落の大工さんに作ってもらった文庫本専用の本棚は、高さが1メートル80はある。私の見ている前で猫が、そのてっぺんに駆けのぼった。

 人間のように助走はしない。上を見て距離を測っているようだったが、次の瞬間、本棚の側面の板に身を躍らせ、途中で1回板に爪を立てただけでたちまち頂上に達した。

 そのとき私は思った。もし神様が3つの願いを叶えてくれるなら、1つは猫の身体能力を授けてもらおう。畑の坂道も山の斜面も、猫のようにしなやかに駆け回ってやる。のどが渇いたら、木にするすると登り、柿でも食べてやろう。腰痛よさらば。愉快だろうなあ。

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2006.09.27 Wed 17:54:59 | その他| 0 track backs, 4 comments
源平花合戦
20060921195341.jpg 「○○さんの庭に白い彼岸花が咲き、近所の評判になっている……」。20年か30年前、こんな新聞記事を読んだ記憶がある。今では、白い彼岸花は、さほど珍しい花ではない。民家の庭先や公園などで、ちょくちょく見かける。

 「白」は、彼岸花と何か別の花を交配させて出来た園芸品種ではなかろうか。私の畑の隅で咲く「白」も、植木市で買った一山100円の球根を植えたものだ。

 将来、「白」(源氏の旗の色)が山野に進出し、「赤」(平家)と源平花合戦を展開する日が来るかも知れない。あちらの山は平家が優勢、こちらの畦では源平入り乱れての互角の戦い、といった一大絵巻だ。
想像するだけで楽しからずや。

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2006.09.26 Tue 16:07:42 | | 0 track backs, 2 comments
旅の一座
           20060925180934.jpg

20060925181034.jpg
 きのうの“お籠もり”に続いて、今日は8集落合同の“総籠もり”と秋の例大祭が催された。神社参道の露店は綿菓子を売る1店だけ。祭囃子も聞こえない。祭りのお目当ては演芸大会だから、誰も淋しいとは思わない。お酒とご馳走を持ち寄って今か今かと開演を待つ。秋の日差しがまぶしい。

 今年も旅の一座がやって来た。座長が地元出身だという縁で、毎年ノーギャラで来てくれる。今年で17回目、なかなか出来ることではない。演目は歌謡曲、踊り、手品。上の写真の姉妹は「お座敷小唄」を歌ってくれた。座員のほとんどが、かなりの年配者だが、老が老を慰安して何の問題があろうか。

 地元の老人会も、練習を重ねてこの日を待つ。下の写真を見てほしい。赤いタイと白い服、お洒落で元気で、全員が70歳以上とは思えないでしょう?

 日が傾き始めるころ、全員で「赤とんぼ」を歌う。声が湿るのは酔いのせいか、年のせいか。田舎の祭りも捨てたもんじゃない。

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2006.09.25 Mon 19:28:06 | 行事| 4 comments
小さな神社で小さな行事
20060924153000.jpg 毎年9月24日に私の住む集落は神社拝殿で“お籠もり”をする。神官さんに祝詞(のりと)を上げてもらい、五穀豊穣・家内安全・平穏無事を祈願する行事だ。

 各戸から1人ずつ参加する決まりで、今年は25人の男女が顔をそろえた。祝詞の内容はチンプンカンプンだが、神官さんに促されて一同、礼をしたり、拍手を打ったり。ラジカセから流れる笙ひちりきの音曲に合わせて神官さんは太鼓も自分で打つ。なかなか忙しい。

 儀式は20分ほどで終わり、後は酒宴となる。見渡すと、若い人は1人もいない。3分の2が70歳以上だ。農林業の衰微が進む過疎地では、お籠もりの風習も、やがて廃れるかも知れない。顔に深いしわを刻んだ農夫が集う光景を、しっかり目に焼き付けておこう。

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2006.09.24 Sun 17:46:52 | 行事| 4 comments
もう急がなくてもいい
DSCF0494.jpg 朝の気温が20度を下回る日が多くなった。畑仕事をしても、あまり汗をかかない。夏の間は太陽熱温水器のシャワーで汗を流していたが、これからは風呂でじっくり体を温めたい。

 それで、毎日のように薪を割っている。薪だけで風呂を沸かしているのは、集落でも私ぐらいのもの。ほかの人は灯油か、灯油と薪を併用している。

 薪の材料は、立ち枯れした木や風倒木。軒下と薪小屋にたっぷり蓄えてある。無くなれば、また山に切りに行けばいい。山には何年も前に倒れた木がゴロゴロしている。生きている間は薪に不自由することは無いだろう。

 薪風呂は確かに手間がかかる。面倒だと感じることもある。だが、炎を見つめて放心していると、とても気持ちが安らぐ。勤め人時代は、あくせく生き急いできた。今はもうスローでいい、時の過ぎ行くままに生きればいいと思うのだ。

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2006.09.23 Sat 15:57:45 | 暮らし| 4 comments
紫蘇の実の塩漬け
DSCF0505.jpg 単身赴任が長かったから、簡単な料理なら何とか作れる。紫蘇の実の塩漬けは料理とも言えないものだが、おかずの乏しいときにあると重宝する。

 紫蘇の実を手でしごいて取り、水洗いする。ぎゅっと水気を絞り、塩を適量(入れ過ぎないこと)振って一晩寝かせれば出来上がり。ね、簡単でしょ? 焼酎を少したらすと、風味が増すという人もいる。食べ過ぎたら酒気帯び運転で引っかからないだろうか。

 味は塩漬けだから塩辛い。それだけ。紫蘇の実の味なんかないと思う。紫蘇の実は、その独特の香りを食べるのだ。塩漬けしないナマの実を味噌汁に入れてもいい。安物の味噌が香り高い高級味噌にランクアップするだろう。

 きのうはミョウガの鰹節まぶしで、きょうは紫蘇の実の塩漬け。ぜいたくな自然食か、単なる粗食なのか、自分でもよく分からない。

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2006.09.22 Fri 16:16:25 | 食べる| 0 comments
秋ミョウガ三昧
DSCF0539.jpg 栗の林に植えた秋ミョウガが大豊作だ。スーパーのビニール袋に一杯取っても、翌日同じくらい取れる。しかも、ふっくらとしていて、薄紅色が鮮やかだ。台風で未熟な栗まで落ちてしまったが、ミョウガには全く影響がなかった。台風がお目こぼしをしてくれたのかも知れない。

 生のミョウガを細かく刻んで鰹節をまぶす。醤油を少したらして、熱い御飯の上に乗せて食べる。うまい! 酒の肴にもいい。というわけで、朝昼晩ミョウガのお世話になっている。

 「ミョウガを食べると物忘れがひどくなる」という俗説が気になっていた。しかし、科学的な根拠はなく、逆に集中力を高める成分が含まれているそうだ。安心して食べるべし。

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2006.09.21 Thu 15:48:34 | 食べる| 0 comments
ニラの花の匂いは
20060917133213.jpg 畑のニラが満開だ。「きれいな花だな」なんて言っている場合ではない。食材の“花ニラ”は、ツボミがついたニラのこと。開花したニラはトウが立っている。つまり、収穫期を見逃した怠惰の証しだ。

 ところで、ニラの花はどんな匂いがするか御存知だろうか。花だけを一つちぎって嗅いでみる。ほのかな、いい香りがする。次の瞬間、じわじわとニラの匂いが立ちのぼり、せっかくの香りを消してしまった。花を支える細いクキが強烈なニラの匂いを発散しているのだ。

 ニラの花は清楚だが、花嫁さんのブーケには使えないな。

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2006.09.20 Wed 17:38:07 | | 2 comments
何とかなるさ
a href="http://blog-imgs-40.fc2.com/k/i/i/kiichi65/DSCF0536.jpg" target="_blank">DSCF0536.jpg

DSCF0535.jpg 台風で実が落ちてしまった栗ひろいをあきらめ、家から10キロ離れた谷間の段々畑(第1菜園)に行った。1番下の畑に根こそぎ倒れた杉が2本(写真下)、その上の畑に幹の途中から折れた杉が1本転がっていた(写真上)。えらそうなことを言わせてもらえば、この程度で驚いていたら山の中で百姓仕事は出来ない。

 重心が高く、岩盤の上のわずかな土に根を張っている杉は、台風のたびに簡単に倒れたり、折れたりする。チェーンソーで枝を払い、幹を持てる大きさに切って軽トラで運べば、それでお終い。手間はかかるが、素人の私にも何とか処理できる。

 手も足も出ないのは、土砂岩石が畑に流れ込んだり、農道・水路が崩れる大雨被害だ。昨年7月の大雨では、これが現実となった。畑に居座った大きな石は、押しても引いてもビクともしない。お陰で、6枚の畑のうち2枚がいまだに使えない。

 農業収入で、お金が貯まったら(そんな日が本当に来るのか?)業者に整地してもらおう。お金がなくても元気でいれば、たいていのことが何とかなるものさ。

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2006.09.19 Tue 18:04:29 | 畑仕事| 2 comments
「百姓は哀れだねえ」
              DSCF0545.jpg

DSCF0548.jpg 台風13号が、ようやく日本海に抜けた。九州では佐賀と宮崎の被害が大きいようだ。今のところ、死傷者や住宅被害、交通機関への影響に報道が集中しているが、そのうち農作物の被害も明らかになるだろう。

 土砂災害が多発した昨年に比べれば、山里の被害は、私の見る限り大したことはなかった。自宅近くの第2菜園では、ヘチマの棚が横倒しになった程度(写真下)。当初見込んでいたヘチマ200本の収穫は半減するだろうが、畑が土砂に埋まった昨年を思えば、あきらめもつく。


 菜園に隣接する栗の林では、太い枝が3本、強風にへし折られていた。それより、まだ実の白い未熟な栗が大量に落ちたのが痛い。見上げると、栗が一杯生っていた梢がスカスカだ。

 隣の林で、栗をひろっていた婆ちゃんが声を掛けてきた。「苦労して草を刈って、いよいよこれからが収穫だったのに、みんな落ちたねえ。百姓は哀れだねえ」

 どんなに真面目に働いても、台風の一撃には勝てない。農民は神社で五穀豊穣を祈り、畑や山に田の神、風の神、水の神を祀る。人知を超えた「神」にすがらざるを得ないのだ。私はこれを迷信だとは思わない。

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2006.09.18 Mon 15:43:15 | 畑仕事| 6 comments
被害はこれから?
 いま夕方の5時過ぎ。風がゴウゴウと鳴り、裏山の杉や孟宗竹が大きく揺れている。木の枝や無数の葉っぱが、風に吹きちぎられて空高く飛んでいく。我が家は風の道から外れているのか、窓ガラスがガタガタすることもない。だが、裏山の杉の木が1本、水平に傾いたままになっているので、倒れて屋根を直撃する心配はある。

 台風13号は「間もなく長崎に上陸の恐れ」とテレビが伝えている。熊本に再接近するのは、夜半過ぎだとか。公民館には、もう何人かが避難しているようだ。私も夕食を済ませたら避難しよう。

 農作物の被害点検は、あす台風が去ってからだ。無事だといいのだが。

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2006.09.17 Sun 17:33:06 | 暮らし| 4 comments
嵐の前夜
 台風13号の進路が気がかりだ。16日午後4時、沖縄地方が暴風雨圏に。明日17日には九州沿岸に近づくという。その後、東シナ海に抜けるコースをたどれば、甚大な被害が予想される。

 山里では稲穂が頭を垂れ始めたばかり。栗や梨の収穫もこれからが本番だ。今、台風に一撃されたら1年の労苦が水の泡となる。山だらけの土地だから、住民は皆、崖崩れや田畑への土砂流入も心配している。危なくなったら、近所の爺ちゃん、婆ちゃんを誘って公民館に逃げ込もう。

 朝から降ったり、やんだりしていた雨が夕方になって上がり、お天とさんが顔を出している。風もなく、草木の葉は微動だにしない。嵐の前の静けさとは、このことか。

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2006.09.16 Sat 16:47:27 | 暮らし| 2 comments
ピンクの虎
DSCF0453.jpg 瓶の中を洗うブラシのような花が庭に咲いている。何の花だろう。名前が分からないと、分厚い植物図鑑も役に立たない。

 隣に住む97歳の婆ちゃんに訊いたら、あっさり「はなとらのおタイ」と教えてくれた。これで図鑑が引ける。花虎ノ尾。シソ科に属し、原産地は北米。大正時代に日本へ渡ってきたという。

 名前に虎ノ尾がつく植物は他にも色々あって、岡虎ノ尾は桜草科、春虎ノ尾は蓼(タデ)科、虎ノ尾は竜舌蘭(リュウゼツラン)科というからややこしい。

 観葉植物の虎ノ尾は別にして、花の形が虎の尻尾に似ているとは、言いがたい。せいぜい猫の尾だ。そんな憎まれ口を利くのは野暮というもの。世界は広い。どこかにピンクの虎がいるかも知れないではないか。

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2006.09.15 Fri 17:17:25 | | 0 comments
50年後
 敬老の日を前に町の長寿番付が配布された。東(女性)の横綱は101歳。私の住む集落の最長老は97歳だが、三役に入れず前頭5枚目だった。前頭最下位は92歳だから、91歳以下は十両だ。

 西(男性)の横綱は100歳で、集落の男性最長老の96歳は関脇を張っている。“若い”86歳が幕内に入っていることからも、女性の方が長生きだということが分かる。

 長生きした理由の一つに食生活があると思う。山間部の農家は皆貧しく、自分で米を作っていながら、「盆と正月しか米の飯は食えなんだ」そうだ。雑穀と野菜中心の食事にならざるを得ず、それが体によかったのではないか。

 それと、もう一つ。体を使ってよく働いたことが、心肺能力を高めたと言えないか。子どものころから炭焼きや畑仕事を手伝うのは当たり前。機械がなく、農耕用の牛馬がいればオンの字の農業は、体を酷使するしかない。加えて女性は、畑仕事のかたわら、大勢の子どもを育てた。

 50年後、つまり豊かな時代に育った若者・中年世代が老人になるころ、長寿番付は、どうなっているだろう。80歳で横綱、なんてことにならなければいいのだが。

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2006.09.14 Thu 16:37:33 | 暮らし| 4 comments
栗ひろい
 秋の長雨で畑仕事がなかなかはかどらない。雨の切れ目を見ては、早生の栗をひろっているが、時には突然の雨でずぶ濡れになることもある。

 トゲトゲのイガを足で押さえて、火バサミか厚手のゴム手袋をはめた手で実を取り出す。湧き水の流れで栗の泥を洗い落としたら作業は終わり、というわけには行かない。家に帰ってから腐れ、虫食い、未熟の栗をはねて、大中小の大きさに仕分けする。これを1キロずつネットに入れ、「道の駅」に持ち込んで、やっと終了だ。

 早生が終わるころ、晩生の品種「銀寄せ」が落ち始める。これは粒が大きくて甘い。シーズンが終わるまでに早生、晩生あわせて約200キロ出荷する。非力な私には、これが精一杯。トン単位で出荷する本職は、どんなにか忙しいだろう。 

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2006.09.13 Wed 15:32:14 | 畑仕事| 10 comments
彼岸花咲く
                 DSCF0484.jpg

DSCF0486.jpg 彼岸花が咲き始めた。もうすぐ田の畦、山の斜面、林の中が燃える赤に染まるだろう。

 彼岸花は北の地方から咲き始め、花前線が九州に到達するまで1ヶ月もかからないという。青森や秋田の彼岸花は、もう終わっただろうか。

 栗の林では、下草刈りが終わるのを待っていたように芽を出した。まっすぐなクキがぐんぐん伸びて、ほどなく開花した。なんという成長の早さよ。所かまわず掘り返すイノシシも彼岸花には手を出さない。毒があるのを知っているに違いない。それとも、イノシシには花をめでる心があるのかな?

 栗を拾いながら時々、目を上げて彼岸花を見る。花の繊細なデザインは何度見ても飽きない。黒揚羽(クロアゲハ)が花から花へ飛んでいる。珍しくピンボケではない写真が撮れた。今年は、いい秋になりそうだ。

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2006.09.12 Tue 16:34:51 | | 2 comments
江戸にタイムスリップ
DSCF0496.jpg 話の順序が逆になるが、きのう熊本まで出たのは、熊本市現代美術館で開催中の「生人形(いきにんぎょう)と江戸の欲望」展を見るためだった。生人形とは、江戸末期から明治にかけて作られた木製人形で、見世物として人気があったという。

 会場で、まず目につくのが、左のチラシにも使われている「相撲生人形」。等身大の野見宿禰(のみのすくね)と当麻蹶速(たいまのけはや)の凄まじい形相と、筋肉や血管の隆起がリアルで圧倒された。

 よろいを着て弓を引く「武士」もよかった。お芝居に出てくる念入りに顔を作った人物ではない。江戸には現実にこんな顔の男がいたに違いない、汗まで匂ってくるようではないか、と思わせる出来だ。

 60センチぐらいまでの小さな人形も沢山展示されていた。農夫、漁師、大工、竹かご売り等々。耳を澄ますと、江戸のざわめきが聞こえてくる。そんな雰囲気だ。

 展示品には満足したが、キャッチコピーが少し気になった。「江戸の欲望」「反近代を貫け!」「生人形が嗤(わら)う『近代』の根拠。ようこそ、『反近代の逆襲』、渾身の第二幕へ!」――立派な展示会なんだから、そんなに力まなくてもいいと思うのだが。
 
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2006.09.11 Mon 17:12:05 | 遊び| 2 comments
田舎が一番
10ヵ月ぶりに熊本市の中心部に行った。我が家から車で1時間の範囲に鉄道の駅がないから、バスを乗り継ぐか、マイカーを利用するしかない。バスは本数が少なく、時間がかかる。地理不案内だが、車で出かけた。

 熊本は東京、大阪に比べれば、人出や車の交通量は知れている。それでも街にいるだけで疲れた。山里の静寂に慣れてしまって、都市の騒音と雑踏がカンに触るのだ。

 帰りに熊本市郊外の大型ショッピングセンターのレストラン街で食事をすることにした。この店には大きな書店が入っているからだ。日曜日だから混んでいるかな、という心配がものの見事に的中した。何百台も停まれる駐車場が「満車」。駐車場内をぐるぐる回って、空きを見つけるまで10分以上かかった。

 レストラン街は、どの店もノートに名前を書いて順番を待つ人でいっぱい。行列に並んでまで食べる気にはならない。早々に退散した。

 よほどの用がない限り、市街地には行くまい。特に休日の大型SCは2度と行かない。

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2006.09.10 Sun 17:20:38 | 暮らし| 4 comments
蛇がくわえた黒い玉
DSCF0465.jpg

DSCF0472.jpg 山の斜面に小さな赤い実を沢山つけた木があった。名前はゴンズイ。海に住むナマズの仲間のゴンズイには毒があるが、こちらには毒はない。

 名前以上に奇妙なのは実だ。赤く熟すと実が裂けて、中の黒光りする種が露出する。蛇が大きな口を開けて、黒い玉をくわえているようにも、人間の目玉のようにも見える。種は、やがて吐き出され、運がよければ芽吹くのだろう。

 一枝折って、花瓶にさした。なかなかいい景だ。秋の深まりとともに、山はさまざまな色に彩られていく。

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2006.09.09 Sat 16:06:01 | | 0 comments
ヘチマたわし普及率日本一
DSCF0451.jpg ヘチマたわしの第1陣が完成した。形は不揃いだが、自然の生り物なので仕方のないこと。まずまずの出来だと思っている。

 第1陣は、すべて行き先が決まっている。近所の爺ちゃん、婆ちゃんに進呈するのだ。これはヘチマの実が生る前に約束していた。シワの間の汚れも取れますよ、とは怖くて言えなかったが。

 気温が30度を超える日が続いているから、水に沈めたヘチマの腐敗が早い。毎日、腐った皮や果肉を湧き水で洗い、3日で完成だ。腐敗臭には、もう慣れた。

 今年はヘチマが200本前後とれそうだ。ヘチマたわしを所望する人がいれば、どんどん差し上げる。我が集落は間もなく、ヘチマたわし普及率日本一になるだろう。

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2006.09.08 Fri 15:27:18 | 畑仕事| 8 comments
ホオジロ受難
20060907092420.jpg 猫が妙にくぐもった声で鳴きながら帰ってきた。案の定、小鳥をくわえている。逃げ回るのを追っかけまわして小鳥を取り上げた。ホオジロだった。地上で草の種か虫を食べているところを襲われたのだろう。まだ生きていたが、10分ぐらいして死んだ。かわいそうに。

 猫が草むらに潜んで獲物を待つ姿を見たことがある。姿勢を低くして身動き一つしない。小一時間後に見たら、まだ同じ姿勢をしていた。なんという辛抱強さだろう。しばらくして、また見たら、今度はコロリと横になって眠っていた。さすがに待ちくたびれたらしい。

 猫が小鳥やネズミを取るのは野性の名残りだろう。だが、なぜ獲物を飼い主に見せに来るのか理解できない。迷惑な話である。

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2006.09.07 Thu 16:04:24 | その他| 4 comments
ヒョウタンで酒を酌む
20060906132451.jpg 夜8時過ぎ、庭に出たらヒョウタンの白い花が咲いていた。キュウリ、カボチャ、ヘチマ、ニガウリ、スイカ、ズッキーニなど、ウリ科の花の多くは黄色。花が白いウリ科の花は、ヒョウタンのほか、ユウガオとカラスウリしか思い浮かばない。しかも、この3種類は、夜咲いて朝にはしぼむ。闇の中にひっそりと白がにじむ風情は、なかなかのものだ。

 我が家のヒョウタンはダルマ型で底が平ら。座りがいいから、日本酒と焼酎用のデキャンターを作ろうと思う。紙パックやプラスチック容器から酒を注ぐより、ずっと趣があるだろう。

 秋の夜長に一献また一献。頭をよぎるのは、過去の楽しい思い出だけ。そのとき空には、青い月が出ていてほしい。

 ああ、ヒョウタンの実りが待ち遠しい。

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2006.09.06 Wed 14:31:17 | | 4 comments
5年待て
20060905150812.jpg 我が集落では婆ちゃん達が、よくコンニャクを作る。頂き物の多さでは、自家製の玉コンニャクが上位3位に入る。昔は醤油や味噌も各家で作っていたそうだが、手間がかかるため、今は誰も作っていない。

 手間がかかる点ではコンニャクだって同じ。手作りコンニャクも、いつか姿を消すかも知れない。婆ちゃん達が健在なうちに、製法を伝授してもらおうとコンニャク畑を作った(写真)。だが、コンニャクの芋が大きくなるまで、5年はかかると言う。年をとってからの5年は厳しい。婆ちゃん達がそれまで待ってくれるか、私が途中であの世に行くか……もっと早く植えればよかった。

 コンニャクのクキは斑紋があって、ガラパゴスのトカゲの肌のよう。暗い赤紫色の花は、蛇が鎌首を立てている姿を思わせる。こんな薄気味悪い植物から最初にコンニャクを作った人はエライ! そう思いませんか?

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2006.09.05 Tue 16:14:23 | 畑仕事| 4 comments
またまた お葬式
 A子さんが92歳で亡くなり、今日が通夜。明日は朝から葬式の手伝いだ。7月以降、葬儀はA子さんで3件目。高齢者が多い土地柄でも、こんなハイペースは初めてだ。

 私は、老人養護施設にいたA子さんに1度も会ったことがない。それでも葬式は手伝う。同じ集落に住んでいる以上、当然のこと。これが田舎の流儀だ。

 都会暮らしをしていたころ、私は葬式の手伝いをしたことがない。式に参列するのも、①家族親戚②友人知人③義理のある人――の葬儀だけだった。同じ共同住宅に住む人に不幸があっても、葬儀には行かない。それだけ、隣人との人間関係が希薄だった。

 どちらの流儀がいいか、人それぞれの考えがあるだろう。私は、田舎の流儀の方に、本来あるべき人間関係が残っているように思えてならない。

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2006.09.04 Mon 16:52:32 | 暮らし| 0 comments
畑の穴
20060825171630.jpg 畑に誰かが穴を掘った。穴の大きさが分かるように、近くにクワを置いたが、私が掘ったのではない。少しはなれた湿地に、ひづめが二つに割れた足跡が残っていた。これを見れば、シャーロック・ホームズならずとも“犯人”の見当はつく。イノシシだ。

 ここは、石ころだらけの土地で、クワも耕運機も歯が立たない。イノシシは、どうやってこの硬い土を掘ったのか。前足か鼻を使ったのだろうが、驚くべき力だ。

 イノシシは、土の中のミミズや葛(クズ)の根を食べるために穴を掘るのだという。だが、この場所にはクズはない。大食漢の胃袋を満たすだけのミミズがいるとも思えない。

 穴を掘ってストレスを発散させているのではないか、と私は疑っている。何かとイライラが募る世の中だ。私にだってイノシシの気持ちぐらいは分かる。鉄砲撃ちさんに狙われ、エサも十分になかったら、こん畜生!と穴でも掘りたくなるさ。

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2006.09.03 Sun 16:49:09 | 畑仕事| 4 comments
きれいな花だが……
20060901124747.jpg 畑の草刈りをしていて、草むらに白い花が咲いているのを見つけた。オトコエシ(男郎花)だ。早朝のひんやりした風に揺れ姿は、初秋にふさわしく、すがすがしい。

 よく似た形で花が黄色いのは、秋の七草の一つオミナエシ(女郎花)。どちらも、オミナエシ科に属している。オトコエシとオミナエシは、どういう関係だろう。夫婦?恋人?兄妹?それとも赤の他人か。一緒に壷に挿したら、卓上に秋を演出できるかも知れない。

 植物図鑑に気になる記述があった。切花にすると、オミナエシは腐臭を発し、オトコエシは醤油の腐ったような匂いを放つのだという。そんな匂いが部屋に満ちたら、秋を楽しむどころではない。困ったね。

 「やはり野におけオトコエシ」。野の花は、野にあるがままに眺めることにしよう。

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2006.09.02 Sat 16:55:16 | | 2 comments
ひともじのぐるぐる
2006.09.01 Fri 16:46:53 | 食べる| 6 comments
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